Railbus and three 4-stroke engines2024年03月28日 06:00

 久しぶりに出てきました、レールバスです。撮影場所は、庭園内で一番大きいケヤキの横。奥のカーブが、雪に埋もれた高架構造の箇所。
 遠景の写真を撮るために、雪のない線路を歩き、こちらゲストハウスの近くまで来ました。すぐ近くには、先日狐の写真を撮ったリスの餌場があります。雪の厚さは10cmくらいになっていて、もうすぐ全部がなくなりそうです。
 こちらはトンネル山の麓付近。冷たい風が吹いていますが、日差しが強くなりました。もう春ですね。
 Toyanの4サイクルエンジン3機を並べて撮影。赤いのが直列4気筒、手前の銀色が直列2気筒、奥のオレンジ色が単気筒です。今日は、4気筒と2気筒を始動し運転しました。2気筒の方は、もう慣らしが仕上がったくらい安定。4気筒は今日初始動。セルモータは、7.4Vでは力不足で、11.1Vでやっとかかりました。しばらくは慣らし運転で回転を上げません。4つのキャブが独立していて、どのようにそれぞれを調整するのかが非常に難しいところ。排気管は1つに集中しているから、排気を別々に観察できません。排気管を外した方が調整しやすいかも。しかし、さすがに多気筒になるほど重厚なサウンドを奏でます。これくらいの高級エンジンになると、1分間サウンドを聞いただけで1日が満足できます。

1/12 scale model Tiger2024年03月27日 06:04

Tiger runs in the garden snow still remains2024年03月27日 06:00

 朝は氷点下8℃でしたが、ぐんぐん気温が上昇し、プラスの8℃に。南垂れのエリアはあっという間に雪が消えました。といっても、水はありません。泥濘んでいるところも皆無。空気は乾燥しています。Tiger戦車のテスト走行。今回、燃料タンクを新品に交換し、マフラのドレンを車外へ導き、燃料タンクの空気抜きも車外へ伸ばしました。この結果、車内にオイルが漏れることがなくなり、それに起因するベルトのスリップが解決しました。
 エンジンはニードルの針を交換したところ、回転が安定しました。走らせている途中でエンストすることはありませんが、ときどき燃料が薄くなって回転が上がります。ベルトの切換えにもたつくことがありますが、なんとか連続して走行できます。
 操縦が極めて難しいのは事実で、まったく思うようには動かせません。しかし、そこが面白いといえばそのとおり。既に2カ月くらいこのおもちゃで遊ばせてもらっています。動画をアップしましたが、ここ2週間くらいの映像をつなげたもので、あとになるほど改善されています。しかし、操縦はまだまだ不慣れのため、鋭意練習中。
 雪はまだまだあるところにはあります。ウッドデッキの階段部に山があります。この写真でも明らかなように、雪が解けたあとの水はどこにもありません。すべてが乾いています。水になったらすぐに蒸発するようです。

A&B Summer Openday 20132024年03月26日 06:03

Warm spring is approaching.2024年03月26日 06:00

 今日もレールカーが運行。第2機関庫から出てきたところ。32mm&45mmの運転場が見えていますが、雪がなくなっています。ただ、機関庫の前だけはこのとおり。
 ヤード近辺は、すっかり緑になりました。雪に隠れていた枯枝(雪が降るまえに地面に落ちたもの)を拾う作業を30分ほど。ここ数日は、毎日これをしています。
 ガゼボの近くはまだまだ真っ白。庭園内で風下になるので、こちらへ雪が吹き寄せられ、崖の樹々に遮られ、溜まったものと思われます。
 ターンテーブル付近はこのとおり。雪掻きをしていないのに、すっかり消えてしまいました。地面は乾燥しています。場所によってだいぶ違います。

