時が経つのは速い。
東北のあの大震災からもう13年も経ったんだ。
今年は元旦に能登の地震。
去年能登半島を一周したばかりだけど、どっちみち旅行でお金を使うのなら(能登の旅館とかが落ち着かれたら)旅行割りがあろうがなかろうが、また行こうと思っていた。
去年行った能登半島の最先端にある洞窟でもらってきた石は、どうしたっけなぁ。
先日、日本歯科新聞社が発行している歯科医院向けの「月刊アポロニア21」という専門誌から取材があり、歯科医院におけるハラスメント予防について少しお話をさせていただいたのだが、その掲載原稿が届いた。
内容は10ページにわたるのだが、これがとっても素晴らしい!
本当に僕が喋ったのか?というくらいの…。
これくらい上手に書ければ、僕の本ももう少し売れただろうに…。
でも、この元となる内容は僕の『心理から見た「パワハラの予防と対処」: 交流分析 認知療法』と『「もっと早く知りたかった」と言われる子育て心理学: ~応用行動分析(ABA)・交流分析』に書いてあるので、興味のある方はアマゾンで買えるのでぜひ買ってください。(著書はこちら↓)
https://bellcosmo.net/hon4.html
ちなみに掲載されるアポロニア21は3月25日に発売予定だそうです。↓
https://www.dentalnews.co.jp/apollonia21/
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ベルコスモ・カウンセリングはNPO日本次世代育成支援協会と共同でカウンセラー講座を開いています。詳しくはこちらをクリックしてください。↓
【2024年3月のカウンセラー養成集中講座の内容】
3月2日のカウンセラー養成集中講座は、不登校やネット・スマホ・ゲーム依存、またアダルト・チルドレンにとても効果のあるシステムズ・アプローチについてワークを交えながら詳しくお話しました。
このやり方の重要な注意点は「原因追及(問題探し)に囚われない」ことと、「過去に縛られない」ことです。
下図1をご覧ください。
夫婦の不仲についてのカウンセリングの例です。
妻がカウンセリングに来て
「夫が毎日お酒を飲んでばかりいるから、腹が立ってついつい攻撃的になってしまう」
と訴えたとします。
ところが、次回夫婦で来ていただき、夫に話を伺うと、
「妻がヒステリックだから、こっちもイライラして、ついお酒を飲んじゃう」
と言うのです。
つまり、この問題はお互い「相手のやることが原因」だと言っているわけですね。
でも図を見ればわかるように、実はこの話は【原因⇒結果】というよりも、【循環】しちゃっているんですよね。
次の図です。
ゲームばかりしている子どもに親が怒ります。
すると子どもは親の顔を見るのが嫌で、部屋にこもってゲームをします。
それを見て親は、厳しさが足りなかったと思い、もっときつく怒ります。
3つ目。
クライアントが「自分はアダルト・チルドレンだ」と言って、過去の辛かったことをカウンセラーに話します。
カウンセラーはそれに共感して、その話を掘り下げます。
するとクライアントは、今まであまり思い出さなかったことまで頭に蘇ってきて、もっといろいろな辛い話をもっと悲しくなりながら話し続けます。
因果関係をたどると、最初の夫婦の話は「相手が悪者」となり、次は「子どもが意志が弱い子」となり、3番目は「親が毒親」となりますし、また厄介なことにどの話も「クライアントがHAPPYになるにはどうすればよいのか」という一番大事なことが語られていません。
・「人」が問題ではなく「問題」が問題である
・「なぜ」そうなったのかを考えるよりも、今はまず「どうなれば」よいのか
ここなんですよね。
この内容は第3土曜(3月16日)にも行います。
【Copyright(c)(同)ベルコスモ・カウンセリング】
カウンセラー養成集中講座は第1と第3土曜(どちらか選択)です。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
ベーシック集中講座は毎月第2日曜と第3日曜(どちらか選択)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。
https://npo-jisedai.org/basic.html
WEB講座は第2土曜の午前中です。WEBでのリモート講座はこちらです。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html
ご参加のお申込みやお問い合わせは下記ホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。
他にも毎週講座は月曜の午後に開いております。
詳しくはホームページをご覧ください。
なんかしらんけど、メッチャ仕事に追われてる。
通常の仕事以外に2週続けての講演だワ、確定申告はせにゃいかんワ、その他4月以降で企画していることも有り~ので、ちょっといっぱいいっぱいになってきた。
