2020/04/13

スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒

 ディズニー製作のシリーズの最終作「スカイウォーカーの夜明け」が公開中。なので、前2作をTV放送してくれた。

 あー、ストーリーがダメダメですわ…。

どうダメなのかを語ったページはたくさんあるだろうから一言だけ。

何でもかんでも親のせいとか血筋のせいにするのやめようよ。
キミら、家庭内のモメ事は家庭内で解決してくれんかな?他のみんな迷惑するからさ。

2020/03/26

ロシアのこと

国際情勢なども扱うハイソなblogなので、賢そうなネタも上げておかねばなるまい。

我が家では「プーちゃん」と呼ばれて親しまれているロシア大統領プーチン氏のことである。
ちなみに、中華人民共和国主席の習近平氏は「シュウちゃん」、アメリカ大統領のトランプ氏は「トラちゃん」と呼ばれている。

 国際ニュースなどで見るプーチン氏の発言はなかなか過激である。ウクライナ問題やシリア情勢で見せる強気な姿勢と発言は国内ウケは良いだろうが、国際的には現在のロシアが旧ソ連と変わらない軍事力を背景にした話の通じない相手であると思わせる。
 日本の感覚からすると、なぜこのような大統領が支持されているのか不思議なのだが、今回はこの辺のロシアの政党事情を調べてみた。

統一ロシア
 ロシア下院の75%を占める圧倒的与党。プーチン氏の支持母体。
性向は中道右派と言ったところだが、プーチン氏の人気頼みの寄せ集め。ゆえにプーチン氏は独裁体制に等しい権力を持ち続けている。

 ロシア連邦共産党
 ロシア下院の第2党。今どきスターリンの肖像画が看板になるほどのガチガチの共産主義者。ソ連で失敗したという反省はあるようで、経済モデルとしては中国やベトナムなどの成功例を取り入れるつもりらしい。


政党ЛДПРエル・デー・ペー・エル)
  第3党。中央アジアへの侵攻やアラスカ奪還などを唱える極右政党。日本の右翼がいかに甘っちょろいものなのかを再認識させてくれる。

公正ロシア
  第4党。貧困の撲滅、汚職の追放、環境及び天然資源の保護を訴える比較的マトモな政党。中道左派といえるのだろうが、統一ロシアとの差が見えづらい。議席数は伸びつつある。

結論
 他がヒド過ぎて選択肢が無い。プーチン氏がまだマシ。少なくともまだ対話は可能だ。
 一言で政党政治が機能していないと言えるだろう。共産党体制が長すぎたせいで、国民には政治というものが理解できていないように思う。やはり民主主義体制には国民のレベルというものがストレートに反映されるのだ。

  今のロシアでは碌な政党が無いので、有能なプーチン氏がひとりで切り盛りしている状態。憲法を改正して独裁体制を狙っているなどと批判されているが、この状態でプーチン氏がいなくなるとロシアの不安定化は不可避で、悪くするとソ連崩壊後の混乱期に逆戻りする可能性すらある。どちらがより良い未来なのかは何とも言えない。

 がんばれプーちゃん。ロシアの未来はキミにかかっている。

2020/03/17

Twitterとblog その2

前回の続き

 皆さん、ネットワークのリテラシーと言いますか、もっと平たく言うと「付き合い方」というのを学習しないままドップリとハマり込んでいませんか?


 私などは、ごく限られた同好の士の閉鎖的な世界でも、文章のみのやり取りによる誤解やトラブルが発生する事を経験し、その上で処世術とでもいうようなものを会得してきた。
 今のSNSだと、そういうネット上の処世術というのを学ぶ機会が無いまま、いきなり全世界に向けて発言し、失敗して炎上したときにはもう規模が巨大すぎてどうしようもない、という事になっているように思う。

 誰も彼もがネットに接するので、母数が大きい。そしてその中に一定の割合で存在するバカも多くいる。バカでも情報に広く接し、また発信することができる故、炎上するバカ、させるバカ、油を注ぐバカ、わざわざ火中に飛び込むバカ、とバカには事欠かない有様となる。


 ここまでSNSが一般化したのなら、ネットワークの処世術のようなものを小学校あたりで学ばせるべきなのかも知れない。そしてただ学ばせるのでなく、クラスのような小規模でクローズな環境で失敗やトラブルを経験させたほうが本人達のためであるように思う。

