少年野球指導者のあれこれ日記

少年野球指導者のあれこれ日記

今年で少年野球指導も15年目。今まで色んなチームを見たり、取り組んできた色んな練習方法について、日記も交えながら綴っていきたいと思います。

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こんばんはニコニコ


あつ坊です音譜あせる






かなりかなり久しぶりになってしまいましたが、それなりに元気やってますひらめき電球

メッセージを残してくださったみなさんご心配をかけました。DASH!





この日曜日は非常に天気も良く6年生は公式戦があったので、
午前中はグランドに残って5年生と一緒に練習しようと思っていたところへ



6年生の監督から
「あつ坊コーチ!今日はコーチの人数が足りないのでベンチに入ってもらえませんかはてなマーク

というオファーが来ました。
残った5年生たちを他の数名のコーチにお願いして、
いつも6年生の試合に行く5年生3名と6年生の試合に帯同してきました。



今の6年生は僕の担当ではないので、同じグランドで練習していると言っても、
選手の特性などは大まかに分かっているのですが、チームとしての方向性や取組みなどは全く知らないんです。
まぁ言うなれば、5年生担当の僕はお手伝い程度に関わっているくらいなので、試合中の細かな指示はできません。
それでも、自分にできることだけはお手伝いをしようとベンチに入りました。





その日の相手チームはと言いますと、
試合前のウォーミングアップやキャッチボール、声の大きさや集合の早さ・・・。
さらに、体格やユニホームの着こなし等、全てにおいて負けていたと思います(苦笑)ガーン


その姿を見ただけで、相手の指導者さんは良い指導をされているんじゃないかなと
感じる相手チームさんでした(大苦笑)ショック!

もっと簡単に言いますと、すごくすごく各上チームに見えましたガーン





そして、我がチームの先攻で試合が始まりました。


投球練習では良い球を投げていたPも試合が始まると緊張のせいか
思うように制球が定まりません。
出来れば相手Pの調子が上がってくる前に、1点でも多く取っておきたいところです。



1番  四球

2番  四球

3番の時にダブルスチール成功。さらに、パスボールで1点先制。
3番が三振の後、

4番  スクイズ成功で2点目。

5番  センターフライ。  チェンジ。


この時点で監督さんも応援に来ていた保護者さんも祭りのように大盛り上がりでしたニコニコクラッカー合格






1回裏  相手の攻撃

  
1番 いきなり強烈なレフト前シングルヒット。

2番の時に 盗塁成功し、ランナー2塁。

2番  三振

3番  強い当たりのショートゴロ。当たりが強すぎてランナー進めず。

2アウトランナー2塁。







叫び叫び問題の場面はこの直後です叫び叫び






うちのPの投球がワンバウンドし、それをキャッチャーがちょうどホームベースの上あたりにはじきました。

それを見た2塁ランナーは3塁にGOビックリマーク

そして、うちのキャッチャーは目の前に転がるボールを素早く拾い、3塁に送球。

タイミング的には余裕でアウトだったのですが、

その送球がレフトの方向へ びょ~~ん とすっぽ抜け送球になってしまいました。

その瞬間、うちのベンチや保護者さんのいる応援席からは

「あぁ~~・・・ダウンショック!
「キャーー・・・ダウン叫び

というような悲鳴とも取れる声が出ました。

実際、僕も苦笑いしてました。





しかし、それを見たランナーはすかさずホームに走り出しました。

そして、今度はカバーに入っていたレフトからワンバウンドのナイス送球が返ってきてタッチアウトビックリマーク

すると今度は、

「やったーアップラブラブ
「キャーーアップ合格


といった喜びの歓声がうちのベンチと応援席に響きました。







選手のみんなはそれぞれで喜んでいたのですが、
キャッチャーの子だけは顔面蒼白といった感じでした。


そうですメラメラ


今の6年生の監督さんはこういう普通にありえないプレーをすごく嫌うんです。
勿論、キャッチャーの子もそれを理解しているので、
「アウトになって良かったニコニコというよりは「やってしまった~~ショック!
という方が大きいのです。



