みなさんこんにちは!3月に入りましたがまだまだ寒い日が続いていますね。陸前高田プロジェクトでは3月10日~14日の期間で、昨年に引き続き2回目の春期プロジェクトを行いました。夏休みの活動がメインの陸前高田プロジェクトですが、「多くの青学生に高田へ来てほしい!」という思いから春休みも活動を行っています。今回は1年生のころからプロジェクトに携わる2年生の2人から、活動報告とプロジェクトの感想などをお伝えします!

 

 地域支援班として、活動をしている岡林です。こんにちは!

この活動は、2012年から2014年までは仮設住宅の集会場で行なっていました。2015年からは中学校の近くにある交流センターの一室をお借りして勉強や、野球、サッカー、トランプなどの遊びをしています。プロジェクトだけでなく視察の時も子ども達が来てくれるので、私が彼らと時間を過ごしたのは今回で8回目でした。初めて会った時から比べると、私の方が大きかったはずの身長がいつの間にか抜かされていたり、ふとした時の真剣な表情や、夏祭りで太鼓を力強く叩くかっこいい姿など、いろんな面で大きくなっていて、子ども達の成長を見守れるこの活動に携われて本当に幸せだと改めて感じました。

 参加してくれている子ども達は中学3年生が多いということもあり、今回は卒業式にも参加させていただきました。実は卒業式の前日から泣きそうになっていた私は、卒業生入場とともに涙が止まりませんでした、、、 2012年から2017年、私はすべての成長を見守ってきたわけではなく、まだほんのちょっとしか一緒に時間を過ごしていないはずなのに、彼らが堂々と中学校を卒業していく姿が嬉しくて嬉しくて、そして誇らしい気持ちになりました。陸前高田プロジェクトは代々、子ども達がのびのびと過ごせる居場所を作ることを大切にしてきましたが、今は社会人になっているこのプロジェクトを一から作り上げた先輩方にもこの姿を見せたかったと強く思いました。

 私は、子ども達にとって一番距離の近い大人でありたいといつも願っています。これから、進路や家族のこと、友達のこと、たくさん悩む時もあると思いますが、悩んでいる時には一緒に悩んで、ふざける時は一緒に全力でふざけて、彼らの成長を隣で見守っていこうと思います。

 

 

 

 今回主に福祉支援を担当した山﨑です!福祉支援とは陸前高田にある「あすなろホーム」という場所で、障がいを抱えた方たちとコミュニケーションをとりながらお仕事のお手伝いをする活動です。僕は今回が4回目の活動で、利用者の方や職員さんに名前を覚えられていたことがとてもうれしく感じました。僕が主にお手伝いした「わかめ」の作業では三陸地方の特産品であるわかめの下処理を利用者の方と行いました。作業中のなにげない会話の中で、街がどのような方向に向かっているのか、どんなことを不安に感じているのかを知ることができました。

 

あすなろホームでは市の特産品であるゆずなどを使ったお菓子の製造販売も行っています。このお菓子がとっても評判がよく、食べた参加者の方が「これは東京にいても注文できますか?」と思わず聞いてしまうほどのおいしさです!これから大学内でも販売する機会があるかもしれないのでその際はぜひ購入してみてください。ちなみに僕のおすすめはシフォンケーキのゆず味です!

 

活動中に施設の方から、「震災から6年たっても忘れずに来てくれることが本当に嬉しい。もし陸前高田やあすなろホームに来たことで、困ってる人たちに手を差し伸べられるきっかけを得てくれたらこんなに嬉しいことはない。」というお話を頂きました。このことを忘れずに、これからもたくさんの人に陸前高田、あすなろホームに来てもらえるように努力しようと感じました。

 

 

 

 

 今回のプロジェクトは1年生に引き継いでから初めてのものでした。私たちがこのプロジェクトで大切にしていたことを汲み取り、春のこのプロジェクトを作り上げた1年生に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、これから夏期プロジェクトに向けてさらに頑張る1年生を、私たち2年生が支えていければと思います。

 

東北部 広報課 2年 岡林真琴 山﨑航太朗