ちなみに明日は朝8時半にコロナワクチンを打って、その後6時間カウンセラー講座の講師の予定だ。😰
ということで、このところは夜も吉田拓郎を聴きながら仕事をしているのだが、えらいもんで聴いていると学生時代の気分が甦る。
ただ、気分的にはその頃の感覚に戻れるのだが、残念ながら体がついていかない。
もぉちょっと鍛えておけばよかったな~。
3月6日は大分県立看護科学大学、日本文理大学、別府大学、立命館アジア太平洋大学、大分県立芸術文化短期大学、大分短期大学、東九州短期大学、別府溝部学園短期大学、別府大学短期大学部、大分工業高等専門学校、放送大学大分学習センター、大分大学で構成される「大分大学地域連携プラットフォーム推進機構」主催のセミナーの講師として、各校の教職員の方々対象にWEBで講演することになっています(ちなみにその翌週は大分大学単独で先生方への講演となっています)。
お役に立てたら僕も有難いです。
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夕食を食べ終わって、ハイボールを飲みながらつらつらと本を読んでいたのだが、その中の一冊に高杉晋作の本があり、「草莽」という言葉が出てきた。
この言葉に何か気になるものがあり、WIKIで調べたらこう書かれている。
「草莽は、民間にあって地位を求めず、国家的危機の際に国家への忠誠心に基づく行動に出る人を指す。」
読んでいてはたと思い出した。
大学の時、東京から国道20号と19号、つまり信州経由でこちらに帰ってきた時(貧乏学生なので中央高速道ではなく国道で帰ってきた)、信州の茅野市にある民宿へいきなり飛び込んで泊めてもらった、そこの名前が「草莽」だ。
1人泊なのに暖かく泊めていただき、その上とっても美味しい信州牛のしゃぶしゃぶをごちそうしてもらって、とっても感動したっけ。
その後、もう一度行ったのだが(その時の話は小説にでもしたら、すごい話となりそうな内容なのだが)、それはここでは省く。
そのころの僕はこんな感じだった。
たまにだが、単車で田舎道をかっ飛んでいる夢を見る。
僕は夜、ラジオをつけっぱなしで寝るのだが、ふと目覚めた時にユーミンの「あの日に帰りたい」が流れていた。
懐かしいな~。
こういうのって、じ~んとくるんだよな。
この歌が流行った時、僕は行きつけでもあり、仲間のたまり場でもあった喫茶店「智栄」の向かいにあるパチンコ屋「楽遊」で、仲間と一緒に朝から晩まで毎日パチンコをしていた。
当時は喫茶店やパチンコ屋では「有線」で音楽が流れていたのだが、この「あの日に帰りたい」が流れると、いい唄だなぁといつも耳を傾けていた。
そんな感じで、学生時代はずぅ~~~~っと遊んでいた記憶しかないのだが、それはそれで僕にとってはたくさんの想い出が出来たことがすごくラッキーであり、有難いと思っている。
ただ、だからと言って「昔はよかった」とか言って、そんな想い出ばかり語り、いつも同じ終わり方をするような飲み会は僕はご遠慮被りたい。
楽しく想い出を語るのも確かに良いものだが、やはり想い出というのは、創り出していくものだと僕は思うから。
カウンセリングをしているとよくある話なのだが、悩んでおられる方は辛い現状を何とか切り開けないかと必死に頑張っておられる場合が多い。
しかしなかなかそうはいかない。
でも、それを努力不足とか、もっと頑張らないといけないと必死になったり(もちろん頑張らずにあっさりと回避して楽な方向に行く人もいるが、そういう人はそもそもわざわざお金を使ってカウンセリングにはあまり来ない)、または能力が無いからと自分をディスカウントして益々落ち込むという悪循環に嵌っている場合も多い。
カウンセリングにおいてそんな感じの時、僕はいつも「転じる」ということを考える。
「乗り越える」とか「突破する」とか「切り開く」というのがいけないというわけじゃない。
ただ、それだけではなく「転じる」というのもすごく大事じゃないかと思うのだ。
ところで以前松原泰道師の本を読んでいて、「『転じる』というのは『アウフヘーベン』だ」と仰っていることにびっくりしたことがある( 弁証法の基本概念の一つ。「否定する」「たかめる」「保存する」という三つの意味あいを含めて物事についての矛盾や対立をより高次の段階で統一すること。←コトバンク)。
目からうろこだった。
ちなみに弁証法とは「ある命題(テーゼ)と対立関係にある命題(アンチテーゼ)を統合し、より高い次元の命題(ジンテーゼ)を導き出す止揚(アウフヘーベン)の考え方を土台とした思考法」ということなのだが、これが
「車は環境に悪い」VS「車は文明に必要だ」→「ハイブリッド車」
みたいな感じで結構いい加減に説明されていて、まあそれはそれでいいのだが、松原泰道師の説はそんな安直なものではなく、「マイナスの価値」を「より高い価値に高めてプラスにしていく」ということなのだが。
