(via ahikiko)
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ご意見番に聞く、「良質なコンテンツが一番のSEO」って本当ですか? | HRナビ by リクルート
放送10分後の検索結果がこちらです。検索1位に『ハイスクールD×D』というアニメが上がってきています。
――でもこれ、ミスですよね? 確かにハイスクールという言葉は入っていますが、フリートという言葉は入っていないし。
そう、私もまったく違うアニメで、なんだこりゃと思いました。放送後に急きょ公開されたレビューサイトもちらほらある中で、なぜこのアニメの公式サイトが上位表示されたのか。調べてみてわかったのですが、このアニメには“フリード”というキャラクターがいたんです。
――“フリード”なんですね。“フリート”ではなく。
そう。Googleとしては、急に“ハイスクール・フリート”という言葉が検索された。その言葉の意味はわからないけれど、ユーザーの検索の傾向からアニメであることはわかった。一方、『ハイスクールD×D』の中にフリードがいることはわかっている。そこでGoogleはまず、ハイスクールD×Dのサイトのトップページを1位に表示したのではないかと思います。このトップページには、フリートはもちろん、フリードという単語も存在しなくても、ですね。
――これ、かなり高度な思考過程ですよね。本当に人間みたい。
はい、結果的にはこれは大失敗なのですが、Googleはまず、“ハイスクール・フリート”がアニメであることを理解し、そのアニメの公式サイトを上げようとした。さらに、フリードというキャラクターとフリートとの関係を推測したと思われます。趣味と実益を兼ねていろいろと調査をしましたが、他にいくつかの証拠も見つかりましたし、おそらくは正解のはずです。Googleがどれだけ意味を把握しようとしているかの実例ですが、冷静に見るとGoogleすごいって思いますよね。