とうとうその日がやって来てしまいました。


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今日こそは三次を早朝の5時半過ぎに出る一番列車に乗ろうと早めに駅へと来てみたところ、なんじゃこれは!
普段は回送みたいな扱いでここから乗る乗客はほぼゼロに等しいはずなのに、これは完全にうかつでした。
しかしこの後はもう10時過ぎまで列車はないので乗らないわけにはいかず、これはもう覚悟を決めるしかありません。




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発車時はそれこそ東京のラッシュ顔負けの混雑に。全く身動きは取れず、これはもう苦痛以外の何ものでもありません。大半の人は終点まで乗り通すはずなので、途中で空くことは考えられず、つまり4時間近くもの間こんな状態に耐えなければならないわけでして。そして帰りも恐らくもう満杯の状態で乗り込むことになるはずで、つまり最低でも計8時間はギュウ詰めの中で立ちっ放しという恐ろしい試練が待ち受けるわけでして、これではとてもしんみりと別れを告げるなどという心境にはなれません。マイッタ!



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しばらくは我慢して何とか耐えたものの、先のことを思うとそれも限界を越え、もう予定を変更し、口羽で乗り捨てることに。ここで反対方向へ戻る列車とすれ違うのでそれに乗り移り、もう一度三次に戻って仕切り直しをすることに決めました。



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乗り移った列車は、途中の浜原始発という一般には利用し辛いことから余裕で座れる状況。さっきの列車とはまさに天と地ほどの差が。これならしんみりとした別れが存分に味わえそうで、決断は正解でした。



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その口羽では、早朝にも関わらず多くの人が見送りに。いよいよ本当にお別れなのですね。



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さすがにこんなにものんびりと江の川の流れが堪能できるのも、これが最後でしょう。



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秘境駅で知られる長谷にも、今日は多くの人が見送りに来ていました。




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マッタリとした時間は瞬く間に過ぎ、三次へと戻って来ました。以後はもう修羅場と化するはず。覚悟を決めねば。



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窓口には三江線の切符を求める人多数。昨日までとは明らかに雰囲気が違います。周りの空気も何だかピリピリしているような。




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次の列車まではまだかなり時間がありますが、今日はもう早めに待機。既にだいぶ列は長くなっていますが、これまでの経験からまだ余裕で座れるはず。



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列車入線。ホームに緊張が走ります。




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そしてたちまちにして満員に。でも今度は座れたので断然楽です。なお、後で聞いたところによると、早々と乗車制限をしたらしく、かなり多くの人が駅前に多数待機していた代行バスに回されたとのこと。その点ではこうして乗れただけでも幸運だったのかもしれません。



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途中のさまざまな駅において見送り人が多数。やはり今日は昨日までとは違うようです。


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いつもと変わらぬ江の川の流れ。でもこの車窓が拝めるのもいよいよ今日が最後。




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今朝に続き、再び口羽でもお見送り。




18.3.31-24  18.3.31-25ここも
ここも今日は凄い人出だ。




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そしていつも以上に賑わう宇都井。



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今日はまた一段と混雑しているようですね。



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浜原でも盛大な見送りが。



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大休止となる石見川本に到着。今日の混雑はハンパないです。物凄い人だ。



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とうとう最後の日は訪れてしまいました。



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駅の外も大変な賑わいに。まるで町中の人が繰り出したかのよう。でもこの賑わいも今日限り。



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時間になったので再び列車に乗って江津を目指します。外は至る所で「さよなら」を告げる看板が目立ちます。



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小さな駅でもあちこちで見送る人の姿が。




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やはり皆、鉄道にはいろいろな思い出があるのでしょう。」



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江津に到着。既に折り返しの列車には、乗車を待つべく人の長い列ができていましたが、何とかまだ乗れそうなので、素早く列の最後尾に並びます。こうなるともう、座れるかどうか、というよりも、乗れるかどうかの問題です。




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折り返しの列車では当然座れるはずもなく。でも聞くところによると、積み残しが多数出て、多くの人が代行バスに回されたらしく、こうして乗れただけでもラッキーだったと言えるでしょう。



