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International Exchange in English(ツイート寄せ集め)

タイトルを和訳すると『英語で国際交流』です。(公用語が英語以外の所も出てきたけど)

 

ここ最近は中国の麻雀に注目して情報収集していたのですが、その対象を世界全体に広げることにしました。

 

また、麻雀の情報が想像以上に流通していないこともあり、積極的に情報を聞きに行ったり自分から情報発信もできればと思っています。

 

英語は得意ではないですけどツール(DeepL翻訳やChromeの右クリック翻訳など)を利用してとりあえずやってみます。

 

※主な出来事をリアルタイムで書き残していきます。

 

英語圏で普及している掲示板型SNSらしい。(Redditでの僕のプロフィール

とりあえずのきっかけとしてMahjongSoftのコミュニティを立ち上げたけど、メンバーが集まるまでしばらく毎日投稿を続けるつもり。(注目を集める為に大手の『r/Mahjong』にもクロス投稿する)

 

クロス投稿で注目は集められたけど『r/MahjongSoft』のメンバーがあんま増えない。(MahjongSoftのチャットにも宣伝してるけど)

 

突然入って行ったけど歓迎してもらえた。(後から知ったけど、第1回リーチ麻雀世界選手権との関りが深いサークルとのこと)

 

英語でのコミュニケーションは慣れないので結構大変。(言語の問題もあるし、相手の文化をよく知らないのもある)

 

クロス投稿ではちょっと違う感じで盛り上がってた。

 

ツイートが止まってるアカウントや日本の情報をリツイートするだけのアカウントを除外したら、ほとんど残らなかった。

 

欧州麻雀協会の加盟組織のページから各国の麻雀協会やサークルを1つ1つチェックしていった。

 

SNSの活用も少なくて、直接現地で麻雀をプレイできないと交流のきっかけが掴みにくい感じでもあった。

 

国際公式ルール・リーチ麻雀・四川麻雀の3つを総合的に競う大会は(おそらく)世界的にも存在せず、各国の麻雀協会やサークルでもメインにしているルールが異なるのでなかなか国際交流が進まない現状もある。(この3つをセットにしてアピールをするのは悪くないと思う)
 

ネット麻雀の国際大会では時差の問題もあって、同じ時間帯に人を集めようと思ったら運営手法に工夫が必要になる。

 

Discordでブラジル麻雀協会会長の村井アマウリさんとコンタクトが取れた。(日本語で大丈夫らしくて助かる)

他にもいくつかコンタクトを取りに行ってる。

海外でのリーチ麻雀(ツイート寄せ集め)

世界で最も多くの人にプレイされている麻雀ルールは『四川麻雀』(それ以外もおそらく上位は中国のローカルルールで占められる)ですが、世界で最も多くの国でプレイされている麻雀ルールは『リーチ麻雀』であるようです。

 

そこで、『海外でのリーチ麻雀』について少し調べてみました。(今後も新しい情報が入り次第加筆修正していくつもりです)

 

リーチ麻雀はいつ頃海外に普及した?

麻雀祭都『用語07・立直の意味』によると『リーチ(途中立直)』が日本に普及したのが終戦後、『リーチ麻雀』の原形となる報知ルールが発表されたのが1952年ですので、日本国内に『リーチ麻雀』の概念が生まれたのはこの頃?もう少し後くらい?
 
【訂正】内容的には『リーチ麻雀』『麻雀ソリティア(麻雀をテーマにした)オンラインスロット』についてが多く
欧米で(規模的には不明ですが)リーチ麻雀が普及しているのは事実のようです。
 
 
Google USAで期間指定して検索したところ、2001~2005年は『Riichi Mahjong』が言葉として使われているだけですが、2005~2010年は『Riichi Mahjong』の内容(ルールやコンテンツなど)についての言及が増えていました。(これだけを根拠にするのはちょっと厳しい)
 

欧米での麻雀ブーム

 

 

この(2010年頃をピークとした)欧米の麻雀ブームをきっかけに、リーチ麻雀が海外に普及したと推測されます。

また、リーチ麻雀が普及した要因としては『競技』と『日本文化』の2つが考えられます。

 

競技としてのリーチ麻雀

 

 

