「涙の木」はチェルノブイリ原発事故をきっかけに創り続けて来た絵本です。
原画の他にもカラフルなイラストや小物などアレやコレや、賑やかにお待ちしてます。
2024/4/18 (木) 〜 4/25 (木)
11:00 - 19:00(最終日17:00迄)
◆ギャラリーのお客さまへの接客
誰でもそうですが、「買ってもらいたい」というのがみえみえの接客は、接客されるほうとしては、興味のあるものについてもひいてしまいます。
でも「こういうこと知りたいな」「これはどうなってるんだろう」「こういうのどうやったらいいんだろう」っていうのにこたえるのは必用。
接客とは、お客様のニーズにこたえるのが第一。
また接客に限らず、仕事とは、仕事をする先には人間がいて、その人の必要な情報を提供したりよいもののための提案をすることにあるのではないだろうか。
そのうえでできるだけ時間を有効に使うべく段取りが必要。
ヨドバシで電化製品を選ぶとき、店員さんに色々聞きたいと思う。
例えばカメラ。
私の場合は、カメラに詳しいわけではないので、できればシンプルに簡単に使いたい。
ギャラリーで展示する絵画や陶器、立体作品を映したい。
そういう場合、できるだけ現物に忠実な画像になるようなカメラが欲しい。
なおかつ予算このくらいで、というのに一番適しているのはどれか。
カメラに詳しくていろいろ知ってて自分で選びたい人はいいが、私のようなものはその商品についてたくさんの知識を持っている店員さんに話を聞きたいのだ。
その場合店員さんが私のニーズに沿ったものでなくて
「いやいやでもこっちは、こうやってこうやってちょっと手はかかりますが実際の物以上にものすごくきれいに撮れるんですよ。」←いや実物通りに撮りたいんだってば!
「このカメラは動いているもの瞬間でとらえるんですよ」←いやいや絵も陶器も動かないから!!
とかいう人はだめだ。
私はそういうニーズではなく、作品を忠実に再現してくれる、あまり難しい手数を踏まなくてもいいものが欲しいのだ。
現物以上にきれいなものや、動いているの者の瞬間のシャッターチャンスがとらえられるものではない。
絵画やアート作品の場合だと、それよりちょっと間接的になるのだけれど、まずお客様のニーズを感じ取ることだ。
初めてのお客さまは特に、ちょっと何気ないことで笑顔になって気持ちを開いてもらうのが必要です。
「いらっしゃいませ」の次はいきなり絵の説明とかしなくても、「素敵なかばんですね」とか「きれいな色のコートですね」とか、お客様への声掛けはなんでもいいのです。
それから作家から聞いた作品のエピソードを話して、相手に気持ちをほぐしてもらう。
特にじっと見ている作品などについては
「この作品素敵ですよね。お客さまはこの作品のどんなとこが気になりますか」とか、相手と会話することが大切である。
一方的にこちらが話していることを聞いていても(そういうのが好きな方もいますが)、
相手の気持ちがつかめない。
相手が話すことによって相手のニーズが見えてくるのである。
絵の場合商品説明というより、この絵を持つことによって具体的に、お客様にどんな利点があるか直接的ではないにしろ伝えていくことだ。
絵の技法とか素晴らしさとかも少しは必用だけど、それ以上に、これを持つことによってもたらされるよいこと、それがけっこう精神的なものだったりするので、なかなかアプローチが難しいですが。
もちろん静かに黙って集中して作品をご覧になりたいお客さまもいらっしゃるので、ケースバイケース。
ギャラリーに来ていただいたお客様のニーズを察知して接客することが大切である。
とはいえ私も完璧にこれができているわけではない。
これ前にちょっと書いてみた覚書きが出てきたので、自らの接客jを見直すためにもちょっと発信してみました。
さあちゃんとした接客ができているかなーー。
実際にどんな接客だかチェックしてみたい方は、横浜元町中華街の画廊art Truthにきてねーー♪
「東川和正作陶展・春爛漫」は1/17(日)
OPEN 11時~19時(最終日は17時まで)「まつくらくみこ個展・うみと おひさまと そらと こころと」は7/15(土)~722(土)*会期中休みなし
OPEN 11時~19時(最終日は17時まで)