感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

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私の活字好きはどこからきたのだろう。
私の読書好きはどこからきたのだろう。
現在読んでいる本を記録し、語り、私の根っこを探しにいく。
ときどきクラシック。
ときどき演劇。
そしてときどき犬。

※無断転載を固く禁じます。

先日結婚記念日を迎えた。

…21周年…そして22年目へ突入。こっっわっっ!!!!!

お互いムダに時間だけを浪費してきたものよ。←言い方

 

お互いがお互いのためにムダな時間を消費してきた労をねぎらうため、

ご飯でも食うかと都会へGO。

 

私「そういえば近くに船橋屋があったはず!」

 

三歩歩くと忘れる鳥頭あもちゃん、どうでもいいことだけはよく覚えている。

 

予約時間までまだ時間があるので(あもちゃん、ここでも早く到着する)

船橋屋のくず餅を買って(←閉店時間が早い)スタバであったまる。

 

スタバで紅茶を頼むおじさん(汗かき夫)の手が映り込む><

 

↓岡山在住の後輩ともともに船橋屋のおいしさを教えられた10年前…こっわ!

 

そして時間になったので入場~。←?

手にした船橋屋の袋に店員さんたちの視線がささる。

お店に手土産とか渡部かよ!笑

 

いや、これはあもちゃん用のデザートなんです~と心の中で伝える。…って伝わらん。

 

船橋屋のくず餅は私の手元に置いて、食事スタート!

酒飲みあもちゃん、もちろんお酒はペアリングで~。

 

去年の春頃、このお店を初めて訪れたのだが

「お久しぶりです!でもちっともお久しぶりな感じがしないですね!」

と女性スタッフ(料理にもお酒にもすごく詳しい有能)に声をかけてもらう。

 

過去に一度しか来てないのに(しかも1年前)覚えてくれているとは。

嬉しくなっちゃって調子に乗ったあもちゃん、

 

「本当ですね!まるで昨日来たような……ん?」

 

汗&女性スタッフ「…」←それは言い過ぎ、の目。

 

料理もお酒も超絶多いので、省略しつつ順不同で写真をいくつか。

 

関係ないが、なぜかこの形から『三体』を思い出す。

 

↓老眼の壁を乗り越えて読み終えた。面白かったです。またいずれ記事に~。

 

 

 

蓋を取るとこんな感じ~。

 

バナナじゃないよ笑

 

ボトルの色といい素材といい、カビキラーにしか見えないお酒。

 

 

 

 

 

お店からのお祝いプレート。

兵馬俑みたい。6人だけど。

 

隣の席に座っていたご家族が、花火のお祝いプレートが運ばれてきたのを見て

「おめでとう~」

とか言ってくれたので、頼まれてもないのに

「ありがとうございます~」

と立ち上がってお礼をいう私であった笑

 

そんな私の様子に、ご家族のお一人が

「写真とってもいいですか?」

とお祝いプレートの写真を撮らせてほしい、と言ってきた。

えー、私の写真じゃなくて~?

な~んてことはもちろん言わず(笑)、どぞどぞ、と心ゆくまで写真を撮ってもらった。

 

花火が消えたあとは人形を並び替えて、ヒソヒソ話してる風を装って激写!

 

出口まで見送ってくれたスタッフの方々に

料理もお酒も多くて、お腹一杯だし酔っ払っちゃった~

などなど言いながら店をあとにした私。

船橋屋の葛餅をしっかり手に握って。

どんなに酔っ払っても、おいしいものは忘れないっ!

 

後日、

「あ!そういやお隣のご家族連れ、お祝いプレートをSNSにアップしてないかな~」

とか慣れないインスタとやらで検索してみると~

 

それらしき投稿は見当たらなかったが(インスタの仕組みがわからないアナログおばちゃん)、お店のシェフの情報がたくさん出た。

あさイチ(NHK)にも出演していたり、なかなかの有名人だった模様。

すご~~~~く感じのいい人で、店を出るときもすご~~~~~~く丁寧にご挨拶してくれて、そんなにエラい人とは知らんかったよ。

 

私「聞いて聞いて~。かくかくしかじか。」←便利な日本語ナンバーワン。

汗「そんなに有名な人だったんだ~。」

私「また来年も行けるといいね!」

 

チラッ。

汗かき夫を見る私、そんな私に気づかない(フリ?)汗かき夫であった。

 

 

 

イエベだのブルベだのが世間に浸透してはや幾年。

いまだにナニベだかわかっていない私であります。

 

パーソナルカラー診断サイトとやらは数え切れないほどあるが、どれを試してみても

 

瞳の色を問われては

(1)明るい茶色

(2)ソフトな茶色か黒色

(3)こげ茶

(4)黒

 

…は?

と早速つまづく。

真っ黒ではないのは確かだが、私の茶色い瞳は果たして明るい茶色なのかソフトな茶色か。

はたまたこげ茶か。

そもそも「明るい茶色」と「ソフト茶色」の違いがわからんって!

白が200色あるように(byアンミカ)、茶色も200色あるんでしょうな。

 

とりあえずなんとかテキトーに答えても、次から次へと似たような質問が襲いかかる。

肌の色が黄みを感じるかとか、血管、髪色…そんな細かいこと問われてもわからんって。

それがわからないから診断してるのに〜。


そんな私に朗報!

 

「指を置いたとき、どちらの色のほうがきれいに見えますか?」

なんと!!

ここに指を置くだけでわかるとか、私のためにあるような診断方法ではないか!

 

よーし、早速…どちらがきれいに見えるかなっと。

 

どっちも汚ねえ!!!!!

 

あもちゃん専属の美容番長ともともは

「あもる先輩はブルベだと思いますよ〜」

と言っているのでブルベなんだと思います。

結局、他人だのみ。

心が広いなと思う人は?

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なぜ大仏の日!?
と笑った瞬間、いや待てよ。この感覚はどこかで…
 
と思ったら

 

 

やっぱし2021年に書いてた笑!

しかも「なぜ大仏の日!?」と同じこと口走ってるし。

いい加減に覚えたいものです。

そんなわけで復習も兼ねて、なぜ4月9日が大仏の日か再度書いておきますと、

 

752年(天平勝宝4年)のこの日、奈良・東大寺の大仏が完成し、開眼供養会(かいげんくようえ:魂入れの儀式)が盛大に行われた。

 

とのことです。

来年まで、下手したら明日まで覚えていられる気がしない笑

 

 

以下はあもちゃんの大仏アルバム。

 

牛久大仏

 

牛久大仏の顔(へっぴり腰の甥っ子)

 

牛久大仏の等身大パンチパーマ(螺髪)

 

 

約50年前の鎌倉大仏(ミニスカ母に抱っこされるベビあも)

 

2018年の鎌倉大仏

 

鎌倉大仏の胎内から見たパンチパーマ

 

大仏モブ

 

ガチャピン大仏

 

大仏ビスケット(の頭)

 

 

 

 

若干罰当たりなものも混ざっているが、多分ご利益、あると思います。by天津木村

 

 

 

 

年も明けた1月中旬、あもちゃんったら上記のように偉業を成し遂げ(自画自賛)、ブログ友の風香さんが

「この250年に一度の奇跡をお祝いしたい!」(私「奇跡じゃないよ!必然だよー!」)

と申し出てくれたので、早速クッソ雨が降る3月下旬、祝勝会場へ行ってまいりました。

 

みなにプレッシャーを与えるレベルに早く到着するあもちゃんであるが(そして先に飲んで待つ)、風香さんが予約してくれた店は人気店だそうで、

風香「予約時間まで座れないそうですから、⚪︎時ピッタリ来て下さいね」

と早く来んなよ、と遠回しに釘を刺され(笑)、渋々ピッタリに行きましたらば、店の入り口が見当たらずしばらくグルグル。

すると同じく入り口が見つけられない別のお客さんに出会い、二人で入り口を探し回った結果、ようやく見つかった!