僕は恐る恐る監督さんを見ると・・・・・


まぁ分かりやすいくらい怒ってます。
キャッチャーを睨み付けて静かに怒ってますあせるあせる


現状では2点リードしているのに
キャッチャーからは声が無くなり、勝っている側の選手とは思えないです。


そして、試合は2アウトランナーなし。
次の相手の3番をショートフライに打ち取り、チェンジビックリマーク
結果的に、1回の裏は三者凡退の0失点で返ってきました。



守備位置から帰ってくる選手達も、監督が怒っていることを察知し、
ベンチの前で円陣を組んでも何となくみんなが下向き加減というか元気がない感じです。
ホームにナイス送球をしたレフト君でさえも元気がなくなっているように思えました。


「あ~ぁビックリマークこの後、監督さんに一喝されて試合どころではないな・・・。」
僕は内心こう思っていました。
そして、せっかく勝っているのにこのままだと試合が壊れてしまうと感じたので、


少し出しゃばらせていただきました。
監督さんが話すよりも前に
円陣で僕の正面にいたキャッチャー君に




あつ坊      「おいビックリマークK君(キャッチャー君)。やったな~ニコニコ(ニコニコ)」


キャッチャー君  「えっはてなマークあっビックリマークすいません><」


あつ坊      「あの暴投ってもちろん作戦やろはてなマークニコニコ


キャッチャー君  「えっはてなマークえっはてなマーク


あつ坊      「ワザと暴投しといて~、ランナーを走らせておいて~、
          ホームでアウト!にする作戦やったんやろはてなマークにひひ^^ニコニコ」
         「なかなか腕上げましたな~にひひ


他の選手は爆笑。爆笑。そして、監督も爆笑。アップニコニコ


監督も笑いながら
「そういう作戦があるならいつでも使っていいぞニコニコ







いつもなら監督に怒られシュンとしてしまうはずのベンチが
監督を含めみんなで爆笑しているので
保護者さんの応援席では、何が起こったんだはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク
という感じだったようです。


そして、試合はと言いますと
うちの得点は初回の2点だけでしたが、後半徐々に追い付かれ
2-2の引き分けにより、抽選勝ちすることが出来ましたクラッカー


いつもなら監督さんに怒られ、士気が下がり
ズルズルと負けパターンに入っていたのかもしれませんね。






今回、僕がこの記事で言いたかったことは


「試合中に笑いを取れ
ビックリマーク








ということではなくあせる





試合中に個人のプレーを反省するのではなく
試合中にしなくてはいけないことは2つ。


「点を取ること」「アウトを取ること」だけです。



反省は試合後でいいと思います。



まずは目の前の試合に集中させる環境を作ってやるのが
監督を含め、ベンチに入ったコーチの仕事ではないでしょうかニコニコ合格
こんばんはニコニコ



あつ坊です合格





4月になって学年が上がり、

「さぁ今年は勝負だぞビックリマーク
「今年中にはこのへんまで力をつけて、来年が勝負だぞビックリマーク


なんて感じに意気込んでいる監督やコーチやお父さんも多いのではないでしょうかニコニコ







そこで今回は、『子供が迷わない指導側の工夫』という記事なんですが、

A君(選手)・北コーチ(仮名)・南コーチ(仮名)の3人に登場してもらいます音譜





例えば、A君はバッティングについて悩んでいたとします。
そこで、北コーチがA君にバッティングを指導していて、
A君も北コーチと二人三脚で頑張っています。
しかし、北コーチが不在の時に、南コーチがA君にバッティング指導をします。






これがA君にとって最悪の環境になります






北コーチ・南コーチはともにバッティング指導に定評があったとしても
二人のコーチから指導されるA君は必ず迷ってしまいます。



この両コーチが同じ内容のことを指導していたとしても
表現の仕方・言い回し・言葉遣い・口調などが違うと
指導される側のA君には全く違った意味に聞こえてしまうこともあり
その結果、A君はバッティングに迷ってしまいます。