60% of the snow has disappeared2024年03月25日 06:00

 広い範囲で雪が消えて、苔の地面が見えています。今日は気温も高くなり、ますます雪解けが進みそうです。レールカーが運行しました。
 雪の中に作った道は、どんどん幅が広がり、大通りになりつつあります。それでも、まだまだ雪が沢山残っているエリアもあり、完全になくなるまでにはさらに数日かかりそうです。
 線路の両側には、ところによって高い雪の壁ができています。これが崩れてくることはなく、少しずつ高さが減少します。苔の地面は、日中には少し湿っているようですが、水が溜まっているようなことはありません。もちろん、泥濘んでいるところもなし。
 ガゼボや鉄橋の近くは、まだまだ雪が多く、もともとこのあたりに雪が厚く積もっていたことがわかります。それでも既に半分以下の厚さになっています。春は近いと思われます。

Summer Openday 20162024年03月24日 06:03

欠伸軽便鉄道通信192024年03月24日 06:00

オープンディの開催(連載第19回)

 オープンディとは、「一般公開日」という意味です。日頃はクローズド(非公開)である個人の庭園鉄道やクラブレイアウトを、広く一般の方に楽しんでもらうために開催されるイベントです。欧米の個人の庭園鉄道では、オープンディが1年に何度か行われるのが普通です。
 室内に作られた鉄道模型のレイアウトの場合、公開しようと思っても、部屋ぎりぎりにレイアウトが作られていることが多く、大勢のゲストを一度に招き入れることができません。その点、庭園鉄道なら、スペース的には有利でしょう。
 もっとも、天候に左右されるので、気候の良い季節を選ぶ必要がありますし、雨が降らないことを祈るしかありません(雨天でも行われる場合がほとんどですが)。
 ゲストを客車(トレーラ)に乗せて庭園内の小旅行を楽しんでもらうためには、日頃から線路や車両の整備をしておく必要があります。安全に細心の注意を払い、小さい子供がいる場合には、運転士以外に、周囲の安全を確認できるスタッフが必要です。車両は重量物ですから、線路と車輪の間に手や足を挟んだら大変な事故になります(ちなみに、欠伸軽便鉄道では、小学生以下の子供は基本的に参加をお断りしています)。
 庭園鉄道の楽しさを体験してもらうには、機関車の運転もゲストにしてもらうと良いでしょう。この場合には、さらなる安全確認や、運転の指導を入念に行う必要があります。
 日頃、自分一人で楽しんでいるときには問題がなくても、ゲストが乗ったり運転したり、また複数の列車が走ったりすると、予期しないトラブルが必ず発生します。
 最も多いのは、トレーラに乗っている人が走行中に動いてバランスを崩して生じる脱線事故です。スピードの出し過ぎが、事故につながることもあります。上りや下り勾配の標識や、信号機などの整備も不可欠となります。
 とはいえ、一人のときには気づかなかった不具合が発見されることで、技術面では大きなプラスになります。大勢が楽しめるオープンディは、庭園鉄道の一つの目標でもあり、晴れ舞台となることはまちがいありません。

写真1 オープンディの様子: 欠伸軽便鉄道のオープンディは、最も爽やかな気候の8月に3日間連続で開催される。ゲストは20人~30人。庭園内に宿泊もできる。

写真2 オープンディの様子: 同時に複数の列車が走るのは、オープンディのときだけ。

写真3 ゲストの運転による運行: 一般のゲストには、操作が簡単な電気機関車を運転体験してもらう。

写真4 中に乗り込むタイプの電車: 普通の列車とは少し違った感じで楽しめる。

写真5 勾配を示す標識: 線路はほぼ水平に見えるので、これらの標識を頼りに運転してもらう。上りではパワーを上げ、下りではパワーを切ったり、ブレーキをかけたりする必要がある。

追伸 5月の風景: 沿線には各種の花々が。まだ木の葉が出ていないため、日差しが届いて庭園はとても明るい。


 図1 ゲストが運転する場合の注意点: 乗客が多い列車は運転が難しい。スピードを出しすぎないことが最も大切。このほか、誤操作、人の重心移動、線路上の異物による脱線、機械類の故障などがある。