一生、グルグルさせられるかと思いました〜><

 

 

グルグルした結果、1分ほど遅れて入店しましたらばもう風香さんは座っていた。

予約時間まで座れないって話はどこへ?

 

何はともあれ、大ホームランにカンパ〜イ。

 

風香「何回連続ホームランでしたっけ?2回?3回?」

私「え〜3回だったかな。いや2回だったか?ま、次も当てるからその時わかるよ。」

風香「えーすごいですね!!!」

 

言うだけならいくらでも言える笑

 

風香「今回の受賞作ってなんでしたっけ?」

私「え〜っと〜…なんだっけ?全く思い出せない…」

 

3歩歩くと忘れる鳥頭、数ヶ月前に栄光をもたらしてくれた作家さんたちをもお忘れ。

 

私「あ!!!!!思い出した。熊ʕʘ‿ʘʔと万城目さんだ。」

 

なんとか思い出せて良かったです〜。

 

風香さんがメニューの紙を見ていたので

 

私「え〜?それどこにあるの?私も見た〜い」

風香「さっき店員さんがカトラリーの引き出しに入ってるって言ってたじゃないですか〜」

私「え?そんなこと言ってた?」

風香「……( ᯣωᯣ )」

私「ハハハ、そういうこともあるってもんよ。」

 

店内が暗いわ字が小さいわで見づらい!!!!

鳥目と老眼のダブルパンチ。

 

話は聞かない、字も読めない、ないないないのないづくしのあもちゃんだが、どうでもいいことはヘビのようにネットリジットリ覚えている。

 

私「カトラリーが引き出しに入ってるって、sioと同じだ。」

風香「えっ。sioってヒロスエの、例の相手…鳥羽さんの店ですよね?」

私「そうそう。だいぶ前に一度だけ行ったことあるんだ。しかしまあ、あの年になっても恋ができるとか、いいねえ。」

風香「ご本人らが良ければ、好きにすればいいですよね。私らには関係ないし。」

私「おっさるとおり。」

 

私「体と体でぶち当たる体力が欲しいもんだね。」←ザ・下品。

風香「とはいえですよ。勢いでそういうことになったとしても、私は絶対服脱げませんよ。まずはダイエットを成功させないと〜」

 

365日ダイエッターの風香さん、肉を頬張りワインをがぶ飲みしながらのたまう。

あなたのおっしゃるダイエットとは?

 

私「部屋を暗くしときゃいいんじゃないの?」

風香「そういうことじゃないですよっ🥵」

 

私「それにねえ!いつでもマッパになれる準備をしてこそ淑女でしょうが!」←そうか?

風香「そりゃあもるさんはいいですよ。元々太りにくい体質なんだろうし。しかも痩せてドレスが落ちるとか言ってみたい。あ〜あ、口内炎になって痩せたいなあ〜!」

私「あんたねえ、口内炎、めっちゃ痛いんやで!!!!!」

 

↓口内炎で激痩せした話。

 

私の尊敬する人、それは井出らっきょさんです!

何かあればす〜ぐ裸になっていたが(昭和だね)、いつ脱いでも常に体が仕上がっているのだ。

無駄なお肉なんて一切ついてないし、どの肉もキレッキレ。

子供ながらにその肉体美に憧れたものであった。←え?笑

足も早くてさ。

カールくんやジョイナーちゃんと走っていたことも懐かしい。

 

井出らっきょって最近見ないな、と調べてみたら〜(ビバ!IT革命!←?)

 

 

明日にでも熊本行きたいんですけど笑!

そして何十年経った今でもやっぱり体が仕上がっていることに感動。

マジですごい。ソンケー。

 

そんなマッパの話から、先日放送されていた「容疑者Xの献身」の映画の話へ。

 

風香「何度見てもやっぱり見ちゃう。」

私「つっつん(堤真一)が素晴らしいよね。まさに怪演。あれは原作より映画の方がいいと思った。」(東野圭吾の作品があまり好きじゃないのもある)

風香「本当に堤真一がすごかったですよね。」

私「ほんとほんと、福山いた?って感じでさ………あっっ><」

風香「いましたよ💢!!福山さんだってちゃんといました!」

 

福山ファンの風香さんの逆鱗に触れたあもちゃんであった笑

 

話の間にどんどん運ばれてくる食事。

むしゃむしゃ食べ、ゴクゴク飲み、ぺちゃくちゃ喋りまくるおばちゃんズ。

全部アップするのは大変なので一部をアップ〜。

 

フォアグラのクリスピーサンド。

なんとなく見た目がハーゲンダッツのクリスピーサンドアイスなので、そんな気持ちで一口食べると脳がバグった。

えっ甘くない、しょっぱい!!あ、そらそうか。みたいな。

美味しかった〜。

 

豚肩ロースのなんちゃら ネバリスター・セージを添えて

 

私「ネバリスターってなんやねん!アハハハ」

店員「大和芋と長芋を掛け合わせたブランド品種なんですよ!とても美味しいんです。」

 

あ、普通に食材だったのね。

なんか突然ダジャレをメニューにぶっ込んできたのかと思った笑

 

数日後、近所のスーパーで買い物をしてると発見!!

 

早速スリスリして納豆と混ぜて、美味しくいただきました!ネバネバ〜。

 

私「いやはや、今日は祝勝会をありがとう。そんな風香さんに私からプレゼント❤️」

 

私「上さまの御朱印帳だよ!」

風香「えー!何これ、すごい!!!嬉しい!!!」

私「面白いでしょ。あ、このスタンプはあげられないんだけど。」←見せたいだけ。ヒドイ笑

 

だってこのスタンプ、御朱印帳を買ったらお店の人がおまけでくれたんだもん!

 

上さまと一緒に腰をクイクイさせたーい笑

上さまの流し目もステキ。

 

この曲、水曜日のダウンタウンで「すべての悲しみを吸収する悪魔の曲」と言われたとか。

上手いこと言うなあ、と大いに納得。

 

後日、風香さんが会社にこの御朱印帳を持って行ったら、会社の若い子に拝まれたらしい笑

ピカピカだし、そこらへんの役立たずのご神仏(コラーーッ!)よりご利益ありそうだもんね!

 

半年後、4回連続の必然を起こすのでその時はまた祝勝会をよろしく。

そう、言うのはタダ!

