( ゚∀゚)o彡゜18回目の更新来たよ!YATTA!YATTA!
久しぶりなものでいつもより余計にテンションが上がってます。
PTメッセでは前回スタリナさんが紫の謎物体を魔法で飛ばしてきましたが、ダイスの女神様が空気を読んでくれたようです。とりには当たりませんでしたが。さて、当たるとどうなるのか。
ただ、料理を見たらスタリナさんのふとももを料理しようとしたとか書いてあって噴きました。
食材とふとももを取り違える自然な状況がどうしても思い浮かばなくてどう転んでもHENTAIにしかなりそうにありません。また新たなお仕置きが加わりそうです。
サンドバッグ、女難の相からの卒業なんて夢だった。妄想だった。
カメーリエは今回テストだったんですが、果たして赤点を回避して夏のお楽しみ行事に参加できるのか。
まぁ、赤点を回避しても身体測定で覗きをしたりとか、SNSの方で魔法の薬入りの走るケーキを作ったりとか色々やらかしたのでタダじゃ済まなそうです。
走るケーキでは日記のネタに使って頂いたり、色々遊んでもらえて楽しかったです。遅ればせながらどうもありがとうございました!
小さくなっちゃった方はちょっとうっかり小脇に抱えてさらっちゃいそうでした。
このロリコンめ!とそろそろ罵られそうです^q^
あと第2回の闘技大会についてですが、cno.1425 せかいせーふく同盟さんのセルフォリーフ枠PTに入れて頂く予定です。
とりあえず参加してみようとか隙あらばネタに走ろう的なゆるい方針で参戦しようと思っています。
闘技大会に便乗してマントをぶわっとなびかせて高笑いしてみたい方や「わしと手を組むのなら世界の半分をお前にやろう」とか言ってみたい方は同盟のボスと契約してPTメンバーになって頂けると嬉しいです。 [壁] ‿‿ ◕人\
こちらがコミュ主さんの闘技メンバー募集のブログ記事になります。→
† はがねのつるぎ †うちのキャラは服を葉っぱに変えるHAPPA怪人とかそんな感じですかね。
お前も葉っぱ1枚にしてやろうkうわらば
以下18日目の日記です。
文が繋がってなかったところを少し修正。
島は偽島のことです。偽島3期の日記と話が繋がっています。もうそろそろ20日目だしとりあえず風呂敷を広げておこうかと。
…さて、どうやって畳もう……。
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「あー…つっかれたーあー」
どう見ても中に人がいるバイオレンス山猫を追っ払った後、少し時間が余ったから適当な木陰を探してゴロゴロしていた。
『ゾンビの時とは随分態度が違うな。あの娘さんの前ではやけに生き生きとしてたのに、今は10歳ぐらい老けて見える。』
声のした方に顔を向けるといつの間にかジャネが傍に立っていて俺を見下ろしていた。
「っせーなー…いきなり“こんにちは、死ね!”なんて挨拶してくる怪しいきぐるみよりシスターさんと一緒にいる方がテンション上がるに決まってんだろ…
あのシスターさん、あともうちょっとで見えたのに…。」
『…スパッツだったよ。残念だったな。』
「マジかよ、なんだ…って、え!?え!?」
背中を向けて小声で零したのにしっかり聞かれていたことよりも、耳に飛び込んできた予想外の言葉に驚いて体を起こす。ジャネは隣に座ってこっちをじっと黙って見てた。
いつもの無表情な顔とほとんど変わらないけれども、気のせいかなんとなく笑っているように見えた。
「……なに。」
『いや、別に。』
いつもとどこか違う視線を向けられているのに落ち着かなくて眉間に皺が寄る。
ジャネは涼しげな顔で頭を振った。何か言いたそうな様子でもなくそのまま黙ったからまた背中を向けて寝っ転がった。少しして首だけちらっとジャネの方に向けると、眩しそうに目を細めてぼんやりと遠くを見ていた。
ざあっ、と気持ちの良い風が頬を撫でる。
ジャネの顔は傍から見たら穏やかな笑顔に見えるのかもしれない。けれども、俺は何故かその笑顔のような、まどろんでいるような表情に言いようのない不安を掻き立てられた。
「……なぁ、大丈夫なのか?」
『大丈夫とは、何が?』
横になったまま声をかけるとジャネの顔がいつもの無表情に戻った。
「何がって……とりあえず他の救援に来た人と同じように依頼引き受けて回ってるけどさ、このままでいいのか?」
