ご訪問ありがとうございます
ワインラバーのために、飛騨高山でワインが楽しめるお店を紹介するよ
もうとっくに1ヵ月以上経ってしまったのですが、2月に奥飛騨&高山に旅行してきました!飛騨高山には歴史ある日本酒の酒蔵もいくつもあるし、最近では地ビールも人気で、他にもクラフトジン、ウイスキーなども造られるようになりました。
それでもワインが飲みたい!!どんな旅先でも、美味しいお食事があるからこそワインと楽しみたい!!
そんなワインラバーの皆さまのための、飛騨高山のご案内~
※今回はひとり旅なので、全部のお店とも一人で入ってます。つまりソロトラベラーの皆さまにも入りやすいお店ばかりかと!
<番外編>レザーケース入りのリーデルグラス
いきなり番外編ですみません!
ワインエキスパートエクセレンスの合格祝いとして、ワインスクールのクラスメイトにレザーグラスケース入りのリーデルグラス“Go with O(ゴーウィズオー)”をいただきそちらを今回連れて行ったのですが、とてもとても良かったです。列車で、ホテルで、ワインを楽しむときにちょっといいグラスがあると気分があがります
初日、ワイドビュー飛騨の美しい車窓を眺めながら、名古屋駅で調達したスプマンテとトリュフベーカリーの白トリュフ塩パンとローズの塩パンのセットを。美しい雪景色も相まって至福の時間
ホテルでももちろん活用!
こちらは有名&人気な高山のベーカリー「トランブルー」で買ったパンと、こちらも名古屋で調達していたグレイスワインのグリド甲州と、朝市で買ったリンゴと。4泊と少し長めの旅だったのでホテルでゆっくりする時間も多く、リーデルグラスが活躍してくれました。
<ナチュラルワインと野菜のお店>muku
さて、ここから高山市内のワインが飲めるお店のご紹介。まず1軒目安川通り沿いの「muku」さん、こちらは一昨年に1度来てからの再訪です。その時はたまたま通りかかって突入したのですが、ほんとに正解でした。笑
丁寧に食材の味が引き出されたお料理に合わせて、ナチュラルワインが楽しめるお店。店主さんがチョイスしてくれたワインをグラスで楽しむことが出来るのですが、種類も豊富で1人で訪れても楽しめるのではないかと思います。こじんまりとした店内ですがカウンター中心で雰囲気が良く入りやすいですよ
お料理もワインもほんとに美味しくて、常連のお姉さまのボトルワインのご相伴にまであずかり長居して楽しんでしまいました
高山駅からは少し歩くのですが、飛騨牛や高山ラーメンで少し疲れた胃腸を癒してくれる素敵なお店なのでぜひ行っていただきたいです。
<本格ワインバー>海豹
たまたま歩いていて看板を見つけ、絶対素敵そうじゃん!と嗅覚が反応し時間を調べてやってきました。「ワインバー海豹」さん、「ワインと日本酒の美味しいお店 本郷」のグループ店のようです。
併設の焼き菓子のお店アトリエプーランエトワイルの奥を進むと木製の大きなカウンターが。お昼はカフェ営業もやっているようです。
グラスでいただけるメニューからヴェネトと、プリオラートを。アトリエプーランの焼き菓子も少しいただき、これがとてもワインによくあって美味。大人の時間を過ごしている〜楽しい~
素敵なソムリーエールの方がいらっしゃって色々お話させていただいて楽しかったです。本郷グループではソムリエ受験をサポートされていて、なんと皆さんほとんど品種を外さずに合格しているとか。すごい!私は殆ど当たってないよ!笑
<オーセンティックバー>ラビットホール
海豹のソムリーエールさんにおススメいただいてもう一軒。本郷グループのオーナーの方のご兄弟がやっていらっしゃるという、オーセンティックバー、「ラビットホール」さんへ。
本町にあるこちらは実は前から知ってはいたのですが、外から見るとどうもハードリカー中心かな?という感じでハードリカーがそこまで得意ではない私は行けていなかったのですが、どうやらワインもあるよということで入店!