 

 

流行はめぐると申しますが、2ヶ月ほど前からたびたび「16診断」という単語を見るようになった。

動物占いとかなんやかんや…似たようなものが流行っては消えていく。

 

 

とりあえずやってみよう、と答えていったがとにかく長くてもうウンザリ。←言い方!

しかもそんなこと聞かれてもよくわかんないしさ〜って質問も多く、いい意味でも悪い意味でも自分と向き合う数分であった。

10分ほどかかると書いてあったが、そんな悩んだところでいいことがあるわけじゃなし(100万くれるとかならもっと真剣に考える!)、とぽちぽち答えていった。

 

結果:提唱者

 

私「ふーん。」

 

解説:提唱者(INFJ型)は最もまれな性格タイプですが、社会に大きく影響を与える人たちでもあります。うんぬんかんぬん…

 

私「社会に大きく影響を与える…いや、どこが!!!」

 

2行ほど読んだところでサイトを閉じた(笑)

それから数ヶ月が経った先日、「ピアノ演奏と性格診断」についてのYouTubeを偶然見た。

 

「そういや私は提唱者とかだったけど、結局解説読まなかったな。でももう一回やったところで同じ結果が出るとは思えないしな〜。なんて答えたかも全く覚えてない…」

 

ま、とりあえずやってみるかと答えていったが、何度も言うがとにかく長いっっっ(笑)

そんな試練を乗り越えて出た結果は!!!!!

 

結果:提唱者(INFJ-A)

 

あ、同じ結果が出た笑

 

>強い信念を持ち、理想主義者である提唱者は惰性で生きる人生には満足せず

 

えー?

 

>非常に高い目標や野心を持つというのが提唱者の特徴

 

えー?

 

>不正義に心悩まされる人たちなので、通常、個人的利益より利他的行動を重視します。

 

えー?えー?!(自己中あもちゃん、思わず二度見)

 

いや、私ちゃんと答えたよね。

自分勝手レベルを問われたような質問にもちゃんと正直に答えたよね。

ええカッコしぃはしなかったはずだけど?

 

>多くの提唱者は自分の人生には特別な目的がある、つまり“この地球上で自分が果たすべき使命”があると感じています。

 

いやもう、そんな大袈裟な!!!!!

明日食う米にも困ってるっつーのに、地球のことなんぞ考えてるヒマはない。

 

 

 

まとめ:

性格タイプ:提唱者 (INFJ-A)
性格特性:内向型 – 67%, 直感型 – 71%, 感情型 – 55%, 計画型 – 59%, 自己主張型 – 72%

 

ちょっとあもちゃん、自己主張がつよすぎんか?…反省反省!←いうだけ。

そしてこの結果の最後に「提唱者」型の有名人が挙げられていた。

 

 

・マーティン・ルーサー・キング(ジュニア)

・ネルソン・マンデラ

・マザー・テレサ

 

まさしくこの人らこそ上記解説にある「提唱者」であろうと納得の顔ぶれがそろう中、

 

「マリエ・コンドー」

 

ん?…もしやコンマリ?(箱持ってるけどお片付け中?)

歴史上の偉人とも言える3人の隣にコンマリが並んでいてよいのだろうか。

 

 

2ページ目に進みますと〜

 

ガガ様!

そしてニコール・キッドマンにモーガン・フリーマンと。

 

ふむふむなるほど、タレント部門なのね。おや、その隣にいるのは…

 

私「ゴ…?ゴ〜…ゴエテ?………あ、ゲーテか!!ええ?ゲーテ?」

 

タレント部門ちゃうんかーい!

偉大なドイツの詩人であり劇作家、小説家でもあるゲーテがこんな位置でいいんでしょうか?

コンマリよ、場所を変わってあげて。

 

なるほどそれで「提唱者」の冒頭に

「人のあるべき姿を見て接すると、その人の人間としての可能性が開花される」

というゲーテの言葉が書いてあったんですな。

なおさら1ページ目のコンマリと場所を変わった方が良いのでは?

 

3ページ以降に至っては…

 

 

ローズ・ブケイター(タイタニック)

 

架空の人物ぅぅぅぅ!!!!!

ヨーーー!ヒーーー!!ゼズ、ナーーーシンガフィー!!

(セリーヌ・ディオン熱唱!何十年かぶりに聞いたが、いい曲だったことに今更気づく。)

 

 

なんだかんだで楽しめた数分であった。

結果よりも奇想天外な色々な質問に答えていくのが良かったね。自分を見つめる。

 

 

適職についての記事もあったが、私はすでに自分の適職が何かを知っているからいいの。

私の天職、それはニート!!!!

死ぬまで一生、何もしないでゴロゴロしていたい。

天職は判明しているのに、なかなかその職に就くことができない。

とかくに人の世は住みにくい。

 

 

あもちゃんご愛用の枕はソバガラです。

 

 

 

(内容)※音楽之友社より

『ブラームス回想録集』も、『ヨハネス・ブラームスの思い出』(第一巻)、『ブラームスは語る』(第二巻)に続くこの第三巻『ブラームスと私』で最終巻を迎え、いよいよ圧巻の「ブラームス・レッスン」を収録。

笑いと涙に満ちたオイゲーニエ(シューマンの娘)の回想録から、スタンフォード、ゴルトマルクという二人の作曲家によるブラームスの思い出、唯一の作曲の直弟子イェンナーが伝える貴重な作曲法まで、回想録集全3巻完結にふさわしい傑作ぞろいの決定版。

ブラームスを直接見たり、会った人たちが書いた見聞録は強い説得力をもって語りかけてくる。そこにブラームスがいて語っているかのようだ。

 

◆◇

 

ブラームスと言ったらシューマン、シューマンと言ったら妻クララ(天才ピアニスト)、クララと言ったらブラームス…

私の中でこの3人は三竦み(すくみ)ならぬ三位一体である。

そんな中、なんとオイゲーニエ(シューマン夫妻の娘)がブラームスについて書いている!

しかも母のクララにも触れている!

これは絶対に読まねば~(ゴシップ的に笑)

と光速で購入、光速で読み終わった。

 

ブラームス…かわいい。

(「いらすとや」って、ないものはないんじゃないかってくらいなんでもあるな笑)

 

 

想像以上に面白く、モネ先生(ピアノの先生)にオイゲーニエの回想部分を(仕事中に隠れてコソコソ)コピーして差し上げたくらいの面白さ。

…って本そのものを差し上げないんか~い!と思ったそこのあなた!

聞いて驚け、この本の定価3850円ですぞ。たっか〜い。

モネ先生は興味ないかもしれないのに一方的に差し上げるには恐縮されちゃうレベルの高さじゃん?

という言い訳。

何はともあれちょっとしたプレゼントにしてはさすがに高いしね!