『と言うと?』
「別に依頼受けるのが嫌なわけじゃないけどさ……襲ってきた連中はほったらかしといていいのか?」
そう言うとジャネは考えるように顎に手を当て俯いた。少しあってこっちに顔を向ける。
『関係ないように思うかもしれないが、結局のところ、この世界の異変を解決する方が奴らを直接叩くより有効なんだ。無計画にふらふら歩いているのではないよ。』
「結論だけ言われてもわかんねーよ。お前は色々知ってるんだろうけど、俺は何も知らないんだからさ。…もったいぶらないでさっさと教えろよ。今日は“時間がない”って言い訳はきかねぇからな。」
今回は俺が先に釘をさしてやった。ジャネは、体を起こして伸びをしている俺を横目に見ていたが、おもむろに口を開いた。
『連中は“エピゾ”という企業の差し金で動いている。“エピゾ”は表向きでは鉄鋼業や天然資源の採掘を行う企業とされているが、主眼は武器生産と先端技術の研究開発だ。』
「なんかカモフラージュしてるあたり怪しさ満点の連中だなぁ。」
溜息混じりに軽く苦笑いをする。けれどもジャネは眉一つ動かさず、話を続けた。
『彼らがセルフォリーフに来ている目的は2つある。1つはお前と会った時に少し話したが、自分でもなんとなく察しがついているんだろう?獣人から変異したお前の遺伝子をお前ごと研究材料として確保することだ。』
「……。」
遺伝子が獣人と違ってるなんて言われても、故郷のダチと比べて変わったところはないし特別な能力も持っていない。周りの人どころか俺自身もそんなことは全く知らず、変化も刺激もないどうしようもなく平凡な毎日を、味がなくなったガムをいつまでもくっちゃくっちゃやってるみたいに過ごしていた。3年前、あの奇妙な島に行った時にお袋の口から初めて知らされた。
けれどもそれを知ったからといって俺にはどうすることもできないし、できなかった。だから気にしないで今まで通りにしてればいいと考えることにしていた。
自分の中では決着をつけたつもりだったのに、考える始めると面倒くさいもろもろをほじくり返された気分だ。
『…そして、もう一つは彼らが行っている救援活動に関係がある。』
「確か他の世界から武器を持ちこんでるんだよな。ここの人が異変で凶暴になった動物から身を守れるようにするためか?」
熊に追っかけられてひどい目に遭った帰り道にそんな話をちょろっと聞いた。
『救援活動とは言っても単なる慈善活動ではない。彼らには別の狙いがある。
単に身を守るためだけであればこの世界に元々ある武器や魔法で充分対処できるはずだ。救援に来ている人もかなりいるしね。』
「…それじゃあ、そいつらがやってることってあんま意味ねぇんじゃねぇの?」
連中が何をやりたいのかさっぱり分からない。ただの商売下手なんじゃないかと軽く拍子抜けしかかっているとジャネは横目でちらっとこっちを見た後、少し顔を俯かせた。
『武器が良く売れるのは人と人が積極的に争っている状態だ。』
「…戦争か。」
話が急にきな臭くなってきて顔をしかめる。
『これまでこの世界では特筆するような大きな争いは起きていないようだが、今は不安定な状態だ。原因の分からない世界の異変に人々の心には不安が募り、徐々に余裕がなくなってきている。
そこに異世界の比較的強力な武器を浸透させておいて興味を持ってもらう。持ちこんだ武器に味をしめてもらえたら、あとはなにかこの世界の住人同士でもめそうな火種を適当にでっち上げる。
…そうすれば戦場の1つや2つこさえることはそう難しいことではないだろう、と彼らは目論んでいる。』
連中の狙いが見えてくるにつれ、怒りと恐怖の入り混じった気持ちがふつふつと湧きあがってきた。
「……金儲けのために戦争起こさせるつもりかよ……なんで…なんでそんなこと平気でできるんだよ!どこまでも狂ってやがる…!」
思わず声を荒げるも、ジャネは俯いたままだ。その恐ろしく冷静な表情からはどんな感情の色も読みとれない。
『…だが、それで話は終わらない。住民同士で争って潰しあいが起これば、セルフォリーフ全体の自衛能力も低下するだろう。
そこを狙ってこの世界に土足で入り込もうとしているのが……ジナーフカスル。お前の祖国だよ。』
馴染みの懐かしい言葉が思いも寄らないところで出てきて喉がきゅっと締まるような感じがした。