これはなんだっけな。確かイタリアのピノノワールだったかな。ボトルを撮りそびれて忘れてしまいました。笑
金曜日の夜遅い時間で、お店が閉まるのが早い高山の街の中でここだけが賑やかな空気を出している隠れ家のようでとても良い雰囲気でした。色々お喋りしてくれた常連さんたちもとても良い方達で楽しかった!
楽しすぎた高山の夜の締めに、カルヴァドス。染み入る美味しさでした。
<ナチュラルワインも飲めるビアスタンド>AL BEER STAND
mukuさんの予約を18時からとっていた日、ちょっと喫茶店で時間でもつぶそうか、、なんて思ったのが甘かった。高山のお店は17時で閉まるところが多いんです
宛てにしていた喫茶店もお土産屋さんも閉まってしまい、何なら雪まで降ってきてどうしよう凍えてしまう…ホテルまで戻るのは面倒だし…と思っていたところに目に入ったこちら。
この時間にちゃんと営業している!!おおおー!!!神よ!!!いや本当に助かりました
ジョージアのクヴェヴリのオレンジワインをいただきます。ビアスタンドというだけあってビールの種類が豊富なお店でしたが、グラスワインも2種類ほどだったかな?ありました。店内お洒落でカフェのような内装!
<こだわりのワインショップ>ワインショップSAKAMOTO (坂本酒店)
高山でワイン買えるお店ってあんまり見た記憶ないけれどあるのかな〜と探して見つけたのがこちら、坂本酒店さん。高山駅からは少し離れた久々野駅周辺にあるお店なのですが、ソムリエ協会紙(2023年11月号)にちょうど紹介されていたこともあり少し足を延ばしていってきました。
地下のセラーに所狭しとワインが並び、そして愛にあふれるレコメンドコメントが添えられていてもう見ているだけで超楽しい!!!写真撮って無くてすみません。行ってください。笑
そして自分で眺めているだけでも楽しいのですが何といってもこのお店の魅力は店長の坂本さんの怒涛のワイン紹介
「ホテルでゆっくり飲めるような、ピノとかなんかそんな感じの赤ワインを…」という有資格者とは思えない適当すぎる私のリクエストに、いくつかご提案をいただき、特にその中でおススメいただいたのがスイス。
元々地質学を専門とされていたとのこともあってか、なんと立体地図まで用いていただいて説明してくださいました。なるほどなるほどー!スイスについて急に解像度高くなった気分。
高山は山に囲まれた土地だから、同じように山に囲まれたスイスのワインを飲むのも楽しいのでは、と言っていただき購入!(市内の飲食店にもスイスワインを卸されているそうですよ。)
しかも超充実の内容の産地・ワイン解説のペーパーまでつけていただいてもう、タダでこの解説を聞いてしまっていいんだろうかというレベルです。
ホテルで早速いただきました。前日に「うり坊屋」さんでお土産にもらっていた鹿の串と良いペアリング
とても楽しいワインショップ訪問でした。また行きたい!
☆
何度も訪れている高山だけれど、美味しいワイン飲めるお店ってあんまりないよなぁ、なんて思ってたんですね。でも探せばあるじゃん!!嬉しい。
大好きな街で大好きなワイン飲むのは楽しいよね。
ワインラバーの皆さんが高山を訪れる際の参考になれば嬉しいです
<氷菓スタンプラリーをめぐってひとり旅>4日目白川郷とバグパイプ、「いまさら翼といわれても」
予約していた朝7:50高山駅発のバスに乗り白川郷へ。白川郷も初めてでもないけれど雪の季節は初めて。楽しみ。
予約制のバスも満員でした。
8:40前には白川郷バスターミナルへ到着!まずは徒歩で展望台を目指します。展望台行きのバスもあるけれど始発が9:00なのでそれを待つよりは健康な足腰の方なら徒歩で登ってしまった方がよいかと。15分もかかりません。
白川郷と言えば「ひぐらしのなく頃に」の舞台と言われているらしく(未視聴)何年も前に友人たちと聖地巡礼をしましたが、確か「嘘だっ!」の坂と言われている名場面の聖地がこの展望台に続く坂道だったように思います。
あの時、真夏でカンカン照りの中何の変哲もない坂の写真を沢山撮っていた友人に思いを馳せる。元気かな
9:00前に展望台について、一番乗り!まだ混雑していないのでこの美しい景色を存分に堪能
深呼吸をしながらこの悠久の時を思わせる大自然たる雪山を眺めていると、ふっと気持ちが楽になるような気がしました。勝手に背負っていた荷物を下ろしたような。
十分に展望台を楽しんだ後で下山し、見学可能な民家など覗きながらゆっくり村の中を回ります。ちょっとお腹もすきもする。
だんごはもちろん、しょうゆ味。美味しい〜
少し人も多くなってきたところで「であい橋」を渡ってそのすぐ脇、「野外博物館 合掌造り 民家園」へ。ここはとてもオススメ。入園は有料とはいえたったの500円。25棟の合掌造りを混雑から離れてゆっくり見学することが出来ます。
雪が深い!