という言い訳。

 

目次は以下のとおり。

 

シューマン一家とブラームス(オイゲーニエ・シューマン)
第一章 私たちとブラームス
第二章 母とブラームス
第三章 思い出をいくつか

 

第二章の「母とブラームス」に興味津々よ。(ゴシップ的に笑)

お下品あもちゃん、ゴシップ心まんまんの前のめりで読んだ。

 

クララとブラームスには何かしら関係があったのではないかと噂されること約1世紀半(?)。

今となっては真相は神のみぞ知るだが、夫シューマンはあんな(メンタルは病むわ、自●未遂はするわ)だし、妻子残して早くに亡くなるし、たくさんの子どもらと突然世の中に放り出されたクララの人生は苦労が絶えず(しかし天才ピアニストゆえ生活はなんとかなった。やはり何があっても仕事は続けねばならぬ…と思ったね。)、そんな人生のひとときに偉大なる作曲家ブラームスと、体だろうが心だろうが何かしらの関係があったとしても許されると思うの。少なくとも私は許すぞ。

 

そんな母クララとブラームスの関係を間近で見ていた娘の二人への印象は!?

実際読んでみた感想はズバリ!

うーん、グレー笑!

二人の関係を娘オイゲーニエは「友人」と表現していたし、実際に挙げられた二人の間のいくつかのエピソードも微笑ましいものも多く、確かに「友人」ではあったが、どことなく何かしらのものを感じていた印象。

それは音楽家としての同志的なものか、それとも肉体的なものか、はたまた異体同心とまでは言わなくてもプラトニックな恋心なのか分からないが、二人だけの見えない絆をオイゲーニエは感じていたように思う。

 

あと私がずっと抱いていたクララの印象が結構違った。

ややこしい旦那を持って、しかも子供は多ければ多いほどいいとかなんとか旦那が言うから、生活は苦しいのに子供作りまくり(8人(うち一人は夭折))で育児しながら、家事育児演奏活動&旦那の世話を献身的にやっていた淑やかな女性〜

と思っていたのだが、確かにそれは事実なのだが、ただおとなしいお嬢様なんかじゃなく、旦那シューマンと離婚寸前かというほど音楽談義に燃え、ワーグナーの音楽に辛辣だったり、音楽家としてものすご〜〜〜〜〜く熱い人であったことに驚いた。

ああこの人もちょっと頭オカシイ人なんだ、と。

(←常々あもちゃんは「音楽やってる人は頭オカシイ、ただし私を除く」と言っております)

 

↓wikiより

>ロベルト・シューマンとは8人の子供を儲けた。1840年代はひっきりなしに妊娠しながら、ヨーロッパを回って演奏会を行っており、大変なハードスケジュールであったことが日記に残されている。

 

「ひっきりなしに妊娠」というパワーワードよ笑

 

家事育児に時間を取られてピアノに力を入れづらかった時期、旦那のシューマンから深くアナリーゼ(楽曲分析)などを学んだりしたらしい。

ピアノから離れていてもいつも音楽のお勉強。

 

ブラームスがクララにイタズラをする話は、最初わかりづらっっ!と思ったのだが最後まで読むとブラームスが何をしたかったかわかります。

訳文が悪いのか、表現の仕方が悪いのか、ここだけじゃなく全体的にややこしい表現が多く、こちら側が前向きに理解していかないとわかりにくい部分が多い。

ちなみにブラームスのイタズラと言いますのは、クララの子供時代から愛用している五線譜(クララの名前入り)を何枚か勝手に持ち出して、そこにブラームス自身が作曲したばかりの曲を書き付け

「少女時代に作った曲なんじゃないかい?覚えてないの?」

とクララに聞く、といったもの。(※クララは作曲もする。しかも素晴らしい曲。天才かよ。)

クララはその曲を見るなり

「これは素晴らしい曲ね。お父様の(シューマンのこと)匂いもするけれど、ブラームスさんの傾向が強い。とにかく私が作ったものではないわ」

と冷静に答えたとのことです。イタズラは失敗に終わった、というお話であった。

 

音楽家のするイタズラって高度すぎてわからんわ笑

(この時ブラームスが書いた曲はオイゲーニエによると、おそらく「ピアノ小品集Op76」ではないか、とのこと。)

 

それはともかくブラームスとクララの関係の記述よりも1億倍面白かったのは、ブラームスがピアノの練習方法についてオイゲーニエに詳細にレッスンしているところ。

そのレッスン内容はすごく具体的で細かく興味深い。

 

9ページ

「優しく我慢強く、私の能力と進歩の程度に合わせてくれた。彼が重点を置くのは指練習である。(略)ブラームスは指練習やテクニック全般を、母よりもずっと大切に考え、音階(スケール)、分散和音(アルペジオ)はもちろんのこと、練習曲を沢山弾かせた。レッスンでは親指の訓練が中心で、思い起こせば自身の演奏でも、そこに細心の注意が払われていた。(略)」

 

親指って扱いがすごく難しいんだよね。日々私も感じるし、今でもよく言われる話である。

そもそも他の指と生え方が違うんだもの、そら難しいわ。それをブラームスも感じていたんだなあ。

 

またバッハについては割とページ数を割いて説明していて興味深かった。

 

12〜14ページ

「バッハを勉強するとき、ブラームスが重きをおいたのは、リズムである。その指導は私の中で息づき、音楽生活をする間中、成長を続けているようだった。微妙なリズムの動きを感じるようになったのである。(略)

 シンコペーションは、意味合いを考えてはっきりと響かせると、他の声部との間に不協和音が生まれる。ブラームスは、そこで醸し出された和音をじっくりと聴かせた。掛留音にも同じような見方をさせたが、彼が満足するような演奏など、できるものではなかった。レッスンで一番楽しかったのは<フランス組曲>だ。この曲集を、先ほどのような方法で演奏すると、見事に響く。ブラームスはそれまで気づかなかったことを気づかせてくれたのだ。もう二度と見過ごすことはないだろう。

 バッハの作品ならば、時に応じて音が切れないように重く弾くこと(ポルタメント奏法)は是としたが、スタッカートは絶対にだめだと言われた。

 「スタッカートでバッハを弾いちゃいけない」

 「でもママはよく、スタッカートで弾いている」と口答えすると、

 「お母さんの若いころは、バッハをスタッカートで弾くのが流行していた。でもお母さんだってそんな弾き方をするのは、決まった箇所だけだよ」(略)」

 

令和の時代もバッハをどう弾くかというのはよく議論になる。それがブラームスの時代もだったとは。そうやって時代は繰り返していくのだなあ。

 

↓ハイドンのソナタ全楽章の演奏で無理難題をふっかけられるお話(笑)

 

 

>ハイドンのソナタ62番って面白くて、古典派なんだけどちょっとモダンで、でもやっぱりバロック的な箇所も出てくるんですよ。で、私はあ〜バッハっぽい〜ってザクザク無機質に弾いたら、先生に無機質に弾こうっていう意識はわかるんだけど、無機質すぎるし、曲の方向性が見えなくなるって。あまりメッタぎりにしないで。でも音は絶対につなげないで。って言われて。次のレッスンまでの間、そこをどう演奏しようか悩み続けましたよ。

>ザクザク弾くな、でもつなげるな、ってどないせえ言うんじゃ〜。

そして小節線やら音形の意識を超えて、青い波を1つのブロックと考えて弾けとな。

 

 

モネ先生が言っていることとブラームスが言ってたこと、なんか同じかも知んない。

と今思ったのであった。

 

このシューマン夫妻の娘オイゲーニエだが、最終的にはピアノ教師となる。

クララとブラームスからピアノを教えてもらってピアノ教師になるとか、羨ましい環境。

だが、やはりほら凡人からすると(って周りが天才すぎるだけでオイゲーニエも十分ピアノ上手いんですよ!多分。)、常時天才たちに囲まれている環境って苦しいよね。

そもそもこのエッセイの始まり方も切なかった。

 

「1872年の春のこと、「この夏、ブラームスさんにレッスンを頼みますからね」と母に申し渡された。新しい先生に影響されれば私も新鮮な気持ちになって、やる気を出すと考えたのだろう。とても悲しかった。ママは満足していないのだ。できるだけのことはしているのにーーそして何より、ママのために勉強するのがいちばん好きだったのに。」

 

つ…つらい。

切なすぎるーーーーー!!!!

