リディアンのシングル子育て生活

リディアンのシングル子育て生活

リディアンがこれまでシングルファザーとして子育てしてきた実体験を、赤裸々に書いてみようと思います。

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(多分それぞれの自治体の方針に依るのだろうという前提の元で──)
 
 
先日、突然電話が掛かってきた。

「教育委員会の○○という者ですが、お子さんへの担任の対応の件で…

(中略)

…なので、ちょっと担任に変わりますので」

僕:「はぁ」

担任の先生:「この度はお子さんへの対応の初動について、とても軽率なことをしてしまい、申し訳ございませんでした。

(中略)

以後、このようなことが無いように致しますので。。本当に申し訳ございませんでした!
 
 
訳が分からないまま2度も謝られて電話が切れた。
担任の女性の教師は、やや涙声だったように思う。

まぁ実のところを言うと、何の事だか察しはつくのだ。

ちょっと前にあたりんから「今日、先生に怒られちゃった(テヘ☆)」とか聞いてたので、おそらくその件なのだろう。
とはいえ、怒られた内容は、まぁ常識的に考えても仕方のないようなことであり、仮にそうでなくても別に先生が生徒に注意するのは当たり前だと思っているので、
「そりゃしゃーないね、次から気を付けな!」ぐらいでサラッと流して、僕の中では完全に終わった話だったので、思いっきり面食らってしまったのだ。


要はこういうことなのだろう──

つまり、親から先生へのクレームが多く、教育委員会としては何とかそれを抑えたい(あんまり表沙汰にしたくない)ということで、
親(僕)から「何うちの子を勝手に怒ってるんだ!」と言われる前に先手を打った。
教育委員会としても真面目に対応しているんだということをアピールしたい。

まぁ、想像だが大方そんな所だろう。

まったく冗談じゃない、と思う。

確かに、昨今よく話題にもなっているが、所謂「モンスターペアレンツ」と呼ばれるような、理不尽なクレームを付ける親は多いのだろう。
それに一々真摯に対応していたらキリがないから、先回りして教師に謝らせるというのは、ある意味致し方ない部分もあるのかもしれない。
教育委員会としても苦渋の選択なのかもしれない。(あんまりそんな感じでは無かったが)

でも、そんなことを繰り返していたら、肝心な「教師としての尊厳」は完全に無くなってしまうだろう。

僕は個人的には、仮に担任の先生と教育方針が違っていたとしても、基本的に「子供は先生の言うことは絶対!」という考えである。
もちろん色んな先生はいるだろうし、非常識な考えの人も中にはいるかもしれない。
でも、それぐらい先生を信頼しているし、尊敬もしている。だからこそ、安心して自分の子を任せられるのだ。

それなのに、それを真っ向から否定するような行為である。

実際教師としても、生徒&親と教育委員会の間で板挟みなのだろう。
その状況は痛いほど分かる。

ただ、そんな環境で本当に健全に、これからの未来を担う子供を"教育"することが出来るのだろうか。

たった1本の電話だったが、すごく考えさせられた一件だった。