EMA=欧州麻雀協会、グラフは青が国際公式ルールで赤がリーチ麻雀の登録人数。
ここでは国際公式ルールとリーチ麻雀のプレイヤー数がほぼ同数ですが、世界的に見ると国際公式ルール自体はまったく普及していません。(そもそも中国でプレイされていない)
 

2000年頃から中国で麻雀のスポーツ化やオリンピック種目化の動きがあり、それに呼応する形で欧米にも競技としてリーチ麻雀が普及しました。(中国でも『賭博ではない海外の新しい麻雀』として若者を中心にリーチ麻雀が認知されだした)
特に欧州麻雀協会はリーチ麻雀の公式ルール(国際麻雀連盟も採用)を制定したりポイント制のランキングを運用するなど、独自の活動をしています。
ただ、元々規模自体が大きくない上に麻雀ブームの終了やコロナ禍の影響などで最近は伸び悩み気味でもあるようです。
 

日本文化としてのリーチ麻雀

 

 

 

海外で(欧米だけでなくアジアでも)リーチ麻雀が普及したメインルートは明らかにこちらで、麻雀ブームが終了した現在でも堅調さを維持しています。
また、リーチ麻雀に興味を持った人が実際にプレイを始める際には、主にネット麻雀がその受け皿として機能(言語・ルール・対戦相手などの様々な問題をカバー)しています。
 

その他(色々テキトーに)

世界全体の認識としては『麻雀(牌を使ったゲーム)=麻雀ソリティア』という認識の方が優勢の可能性すらある。(海外のGoogleで『Mahjong(または現地の言葉で麻雀)』と検索すると、ほとんどの国で上位が麻雀ソリティアで占められる)
 

多くの国でプレイされているとは言っても、プレイ人口自体は(中国の規模と比較すると)あまり多くないというのもある。
 

海外ではリーチ麻雀も『(現地の言葉で)麻雀』とだけ表記されることが多く、リーチ麻雀のトレンドを正確に知ることは難しい。
 

 

国際麻雀連盟は国際公式ルール・四川麻雀・リーチ麻雀の3つを標準ルールとして規定している。
 

規模ではどうやっても中国には勝てないし、統一を目指すのも多様性を尊重するのも混乱の元にしかならないのであれば、『四川麻雀VSリーチ麻雀(中国VS中国以外)』みたいなシンプルな対立(並立)構造に持って行く方がお互いの歩み寄りもスムーズなのかな?(あくまで国際的な交流や発展という前提においてですが)
【追記】麻雀の世界的な実情を考えれば、「(交流だろうが競技だろうが)それぞれが無秩序かつ保守的過ぎてその在り方を変えること自体が難しいのかも」とも思えてきた。

四川麻雀のすすめ

以前、『5分でざっくり中国麻雀(国際公式ルール)』という記事を書いたのですが、実際のところ国際公式ルールは世界的にまったく普及してないので、逆に世界で最もプレイ人口が多い麻雀ルールを紹介したいと思います。

 

現在の世界の麻雀人口(アクティブなプレイヤーが3~4億人くらい?)のほとんど(8~9割くらい?)は中国(または中国系移民)で占められていて、そこで最も流行しているルールが『四川麻雀』です。

 

ちなみにどれくらい流行してるかというと、↓のプレイ人数1~3位の『血流麻将(血流成河)』『血战麻将(血戦到底)』『紅中血流』はいずれも四川麻雀のバリエーションです。

 

・血戦到底:和了が出ても継続(和了者は卓から抜ける)、和了者が3人になるor流局まで継続

・血流成河:和了者が卓から抜けずに一局中に何度でも和了できる(途中で終わらずに流局まで継続)

・紅中血流:血流成河にオールマイティ牌の中が入る(超多面張の連続和了で大フィーバー)

 

実際に四川麻雀をプレイするには?