ところで弁証法というと大学のゼミの篠崎先生を想い出す。
先生が書かれた「現代資本主義論と弁証法」という本を今も大事に持っているのだが、未だによくわからん(先生にとって不肖の教え子だったが、今は不肖のじいさんになってしまった)。
ま、いいか。(←頑張らずにあっさりと回避して楽な方向に行く人)
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駅に買い物に行ったら一宮名鉄百貨店の周辺が凄い人だかり。
そういえば1月いっぱいで閉店するんだった。
今日が最終日か。閉店ニュースが流れてから、あっという間だったなぁ。
あっという間と言えば、もう2024年も1カ月が終わってしまった。
寒さは先週がピークだったらしいから、もうすぐ僕の67回目の冬も終わる。
【2024年1月のカウンセラー養成集中講座の内容】
1月20日のカウンセラー養成集中講座は、午前はユングのコンステレーション、午後はロジャーズの非指示的アプローチについて話しました。
ユングの心理療法はイメージを重視し、夢について取り上げたり、河合隼雄氏の箱庭療法などが有名ですが、今回の話の中心となったコンステレーションというのは、僕がよくカウンセリングで行うシステムズ・アプローチと相通ずるところがあるんですね。
まず、ユングの言うところのコンステレーションとは何かということになりますが、この言葉の本来の意味は「星座」、そしてこれは「布置」とも訳されています。
繋がりのないように見える夜空の星も、見えない何かの関係があり、こちらの星に変化が起こると遠い別の星にも変化が起きるとか、そういう誘発性やバランスや流れがあるのではないかという考え方です。
ユングの理論はとっても難しいのでなかなか理解しにくいのですが、でもこれを「縁」として考えるとなんとなくはわかるのではないでしょうか。
つまり因果関係だけではなく、縁というものも重視すると、物事がまた別な見え方になってくるというわけです。
我々はすぐに因果関係を考えてしまいます。
ああだからこうなったとか、これは何々が原因だという考え方ですね。
例えばこの子どもの不登校は、親がその子の幼児期にあまりかまってあげなかったからだというのがそれです。
じゃあ、かまってあげた子はみんな不登校にならないのかというと、そうでもない。
その子をかまってあげなかったという「因」だけではなく、いろいろな要素が絡んできているのが実際のところなのではないでしょうか。
河合先生はそこのところを、このようにわかりやすく述べておられます。
「人はボタンを押すと結果が出てくるように思い込んでいる。『因』というボタンを押すと『果』となる。ところがこの考え方は、人がその『因』と『果』の間に壁があることになっている。
すなわち人は壁のこっち側から、向こうにある『因』のボタンを押すと、『果』となるんだと思っている(図1)。
しかし実際は実は壁はなく、人と『因』と『果』は一つのシステムの中にある(図2)。
なぜかというと不登校なのは『人間』なのだから」
(河合隼雄最終講義より要約)
コンステレーション(布置)という考え方が、システムズ・アプローチの考え方と相通ずるというのは、ここのところです。
また河合先生の仰る「因果関係に囚われすぎない」というところも一緒ですね。
不登校になったのは親の何々が原因だ、わたしが自己主張を上手くできないのはアダルト・チルドレンが原因だなど、我々はついつい原因探しに捉われてしまいがちです。
でも、原因がわかったら学校へ行くかと言えばそうでもないことが多いですし、原因がわかったら自己主知用できるようになるかといえば、それもちょっと違います。
大事なのは今と未来であり、どうなればいいかなんですよね。
【Copyright(c)(同)ベルコスモ・カウンセリング】
カウンセラー養成集中講座は第1と第3土曜(どちらか選択)です。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
ベーシック集中講座は毎月第2日曜と第3日曜(どちらか選択)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。
https://npo-jisedai.org/basic.html
WEB講座は第2土曜の午前中です。WEBでのリモート講座はこちらです。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html
ご参加のお申込みやお問い合わせは下記ホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。
他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間で開いております。
(この名古屋での夜間講座は、来年の4月迄の予定です。お申し込みはお早めに)
詳しくはホームページをご覧ください。