風がざあっと音を立て、木々を、背中を呑みこんで駆けていく。ぞくりと寒気が走った。
「……なんで?…なんでうちの国、そんなことしようとしてんの…。」
『お前は恐らく、生活に困るようなことはなかっただろうが、中央や大きな都市に行けばスラム街が必ずある。あの国はそれほど貧しい国ではないが、それでも全ての民に不便のない生活を保障することはできない。』
「……でも、だからって……他の国に攻め込む前にやれることはまだあるだろ!なんで…!」
“なんで”しか言えなくなった俺を遮るようにジャネが口を開いた。
『もっと豊かになりたいと欲するのは人の本能だ。お前も言ってただろう。この世界は食うに困らないし自然は豊かで住むには最高だと。そういうことだ。』
自分の言葉が途端に全部薄っぺらく思えて何も言い返せない。どんな綺麗事を並べてみたってそこで生まれて今まで生きてきた以上、俺はジナーフカスルに属している。無関係とは言えない。
『…知らない方が余計な悩みを抱えずに済むと思って教えないでいた。』
黙り込んでいるとジャネがぽつりと呟いた。その一言で冷えていた頭が一気にカッと熱くなった。
「やめろよ、そうゆうの。そうやって“お前のために”って隠されんのが一番腹が立つんだ。確かにびっくりしたし…出来れば嘘であってほしいとも思うよ。でもさ…受け入れられないほど馬鹿に見えんのか、俺?それを知ったら自分でどうするか考えられなくなるほど弱く見えたのか!?なんも知らないでいて、後で手遅れになった結果だけ受け入れろって言われる方がよっぽど傷付くんだよ!」
湧きあがった記憶と感情に任せて怒鳴り、樹の幹を拳で殴りつけていた。ジャネは驚いた様子で目を大きく見開いた。
『……すまない。』
沈黙の後、ジャネはいつもより声のトーンを落として言った。
「……いや、ごめん。……なんかお前に関係ないことまで八つ当たりしちまった。」
俺も気まずくなって謝った。目を伏せるジャネがいつもみたいに無表情じゃなくてどこか悲しそうに見えた。
『…話を戻そう。“エピゾ”は単なる一企業ではない。後ろには国がついている。だから、個人が連中を直接叩いたところで痛くも痒くもないわけだ。それよりは異変を解決して、奴らがセルフォリーフに入り込む隙をなくした方が早い。異変の解決に向けて動いている人はボク達以外にも大勢いるからね。この世界が本来の安定を取り戻せば奴らも手出しは出来ないだろう。』
「それで依頼受けてたのか。」
ジャネは頷くように俯いた。少しの間があって、青い瞳をこっちに向けてまた口を開く。
『…これからお前はどうしたい?』
「…単純にはいかねぇ事情があるのは分かったよ……だけど、少なくとも俺はエピゾのクソったれ共のモルモットになるのはごめんだ。のさばられちゃ困る。…俺は元々この世界の救援のために来たわけじゃない。個人的にそいつらが気に入らないから追っ払う。それだけだ。やることは今までと変わらないよ。」
他に答えようがなかった。
ジャネは『そうか』とただ頷くとそれ以上は何も訊いてこなかった。
「……ジャネ、これさ、外に出るような情報じゃないよな?…疑ってるわけじゃないけど…お前は何者なんだ?」
その時、少し離れた場所から名前を呼ぶ声が聞こえた。そろそろ街へ移動するらしい。
『時間切れのようだ。』
軽く溜息をつきながらジャネが立ち上がる。一番訊きたいことを話そうとすると毎回のらりくらりとかわされてしまって歯がゆい。
『そうだな…それについては情報の対価を払うなら今度話そう。』
いつものさらっとした味気ない声で言うと俺を置いてすたすた歩いていく。
「は!?おい!対価ってなんだよ!自分が何者か説明すんのは常識だろ!自己紹介するのに金取るなんて話聞いたことねーぞ!!」
『個人情報は裏じゃ高値で取引されるじゃないか。まぁ、安心しろ。ボクは金なんか要らない。欲しいのは…マリオネット。お前が自分で作ったものだ。それなら簡単だろう?』
拳を振り上げて抗議する俺の方に振り返り、笑うようにすっと目を細めると、ジャネは踵を返した。
なんでマリオネットなんか欲しがるんだ?しかもなんで俺が作らなきゃダメなんだ?
唐突なジャネの要求を飲みこめずしばらくぼんやりとその場に立ち尽くした後、慌ててその背を追った。
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