やっぱしタイはゴルフ!
私がタイに来た時に言われたことは、「タイはゴルフと女が気軽に手に入るのが
メリットだ。好きな事が出来るしな」
って事だったが、まさしくその通り。
そんな訳で友達と4人でゴルフ。
私のバンコク復帰祝いゴルフである。
やっぱし接待ゴルフとちがって友達とだと気楽さがいいね。
途中ビール飲みながら騒がしかったけど、キャディさんも明るい子達で良かった。
と、変態趣味(正確にはロリコン)のヒロシ君のキャディが可愛いのが目につく。
ラウンドしている途中でヒロシが「おいおい!俺のキャディ17歳だぜ!」
デカイ声で叫び出す始末。
確かに若いとは思ったけど…17歳とは…顔は上戸彩をちょっと黒くした感じでスタイルは幼児っぽいけど、それがロリにはたまらないのだろう。
「ヒロシよ~やめとけよな、全くしょうもねーな」
と、言う様な友人達ならばマトモなのだろうが、類は友を呼ぶという様に皆羨ましがって上戸彩をジロジロ。
彩ちゃんも視線を感じているのか、日焼け防止用のデカイ帽子を更に目深にしてしまう。
他の3人のキャディさんはおばちゃんばかりで、すぐさまこの雰囲気を察知して
「あら嫌だわ~」みたいな事を言ってゲラゲラ笑っているではないか。
こういうバアアの下品さは日本もタイも一緒である。
しかし、その17歳の子はヒロシのキャディな訳で、彼に交渉権があるのは明白。
皆、羨ましそうに楽しそうに話しているひヒロシを遠目で見る始末。
ヒロシは我々との会話もなく、ひたすら彩ちゃんと楽しそうにラウンドしているではないか。
日頃だったらバンカーから一発で出せない時にはクラブを叩き付けるのが恒例だが、
今日はそういった仕草は全く無く紳士的で笑みを絶やさない不気味なヒロシ。
4人でラウンドしている中で一人負けの様相を呈してきたヒロシ。
(と言うか100を切れない彼が一番下手だからいつもの事だが)
こういう場面では機嫌が悪くなり「ナ~イス、ショット!!」ってな礼儀的な発言も
しなくなるのがヒロシだが、今日は珍しく。
「ケンジ!スーパーショットだね、今日イチ!」ってな初めて聞く言葉。
お前、本当にヒロシかよ、おい。
と、7:00にスタートしたので11:30には終了。
我々のルールではスクラッチだが、予定通りにヒロシのボロ負け。
昼食は彼一人の負担となった。
が、彼は上機嫌である。
ビールで乾杯しながらゴルフの話に花咲くのが普通だが、ヒロシはキャディの話ばかり。
何でも、彼女の面倒は今後彼が見ることに決定したそうな。
彼女の収入は一ヶ月で1,600バーツ程度、土日だけキャディをしている。
彩ちゃんはもうすぐ高校を卒業するそうな。
今は同じ田舎のお姉さん3人と一緒に暮らしているとの事、彼女等もここでキャディーをしている。
で、彩ちゃんは高校卒業後もキャディを続けていくだろうと言うことだったので、ヒロシが面倒を見てあげる事で合意したそうな。
バンコクに連れて来て日本語学校に通わせてあげる約束をしたので、彩ちゃんも
喜んでくれたそうだ。
「彩が望めば、国立大学に入学って条件だったら学費を出してやっても良いかな」
夢を語るヒロシ。
ここに又一人パパが誕生してしまった。
20歳代後半で会社を辞めてから、季節工を半年やっては残りをタイやカンボジアで
暮らしていたヒロシ。
その生活の座標軸は女とガンジャだった。
そんな生活を10年近くやりながら、3年ほど前にやっとタイで就職して今後は真面目にやっていくと誓ったヒロシ。
彼とは10年近く前にカンボジアのプノンペンで出会ってからの付き合いである。
キャピタルホテルというバックパッカー用のホテルに宿泊していた僕は、そこの一階の食堂で彼に会った。
「女?それともガンジャが欲しいの?」
確か最初に声を掛けてきたのが彼で、女とガンジャしか話題の無い奴だった記憶がある。
あの時は何日か行動を共にして、僕はベトナムへと旅ち、彼はプノンペンに残った。
メールでやり取りはしていたけど、再会する様になったのは彼が就職してからである。
苦労や責任感とは無縁の人生を送っているヒロシは年齢よりも若く見える、
オデコの面積が広がっているのを除けば…。
しかし、お金の威力とは不可能を可能にしてしまうのだろうか?
キャディさんの日給は1ラウンドで200バーツ程度だろう。
なのに毎日見かける日本人はその10倍以上のグリーンフィーを払って遊びに来ている
彼女等から見て日本人はどう映っているのだろう、やはり相当な金持ちって事かな。
日給1万円でバイトしているゴルフ場で20万円以上の金を払って毎週末ゴルフを
やっているものだからな~。
最初に会ったと時ヒロシは「思う存分人生で好きな事をしたい」と言っていた。
満面笑みのヒロシを見ていると、彼はやっぱし若い子が好きなんだなと感じる次第。
ヒロシ曰く「今後の経緯は報告するから」との事、これは楽しみだ。
タイはこれだから止められない。
タイと関わりを持って10年近く経つが、今後も飽きる事は無さそうである。
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