中国でこれほど流行しているルールにもかかわらず、日本では(世界的にも)ほとんど認知されていません。

 

また、日本で四川麻雀をメインにしている雀荘やサークルは確認されていませんが、四川麻雀をプレイできるネット麻雀(日本語対応)は以下のものが確認されています。

 

MahjongSoft:血戦到底の個室、トーナメント、Bot対戦

雀魂:東風戦の血戦到底、大会戦と友人戦に期間限定で実装

Tower of Fantasy(幻塔):ゲーム内ゲームとして一局戦の血流成河

荒野行動:ゲーム内ゲームとして一局戦の血流成河

姫麻雀:一局戦の血戦到底と紅中血流

 

では、それぞれのルールや特色について簡単に紹介していきたいと思います。

 

MahjongSoft

参考:MahjongSoft『四川血戦麻将ルール』世界で一番遊ばれてる麻雀は日本麻雀じゃなくて「四川血戦」|蜷@

 

MahjongSoftにも採用されている血戦到底は四川麻雀の基本的なルールです。

 

・チーなし、リーチなし、ドラなし、フリテンなし(※同巡フリテンに特殊規定あり)、王牌なし、途中流局なし、連荘なし、パオなし

・萬子、筒子、索子のみ使用(字牌は不使用)

・配牌時に使用しない牌種を宣言する(萬子、筒子、索子のうち2種類しか使用できない)
・和了者は卓から抜けて、3人和了または流局まで継続する
・役は以下の通り(喰い下がりなし)

・点数計算は2の翻乗、0翻は1点、1翻は2点、2翻は4点、3翻は8点⋯

・ロン和了は放銃者から、ツモ和了は卓にいる全員からその点数をもらう(卓から抜けている人からはもらえない)

・カンをすると(和了とは別に祝儀的に)点数をもらえる

・流局時にノーテンだと罰符を取られる

 

アカウント登録やプレイ方法については『MahjongSoft(ロシア製中国麻雀サイト)』を参照、個室やトーナメントは人が集まりにくいですが、Bot対戦(トップページ⇒製品⇒ボットで遊ぶ⇒SBR麻雀)はアカウント登録なしでも気軽にプレイできます。

 

雀魂

参考:特殊ルール「修羅の戦」の遊び方・ルールを解説します! |雀魂.info特殊ルール「赤血の戦」の遊び方・ルールを解説します! |雀魂.info

 

雀魂には『修羅の戦』と『赤血の戦』という2つのモードが実装されています。

 

【修羅の戦】:血戦到底風リーチ麻雀(段位戦四人東がベース)

・連荘なし、パオなし

・東風戦(4局固定)

・配牌時に3枚を牌交換する

・和了者は卓から抜けて、3人和了または流局まで継続する

・和了時に直ちに点数計算が行われ、箱割れが発生した時点で対局終了

 

【赤血の戦】:完全に血戦到底

・チーなし、リーチなし、ドラなし、フリテンなし(同巡フリテンあり?)、王牌なし、途中流局なし、連荘なし、パオなし

・東風戦(4局固定)

・萬子、筒子、索子のみ使用(字牌は不使用)

・配牌時に同種の3枚を牌交換(同種が2枚以下だと交換できない)、その後に使用しない牌種を宣言する

・和了者は卓から抜けて、3人和了または流局まで継続する

・役は以下の通り(喰い下がりなし)

・点数計算は1翻が1000点でそこから1翻上がるごとに倍々、最大が6翻の32000点まで

・ロン和了は放銃者からその点数をもらう、ツモ和了は卓にいる全員からさらに1000点増しでもらう(卓から抜けている人からはもらえない)

・和了時に直ちに点数計算が行われ、箱割れが発生した時点で対局終了

・カンをすると(和了とは別に祝儀的に)点数をもらえる

・流局時にノーテンだと罰符を取られる

 

『修羅の戦』と『赤血の戦』は大会戦や友人戦でプレイできますし(期間限定ですので常時プレイできるとは限りませんが)、大会ロビーにはこの2つのモードのオプションも存在します。(雀魂は有名なのでプレイ自体に支障はほとんどないと思います)

 

Tower of Fantasy(幻塔)

参考:【幻塔】麻雀の情報まとめ|四川血戦の解説【タワーオブファンタジー】 - ゲームウィズ

 

Tower of Fantasy(幻塔)というMMOのゲーム内ゲームには血流成河が実装されていて、これは血戦到底に何度でも和了できるというインフレ要素を追加したルールです。

 

・チーなし、リーチなし、ドラなし、フリテンなし(同巡フリテンあり?)、王牌なし、途中流局なし、パオなし

・一局戦

・萬子、筒子、索子のみ使用(字牌は不使用)