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川沿いからも見送りが。



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まだまだ続くお見送り。石見川本にて。




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木路原でもしんみりとした別れ。



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粕淵でも盛大なお見送り。




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この先の口羽で交換する江津行の最終列車を捕まえるべく、最後にもう一度宇都井で降りてみました。何やらスゴイことになっているようです。




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ホームから見下ろすこのスリリングな眺めもこれで見納め。それにしても、随分と賑わっているような。




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地上へと下りてみると、かつてないほどの賑わいがそこに。この後最後の列車となる夜の浜原行の発車の際には花火が上がるそうです。


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江津まで行く最終列車がやって来ました。いよいよ最後の行程に挑みます。



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ホームでは多くの人が別れを惜しみ。



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今度も列車は超満員。でも乗れただけましです。



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浜原では交換のため20分少々の停車。最後の別れを告げる太鼓が力強く響き渡ります。



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石見川本でも交換のため30分少々の停車。物凄い人出となっています。まるで町中の人が全て訪れたかのような賑わいです。やはりみなさん鉄道には様々な思い出があるのでしょう。




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駅の外もたくさんの人で埋め尽くされています。明日からはもう二度とここに列車がやって来ないことがにわかには信じられない思いです。



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ここですれ違うはずの対向列車が、途中イノシシと衝突したとのことでなかなか到着せず。いっそこのまま止まったままでいてほしい、などと思ってしまいましたが、間もなく到着とのことで、いよいよここともお別れの時が来たようです。ここから先は完全な最終列車となり、発車に伴い駅はその役割を終えます。



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最終列車は満員の乗客を乗せたまま、最後の行程に挑みます。



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列車はかなり遅れていましたが、途中の駅では最後まで多くの人が最後の列車を見送っていました。



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ついに最終列車は終点の江津に到着。この瞬間、三江線は88年の歴史に幕を閉じました。さようなら三江線。長い間お疲れ様でした。



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まだ余韻が残る中、車両が車庫へと引き上げます。この車両自体はまだこれからも活躍するはずですが、もう二度と三江線を走ることはありません。明日からはこの駅も寂しくなりそうです。

毎日同じような行動パターンになっていますが、今はもうただいつまでも乗っていたい思いが強く。

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今日も三次を10時過ぎに出る石見川本(江津)行の列車に狙いを定め、早めに駅へとやって来ます。当初は5時半過ぎに出る一番列車にするつもりでしたが、早過ぎて面倒になり、次の便にした次第。早くも混雑を呈していますが、接続となる列車が到着するまでは、結構余裕があることがこれまでの経験からわかっています。



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ホームにてテレビのインタビューを受ける「つよぽん」(笑)



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今日も満員の乗客を乗せて、江の川のほとりをコトコトと。



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口羽では、園児達によるお見送りが。



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そして今日も混み合う宇都井。




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その後も続く江の川。




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大休止となる石見川本に到着。



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カウントダウンを伝える看板も、とうとう「あと1日」に。



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いつも通りの賑わいとなる駅の内外。




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引き続き江津方面へ。



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どこまでも付いてくる江の川。




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終点の江津に到着。そのまま三江線を折り返す人、山陰本線に乗り換える人、山陰本線からやって来た人でゴッタ返します。これも毎度同じみの光景。




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ここにも三江線に別れを告げるノボリを見かけますが、この駅がなくなるわけではないせいか、さほど悲壮感はないような。



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今日はすぐに折り返さず、一本後の便にしてみました。


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ナント列車はがら空き。一本前の便は立ち客も出る混雑振りだったというのに。明日で終わりというのが信じられなくなります。


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そんなわけで、数少ないボックス席を独り占めして車窓をとことん満喫。まさかこの期に及んでこんな贅沢ができるとは夢にも思いませんでした。




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石見川本では交換のため6分間の停車。やはりここだけはいつも人が居ますね。




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その後も江の川の流れをしっかりと目に焼き付けて。




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浜原では30分以上停まるので、外の様子を見に行ってみます。



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駅前ではテレビの中継が行われていました。




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それから先はすっかり陽も暮れ、夜の走行を堪能。三次まで行って今夜も三次に泊まり明日に備えます。とうとう最後の日は訪れてしまうのですね。まだ信じられないけれど。