こう、静謐な山間の村を歩いているとなんだかこう…あれです…どぶろくが飲みたくなりますね…(酒脳)
どぶろくアイスとかどぶろく使ったお菓子はすぐに見つかるのですが肝心のどぶろくが意外と見当たらず!ようやくありついた一杯
くぅ。美味しい。
そしてお蕎麦も食べて昼前の予約便で高山帰りました。
さて、それにしても混んでいた白川郷。インバウンドの方も多くしっかり楽しむにはちょっとコツが必要かもしれません。私も久しぶりに行ったので大したことは言えませんが
・バスは事前予約必須
・なるべく朝早く(展望台も9時オープンすぐならまだ混まない)
・有料ゾーン(民家園)は行っておくべき
あたりはポイントでしょうか。
あとは、混んでてもちょっと自分の思うとおりに動けなくても、まぁいっかと思える心ですかね。
高山駅まで戻ってきたら、いよいよ氷菓スタンプラリーのゴールを目指します。高山市図書館煥章館で最後のスタンプを押したら、完成!!!
え、これ、完成してる・・・?大丈夫?
やはり順番が違うからなのかちょっと完成度が低い気もするけれどまぁいいでしょう。ほど近くの中橋観光案内所へ持っていったらちょっとしたお土産がもらえました。
そして聖地バグパイプへ。
何回も来てるんだけど、初めてえると折木が座ってた席が空いてて!!!迷わず折木席に着席したよ!!わーい、嬉しい
なんやかんや聖地巡礼堪能したなぁ。バグパイプくらいは元々行こうと思ってたけど、元々の計画ではスタンプラリーは参加出来なかったし飛騨一ノ宮神社にも行こうと思ってなかったのにね。偶然に身を任せるのもそれも楽しい。
氷菓の、折木とかえるとか、ちゃんと設定を読み解いたわけではないのだけれどたぶん原作と実写だと自分と同い年の生まれなんですよね。身に覚えのある青き日々と感情を思い出しながら、その頃にも歩いたこの高山の街を歩くのもなかなかに乙なものだななどとすっかり大人になってしまった自分は感じてしまうけれど。
現時点の最新作で「いまさら翼といわれても、困るんです」と言ったえるはその後どうしたんだろう。
4泊の旅行もついにラストナイト!!最後まで飲むよ。この後ワインも控えているけれどアペリティフには地ビールを。安川通りの「じびるや」さんです。
クラフトビールの飲み比べ。美味しい
日本酒飲んで、どぶろく飲んで、ビール飲んで。もちろんワインも飲んで。肉もお寿司もジビエも食べて。自分の足で翼で好きなところに行ける大人っていいな。
とても楽しい旅行でした。
<氷菓スタンプラリーをめぐってひとり旅>2&3日目高山駅前で日本酒三昧「愚者のエンドロール」
平湯温泉からバスで高山駅に到着。随分と綺麗になった駅にももう3回目、いい加減見慣れてきた。
旅先での会話を楽しんでいると時折聞かれる「高山は初めて?初めてではないなら何回目?」という質問にいつも何と答えるか迷う。何回目か分からないからである。母が高山出身(氷菓の「神山高校」のモデルの、白線を流すあの高校出身でもある)で、私が社会人になってしばらく経った頃までは祖母も住んでいたので、幼いころは夏休み・冬休みと年に2回帰っていた。
祖母が高山を離れて両親の住む横浜に来てから、そして祖母が亡くなってからでも数えてみるとおそらく今回が8回目。友人たちと3回、一人で4回、祖母の四十九日で1回。
それだけ来ていて何回も行っていて何回行っても大して面白くもないなと思うのが「陣屋」。笑
今回も時間調整のために駅に降り立ってすぐに行ってきたのだけれども、雪に覆われる庭は美しかったし昔の生活が感じられる展示も興味深いが、なんせここ「役所」つまり「オフィス」なんである。昔の社畜も大変そうだね…と世紀越えの共感をしつつ手早くまわる。社畜の皆さんにはぜひ立ち寄って欲しい。別に面白くはない