・配牌時に同種の3枚を牌交換(同種が2枚以下だと交換できない)、その後に使用しない牌種を宣言する

・和了者が卓から抜けずに一局中に何度でも和了できる(途中で終わらずに流局まで継続)

・一度和了すると手牌を変えられなくなる(リーチしてるのと同じ状態になる)

・役や点数計算の詳細は不明

・ロン和了は放銃者から、ツモ和了は卓にいる全員からその点数をもらう

・カンをすると(和了とは別に祝儀的に)点数をもらえる

・流局時にノーテンだと罰符を取られる

 

これは自分でプレイしていないので未確認な点も多くて申し訳ないです。

 

 

荒野行動(2024/2/9追記)

荒野行動にもゲーム内ゲームとして四川麻雀(血流成河)が実装されたようです。

 

現時点で公式サイトにも詳しいルール説明がありませんので、細かいルールや役については未確認です。

 

・チーなし、リーチなし、ドラなし、フリテンなし(同巡フリテンあり?)、王牌なし、途中流局なし、パオなし

・一局戦

・萬子、筒子、索子のみ使用(字牌は不使用)

・配牌時に同種の3枚を牌交換(同種が2枚以下だと交換できない)、その後に使用しない牌種を宣言する

・和了者が卓から抜けずに一局中に何度でも和了できる(途中で終わらずに流局まで継続)

・一度和了すると手牌を変えられなくなる(リーチしてるのと同じ状態になる)

・役や点数計算の詳細は不明

・ロン和了は放銃者から、ツモ和了は卓にいる全員からその点数をもらう

・カンをすると(和了とは別に祝儀的に)点数をもらえる

・流局時にノーテンだと罰符を取られる

PC版荒野行動は仕様でアンインストール機能が存在しないのでご注意ください。(検索すると『hyxdファイルを削除する』『外部ツールを使用する』などの方法が出てきますが詳細は不明)

 

 

姫麻雀

参考:【姫麻雀】血戦麻雀登場!!|億尾ほうこ|note

 

姫麻雀(PCでやる場合はSteam版DMM版はサービス停止?)には血戦到底と紅中血流が実装されていて、特に紅中血流は血流成河にオールマイティ牌を入れてさらにインフレ化させたルールです。

 

【血戦到底】

・チーなし、リーチなし、ドラなし、フリテンなし(同巡フリテンあり)、王牌なし、途中流局なし、パオなし

・一局戦

・萬子、筒子、索子のみ使用(字牌は不使用)

・配牌時に3枚を牌交換、その後に使用しない牌種を宣言する

・和了者は卓から抜けて、3人和了または流局まで継続する

・役は以下の通り(喰い下がりなし)

・点数計算は卓ごとの基礎点に役ごとの倍率を掛けていく

・ロン和了は放銃者から、ツモ和了は卓にいる全員からその点数をもらう(卓から抜けている人からはもらえない)

・カンをすると(和了とは別に祝儀的に)点数をもらえる

・流局時にノーテンだと罰符を取られる

ポイント(お米)がなくて打てない状態でも、対戦の予約をすると(1日2回まで)ちょっぴり補充してもらえる

 

【紅中血流】

・チーなし、リーチなし、ドラなし、フリテンなし(同巡フリテンあり)、王牌なし、途中流局なし、パオなし

・一局戦

・萬子、筒子、索子と字牌の中を使用(中はオールマイティ牌として使用)

・配牌時に3枚を牌交換、その後に使用しない牌種を宣言する

・和了者が卓から抜けずに一局中に何度でも和了できる(途中で終わらずに流局まで継続)

・一度和了すると手牌を変えられなくなる(リーチしてるのと同じ状態になる)

・和了が出ると次のツモ番が和了者の下家になる

・役は血戦到底のもとの同じ

・点数計算は卓ごとの基礎点に役ごとの倍率を掛けていく

・ロン和了は放銃者から、ツモ和了は卓にいる全員からその点数をもらう

・カンをすると(和了とは別に祝儀的に)点数をもらえる

・流局時にノーテンだと罰符を取られる

・中は捨牌でもオールマイティ扱いなので切らない方が良い

システム設定で牌の捨て方を『デフォルト』にしておかないと牌交換の選択が正常に機能しない?