再び三江線へとやって来ました。さんざん乗り尽くした感がありますが、いよいよ最後と思うと、もっともっと乗っておきたい思いに駆られてしまいます。ということで、今日からはもう最終日に向けてひたすら乗ることに専念するつもりです。


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三次にて10時過ぎに出る石見川本(江津)行を待ちます。早くも列が長くなっていますが、この列車は3両繋いでいるのでまだ余裕があります。これまでの経験上、それぞれ広島と福山からやって来る接続列車が到着するまでに来れば十分座れるはずです。




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そして予想通り、接続列車が到着すると、たちまちにしてご覧の有様。自分はもうすっかり慣れっこになっているけれど、初めて訪れた多くの人は、まさかここまでとは思わず、唖然とした人が大半なのでは。。



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お約束となったピッタリ寄り添う江の川。もはや完璧なまでに見慣れてしまった景色ですが、それでもしっかりガン見。


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宇都井は今日も賑わっております。



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大休止となる石見川本に到着。毎日この時間にドッと人が繰り出し大混雑となる光景は、もはやすっかり定着したイベントと言えそう。ローカル線の途中駅がこれだけの賑わいを見せるのだから、とても頼もしく思えます。



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駅構内でも三江線に関する様々なグッズが売り出されています。


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カウントダウンを知らせる看板も、いよいよあと2日に。


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再び列車に乗り込み、引き続きぴったり寄り添う江の川の流れをしっかり見届けます。



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終点の江津に到着。そのまますぐにまた三江線を折り返します。



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先程の便に比べると、これでもだいぶましな混み具合でしょうか。座れなくても他人と接触しないで済めば、それだけでも疲労度は随分と違いますね。


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しばらく乗り通し、口羽までやって来ました。間もなくすると反対方向から来る列車とここですれ違うので、折り返すことにします。




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駅前には即席の売店が出ていて、今月初めに訪れた「大人の修学旅行」を懐かしく思い出します。


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サンショップのヨッシーも見かけたりなんかして(笑)



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そのうちに三次方面からも列車が到着。すぐさま折り返すことに。



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やはりここはもう一度来てみたくなったので。

 

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そして今日もよく賑わっているようです。


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是非ともこの光景がまた見たかったものでして。いやあ、実に感動的です。



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夜の列車で宇都井を離れます。ここを訪れるのもさすがにこれが最後になるかと。


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三次に戻り、今日も長い一日が終わりました。いよいよ残り2日。

今日はまた「18きっぷ」を使用。今日で全駅の再訪を終わらせます。


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早起きして江津を早朝の6時前に出る三江線の一番列車から行動を開始。早朝にも関わらず、また3両も繋いでいるというのになかなかの乗車率となっていますが、無理もありません、何しろこの列車を逃すと、次の列車は昼過ぎまでないのですから。




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今日最初に降りたのは、江津から2時間余り揺られた石見都賀。ホームは築堤上にあり、線内では貴重な交換可能駅。トンネル状に続くホームからの階段を下りると、小ぢんまりとした木造の待合室がありました。
ここから隣の石見松原まで歩くつもりでしたが、待合室でしばらく休んでいると、車で各駅を回っているというテツの人が現れて、有難いことに同乗させてもらえることに。




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そんなわけで、あっという間に石見松原到着です。その距離は
5.6キロと結構長く、疲れも溜まって来ていたのでとても助かりました。
駅は下を走る国道から細い坂道をしばらく上った行き止まりのスペースに設けれ、駅前に人家はなく、ひどく寂しい所です。夜はそれこそとっても不気味ではないかと。




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ここからは列車に乗ります。待っている間に車での来訪者が結構あり、駅を巡っている人は予想以上に多いみたいですね。



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やって来た列車はやはり身動きも取れない程の混雑振り。毎日のことなので自分はもうすっかり覚悟はできていますが、何も知らずにフラリと訪れた人は、さぞかしびっくりしていることでしょう。