そして陣屋近くまで来たらぜひ行くべきなのが「十代目儀助」さん!!飛騨の地酒専門店さんです
高山はじめ飛騨には美味しい日本酒の酒蔵が沢山あってそれらの飲み比べが出来るお店。地ビールもあるしもちろん購入だって可能。カウンターもあるから一人でも余裕、雰囲気も明るくて入りやすさMAX。行かない理由なくないですか???2度目の来訪。
人が働いている時間に飲むお酒ってのはなんでこんな美味しいんでしょうね!!!(最低)陣屋で社畜モードになった気持ちを酒クズモードに切り替える。
ちょっとほろよいでいい気分になったところでランチ。以前「ワカコ酒」にも登場したという「みちや寿司沖村家」さんで、蒸寿司と飛騨牛にぎりのセットをいただきました。
ここも2度目の来訪。蒸し寿司暖かくて優しいお味すぎて好き。。飛騨牛握りも脂と酢飯のバランス良くてちょうどいいです。そしてそこにオリジナルだという日本酒。マリアージュッ!!!(天を仰ぎながら)
蒸し寿司はいわゆる海鮮丼のようなものとは違くて、魚介類で言うとエビが入っているくらいで山菜や野菜が中心。そして何より玉子。これらと酢飯をかき混ぜながら食べるとクリーミーで美味しいのです。みちや寿司さんは100年続く由緒あるお店で、お寿司をいただこうとするとそれなりのお値段がしてしまうのですがこのミニ蒸し寿司と飛騨牛にぎりセットは3100円とリーズナブルなのでぜひ。
だいぶほろ酔いである。
でもまだ行く!
高山駅から歩いていけるところに何カ所か日本酒の酒蔵があり、近年ではコインサーバー等による試飲も充実しているのでぜひ色々行ってみて欲しいのだけれど、オススメは古い町並みから少し外れたところにある二木酒造さん。6種類の日本酒が1コイン(1杯)100円で試飲出来ます
日本酒の味わいを語れるほどではないのですが、オススメしたい理由は蔵の重厚な雰囲気が味わえるから。ひんやりとした空気を味わいながら、そして両面宿儺を飲みながら伏黒恵に思いを馳せる。ちなみに両面宿儺は飛騨に残る伝説です。
またぶらりとしつつ多分一番観光客が多いであろう三の街(古い町並み)へ。船坂酒造さんで愛用の「さけかすふっくらクリーム(オールインワンクリーム)」を買い込んだ後は「カフェ青」へ駆け込む。
町屋を改装したオシャレなカフェで、老田酒造さんの蔵の中にある。隠れ家的と言うにはどんなガイドブックにも立ち寄るように書かれる有名店ではあるのだけれど、風情ある中庭が望める店内は情緒がありただの観光客向けオシャレカフェとしてスルーしてしまうにはもったいない。
読書などして少し酔いを醒ます。
ホテルで少し休んでから夕食を食べようと外に出ると、雪が降っていました。
アニメ氷菓のオープニングといえばの招き猫も雪に晒され。
そういえばアニメ氷菓を見ていると本町商店街がよく出てくるような気がしますね。アーケードのある商店街で、観光客向けの店や飛騨牛フレンチの名店なんかもあるこの通りですが、どちらかというと地元のお店が多いんじゃないかな。
祖母に連れられてたまに行っていたスーパーとか、中高時代掘り出し物があるんじゃないかと目をこらしてウィンドウを見つめた楽器屋とか。
折木奉太郎の通っていた高校と、家の位置が“モデルとなった場所の通り”だとすると本町通りを南北に横切って通学していたのだろうなというのは良くわかる。アーケートあるしね。楽器屋のウィンドウに張り付いていた私とすれ違っていても不思議ではない、などと言うのは流石に夢女すぎるか。