 

切ない書き出しで始まった、このブラームスについてのエッセイの最後は、胸が締め付けられるような寂しい事実が綴られ、それでいてとても温かな描写で締められる。

うーん、オイゲーニエは音楽の才能はご両親からあまり遺伝しなかったのかもしれないが、文才はお父上の血を強く受け継いだのかもしれない。(※シューマンは文学にも通じていた。)

 

正直この本はあまり期待せず読んだのだが、思いのほか面白く、今回はシューマンの娘さんのエッセイだけ取り上げたが他の方からみた「ブラームス」像も色々と面白かった。

やっぱり音楽やっている人は〜〜〜〜〜〜〜略!

 

 

 

わーん、ポルリーニさ〜ん(ノД`)・゜・。

 ※私が幼い頃はポルリーニ表記だったため、私の中ではずっとポルリーニさん。

  いつからポリーニさんになったのか。

 

ポリーニさんの生音が聞けて、本当に良かった!!

素晴らしいコンサートであった。

 

2018年か〜

新コロが発生する前で本当に良かった。神は私をお見捨てにならなかった。←?

 

あの耳だけはいい汗かき夫が

「すごかった!今まで聞いたピアニストの中で一番素晴らしい演奏だった」

と感動していたほど。

ポリーニさんの音を、あの遠くに座っていた私の心の中にまで響いて染み渡った美しい音を、私は一生忘れない。

 

↓耳の良くなる汗かき夫

 

 

ポリーニさんの上記記事でピアノソナタの動画は貼ったので、ノクターンをこちらに貼った。

これまたスンバラしい演奏で泣ける。

 

ポルリーニさんはショパンをあまり好まない私にショパンの素晴らしさを教えてくれた。

 

あもちゃん人生最初で最後のポルリーニさんのコンサートのパンフレットはもちろん宝物。

大事にとってある。

(大事に奥にしまい過ぎていて、ちょっと探してしまった笑)

 

あもちゃんが生まれた頃から来日してくれていたんだな〜

(写真が切れているが、あもちゃん生誕の1974年の来日時にはベートーヴェンの「テンペスト」や「ワルトシュタイン」を演奏している。)

1976年のシューマンの交響的練習曲は聴きたかった!

 

↓ポリーニさん演奏のテンペスト3楽章。

 この曲、高校1年の時に弾いたなあ。すごく好きだったし今も好きだし、この3楽章は傑作揃いのベートーヴェンのソナタの中でも最高傑作だと思う。とても緻密に作られた珠玉の一作。

 

 

私の中のポリーニさんはこんな感じ。

イタリアの伊達男❤️

ちなみに2001年の来日時はミケランジェリに捧げるコンサートだったらしい。

行きたかったな…

(あもちゃん、ミケランジェリが死ぬほど好き。…もしかしてイタリア人のピアノが好きなのかしらん)

 

ミケランジェリといえば、指導を乞いに訪れたポリーニとアルゲリッチに「彼らはすでに完璧なのだから必要ない」と言って、アルゲリッチはミケランジェリの卓球の相手ばかりさせられていた、というエピソードが最高。

 

ありがとう、ポルリーニさん!

さようなら、私のポルリーニさん!

本当に大好きだった。

今頃天国ですんばらしい音色でピアノを弾いていることだろう。

きっと神様もウットリ。

 

 

 

(あらすじ)※Amazonより

【中央公論文芸賞受賞作! 】
【島清恋愛文学賞受賞作! 】
結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか
共感と絶賛の声続々! あたたかなエールが届く共感度100%小説!

東京で働いていた32歳の都は実家に戻り、地元のモールで店員として働き始めるが…。
恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなの無理!
答えのない問いを生きる私たちをやさしく包む物語。
7年ぶり、待望の長篇小説

 

※すんごくネタバレあります

 

◆◇

 

 

 

 

上記作品を読んでぜひとも、山本さんの「自転しながら公転する」を読もうと思っていた私。

3歩歩くと忘れる鳥頭あもちゃん、それから1年以上経過した先日、本屋さんに立ち寄った際にふと思い出してようやく買うことができました〜。

 

大変面白く読み、思い出した甲斐があったってもんよ。

どの登場人物も絶妙に好きになれないところがすごくリアルでいい。

誰からも好かれるような聖人君主のような人間はおらん!キッパリ。

主人公の都にしても、母親の介護(重度の更年期障害)をしながら仕事もする…

一見健気な女性に見えるが、いや確かに健気な一面もあるのだが、それと同時に割とイヤな面や面倒くさいところも持ち合わせていて、本当に等身大のアラサー女性って感じ。

そういう感じで主人公だけでなく登場人物全員を多面的に描写する。

 

なのでこちらが一度あっさり受け入れたor否定していた描写も、いやでも待てよ、とよくよく考えてみたら、否定or受け入れる、ということもよくあった。

例えば都が失職中の恋人の貫一から10万円以上もするネックレス(Tiffany)をプレゼントされ、もらった瞬間は嬉しかったが後で値段調べたら(リアル笑)とんでもなく高い代物だと知り

お金の使い方、生き方が刹那すぎる、こんなものもらえない、無駄遣いじゃないか

とヤイヤイ延々と責め立てる。

 

いや〜せっかくのプレゼントなんだからそんな言い方しなくても〜

と私は思ったわけであります。つーか、めんどくさ。

と思ったら、貫一も私と同じタイミングで、めんどくさ、と思い

都の頬を思わず張ってしまう。

いや、殴っちゃあかんて。

とは思ったが、気持ちだけはわかる。

 

その話を都は友人に話すのだが、友人は

もしそれが同じ値段の婚約指輪でプロポーズされてたらどうしてた?

