「あぜみちジャンピンッ!」プロダクション・ノート

「あぜみちジャンピンッ!」プロダクション・ノート

「あぜみちジャンピンッ!」公式blog

Amebaでブログを始めよう!
『あぜみちジャンピンッ!』撮影後、5年目の夏ですね。

字幕制作をしている知人の会社さんが、新たにDCPの試写室(データで上映するシステム)を設けたとのこと。そして、テスト上映のための作品を探しているとのことで、『あぜみちジャンピンッ!』のDCPをお貸し出ししておりました。
こちらの会社さん(アウラさん)が無償で字幕を付けてくださったからこそ、『あぜみち~』のすべての上映が字幕つきで行えているのです。

「あぜみちジャンピンッ!」プロダクション・ノート

先日そのDCPを取りに行って、ひさしぶりにスクリーンで1時間分くらいの『あぜみちジャンピンッ!』を見せてもらいました。
ひさしぶりに見る女の子たちの美しいこと!魚沼の景色の美しいこと!

時(とき)というものには、『一瞬の…』と『過ぎ行く…』の2種類がありますが、映画にすることで、『一瞬』は永遠になります。そこまではずっと以前から知っていた(?)というか、『そうだよね』と思っていたいました。
でも、その『一瞬』があるからこそ、『過ぎ行く』【時(とき)】を、今までよりもずっとずっと大切に感じることができるんだなあ…ということには、この日気づきました。
…というのは、5年経ってなお活躍している女の子たちの今を知っているからこそ感じた私なりの感想なのでしょう。
あの頃のあの子たちは、5年後の自分たちの姿なんて想像せずに、がむしゃらに高野優紀や鈴木麗奈を演じてましたね。
私も、5年後の自分のことなんて想像もせずに、監督を演じていました。

もう終わってしまいましたが、BUNKAMURAで、アントニオ・ロペス展が開催されていました。
ひさしぶりに観に行った展覧会でした。
ビクトル・エリセの映画『マルメロの陽光』で語られるロペスの作品への取り組み方(※)、また、『マルメロの陽光』という映画そのものに私は非常に感銘を受けました。
『時間』を語る映画をいつか撮りたいと思ったのでした。

『あぜみちジャンピンッ!』は、稲穂が植えられてから、刈り取られるまでの『時』を描いた映画にしたかったです。残念ながらそれは出来ませんでしたが、その『時』のなかで語られるようなことは語る事ができたと思います。

そして5年後、『あぜみち~』を見てみて、私の好きな『マルメロの陽光』の世界が、現実に存在しているような錯覚を覚えたのでした。
それは、今でも定期的に上映してもらっている『あぜみち~』という作品のおかげです。上映が終わってしまうと、そういう気持ちにはならないだろうと思うので…。


ということで、熊本でも8月19日に上映していただけます!
第25回ヒューマンライツシアターで上映!

DVD出さないの?とよく聞かれますが、スクリーンで上映していただける間は、まだ出さないでおこうと思っております。

++++++++
※ロペス、数十年かけて作品を描いています。『マルメロ』は、木や梨の実を描いている過程を大事にするあまり、未完。
ある家族を、バルコニーを背景に描き始めたところ、やはり何年もかけて描いていたのですが、途中で家族が引っ越してしまい、描く対象がなくなってしまいました。それゆえ、バルコニーのみを描いた作品が完成しました。
…など。

あぜみちジャンピンッ!が、7月18日(木)、午後7時から練馬区の生涯学習センターの「まちかどシネマ」にて上映されます。
「まちかどシネマ」は、人権について考える映画界とのこと。

区外の方も、ご応募いただけたら(座席があれば)ご覧になって頂けるそうです。
応募は7月12日(金)までとのことですにひひ

ドキドキあぜみちジャンピンッ!が、流山生涯学習センターにて上映されます。


2013年3月23日(土) 

【場所】流山市生涯学習センター(つくばエクスプレス 流山セントラルパーク駅下車 徒歩3分)

一回目の上映 10:30

二回目の上映 14:00~

料金:高校生以上1000円 小中学生700円 未就学児無料

主催:千葉県ろう重複障害者施設をつくる会

チケット、お問い合わせは同会事務局(Tel&Fax 043-247-8942)

お近くの方はぜひ!