家族からプレゼントを貰った。丸一日の外出と青春18きっぷ1日分。
前の日からルートをいろいろ調査検討をしてきたが、最終的にはまずは大井町駅を4:45に出る京浜東北線に乗る事だけを決めて、前日アラームを3時40分にセットし、荷物と着るものをセットして入眠。とにかく、日本海側は晴れ時々曇りの天気だ、間違いなく北行がよいはず。
3時40分無事に起床、カーテンを開けると外は雨。。。まじか。30分~40分かけて大井町駅まで歩く予定だ。端から悪い予感だ。でも、気持ちのいいものだ、濡れてもいいだろ。
自宅出発4:07
徒歩2.6㎞(30分位)
大井町駅着4:39
まずは改札で日付印を捺してもらわなければいけないが駅員さんが清掃でいない。焦るがほどなく来てくれる、女性の駅員さん朝早くからご苦労様。
上野駅で高崎駅行き5:13始発に乗ることができたらすべての方向に自在である。
そう、横川にも行けるし、吾妻線でも八高線でも良いのだ。この選択肢があれば、早起きした甲斐があったというもの。実は、高崎に到着するまでに、ほぼ本日のルートは決めることができたのだ。これは、鉄道好きのおやじ単独行動でなければできないルートである。いや~楽しみ。高崎駅6:55着
ということで、来る苦行を前に腹ごしらえ。一番安いがうまそうなので、リーズナブル。これが良い。7:11発長岡行。
ロングシートでも、人が少ないから食べれるんだよね。上越線の車窓を見ながら、群馬県の景色、山に囲まれていいよね~。晴れてきたし。靴も乾いてきたし。遠くに雪山が見えるところが春らしくてよいね。
駅弁も旨かったし、正面のお嬢さんもかわいかったし、良き良き。
そして、この時間でしかできない途中下車のコース設定がこれだ。下り線を水上駅から新潟方面に向かって途中下車して60分程度して再び下り線に乗るのはこの朝か夕方の2本しかないのだ。夕方の場合、はルートの後半に置くか、2日目に置くかだが、私には1日しかないから。朝来るしかないのだ。
寒い。
深い。
臨場感は出しにくいけど、山からの吹きおろしの風が冷たくてね。途中で心臓バクバク言って、右膝痛くなっちゃったけど上がるしかないのでね。
この時点でかなり歯を食いしばっているのは、右膝が痛いからです。ということで、「日本一深い駅」土合駅なのです。8:37着。
下り線だけ、地下70mの場所にある。
上り線の駅は地上。
谷川岳の登山口になっている、登山客には有名な駅。すごくいい空気で天気が良くて清々しかった。
ネットで調べた、土合駅の過ごし方の一つ、土合踏切。からの谷川岳と鉄橋とトンネル。電車は来ないタイミングだから仕方ないけど、ここは撮り鉄の撮影ポイントですな。
途中の橋からは、こんな春を感じる写真が撮れるよ。湯檜曾川(ゆびそ<ジャズ界隈の方は、スタンダードを口ずさむ>)
ということで、73分の途中下車を満喫するのだが、行きはよいよい帰りはコワい、のである。また470段の階段である。
登りは先に光明が見えたが、降りはなんか果てしなく見える。
一応、10分程度は時間を取っているので、ゆっくり片足づつ降りる。なかなか大変だ。
ということで、土合9:52発長岡行に無事乗車。
トンネルを出ると雪国だった、という名著のくだり、その舞台がこの大清水トンネル。
確かに~、田んぼには雪がまだありますね~。
スキー場には雪があるしね。新潟県はまだ春スキーできる状況か。あと、この川は魚野川でしたっけ、信濃川の一つの支流ですかね。先ほどの湯檜曾川と同じく谷川岳が蓄えた水を流しているんですよね。谷川連峰凄いな。
さて、鈍行列車の旅はいたるところで途中停車が10分とかあります。越後湯沢を通るんだからせっかくだから温泉!と行きたいところですが、そこまでの余裕はないなぁ。と思っていたら、ホームにあるじゃないですか、温泉。
「熱っ!」でした。早起きして、階段上り下りして眠くなっていた目が覚めました!
