実に久々に、この記事（①GIANT ROBOTS 日本の巨大ロボット群像／縁とゆかりの集合体・2024年03月14日 ）の続き。
②GIANT ROBOTS 日本の巨大ロボット群像／縁とゆかりの集合体
↓図録も無事に到着しますた！
ところでガンダムの襟首、胸元（カラーだと黄色い部分）の解釈ですが、
安彦案の当初より、
段々に水平風モールドの平面ではなく、
円柱か円錐状の曲面構成なんですよねえ。
2024/03/02
安彦氏の襟元の形状把握一貫しており、
テレビオープニングのアニメ（1979）でも、
本編劇中の原画でも、
映画『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』（1981）のポスター絵柄でも、しっかりと継承されている。
ミライ系ファクトリーの、目からウロコのYouTube解説動画に感化されて思わず脇道に逸れたが、
ガンダムの煽り設定画
↓やっと見つけましたよ！カラー版彩色見本。
お台場の等身大ガンダム。2009年
↑少し離れた位置からだと、上半身がほぼ一致し、
↓間近から見上げて撮影すると、下半身（股下）がほぼ一致した。
目見当（めけんとう）でこれを描出できる、安彦良和のずば抜けた画力！
図録に収録された、その他の煽り構図のガンダムイラストに目を向けると、
みのり書房「ガンダムセンチュリー」の雑誌広告には、
↓この河森正治・作の点検ハッチオープン画稿が掲載され、
「このガンダム、君には作れまい」と煽り文句が添えられており、
掲載誌の月刊ホビージャパンがこれに奮起対応。
↓「HOW TO BUILD GUNDAM2」には、アンサー作例が表紙を飾り、
「作れましたが何か？」と余裕のかまえだった。
と、今回はここまで。