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建築は工学系の方法論を無視できません。
材料と技法という物理的限界は、
実作が成立するための前提条件であり、
目的と方法の合致という選択結果です。

そしてこの過剰な意匠、装飾は
建築としての完成度や整合性を損ない、
明らかな破綻を示しています。
しかし、その自身の課題への誠実さによって
課題どころか建築そのものを台無しにするという
この脱力加減に建築の本質があるように見えたのです。
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イタリア・アブルッツォ州をおそった地震ですが、
現地の建物の壊れかたは、相当にひどいですね。

むこうは、積石造か、鉄筋コンクリートが基本ですから、
地震にはよわい。特に、新しい鉄筋コンクリートが、激しくこわれている。

なぜかというと、これは、柔軟性がないからです。エラスティシティとでもいいましょうか。

つまり、台風の時、太い木よりも、細い柳のほうが、かえって被害が少ないのと同じで、地震のさいも、揺れに合わせて建物が一緒に揺れ、力を吸収切る構造になっているほうが、被害が少ないのです。

鉄筋コンクリートは、建物全体ががっちりとしたブロックですから、柔軟性がありません。だから、壊れる。

古代ローマの巨大建築、コロッセオや水道橋なんかは、じつは、このエラスティシティをそなえているのですね。不思議と。彼らが、知ってて作ったのか、それとも当時の技術が、たまたまそうだったのか、わかりませんが、ともあれ、ちょっとやそっとの地震では、古代遺跡のほうが、新しい家より耐震性が強かったりします。

我々はまだまだ、歴史からまなぶべきことは多いのです。

(庭園大学物語より、許可を得て転載)
フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会のファサード、および教会前広場の改修工事を、もうずいぶんとながいこと行っていましたが、今日、工事がおわり、おひろめとなりました。

まずもって、ファサードがぴかぴかに。

で、広場に、新しく、ファサード鑑賞のためのベンチがいくつも設けられ、ゴミ箱なども完備。広場の段差も撤去されて、かなりきれいになりました。

もともと、このゾーンはちょっと治安が悪かったのですが、これを機に、よくなるかもしれません。。。

が、広場のデザインはというと、こちらは賛否両論。もともとだだっぴろい広場があって、ファサードの鑑賞には不自由しなかったのだから、無駄だとか、ベンチがメタリック&ガラスで、そぐわない、とか。

(グラディヴァ)
イタリアのアブルッツォ州で
大規模な地震が発生し、被害が広がっているようです。

耐震構造をそなえていなかった、中世来の建物など
多数が倒壊している模様。

皆様、ご無沙汰しております。
築少のグラディヴァです。

最近、貴重な文化財や歴史的建築が、放火や不審火、管理ミスなどで、どんどん焼失しております。
また、中央郵便局も、けっきょくは、ファサード保存的な、剝製のようなものになりそうな気配。

他にも吉田鉄郎による、大阪他の郵政の名建築が、再開発による取り壊しの危機にさらされています。
大阪府庁舎だって、いつ壊されたものか、しれたものではありません。

今こそ、建築の姿に、少女を見てゆくべき時ではないでしょうか。つどえ!築少主義者たちよ!建築の機関車たれ!


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