この日は3軒ほどはしごし、そして沢山飲んだ。ワインもビールも日本酒も飲んだ。3軒目で地元の方に教えてもらったお店がとても美味しくて、多分一番街のあたりなんだろうけれど記憶にも記録にも店名が残っていなくて残念な限りである。
飲みすぎたからなのかその日は寝つきが悪かった。
ストレスから逃げたくて旅に出たはずがずっとストレスの源である仕事のことを考えてしまって、考えても仕方がないとわかりながらなんだか苦しい夜を過ごしてしまった。
※この先また氷菓ネタバレ
氷菓の聖地として語られ、ファンが訪れるカフェといえば「バグパイプ」と、もう一カ所「喫茶去かつて」。2年前に二日酔いの朝にジンジャーエールを飲みに行って美味しくて感動したが、今回は行けていない。
その「かつて」が「一二三」として登場するエピソードが「愚者のエンドロール」。古典部シリーズの小説でもアニメでも屈指の名エピソードとしてファンの間でも人気が高い…かは知らないけれど、少なくとも私の中では人気が高い。3本の指に確実に入る。
入須冬美という、奉太郎達の1つ上の先輩キャラがいる。“女帝”と呼ばれあの奉太郎をもアジテートし手のひらで転がすようマネをした彼女のことが大好きだった。作中の誰よりも共感できるキャラだ。
「私は、あのプロジェクトを失敗させるわけにはいかない立場でした」
何回も読んで、そうだよねそうだよねって共感していた彼女の言葉に、初めて疑問がわく。高校2年生にそんなに背負うべきものなんて、本当にあったんだろうか。いや、それが高校2年生じゃなかったとしても。管理職みたいなことやってるはずの私にも。
とまぁ、ワイン・ビール・日本酒と散々ちゃんぽんしたせいか、もんもんと逃げてきたはずの仕事のプレッシャーと向き合う嫌な夜になったわけですが翌朝はキューピーのサプリメント「よいとき」のおかげで頭痛はなく。ただ臓器はやっぱり疲れた感じがしてスロースタート。
有名パン屋「トランブルー」でパンを買ったりしながら午後はJRの在来線に乗って飛騨一ノ宮駅へ
在来線はいわゆる「ボタンを開けてドアを開けるタイプ」で、しかも駅によっては一番前しか開かないという東京人にはなかなかハードルの高いタイプ。
そして駅は無人。無人????ICカードも使えない。そして駅前出てすぐの看板には「クマに注意 音を鳴らしましょう」の文字。
えええええ。
クマ出るの??去年巷をにぎわせていたニュースを思い出す。クマ怖いじゃん!!!!
怯えながら目指したのは「飛騨一ノ宮水無神社」、ここも氷菓スタンプラリーのスポットである。
荘厳さを感じさせる山のふもとにあるこの神社はもちろん由緒ある大きな神社ではあるのだけれど、平日の昼間ということもあってか境内には私一人。まじか。クマ怖い。社務所には何名かいらっしゃいました。安心してスタンプゲット。
ゆっくり氷菓の場面と比べながら境内を回って堪能。
なんというか、やっぱりパワースポットって言うんだろうね。ゆっくり境内歩きながら、時々子供みたいに雪に思いっきり足跡残したり雪で遊んだりしていると自然と気持ちが凪ぐというか。
クマへの恐怖も気が付いたら消えてました
そして夕飯は!!!!クマ!!!!!
予約していた「山の幸うり坊屋」さんへ。ジビエが串で気軽にいただけるお店です。「でこなる横丁」内にあった時に2度ほど行ってましたが、移転してから初。ちょっと広く、入りやすい雰囲気に。でも19時くらいにはかなり埋まってました!木曜で。ネット予約とれるのでとったほうがいい。
全部美味しいいいい
串は鹿・熊・猪。鹿はちょっとさっぱり、猪はほどよい油、熊は行凝縮された旨味。みんな違ってみんな美味しい!!!!!