ポイント(お米)がなくて打てない状態でも、対戦の予約をすると(1日2回まで)ちょっぴり補充してもらえる

 

UIは雀魂と似た感じですがちょっと癖があるかも?(まだ一度しかプレイしていませんので加筆修正していく予定)

 

 

 

Googleトレンドで『観る雀』を読み解く

ここ最近、Mリーグの記事などを中心に『観る雀』という言葉が使われるようになりました。

 

これは将棋の『観る将(自分では将棋を指さずに、プロ棋士などの対局の観戦を楽しむ将棋ファン)』の麻雀版という認識で間違いないかと思います。

 

ただ、僕個人の認識としては『観る雀という言葉は使われているが、それがブームになっていることを示すデータがまだ存在しない(あるかもしれないが公開されていない)』というのが非常に気がかりでした。

 

一応、『麻雀の参加人口(リアル麻雀orネット麻雀を1年間に1回以上プレイした人)』のデータは存在しますが、これでは観る雀の動向を掴むことが出来ません。

 

麻雀ウォッチ『「レジャー白書2022」麻雀人口450万人で前年比50万人増 「観る雀」から入った層の増加が要因か』より

 

また、↑の記事に「参加人口の増加は観る雀が要因か」とありますが、これは2020年3月からのコロナ禍による急激な落ち込みの反動であるとも考えられます。

 

Googleトレンド

Googleが2006年から提供をしているGoogleトレンドというサービスがあり、これは『人々が何を検索しているか?(≒何に興味を持っているか?)』というトレンドを調べることができます。

 

Googleトレンドでは、主に以下の情報を得ることができます。
・特定のキーワードの過去~現在の人気度(検索回数)の推移
・そのキーワードを検索しているユーザーが他にどんなキーワードで検索しているか
・検索回数が急上昇している人気のあるトピック

Googleトレンドの使い方!検索数の調べ方や数値の見方を解説』より

 

・人口的に圧倒的多数である麻雀をプレイしない人の動向まで含めた社会的なトレンドを調べることができる。

・インターネットやスマホの普及率の推移を考えれば、現在に近いほどトレンドの信頼性は高くなる。

・あくまで傾向の比較なので具体的な数字はわからない。(比率しかわからない)

 

例えば、『囲碁』『将棋』『麻雀』、日本、2004年~現在のトレンド(2016年12月の藤井聡太デビュー、2017年7月のMリーグ発足を加筆)を見ると、意外なことに麻雀の方が平均では将棋を上回っています。

 

それではこのGoogleトレンドを使って色々と調べて行きたいと思います。

 

観る雀の実像とは?

そもそも、『観る雀』やその語源である『観る将』というのは、『元々そのゲームにあった観戦文化(プレイより観戦が中心の人)』と『特定のブーム(をきっかけに観戦を始めた人)』の2つを合わせたものであると考えられます。

 

将棋の場合、前者が元々盛んだったのは周知の事実ですが、近年の藤井フィーバーに連動して後者も増えたというのが『将棋』『藤井聡太』、日本、過去5年間のトレンドからもわかります。

 

麻雀の場合、前者が元々盛んではなく(参考:『麻雀の観戦人口(前編)』『麻雀の観戦人口(後編)』)、『麻雀』『Mリーグ』、日本、過去5年間のトレンド(第1回緊急事態宣言の期間を加筆、この期間は天鳳の接続人数が2~2.5倍になっていた)を見てみても『麻雀』と『Mリーグ』のトレンドは連動してるようには見えず、(前者が元々少ないなら後者は反応しやすいはずが)後者の反応も鈍いことがわかります。

 

また、そうなってしまう理由も『麻雀』、日本、過去5年間のトレンドの関連ワード(人気)を見れば一目瞭然で、ランキングの上位はゲーム関連で占められておりMリーグは18位と22位となっています。(過去12か月間のランキングでも同様の傾向)

 

これは僕の推測なのですが、将棋は『一極集中型』の文化なのでプロ棋戦やスーパースターの動向に関心が集中するのに対して、麻雀は『多極分散型』の文化なので自らプレイ・賭博・漫画・ルール談義など様々な分野に関心が分散するから(トレンドで麻雀が将棋を上回る要因もこれ?)ではないかと思います。