と聞かれた時、都は

多分喜んで受け取ったと思う、

と答え、恋人が散財?したことが自分のお金を抜かれた気分になった、と都は語る。

 

その答えを聞いた時に再度巻き戻ってネックレスをもらったシーンを思い出すと、

結婚を切り出さない恋人、その恋人も失職して現在求職中、将来が全く見えない、この人と結婚するのかどうか、この先自分はどうやって生きていくのか、仕事は続けるのか、私は一人で食っていけるだけの仕事ができるだろうか、家族の介護は…などなど考えてみたら、

そら、いつまでも結婚を切り出さないくせに、こちらはこの人と結婚する人生も考えているのに、なのに未来図も描いてくれなのにずるずる恋人関係を続けるような人間から10万以上もするネックレスなんぞプレゼントされたら文句の一つや二つ…100言くらい言ってもまだ足りないかもしれない、と思い直す自分がいた笑

 

ただ全体的に作品は貫一に好意的に描かれていて、都がなんだかんだ貫一との結婚を迷っている最中も私は、

いや〜この人でいいと思うけどなあ〜。

中卒だけど読書は好きで色々と知っているし、なんなら無知の都よりずっと賢そうだし…

と思っていたし、なんなら最後(エピローグ前)に、ハッピーエンドで物語が閉じられた時にはホロリとまでした。

だがしかし冷静になって貫一のそれまでの人生、を考えた時

いや、ちょっと待て。この人、なんだかんだで酷くない?

と気づく。

過去の犯罪もそりゃ自分は直接関わっていないにしても、結構な酷い内容(ここじゃ書けません><)だったし、それ以降も好意的表現をさっぴいて第三者的に考えたらこの人の人間性もロクでもない気がするぞ。

ということに気づく。

 

ちょっとした話でもそういう場面があった。

ボランティアに行った先で、邪魔でしかないど素人である都が熱中症で倒れ(マジで邪魔でしかない笑)、ボランティア活動を仕切る女性に帰るように言われるも、いやでももう少し頑張らせてほしい…と都が頼むも、迷惑そうな顔するのだが、こちらは都の視点で読んでいるから

都の「少しでもお役に立ちたい」という気持ちだけはわかってあげてほしい!

とつい肩入れして、そんな迷惑そうな顔しなくても〜><

とボランティア活動を仕切る女性に嫌悪感を持ってしまうのだが、まあ、よくよく考えてみたら(考えなくても)足手纏いでしかないわけで笑

 

たくさんの人物が登場するが、どの人物も視点を少し変えたら見方がまるで変わる、という作品で、等身大の今の人間を見ているようであった。

 

セクハラを受ける都も、仕事で先輩後輩に板挟みになる都も、いちいち大変なのだが、それを傷つきながらも1つ1つなんとか死に物狂いで乗り越えていく、その姿もよかったなあ。

共感はしないけど。

なんかもう少しやりようがあるでしょうよ、とは思う。思うが、じゃあ自分だったらもっと上手くやれてたか、というとやっぱり結果論でしかなくて、これ以下の行動をとるかもしれないし、逆に上手に逃げていたかもしれない。

都は上手にやり過ごすこともできない代わりに、逃げることもしない。

そんな不器用でありながら、実直な一面も見せてくれる作品であった。

 

何度も言うが、どの登場人物もなんか好きになれないの笑

不器用にもがいている感も好きになれないし、爽快感もないし、頭もちょっと弱めなところもアレだし、性格も決してよくはないし…と延々苦手なところを語れる主人公やその他大勢。

それでも不思議な魅力を持ち合わせた作品であった。

 

とか絶賛しときながら文句も言わせてください。

モンクィストあもちゃん、一言言わなきゃすまない性分!

 

プロローグとエピローグの浮いてる感たるや、あれは一体…?

特にエピローグ。

プロローグでベトナム人との結婚を大々的に匂わせ、そしてメインの話にちょいちょいベトナム人のニャンくんが登場する。

 

ってことはプロローグに出てきた新郎ってこのニャンくんなのでは?

貫一とは結婚しないのかな?

…な〜んて思わせておきながら、都が結婚するのはこのニャンくんじゃないんでしょ?

 

と思いながら読み進め、思ったとおりプロローグの新郎はニャンくんではなかったし、プロローグ&エピローグは登場人物らの「その後」が描かれているんだろうなあ、と思っていたら全てそのとおりだった。そのとおりじゃなかったのは「その後」が想定よりだいぶ未来だったこと。

 

この結婚式の新婦は都だとして、ベトナムで挙式してるけど新郎は貫一?

あのあとベトナムに移住でもしたんかしら(新郎行きつけのベトナムレストランの描写がある)?

 

などなど想像しながら読みましたらば、なんと新婦は都と貫一の娘で、新郎は全く知らないベトナム人(見ず知らずというかニャンくんの親戚)!

 

え?都って何歳って設定だったっけ?というか物語の時代設定っていつぐらいだっけ?

広島豪雨災害のボランティアに行った時が30過ぎて〜とか言ってたから・・

とエピローグの現在地が「2042年」であると知らされるまで、色々と考えちゃったよ。

私が今生きている2024年よりだいぶ先!

こういう恋愛小説って現在地を書くもの、と思っていたので、まさかの近未来の表現に意表を突かれすぎて、ええええ〜となった。

朽ちていく日本と、成長を続けるベトナム、とか。

十分あり得るが、そうならないかもしれないし、恋愛小説にそんなSF?的な話が混じってくるとは思わなんだ。

 

そしてあまり近未来的な背景を描くと色々と不都合があるのか(そらあるでしょうね)、エピローグの大半が都の娘の結婚式の様子で、あれ(都と貫一のハッピーエンド)から現在2042年に至るまでが語られていくのだが、超絶駆け足の説明口調。

 

なんだかとってつけたような話だな、と思って読んでいたら、最後に

「プロローグ、エピローグは書き下ろしです」

とあり、毛色が違っていたのはそのせいか、となるほど納得であった。

山本さんはどうしても書きたかったのかなあ、このプロローグとエピローグを。二人の未来を。それまでの二人の苦労を。

 

そんな文句だらけのプロローグやエピローグはともかくとして、メインはよくできていた。

しかも介護と仕事で行き詰まって、主人公がどん詰まりになる様子は見てて辛い〜と思ったら場面が転換したりして、これでもかと人物を追い詰めない様子は精神衛生上すごくよかった。

普通に生きていたら、ちょっと辛いことはありつつ、まあトータル幸せだったりするもので。

そういう微妙な「普通」を描くのがすごく上手だったと思う。

 

都の勤務するアパレルの職場の様子は、取材が緻密だったのか山本さんが以前そういう世界で働いていたのか、かなり詳細に描かれていた。

と言っても私は見聞きしたことない未知の世界なのでリアルな世界なのかどうかわからないが、そんな私から見た感想は、

ヒェ〜アパレル業界で働くのって大変そう〜><

でありました。

あと更年期、大変そう!!!!である。

怖いわ…あともう少ししたら更年期くるかしら…ドキドキ。

 

大爆笑したのはね〜

貫一が都のご両親に挨拶しにきたところ(お付き合いしてます的な挨拶)。

都の父親が、結婚の話を急に出してきて結婚に対してのらりくらり答える貫一にだんだんイラついてきて激昂した瞬間、ぶっ倒れたところですね。←貧血w

いや〜面白かった。

笑ってる場合じゃないけど、非常に滑稽でリアルだった。

貫一の人間性を知らないから、そんな勝手なこと(都との結婚を反対とか)が言えるんだよ!