クマへの恐怖を味わったばかりだったので、ジビエの意味合いを深く感じながらビールとともにいただきます
この日は前日の飲みすぎで胃腸が本調子じゃなかったのでビールにしましたが、日本酒やワインなんかも置いてました。移転前より充実した印象。次はワインと合わせたいな。
それとお会計が手元のタブレット端末で済んだものとても良し。おススメしたいお店です。
旅も後半戦、実質あと1日。スタンプラリーもあと1カ所です。
<氷菓スタンプラリーをめぐってひとり旅>1日目平湯温泉「正体見たり」
飛騨高山に行こう。ついでに奥飛騨温泉にでもつかってこのストレスまみれな心身をいたわってこよう。そう決めたのは予定日の1ヵ月も切っていたころだったと思う。そもそもストレス起因での温泉旅行には11月にも山形に行っているわけで流石に1Q1回のペースは早い気もするけれどいいとしよう
ひとり旅は良いね。気心しれた友人たちとわいわい行く旅行も勿論好きだけれど、予定をゆるく組んで気ままに過ごせるのがいい。
とはいえアシとマクラくらいは押さえておかないと落ち着かないのでしっかりと1日目平湯温泉に向かうための松本行きのあずさを予約。9時ちょうどのあずさ7号で私はあなたから旅立ちます、というつもりだった。
が、ですよ。前日2/5の月曜日、東京では雪が降り電車は次々と運休。
旅の初日2/6火曜の朝、確認するとやはり乗るはずだったあずさ7号は運休。オーマイガッ!!!
午後には復旧見込みとあるがそれもどうか分からず、仮に松本まで着いてもその先もバスが時間が合うかも分からない。
一方、西の方面では東海道新幹線も、JR高山線も動いているよう。それならばプランB発動、名古屋・高山経由で平湯温泉入りする!早朝頭もろくに回らない中でとりあえずカバン持って家を出たのでした。
幸い順調に名古屋まで付き、高山までも昼過ぎに到着。
予定より1万円ほど往路の交通費が高くなったけど…またストレスにまみれながら稼ごうじゃないか。大人なので。涙
さて、このダイナミック迂回によってひとつだけラッキーなことが起こります。それは濃飛バス主催のTVアニメ「氷菓」重ね捺しスタンプラリーに参加できるということ!
このスタンプラリーは高山市内5カ所を巡ってスタンプを重ね捺ししていくというもので、市内と言いつつ高山駅からバスで50分かかる平湯温泉や、同じくバスで30分程度?の飛騨一ノ宮水無神社がスポットに入っておりなかなか難易度の高いもの。
しかも台紙は高山駅前の観光案内所でしか手に入らない。つまり元々の予定は平湯温泉→高山だったので参加をあきらめていたのだけれど、ルート変更によって台紙を持って平湯温泉に行ける…それなら!参加しようじゃないか!!!
フリー切符の有効期限は2日間で、平湯温泉の往復だけだとちょっと割高だと親切な窓口の人は教えてくれたのだけれどまぁせっかくなら「氷菓コラボで売り上げあがった」て思ってもらいたいというのがオタクのSAGA。
※スタンプラリーはフリー切符でなくても参加することが出来ます。また濃飛バス運行の普通便?にしか乗れないのでご注意ください
切符にうつる4人はどう見ても夏の装いだけれど実際の車窓はバリバリの冬景色でなんなら雪も降っている。1時間ほど揺られてついたのが平湯温泉バスターミナル。
こんな雪山に囲まれた地に来たのは何年ぶりなんだろう!あぁ〜とても美しい。早くこの景色を見ながら湯につかりたい。はやる気持ちを抑えつつまずはスタンプである。
バスターミナル降りたところすぐの「アルプス街道平湯」と、道路挟んだ向かいの「平湯温泉宿泊案内所」でそれぞれペタっと。
この距離感で2箇所にする意味はあるか??とも思ったけれどきっと大人の事情があるのでしょう。
ちなみに重ね捺しは本来はちゃんと順番があって、高山駅の後は本当は先に飛騨一ノ宮水無神社にいかなくてはならないし奉太郎もポスターで「順番に捺さないと綺麗な絵柄にならないそうだ」と言っているのだけど、流石にそれは無理だよなぁ。。
折木奉太郎よ、君の信条である「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければならないことは手短に」に照らし合わせれば順番の前後など当然だろう。いやそもそもやらないだろ。
そんなことをぶつぶつつぶやいているうちにお宿到着。今回は旅館「たなか」さんというところに泊まってきました!