南コーチも悪気がある訳ではないのですが、
両コーチに指導されるA君が真面目な子であればある程、必ず迷います。










では、どうすればいいのでしょうかはてなマークはてなマーク





これは僕のとっている方法なんですが、

まず、基本の形は

「A君のバッティングは北コーチが指導している」ということです。

そこで、南コーチがA君のバッティングに何か気付いたことがあっても

A君に直接指導しないで、まず北コーチに相談して、

北コーチの口からA君に指導してもらうようにします。





A君にとってバッティング指導は北コーチからというように

情報の入り口を一つにしてやる必要があります

そうすれば、A君も迷わまないですよねニコニコ





まとめると


基本 北コーチ ⇒ A君

×  南コーチ ⇒ A君

  南コーチ ⇒ 北コーチ ⇒A君






チーム内で上手な選手ややる気が出てきて伸び盛りの選手に

指導者は自分の指導論で指導したくなるものです。

しかし、色んなコーチが色んな指導をした結果、

選手を迷わすことにならないようにしなくてはいけません。





僕は、選手が普段と違うスイングをしていることに気付いた場合、

「誰かにそうやって振れって言われたの?」
「それとも、自分で考えてやってるの?」

と言うように、指導する前に選手に聞いています。

そして、選手の返答によって直接指導するかを決めています。





ちなみに、僕が直接指導している選手には

他のコーチに何かを指導されたとしても

「あつ坊コーチに言われているって、言いなさいよ」

と、僕の名前を出すように言っています。





少年野球は環境によって何色にも染まります。

選手が集中できる環境は指導者側が作ってあげたいですねニコニコ



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こんばんは音譜



あつ坊ですニコニコ




最近では少しずつ暖かい日が増えてきましたが、
皆さんのチームではどの様な活動されているのでしょうかはてなマーク





今日は「練習試合の意味とは?」 という話をしたいと思いますニコニコ





皆さんのチームでも少なくても年間に数試合は練習試合をしていると思うのですが、
練習試合にどの様な「意味」もしくは「テーマ」を持って取り組んでいますかはてなマーク






先に、僕の考えを言いますと
練習試合は文字通り「試合の練習」です。





公式戦では、あまり出番のない選手を使ってみたり、
レギュラー陣でも練習中の2つ目のポジションを守ってみたり、
打順を入れ替えてみたり、
練習中のプレーに拘ってみたり
と、色々試してみる場だと僕は思っています。





そこに、勝ち負けなんて全く関係ありません。





うちのチームでも年に数回練習試合をするのですが、
時々、僕が代理監督でメンバーを決め、サインを出すこともあります。





そんな時、僕はかなり極端な指示を出します。







例えば、

普段から盗塁を練習していたのなら
ランナーは全て盗塁です。しかも、目標は2球でサードです。



バントの練習をしていたなら
送りバント・スクイズを多く出します。



ダブルプレーを練習していたのなら
取れるものは全てダブルプレーを狙わせます。
しかも、2アウトからでもダブルプレーを狙わせます。






要は、練習なんです。
普段の練習でしている事が試合でどれだけできるのかという練習です。


そして、成功すれば選手たちの自身になり、
失敗すれば失敗の仕方によって指導法を変えればいいことです。






もっと言いますと、
何回も練習試合をしていて、気心の知れた相手チームであれば
全てのイニングを0アウトランナー一塁から始めてもらったこともあります。



この場合、牽制球の練習にもなりますし、カバーリングの練習にもなります。
さらに、相手チームにしても攻撃のバリエーションを増やす練習にもなります。






話を戻しますと
普段の練習で出来ていることでも試合になると全く出来ないこともあります。
それがどこまで出来ているのかを確認する場が「練習試合」だと
僕は思っています。





もう一度言いますが、勝ち負けなんて全く関係ないと思ってます。







反対に、練習試合で全く意味がない事は
ガチガチのフルメンバーで勝ちに行くことだと思ってます。
(ただし、直近に大切な試合があるなどの特別な理由がある場合は別です。)





練習試合では失敗を恐れず、
試合毎にテーマを持って取り組み、経験値を上げて欲しく思っています。



皆さんのチームでは
練習試合にどのような意味を持たせているのでしょうかはてなマーク

宜しければ、参考にさせていただけませんかはてなマークニコニコ


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