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2009年を締めくくるアートフェア、アートバーゼル・マイアミビーチが
今月3日から開催、6日に閉幕した。

今年も33カ国から250のギャラリーが参加し、この時期に合わせて
10のサテライトフェアも行われる。

VIP向けのオープニングには億万長者、ファッションデザイナーなど、
豪華なゲストも来場。

近年まで見られた初日の狂乱は欠いたものの、コレクターたちは昨年より
貪欲なようだ。あるディーラーによると、「昨年は緊張感があったが、今年は
それは見られない。はるかにいい雰囲気になっている。」と話す。

フェアの雰囲気は回復してきたようだが、スポンサーはまだ慎重な様子。

厳しい経済情勢に対応するため、スイスの銀行大手UBSは今年、
メーンスポンサーとしての協賛を見送っている。


詳しくはこちらから　・Bloomberg
　　　　　　　　　　　　 ・THE ART NEWSPAPER

先週末から行われていたクリスティーズ・香港の5日間にわたるオークションは
中国人同士が競り合い、コンテンポラリーアート、ジュエリー、ワイン共に
売上は好調だった模様。

台北を拠点とするディーラーによると、中国人はとても控え目に見えるので入札者は
過小評価しやすいが、彼らは驚異的なバイイングパワーを持っているという。
また、富裕層はインフレを克服するためにアートを購入しているのだそう。

先月、中国中央銀行は今年第4四半期と来年、消費者物価指数は積極的になると発表。
まだまだ中国のアートマーケットの動向は目が離せない。


コンテンポラリーアートの結果は
Zeng Fanzhiの ”Untitled (Hospital Series）,1994"は1900万香港ドル、
Liu Yeの "I Always Wanted to be a Sailor"は720万香港ドルで落札。


2009年12月3日のBloomberg の記事より

先週ニューヨークのサザビーズで行われたコンテンポラリーアートのオークションで

アンディ・ウォーホルの1962年の作品　”200 One Dollar Bills"　が4380万ドルで落札された。

プレ・セールでのエスティメイトは800-1200万ドル。

このオークション結果ついてニューヨークのアート・ディーラー、Jack Tiltonは

「休暇は終わった。アートは株や不動産より回復している。」と述べている。

ウォーホル以外の作家もオークションレコードを更新するなど、セールは好調だった模様。

この結果が回復の兆しになるのだろうか？