貸し切り温泉も24時間使えて素朴な暖かいお宿でしたよ
この時点で15時。迂回してきたわりには温泉を楽しめる時間がしっかりあってよかった!まずはバスターミナル近くの温泉施設「ひらゆの森」へ。
これだよ、これ、という求めていた雪山絶景に囲まれた露天風呂…!最&最&高でしたね。お湯の温度もほど高く私好み。
お腹もすいたところでお宿に戻れはお夕食が。山菜にお魚に、そして飛騨牛のステーキにと豪華~。天領酒蔵のスパークリング日本酒「すますま」と一緒にいただきます。
いや~、美味しい。何もかも美味しい。
と、全部残さずに食べていたらね。。ステーキの最初の一口は超美味しかったの。お肉の脂がとっても甘くて旨味がぎゅっと詰まっていて最上の食べ物だと確信したよ。日本酒とのペアリングもばっちりだった。
でもねやっぱりアラフォーの胃には2切れが美味しく食べれられる限界なの!涙
胃が受け付けられない。つらい。美味しいのに。本当に美味しいのに。
食べたんだけどね、4枚。
大人になった自分を感じたのでした。
お宿の温泉も入ってお部屋で飲みながら読書タイム。飛騨牛サラミ美味しい。
※以下、やや氷菓ネタバレ含みます
氷菓の温泉回って、確かなんか浴衣を首吊り遺体と見間違えたやつだよな…?と曖昧すぎる記憶をたどりつつ小説「正体見たり」(『遠まわりする雛』収録)を読み返してみる。
まず舞台の温泉地は市街地から1時間半とあったので、50分で着く平湯よりきっともう少し奥を想定しているではないだろうか。奥飛騨温泉郷には沢山の名湯がある。
それでも登場する温泉宿は家族経営の素朴なお宿っぽく、今回泊まった「たなか」さんと通じるようにも思えてなかなか楽しい。舞台(近く)で小説読むっていいよね!大好き!
この話に登場する幼い姉妹の妹の気持ちは良くわかるものだったし、2個上に姉のいる私にとってはよくあるありふれた感情だった。お姉の持ってるものはなんだって良いものに見えたし、お姉のものが欲しかった。そしてそれを正面から言うのも嫌だった。決して仲が悪いんじゃない。奉太郎が言うように「そんなもん」だと思う。そしてそういう関係は決して悪いものじゃなかったと思う。
家族のグループラインに平湯温泉とワイドビュー飛騨の車窓を送れば、姉から「いいな〜」と羨む返信が来た。
今子供を3人かかえながら医師として働くワーキングマザーの姉には、とても国内4泊ひとり旅なんて出来ないんだろう。それを羨ましいと思うのか思わないのかは分からないけれど、でも「いいな」が全てを含んだ本気のものではないことは分かる。
姉妹とは「そんなもん」だ。
早朝から入った露天貸し切り風呂も最高だったー!冬の露天風呂っていいもんだよね。
朝食の朴葉味噌にも飛騨牛が少し。味噌の塩気で脂が引き締まってよいね。。そしてほんと朴葉味噌美味しすぎる。ご飯無限にいける。
高山に向かうために9時すぎには旅館を辞して、またバスターミナルから高山へ。旅はまだ長くスタンプラリーは続く。
年末年始雑感。京都&大阪旅行と1人用おせち。
色々と心落ち着かない年末年始でしたね。
普段と変わらない日常を過ごせることに感謝しながら、自分に出来ることをしっかりやっていきたいと思います。
さて、年末はLUNA SEAの大阪城ホール2daysのため大阪へ。ライブ前にほぼ5年ぶりとなる京都へも寄ってきました。
まずは南禅寺。見所が多いからか沢山の観光客の方が居ました。