さて六日町10:52着。次は、ほくほく線で少しショートカット。青春18きっぷでは
乗れませんのでね。切符は400円、少し味気ないですが、券売機で購入。これは後ほど十日町駅で回収されました。
1両の電車、満員でした。六日町11:02発直江津行き。トンネルばかりだったけど、途中の南魚沼を横断する高架から見る米どころの平野の景色が気持ちよかった。
で、十日町駅11:18着。役20分の乗り換えで11:43発。かつ飯山線の汽車は清掃準備で乗車できない。かつ、長野に到着予定が14:39だから、お昼が食べたくなるはず。と思い、途中下車。駅ナかはもちろん、駅前には食事を買えるような店が見当たらず。唯一、酒屋さん発見。
店主さんにも、「駅前何もないでしょ!」と言われました。ここしか空けてないんだそうです。でも、地元のお酒があったんで、即購入。〆張鶴の「月」400円。でも、つまみ買ったり買い込むと寝ちゃいそうだから、一本だけ。
で、乗り込む。飯山線。これは、2人掛けシート側(南側)の車窓が楽しいので、陣取る。そして、しなの鉄道分260円を運転手さんに払い込む。
暫くは北側に並走していた千曲川も、津南の手前から目の前を蛇行するようになる。遠くの山々と相まって、かつ気温も上がって気持ちよい。米どころは続く。
そして、次の日本一。途中下車はかなわないけど、「日本一の積雪を記録した森宮野原駅。」豪雪地帯ですもんね。7.4mって2階建ての家が埋まるって深さだよね。真冬にも再訪したいものだ。
で、ゆっくりと、ディーゼル気動車のエンジン音に身を任せていると、小中学校を思い出してなんだか感傷的になるもので、当時日本全国を巡って何を見ようとしてたのかな、佐久間少年は。
しかし、千曲川というだけあって、曲がる回数が凄いなあ。3時間という乗車時間が長いかな、と訝しく思っていたけど車窓の移り変わりを見てたら、アッという間な状況。
で、みるみるうちに変わって行って、戸狩野沢温泉駅停車。30分近くの停車とのことで。駅前に思い切って出てみる。
また、何もなくてですね。見つけた地元のスーパーで。店主に聴くと野沢菜は家でつけるものだから売っていない。お腹がすいているという僕の要望に対して、「んじゃこれは?」と桜餅を薦めてくれたよ。「かなざき」さんありがとう。
それでも、時間があるので、散策。白い橋の袂から振り返ったら山が綺麗で思わず撮りたくなってしまうった。野沢温泉スキー場かな。右側のは。
でも、帰りは少し急いで小走りで駅へ戻る。
そして、また、長野に向けて出発。
春ですね~。
水田が畑に変わり。
そして、長野らしく、果樹に変わってきました。
信州の景色ですね。
こうして、14:39長野着。26分の乗り換え。
ようやくご飯にありつける。先にしなの鉄道で席を取っておいてから駅弁を買う。ここでも鳥、鳥南蛮弁当を購入。群馬と長野で何が違うのか。楽しみ。
健康的なお弁当。よーく喋るママさん組3人に囲まれて、かつ、弁当を食べるたびに、ちらりと見られ。なんだか緊張してしまいました。車窓は、依然千曲川と並走している、夕陽がまぶしい。
なんか面白い、「日本で唯一の『田中駅』」鈴木とか、佐久間とか探したいぞ。
ということで、16:10小諸着。乗り換えて16:30の小淵沢行き小海線に乗り換え。
日曜日の夕方、流石に遅い時間だからこれから小海線に乗る鉄道マニア的な人は見当たらず。部活動帰りか長野帰りの学生がメインの社内。車窓は畑がメインに。遠くに眺める南アルプスがいいね~。
ここで、日没が18:14という情報を入手。野辺山駅の最高地点を写真に収めることができるのか。焦り始めることになる。
そう、清里駅を出て間もなくして、南アルプスに沈む夕陽に。
あぁ素晴らしいエネルギーだなぁ。
とか思っていたら、なんと、「千曲川!」そうですよね。小海線の川上駅が源流。「日本一長い千曲川(=信濃川)」を下流域から上流まで鉄道で伴奏して来たのでした。
おお、感慨深い。
そして、最後の日本一「JR最高地点、の踏切を通過!」これは以前野辺山駅で降りて、歩いて来たことがあったから、何個目かの踏切という情報を基に頑張って流し撮り!うまくないけどあの縦の木の標識が撮れた!
これで、日本一の深い→積り→長い→高いの4つを1日で制覇!
なんか、嬉しい瞬間でした。
というのもつかの間、小淵沢18:51着。少し駅前うろうろしようかと思ったが、肝心の18きっぷが見当たらない。あれ?これでは途中下車どころか、下車することすらできないじゃ。徹底的に探す。でも、中央線の電車が出発する。ううう、途中下車は諦めてとにかく東京へ向かおう。18:56発甲府行に乗る。探してもない。飯山線や、長野駅ではあった。いや小諸まではあった。
小諸でコーヒーを買った時にポケットから落ちたのか???
大月、新宿と乗り換えながら、いや、途中で降りた駅や検察の方に提示した履歴はあるし、下車駅に着いたら駅員さんに正直に経緯を説明しよう。
ということで、ドキドキしながら、西大井駅で申告(22:36ち着)。「すみませんん、切符をなくしました。青春18きっぷなんです。朝始発に乗って、飯山線乗って、小海線乗って、気づいたのは小淵沢で・・・」「4時に出て今ですか?どういうルート何ですか。」「土合で降りて、六日町経由で、上越線内で検札受けました。その後ほくほく線から飯山線乗り換える時に十日町駅で検札受けました。十日町駅でも何回も検札受けましたし。なによりも飯山線の運転手さんにしなの鉄道の料金払う時に切符見せてますし、260円の料金を払ったことは照明しますね。と言ってくれています。・・・云々」」と説明をしたところ。「話を信じますから、今回は大丈夫です。で、切符は大切ですよね。記念に。なので、遺失物で届いていたりすることがありますから、尋ねるといいですよ。」と優しい駅員さんの言葉。
最後はやらかしてしまいましたが、楽しい鉄の旅。最後、切符なくしていなければ、南武線、武蔵小杉経由とか、小淵沢でそばを食べてというオプションもあり得ましたが、今回は断念。
あ、そうだ、最後に乗り換えた新宿駅も、「日本一乗降客が多い駅」だ。
ということで、追加で4,320円、青春18きっぷ2,360円6,680円で鉄分多めの旅。楽しくリフレッシュできました。
また、今度は違うコース試そうかな。