と父親に反感を持つ私であったが、それこそ冒頭で書いたが、よくよく考えたら結婚するかどうかもはっきりしない男と30過ぎた自分の大事な娘がダラダラ付き合ってたら、そりゃ苦言の1つや2つ、それどころか100も200言いたくもなる気持ちもわかるぞ!娘の意思を尊重したい気持ちもあるけれど。

と立場も変われば見方も変わるってもんで。

 

そんな中、都の母親は私は好きだったな。

あの世代のわりに娘に理解はあるし、全体的にクールだけど私はこんな母親がよかったわ〜

←圧強めの西日本最強母を想像しながら笑

娘の都の視点からだと色々問題もある母親だが、親だって完璧なわけじゃないし、母親から見た娘の都もなかなか大概だったし。

親子だって人間関係の難しさは変わらない、ということを描いた作品でもあった。

 

 

知らなかったのだがドラマ化していたらしい。

 

評判はどうだったんでしょうか。

 

ところで都が働いている職場は、おそらく「あみアウトレット」のショップであります。

牛久大仏が出てきたり、牛久大仏の駐車場が出てきたりして、

あ〜あそこらへんか〜

と懐かしく思いました。

 

↓甥っ子、ランドセルを買うの巻。

 

か〜わ〜い〜い。こんなかわいかった時代もありました。

今も可愛いんだけどさ!

 

私は昔から周りの友人らに比べてそんなにポップスを聞く習慣はなく、テレビっ子あもちゃんではあったが自分の部屋にはテレビはなかったので、日々NHK/FM(山々に囲まれAM電波が入らないド田舎育ち)でクラシックを聞いていた。

 

↓たとえばこんなエピソード。どんだけ流行遅れの田舎もんなんや。

 

とはいえお笑い大好きあもちゃんなので、テレビはリビング…なんて築100年超えのあもちゃん家にオサレなもんはなく、座敷の居間で家族とケラケラ見ておりました。

 

そんなテレビっ子あもちゃん、最近ち~っともテレビを見ない。どれを見ても面白くない。

いよいよ加齢が進んだ気がする!

てなわけで、うちの大画面テレビはもっぱらラジオ代わりに自動再生のYouTubeが勝手に放映されております。振り出し(ラジオ)に戻る笑

 

そしたら昨日、以下の番組?が流れて来た。

伊福部昭ラブのあもちゃんのために、YouTubeのAIちゃんがセレクトしてくれたのであろう。

(NHK FM2014年4月26日放送 片山杜秀「クラシックの迷宮」より )

 

皿洗いしながら聞いていると、解説者が語っている感じから

「お?ラジオ番組をアップしてるのかな?」

と思いながら、お皿を洗う手をとめて聞いていた。

 

そしたらさ~

 

「以後、戦前戦中戦後をとおして伊福部昭という人は毀誉褒貶が激しかった面もありますけれど(略)ゴジラをはじめとするたくさんの仕事でよく人口に膾炙したという(略)」

 

ちょちょちょちょ、待て待て待て待て。

脳内で一瞬、言葉が渋滞した(笑)

 

キヨホーヘン…あ!毀誉褒貶か。

ジンコウにカイシャ………あ!人口に膾炙か。

 

さすがNHK。←?

毀誉褒貶はともかくとして、「人口膾炙」なんて受験勉強でしか見たことない気がする笑

そんな言葉を実際に口に出されると感動するもんだな(なぜ!?)

 

私の脳内で言葉が渋滞している間も解説者の話は続いていたが、しばらく言葉の事故現場に思いを寄せていた。

 

ラディコでも時々聞いているが、ラジオってやっぱいいなあ。

ちなみにこの解説のあとに流れた伊福部昭の協奏風狂詩曲(第2稿)はやはりすばらしかった。

前橋汀子の演奏ってのがまた時代を感じられていい。

※ピアノ話についてのおさらい

20年という長い空白期間を経て、2018年1月からピアノレッスンに通っています。

(登場人物)

 モネ先生=私の現ピアノの先生

 

 

興奮冷めやらぬまま(大げさ)、母と汗かき夫と3人で打ち上げ焼肉パーティを開催(母はうちにお泊まり笑)、その間もつくづく自分の置かれている状況について考えてしまう。

つい肉を見つめながら考え込む。

 

私「むーん」

汗「ん?どうした?」

私「毎度毎度の話なんだけど教室はやめたいけど、モネ先生には習い続けたいしな~って。」

汗&母「教室をやめるのは賛成。」 ←声を揃えて言う〜笑

汗「先生は難しいところだけど、あっちの大人の愛好家の会の主催者さんとかMさん(二人とも超絶上級者)に相談してみれば?」

私「紹介なんかされたら、その先生と合わなかった時に言い出しにくいし、それ以上に私が早々にやめちゃったりしたら二度と二人に顔合わせられないじゃん!」

汗「紹介はともかく、とりあえず相談してみるだけでも~」

 

考えてみる~。とか言いながら、毎回いつしか時は流れて思いは遠い彼方へ。

 

↓たとえばコレとか

 

↓たとえばコレとか

 

ずっと言ってんな、私。

 

ただ教室を辞める云々はともかく、詳細は省くがモネ先生が私にいかに細かく丁寧にレッスンしてくれていたのか、と激しく思い知らされることがありましてな。

どんなに素晴らしい教室運営がなされていても、先生がサッパリだったら本末転倒だし。

だからって今のポンコツでいいかというと…

てな具合で振り出しに戻る(笑)

 

そんなわけで発表会が終われば通常レッスンに戻る。

次は何をレッスンしましょうか、という話を発表会前のレッスンでちょっとしていた。

 

モネ「あもるさんにもらった一覧表、ちゃんと持ってますよ〜」

私「わ〜すみません。よくよく考えたら、手書きじゃなくてデジタルで送ればよかった。」

 

私の渡した一覧表についての記事はこちら↓

 

モネ「あれからまた色々増えてるでしょう?何かありますか?その中から選びましょう。」

私「えっ、あ、じゃあじゃあ〜!」

モネ「ちょっと待ってくださいね。メモります。」

 

当時、モネ先生が提案してくれた

ショパン バラード2番、スケルツォ2番

もリストに入れていたのだが、どうせ(希望を挙げるだけならタダ)だからスケルツォなら1番が一番好き。ってことで削除、そして新曲追加。

 

(2022年候補)

ラヴェル ソナチネ(全楽章)

ラヴェル クープランの墓(全部)

ショパン エチュード(数曲)

ショパン バラード2番、スケルツォ2番

シューマン ノベレッテン(数曲)

モーツァルト ソナタ8番

ベートーヴェン ソナタ8番「悲愴」、ソナタ22番(いずれも全楽章)

クライスラー=ラフマニノフ 愛の悲しみ

 

(2024年新加入)

サン・サーンス アレグロ・アパッショナート

シューベルト 即興曲集 第4番(ヘ短調,D935,Op.142)

ショパン スケルツォ1番

ラフマニノフ 楽興の時3番+4番(セットでやりたい)

プロコフィエフ ソナタ1番、2番

 

弾けもしないのに、こうしてどんどんやりたい曲が増えていく。

そんな感じでテクニック度外視で以上を提案。

 