 

まとめ

現時点での結論としては、『観る雀という人がいることは間違いないが、それをブームと呼ぶにはデータ的に弱い(文化的にまだ根付いてないし、社会的なブームには程遠い)』ということになるかと思います。

 

もちろん、僕自身に『観る雀』を否定する気持ちはありませんし、それを文化として盛り上げようという動きにも賛成です。(僕には提言を行うくらいしかできませんが)

 

ただ、「本当にブームになっているのか?」「麻雀界隈での関心がMリーグに集中した結果では?」「Mリーグへの忖度が行き過ぎた結果では?」などの疑問に対して答えを出すきっかけに十分なりましたし、社会的な視点からも麻雀を見る手段を得られたのも非常に有意義であると思います。

 

おまけ(お正月に何かある?)

『麻雀』、日本、2004年~現在のトレンドを見ていて気付いたのですが、毎年1月頃にトレンドのピークが来る理由がちょっとわかりません。

 

MリーグやYouTubeなどの影響でもなく、大型連休の影響にしてはGWやお盆ではその傾向が見られないし(『雀荘』などはその傾向がある)、毎年1月の関連ワードを調べても特に変化はありませんでした。

 

社会的には麻雀をプレイしない人の方が圧倒的多数なのだから、そういう人が1月に多く検索してる(『正月=麻雀』というイメージの影響)という可能性もある?

 

(追記)マレーシアシンガポールは毎年2月(旧正月)にトレンドのピークが来ている。(これは中国系移民の影響か?)

喋った内容をリアルタイムで字幕化&翻訳化

以前、配信で喋った内容をリアルタイムで字幕化して遊んでいたのですが、これを無料で超簡単に翻訳化する方法を見つけたので紹介したいと思います。

 

・既存の無料サービスの組み合わせ(APIキーは不使用)

・必要なものはGoogle Chromeとマイクだけ(設定も超簡単)

・英語以外への翻訳も可能(数十か国語に対応)

 

 

音声認識字幕ちゃんで字幕化

音声認識字幕ちゃん』という無料で提供されているサービスがあって、これを利用するとマイクで喋った内容をリアルタイムで字幕表示することができます。(※Google Chromeがマイクの使用を求めてきたら許可してください)

 

ちなみに、僕はこれのURLを改変したものを使用しています。

 

ただ、この字幕を翻訳して表示するにはAPIキーという有料サービスが必要だったり、その後の設定が面倒だったりしました。

 

 

Google Chromeの右クリックで翻訳化

しかし、『Google Chromeの右クリック翻訳(デフォルトは日本語に翻訳)』の機能を利用して、好きな言語に翻訳するように設定変更することで字幕の翻訳化が可能なことがわかりました。

 

1.音声認識字幕ちゃんの字幕ページを開き、右クリックで『日本語に翻訳』を選択する。

 

2.アドレスバーの右側に『このページを翻訳』アイコンが表示されるので、それをクリックしてオプション(右側の『︙』マーク)から『別の言語を選択』を選択する。

 

3.『翻訳先の言語』を開いて翻訳したい言語を選択して『完了』をクリックする。

 

4.字幕が翻訳化される。(このページを閉じない限り翻訳モードは維持される)

 

※活舌が悪かったり専門用語を使用すると上手く字幕化できない場合がありますので、はっきりと平易な言葉で喋ると良いと思います。

 

Tips

【配信で字幕を透過表示する方法】

 

音声認識字幕ちゃんはデフォルトでグリーンバックになってますので、OBS Studioの場合は『Chromeの字幕ページをウィンドキャプチャする』⇒『ソースを右クリックしてフィルタを選択』⇒『左下の+マークをクリックしてクロマキーを選択』⇒『右下の閉じるをクリック』でたぶんいけると思います。

 

詳しくは『OBS クロマキー 透過』あたりで検索すると色々出てくると思います。(※音声認識字幕ちゃんの注意事項も読んでおいてください)

 

 

【DeepLのChrome拡張機能を利用】

 

こちらのページから拡張機能を追加すると色々と便利です。

 

文章をドラッグして右クリックすることで、『好きな言語に翻訳表示』『合成音声で読み上げ』『クリップボードにコピー』などできます。

 

 

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