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次の潮は先日「大人の修学旅行」企画で訪れ、さらにその次の沢谷も去年の今頃訪れているので今回はもういいとして、しばらく進んだ木路原で降ります。同じようにパラパラとテツと思しき人が何人か下車しましたが、時間があるので恐らく隣の石見川本まで歩いてまた列車に乗るものと思われます。
駅は、山の斜面に取り付けた狭いホームが一本あるだけですが、小高い場所にあるため見晴らしがよく、駅から続く階段を交えた通路も風情がありますね。



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木路原からは、戻る形で隣の竹まで徒歩移動。3キロちょうどと少々距離がありますが、道は平坦で歩きやすく、まだ本日初っ端の歩きとあって元気です。着いた竹は、道路脇に取って付けたような簡素な駅で、周囲に人家もほとんど見当たらず。あまりのんびり休んでいる時間はないので、適度に写真を撮った後、さらに次の駅を目指して歩き始めます。




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次の乙原までは2.2キロと、たいしたことないと多寡をくくっていたところ、駅はメインの道路から脇道にそれた行き止まりの場所にあり、案内標識もなく辿り着くのに一苦労。ホームは高台にあり、眺めがよく、木造の待合室もいい味出しています。かつては石段を下りた所に木造の駅舎があったらしく、その時に来てみたかったとしみじみ。




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ここからは一駅、列車に乗ります。



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降りた石見簗瀬は、小さな町の一角にあるような、昔ながらの木造駅舎を有する駅らしい駅。交換設備が撤去され、剥がされた線路跡が生々しく残る島式ホームが痛々しく、かつての栄華が偲ばれます。ここで飲料を購入するつもりでしたが、駅前にも周辺にも商店はおろか自販機の類も一切なく、改めてローカル線の駅巡りの厳しさを実感。これまで訪れた駅の大半に自販機を見ることはなく、ナメてかかるとエライ目に会いそうです。




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次の明塚までまた歩くつもりでしたが、石見簗瀬で休んでいると、たまたま知人が車で駅に立ち寄り、運良く送ってもらえることに。そんなわけで明塚にはスンナリと到着。駅前は田んぼが広がるばかりで何とものどかな無人駅。駅舎のない小さなホームがポツンとあるだけなのが、いっそう風情を誘います。



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次は歩いて粕淵へ。この区間は線路に対して道路がだいぶ遠回りする形で距離があり、結構な難所。駅に辿り着いた時にはもうへとへとでしたが、今回の徒歩移動はここで終わりなのでやれやれです。
駅舎は近代的な建物、というより、商工会議所に間借りしているような感じで、清潔感溢れるきれいな待合室が特徴。対照的にホームの待合室はレトロ感が漂い、この対比はなかなか興味深いところです。




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しばらく待って、次の列車で粕淵を後にします全駅再訪のチャレンジも、いよいよ残りはあと一駅となりました。




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そして列車に揺られること40分少々、最後の下車駅となった伊賀和志に到着。駅は築堤上にあり、おもむろにホームを取り付けた感じが。駅前に集合住宅のような建物が見受けられましたが、この駅を定期的に利用している人はほとんど居ないと思われます。
ともあれ、これで三江線の全駅の再訪が完了。こうして各駅を丹念に回ってみると、より一層愛着が湧き、三江線全体がとても身近な存在に思えてきます。それだけに、あと一週間でお別れというのが残念に思えてなりません。




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折り返す列車の都合上もう一駅行けるので、隣の宇都井に立ち寄ることにしました。このところのこの駅の人気は相当なもので、たちまちにしてホームはゴッタ返します。



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廃止後は駅も閉鎖されるはずなので、「天空の駅」として知られ、ホームから見下ろすこの眺めも、間もなく見納めとなるのでしょう。それにしても、随分と賑わっているようですね。




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下へ下りてみると、なるほど、確かに凄い人混みとなっています。即席の売店もできていて、静かなはずの集落が、あり得ない程の活気に満ち溢れています。今月初めに野月氏達と訪れた、あの人っ子一人居なかった時とのあまりの違いに驚くばかりです。




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ここに来た最大の目的は実はコレ。今は夜になると駅がきれいにライトアップされるとのことで、どうしてもこの目で確かめてみたかったものでして。青く光る幻想的な眺めはとても神秘的で、思わず息を呑むほど。できれば廃止後もずっと続けてほしい試みですね。




