こんばんは
あつ坊です
かなりかなり久しぶりになってしまいましたが、それなりに元気やってます
メッセージを残してくださったみなさんご心配をかけました。
この日曜日は非常に天気も良く6年生は公式戦があったので、
午前中はグランドに残って5年生と一緒に練習しようと思っていたところへ
6年生の監督から
「あつ坊コーチ!今日はコーチの人数が足りないのでベンチに入ってもらえませんか」
というオファーが来ました。
残った5年生たちを他の数名のコーチにお願いして、
いつも6年生の試合に行く5年生3名と6年生の試合に帯同してきました。
今の6年生は僕の担当ではないので、同じグランドで練習していると言っても、
選手の特性などは大まかに分かっているのですが、チームとしての方向性や取組みなどは全く知らないんです。
まぁ言うなれば、5年生担当の僕はお手伝い程度に関わっているくらいなので、試合中の細かな指示はできません。
それでも、自分にできることだけはお手伝いをしようとベンチに入りました。
その日の相手チームはと言いますと、
試合前のウォーミングアップやキャッチボール、声の大きさや集合の早さ・・・。
さらに、体格やユニホームの着こなし等、全てにおいて負けていたと思います(苦笑)
その姿を見ただけで、相手の指導者さんは良い指導をされているんじゃないかなと
感じる相手チームさんでした(大苦笑)
もっと簡単に言いますと、すごくすごく各上チームに見えました
そして、我がチームの先攻で試合が始まりました。
投球練習では良い球を投げていたPも試合が始まると緊張のせいか
思うように制球が定まりません。
出来れば相手Pの調子が上がってくる前に、1点でも多く取っておきたいところです。
1番 四球
2番 四球
3番の時にダブルスチール成功。さらに、パスボールで1点先制。
3番が三振の後、
4番 スクイズ成功で2点目。
5番 センターフライ。 チェンジ。
この時点で監督さんも応援に来ていた保護者さんも祭りのように大盛り上がりでした
1回裏 相手の攻撃
1番 いきなり強烈なレフト前シングルヒット。
2番の時に 盗塁成功し、ランナー2塁。
2番 三振
3番 強い当たりのショートゴロ。当たりが強すぎてランナー進めず。
2アウトランナー2塁。
問題の場面はこの直後です
うちのPの投球がワンバウンドし、それをキャッチャーがちょうどホームベースの上あたりにはじきました。
それを見た2塁ランナーは3塁にGO
そして、うちのキャッチャーは目の前に転がるボールを素早く拾い、3塁に送球。
タイミング的には余裕でアウトだったのですが、
その送球がレフトの方向へ びょ~~ん とすっぽ抜け送球になってしまいました。
その瞬間、うちのベンチや保護者さんのいる応援席からは
「あぁ~~・・・」
「キャーー・・・」
というような悲鳴とも取れる声が出ました。
実際、僕も苦笑いしてました。
しかし、それを見たランナーはすかさずホームに走り出しました。
そして、今度はカバーに入っていたレフトからワンバウンドのナイス送球が返ってきてタッチアウト
すると今度は、
「やったー」
「キャーー」
といった喜びの歓声がうちのベンチと応援席に響きました。
選手のみんなはそれぞれで喜んでいたのですが、
キャッチャーの子だけは顔面蒼白といった感じでした。
そうです
今の6年生の監督さんはこういう普通にありえないプレーをすごく嫌うんです。
勿論、キャッチャーの子もそれを理解しているので、
「アウトになって良かった」というよりは「やってしまった~~」
という方が大きいのです。
僕は恐る恐る監督さんを見ると・・・・・
まぁ分かりやすいくらい怒ってます。
キャッチャーを睨み付けて静かに怒ってます
現状では2点リードしているのに
キャッチャーからは声が無くなり、勝っている側の選手とは思えないです。
そして、試合は2アウトランナーなし。
次の相手の3番をショートフライに打ち取り、チェンジ
結果的に、1回の裏は三者凡退の0失点で返ってきました。
守備位置から帰ってくる選手達も、監督が怒っていることを察知し、
ベンチの前で円陣を組んでも何となくみんなが下向き加減というか元気がない感じです。
ホームにナイス送球をしたレフト君でさえも元気がなくなっているように思えました。
「あ~ぁこの後、監督さんに一喝されて試合どころではないな・・・。」
僕は内心こう思っていました。
そして、せっかく勝っているのにこのままだと試合が壊れてしまうと感じたので、
少し出しゃばらせていただきました。
監督さんが話すよりも前に
円陣で僕の正面にいたキャッチャー君に
あつ坊 「おいK君(キャッチャー君)。やったな~(ニコニコ)」
キャッチャー君 「えっあっすいません><」
あつ坊 「あの暴投ってもちろん作戦やろ」
キャッチャー君 「えっえっ」
あつ坊 「ワザと暴投しといて~、ランナーを走らせておいて~、
ホームでアウト!にする作戦やったんやろ^^ニコニコ」
「なかなか腕上げましたな~」
他の選手は爆笑。爆笑。そして、監督も爆笑。
監督も笑いながら
「そういう作戦があるならいつでも使っていいぞ」
いつもなら監督に怒られシュンとしてしまうはずのベンチが
監督を含めみんなで爆笑しているので
保護者さんの応援席では、何が起こったんだ
という感じだったようです。
そして、試合はと言いますと
うちの得点は初回の2点だけでしたが、後半徐々に追い付かれ
2-2の引き分けにより、抽選勝ちすることが出来ました
いつもなら監督さんに怒られ、士気が下がり
ズルズルと負けパターンに入っていたのかもしれませんね。
今回、僕がこの記事で言いたかったことは
「試合中に笑いを取れ
」
ということではなく
試合中に個人のプレーを反省するのではなく
試合中にしなくてはいけないことは2つ。
「点を取ること」と「アウトを取ること」だけです。
反省は試合後でいいと思います。
まずは目の前の試合に集中させる環境を作ってやるのが
監督を含め、ベンチに入ったコーチの仕事ではないでしょうか