モネ「サン=サーンス…この曲ピンとこない…スケルツォは1番が好きなんですか?2番3番を弾きたいって人が多いのに笑」

私「えっ。そうなんですか?元々ショパン自体があまり好きじゃなくて。でもスケルツォ1番だけは唯一好きだったんですよ。」

モネ「なるほどなるほど。」

 

そして発表会終了直後、早速モネ先生から連絡があった。

 

「本当に今日はいい演奏を聴けて大満足でした!何より基本の音色が美しくパラパラで、あもるさんの音で演奏してもらってきっとシューマンも喜んでるはずです」

 

さすが褒め名人モネ先生、極上の言葉で生徒を労うことを忘れない。

 

「で、次の曲の候補をいくつか挙げました。」と提案された曲は以下のものであった。

 

・ラヴェル ソナチネ(全楽章or1楽章+3楽章)

・サン・サーンス アレグロ・アパッショナート

・シューベルト 即興曲集 第4番(ヘ短調,D935,Op.142)

・ショパン スケルツォ1番

 

モネ「ラヴェルのソナチネを勧めすぎ、と思われるかもしれませんが、この曲がオススメというよりもプロコフィエフの準備の意味で勧めます。いきなり次がプロコでもいいのですが、近現代の曲は新しい響きの中にも計算された緻密さがあり、ラヴェルのソナチネで時代のステップを踏んでおいた方がスムーズと思います。あとラヴェルのソナチネを通っておけばラヴェルの大曲にも行きやすくなりますしね。」

 

以前、ラフマニノフで悪戦苦闘する私の姿を見ているから、モネ先生もよくわかってらっしゃる。そう、私、これまでにほとんど近現代曲に触れてきてないから理解力が恐ろしく悪いのだ。

その代わり、バロック・古典派・ロマン派(初期)は多少はイケる!多分。

 

そこで私が出した結論は!!!!

 

私「シューマンソナタ全楽章の次なので、単体の曲をやりたいのでソナチネは次の次でお願いします。で、残り3曲ですが…どれも好きだから全く選べません〜。先生が教えたい曲を選んでください〜」

 

例のごとく丸投げでありました笑

ちなみに汗かき夫に意見を求めますれば。

 

汗「あもさんが弾きたい曲ってスケルツォっぽいけど、モネ先生はサン=サーンスを選ぶ気がする。」

私「え、なんで?簡単そうだから?」

汗「どこが笑?そうじゃなくて色々な技術が詰まってる感じがする。ピアニストが弾く曲って感じ。」

 

ピロ〜ン。

 

私「あ、モネ先生からお返事だ〜」

モネ「じゃあサン=サーンスで行きましょう。私が教えたいというか、あもるさんの演奏でこの曲を聞いてみたいですね。」←褒め上手〜笑

 

汗かき夫、大正解。

しかも調べたら

 

 

>ソロ・リサイタルにおいて一人で好きなように時間が使えるのならともかく、コンクール、おさらい会等において、一曲の短い時間でテクニックと抒情的な音楽性の両方をアピール可能な「虫のよい」作品は少ないが、この《アレグロ・アパッショナート》はそのような作品の一つである。なぜなら元々「コンクール」のために書かれたからである。  

 

汗かき夫は私より曲に対する理解力があるんじゃねえか、と震える笑

 

↓ちなみに曲はこんな感じ。

 

モネ「楽譜ですが輸入版しかないようです。無料ダウンロード版もありますからそれでもいいですよ。」

私「コピー譜ってすぐグチャグチャにしちゃうから(粗忽者あもちゃん)、輸入版がすぐ入手できるようならそっちを買います。」

 

てなわけで、翌日仕事終わりにヤマハに寄りましたら、よかった、2冊あった!

 

そういやモネ先生、輸入版しかないようですとか、この曲ピンとこないって言ってたから、この曲の楽譜持ってないのかも。そしたらモネ先生に買わせることになっちゃう。いや、それはさすがに申し訳ない。

と、(汗かき夫の)金にモノを言わせて、ヤマハにあった2冊買い占めてやりました(笑)!

 

以前、どこぞの大先生がTwitterだかで

「レッスンを受けにくるのに、コピー譜なんて持ってのほか、楽譜を2冊用意しないなんてありえない。」

的なことを書いてあるのを見て、

 

え〜?楽譜だって高いのに生徒さんも大変やんか。

つーか、大先生なら楽譜くらい持ってるやろ〜。

 

と見ず知らずの先生の書き込みに心の中で悪態ついていたのだが、なるほどこういうことか、と何年ごしかで腑に落ちた笑

王道のベートーヴェンやモーツァルトのソナタなら先生も当然お持ちであろうが、マイナーな曲(サン=サーンスがマイナーかどうかはさておき)でしかも輸入版、さらには生徒側からやりたいと言われた曲の楽譜を先生が持っているとは限らんわな。

それを先生に用意させるのはさすがに気が引ける〜。

 

レッスンまでに先生が買ったらいけないので(笑)、用意してあることを報告しましたらば感謝されました。買ってよかった〜笑!

 

で、今譜読みをしてるんですがね…

最後まで音符どおりに弾けるし、まあまあなテンポでも弾けるんです。

がーーーーーー!

ちっとも手応えがない。

全く弾けてる感じがしない。

 

自分はリズム感悪い方じゃないと思っていたが、撤回させていただきます。

もうとにかくリズムがとりづらいっっっ!!!

一人で譜読みしながら

「え?今、これ、何拍子なんだっけ?」←しょっちゅう拍子が変わる。

といちいち拍子を確認していた。

拍子を意識しながら譜読みするなんて、こんなの人生で初めて(おいっっ笑)。

 

ハチロク(6/8拍子)は日本人には難しい、とよく言われるがすごくよくわかる。

1時間のレッスンでどんだけモネ先生から

「もっとハチロクを意識して」

って言われたことか笑

今までもハチロクの曲ってやってきたはずなのに、こんなに難しかったっけ〜?

しかもリズムだけじゃなく、和声の進行も慣れないし。

なんでこんな動きすんの〜?

みたいな箇所があちこち点在。

これが時代のステップってやつかもしれん。

恐ろしく理解力の悪いあもちゃん、プロコ行く前に、そしてラヴェル行く前にサン=サーンスやっててよかったかも。

(サン=サーンスの門下生のフォーレの門下生がラヴェル。孫弟子?みたいな感じ?)

 

サン=サーンスのレッスンを受け始めてから2週間後。

お休みしていたバッハの平均律を再開したのだが、こちらは4声もしっかり把握した上で1日で弾けるようになった…

昔取った杵柄、とはよく言ったもんだ。

 

ピアノを習っているチビッコたちに伝えたい。

好き嫌いせず、あらゆる時代の曲に触れておいた方がいいよ〜と。

じゃないと私みたいになるよ〜と。

 

サン=サーンスの似顔絵イラスト(音楽家)

 

「いらすとや」ってなんでもあることに驚き、そして感心笑

ついでにラヴェルとフェーレも調べたらもちろんあった。ちょっとすごすぎんか!?