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夜の列車で三次へ抜け、そのまま芸備線で広島へ。ひとまず三江線から引き上げます。明日は「18きっぷ」で一旦自宅に戻り、荷物とデータを整理した後、気持ちをリセットして再び三江線へと戻って来るつもり。いよいよあと一週間で終わりなのですね。

今日は「三江北線」に当たる江津寄りの駅を巡ってみます。なお今日は「18きっぷ」を使いません。


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江津を朝のいい時間帯に出る三江線の列車はなく、いきなりの歩きでまずは隣の江津本町まで来てみました。「本町」とは名ばかりの、人家も乏しい道路沿いにポツンとある駅舎のない無人駅。すぐ前を悠々とした江の川が流れ、起点の江津から1.1キロしか離れていないというのに、秘境感が漂います。




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引き続き歩いて辿り着いた千金は、並行する道路からだいぶ離れた山に囲まれた静かな佇まい。駅に続く道は地図にも載っていないような狭い道でわかり難く、列車以外での到達は困難を極めるかもしれません。




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さらに次の駅へ向かって歩いていたところ、幸運なことに車で通りがかった年配のテツ氏に拾っていただき、難なく目的の川平に到着。この区間は峠もあって結構な距離があるので、とても助かりました。


ここは年季の入った昔ながらの木造の駅舎がどっしりと構え、沿線では特に気に入っている駅の一つ。しかし駅前は完全な更地として整地され、この駅舎も廃止後はすっかり取り壊されてしまうのでしょう。とても残念ですが、せめて最後の勇姿をしっかりと目に焼き付けておきたいものです。




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この先は駅間距離が飛躍的に長くなることを考慮して、川平からは数少ない列車に乗り込むことに。もちろんこれは偶然ではなく、列車ダイヤを頭に入れた上で歩くタイミングを調整しています。



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やって来た三次行の列車は、時間帯がいいこともあってか、身動きもできない程の混雑振り。今日はすぐに降りてしまうからいいようなものの、大半の人はこのまま終点まで乗り通すと思われ、つまり3時間以上もの間こんな状態が続くはずで、ご苦労様としか言いようがありません。




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 降りたのは川平から5駅進んだ因原で、その隣の石見川本で交換して戻って来る上り列車をタイミングよく捕まえるための算段。駅舎は昭和9年の開業時からの建物で、無人化はされているものの窓口がそのままの姿で残っているのが嬉しいですね。事務室側は運送会社が利用していることから駅に活気が感じられ、ここは廃止後もさほど変わらないような気がします。



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114分後に反対方向からやって来る列車に乗って因原を離れます。もう少しじっくり味わいたかったけれど、この列車に乗らないと、その後のスケジュールが将棋倒しのように狂ってしまうので。




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4駅折り返す形で川戸下車。ここは沿線では結構な町中で、駅前旅館もあるほど。開業当初からの木造駅舎はコミュニティセンタ-として活用されているようで、駅員は居ないものの、駅に誰か居るというのは、それだけで何だかホッとするような安心感が伴います。少し歩いた所にAコープを見つけたので、すかさず弁当をゲット。沿線は駅前であっても食料が入手できる所がとても少なく、これは助かりました。




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「ありがとう三江線」と書かれた手作りの横断幕に、これまでの様々な想いが込められているのを感じます。




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次の列車で川戸も後にします。列車の到着に合わせ、たくさんの人が旗を振ってお出迎え。心温まる瞬間です。




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今度は早くも隣の田津で降ります。山の斜面を切り開いた小高い所にポツンとある小さな駅で、とても静かな環境。ホームへと続く石段も風情がありますね。




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次の石見川越までは徒歩移動。距離は3キロちょうどとまあまあ手頃といったところ。線路に沿って続く小さな道路を進む形となり、沿線の様子もよくわかって興味深い散策となります。




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石見川越に到着。ここも駅舎は開業当時からの建物で、出札窓口もカーテンが引かれているだけで古き良き時代を今に伝えています。しかしその割に駅前に人家は乏しく、少し寂し過ぎる気がしてならず、このままひっそりと最後の日を迎えることになりそうです。