Twitterとblog

さて、久しぶりに友人と話したときの話題。

 彼はこのblogの数少ない読者である。彼が言うには、前回の「環境少女」のネタは炎上しかねないそうだ。


 正直、意外な指摘だった。
 誰も見ていないので、そもそも炎上しようが無いだろうとも思ったし、そもそも炎上するような書き方はしていないと思っていたのだ。

 インターネットの普及以前、ネットワークがまだ構築されておらず、アナログ電話回線でサーバと繋げるのがやっとの時代から磁気記録装置と半導体メモリの隙間を漂う身としては、自分の考えの表明が他者の反応や軋轢、予想だにしないトラブルに繋がる事を経験してきている。
  なので議論を楽しむのは良いとしても、誤解を受けないような文章の書き方というものを心掛けているし、異なる意見の存在についても寛容であろうと思っている。

 ただ、昨今のSNS界隈を眺めるに、友人の指摘はあながち間違いではないと思えてきた。Twitterだけを見ても、くだらないトラブルの何と多いことか。さすがバカ発見器と呼ばれるだけの事はある。

長くなったので次回に続く。

2020/01/20

環境少女 その2

さて、グレダ嬢の話。

環境保護の活動についてはそれぞれの意見があるのは当然なので、己の考えるところを訴えるのは良いのではないかと思う。彼女の場合、その若さと表現の過激さでセンセーショナルな扱いをされてしまっているのが問題だろう。

彼女を否定的に捉える人々は、おそらく「何か胡散臭い」という印象を持っているはずだ。おそらくその直感は正解。

おそらく彼女は広告塔として、注目を集めるために使われているだけだ。背後からは環境保護ビジネスや環境原理主義者の気配を感じる。

彼女の陰に隠れている大人達は恥じるべきである。
17歳の少女に代弁をさせるな。自分の考えは自分の口で堂々と語れ!
17歳の少女を非難からの盾に使うな。反論も堂々と受けるべきだ!
17歳の少女の陰に隠れているヤツらは卑怯者だ!この点のみでも、彼らのやっていることが胡散臭いと思われるのは当然だ。恥を知れ、バカモノ共!

環境少女

環境問題なども扱う、ハイソなブログを目指してみる。
あー、でも今やブログも時代遅れな遺物になりつつあります。このAlpheccaの前身はホームページビルダーで作ってたwebページだもんね。イマドキはTwitterとかですかね?

さて、人類のエネルギー消費によるCO2の増加によって気候変動が起こるという話。実際のトコロ、CO2の濃度が気候に与える影響というものを誰も科学的に証明できていない。問題がマクロ過ぎるからなのだが、影響が誰の目にも明らかになる頃には手の打ちようが無くなってるんではないの?というのが困ったところ。

個人的な意見としてなら、あまり心配し過ぎても仕方が無いと思っている。手の打ちようが無くなれば、成るように成るだけのことで、その影響で何億人死のうがただそれだけの事である。
環境の変化に適応できずに大量絶滅が起こるのは、地球の長い歴史を見れば珍しいことでもなく・・・
そこまで行かなくても、例えば世界人口が1/10になれば、今の複雑化したグローバルな社会は維持できずに崩壊。文明レベルは一気に中世に逆戻り。となればCO2の排出にはおのずとブレーキがかかるわけで・・・


いかんな、ものの見方が厭世的でイカン。
そもそも本題のグレダ嬢まで話が進まないではないか。 というわけで続く

2019/12/10

永世中立

永世中立を唱えるスイスを理想国家であるかのように思っているヒトがいるが・・・

スイスの中立政策は軍事的、地政学的な理由があります。

1.国民皆兵
 兵役があり、成人男性は全て兵士。全国民780万人のうちの20パーセントとしても150万人が現役または予備役の戦える兵士である。

2.守り易く攻め難い
 周辺国からは山脈と河と湖で隔てられた国土。都市は占領できても、山岳地帯に篭られてゲリラ戦をされるとお手上げ。スイスは国を挙げて山岳地に防衛拠点を設置するなど防備に力を注いでます。
 地の利がスイス側にあるのは明白で、山岳戦のできる部隊など数を揃えられる訳が無い。


3.戦略的価値の無さ
 中世の昔からスイス傭兵の精強さは有名ですが、それには訳がある。冷涼な気候で農業に向いた土地はわずかしかなく、ロクな産業も無いため、スイス人男性でも次男、三男などは食い扶持を稼ぐために他国へ傭兵として出稼ぎするしか無かったから。ネパール傭兵と同じ。
 要するに不動産としてのスイスの価値は低い。国境を接する国は多いが、どれも難路ばかりで交通の要衝とは言えない。観光地としてならまだしも、侵略するような価値は無い。


 現代においては、圧倒的な戦力差で空爆し地上軍を送り込めば占領は可能だろう。しかし、その後は泥沼のゲリラ戦が続くだろう。そして、そんな苦労をしてまで占領するほどの価値が無い。とまでくれば、わざわざ攻めようというヤツはいない、という事である。
 スイスはこの辺の損得の事情を十分に理解している。「自国だけでの防衛が可能」と踏んでいるがゆえの「中立」である。そして他国の事情で戦争に巻き込まれることが無いようにするための「中立」である。

 決してスイス人が公明正大な正義の国民だからではない。

 島国の日本で永世中立をやろうとすると大海軍が必要になるよ。米国と殴りあえるような。…でもそれって、大日本帝国じゃないか?

2019/10/10

Five Star Storys

Five Star Storys 永野護

長い! 連載スタートが1986年。リアルタイムで月刊ニュータイプ見てた気がする。30年以上やってるのか…。そりゃお互い歳も取るよね。

 個々のエピソードはやはり面白い。が・・・。

 数年前の設定の大幅変更は賛否あるようだが、私は否定派である。変更に全く必然性が無いからである。

 何で変えたの?という疑問。「作者が飽きたから」という以外の理由が思いつかない。そりゃ30年もやってりゃ飽きるよな。時代も変わるし、デザインのセンスも変わる。仕方ないとは思うけど、30年間付いてきた読者は置いてけぼりだよ。

 どこでだったか忘れてしまったが、「漫画の寿命10年説」というのがあった。
例えば、少年誌で漫画が連載されたとしよう。読者が14歳の中学生だとして、10年経ったら24歳の社会人。中学生の自分が読んでいた漫画を同じ気持ちで読めるだろうか?
20歳の大学生だったなら、10年経てば一人前と見なされて主任ぐらいにはなっている30歳サラリーマンである。読むことはできても10年前のようにワクワクできるだろうか?

 これはやはり長くやりすぎたんだよ。

2019/10/09

蒼き鋼のアルペジオ Ark Performance

蒼き鋼のアルペジオ Ark Performance

 いちおう説明しておくと、近未来において突如として人類に敵対する「霧の艦隊」と名乗る海洋勢力が出現。人類側は大敗北を喫し、制海権を喪失。グローバル化の進んだ経済は、いきなりその流通を遮断され大打撃を受け、以降、孤立した人類社会は停滞する。
 一方「霧の艦隊」側も勝利を収めたものの、一見非効率的にも思える人類に興味を持ち、人型のパーソナルモデルを構築し人類との接触を図る。全く異質な両者の接触により、戦いは新たな局面を迎える。

 とまぁ、そんな話である。
面白いんだよ、アイデアは! 二次大戦中の旧式艦艇の上でパーソナルモデルである美少女が見栄を切るのは、絵的にとても良い。でも、それだけなんだよ! 結局、この絵が描きたいだけのマンガ(笑)

・人類側キャラクタ、特に主役が薄っぺらい
 いきなり致命的だ。若いくせに意味無く万能すぎ。人物の背景も、謎めいた伏線らしきものはあるが、別に興味を惹かれない。「ボクの考えた無敵の艦長」という中2設定である。
 その周囲を固める乗組員も同様。無意味に優秀。天才艦長のお友達は、みんな天才ですか?(笑) 何、このバカ設定?
 主役に全く魅力が無い! もっと細かく人物を描写していかないと、共感もハラハラもしないよ! 君ら何で命がけで戦ってるの?趣味なの?

・世界設定が大風呂敷すぎ。多分オチは考えていない
 「霧の艦隊」がオーバーテクノロジー過ぎる。もはや人類の技術ではどうにもならん。
それは仕方ないとして…、何で彼らは人類とわざわざ戦ってるんだい?目的は何?

 その気になれば、人類を殲滅できるぐらいの技術差あるよ?

・im your father
 出たよ!ラスボスは父親ですか!? イマドキ!? 何のためらいも無くこんな使い古された設定をブチ込んでくるとは。(呆)

【結論】
 絵以外に見るべき価値は無い。