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今度はまた列車に乗り、次の駅を目指します。



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やって来た列車はナントがら空き。途中で陽が暮れるとはいえ、まだ三次まで行ける列車だというのに。さっきまでのあの大混雑は何だったのか、と唖然としてしまいます。こんな列車ならずっと乗っていたくなりますが、惜しくも次の駅で降りてしまいます。




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本日最後の訪問となった鹿賀で下車。ちょうどその時「ありがとう 三江線」と手書きされた手作りの看板を掲げに、地元住民が駅にやって来たところでした。




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駅舎のないシンプルな駅ですが、ホームへは段差なしで行き来できる優しい構造になっています。古びた待合室も味があり、何とものどかな所です。




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三次方面からやって来た上り列車に乗って江津へと戻ります。。江津-石見川本間も無事全駅再訪することができました。



18.3.23-45  18.3.23-46
江津に着く頃にはすっかり陽も暮れ。今日も長い一日が終わりました。

昨日はカルカルでのイベントの後、すかさず東京駅から夕方の「のぞみ」に乗って福山まで移動。これからしばらくは廃止の迫った三江線に全精力を注ぎます。


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福山を未明に出る福塩線の一番列車に乗って、三次へとやって来ました。次に出る三江線はまだ当分先のため、待ち人は少なく今のところ駅はとても平和です。しばらくしたら、三江線に乗る人で大混雑になると思いますが。




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今回は、三江線の駅をもう一度全て見て回るつもりで、まずは三次の隣に位置する尾関山へと来てみました。ここは「三江南線」では唯一昔ながらの駅舎が残っている駅で、有人駅だった頃の名残が感じられます。駅前から始まる道路が一直線に伸びる形は、まさに駅が町の玄関口としての役割を果たしていると言えそうですが、廃止後はそれこそ「どん詰まりの果て」といった状況に様変わりしそうな気がして、とても切なく思ってしまいました。


なお、列車がないので当初は歩いて来るつもりでしたが、小雨がパラつく生憎の天候だったため、三次からタクシーを利用。しかし近距離であるにも関わらず、メーターが気になって仕方がなく、とっても便利だけど、やっぱりもうタクシーは遠慮しようかと。なお、今回は全て再訪ということから、あえて列車を使っての乗り降りには拘らないことにしています。


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しばらく待つうちに三次行の列車がやって来たのでそれに乗って尾関山を離れます。一応「18きっぷ」を使っているので乗れる時には列車に乗りたいですね。




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三次に戻って来ると、すでに今度の三江線に乗る人でホームは早くも長蛇の列。3両繋いでいても、かなりの混雑が予想されます。



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9案の定、折り返す形で乗った三江線は身動きも取れない程の大混雑に。こんな状態で何時間も揺られて行くのはさすがに辛そう。



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でも今回は駅巡りが目的なので、二つ目の粟屋で早くも下車。駅舎のないホーム一本だけの簡素な駅ですが、待合室に掲げられた「さよなら 三江線」「63年間ありがとう」の文字が涙を誘います。




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この後しばらくは上下共に列車はないので、その後は歩いて隣の長谷へ。ここは以前、テレ東の番組「土曜スペシャル」の「極旅」のロケで訪れていて、当時のことをとても懐かしく思い出します。停まる列車が少なく、秘境駅として脚光を浴びてからというもの、多くの人が訪れるようになったようですが、さすがに列車がないこの時間帯は誰も居ません。やっぱりこういう所は誰にも邪魔されることなく独りでじっくり味わいたいですね。




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引き続き、江の川沿いに続く細い道をテクテクと。幸い雨は止んでくれたみたいなので、この先も歩きは問題なさそう。メインの国道は川を挟んだ対岸を通っているため、こちら側は車の往来がほとんどありません。




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船佐に到着。ここも随分と寂しげな駅ですが、ホームの端にポツンと建つ瓦屋根の待合室と、大きめの自転車置場が印象的、構内は広く、かつては行き違いもできたホームの造りからも、昔はそれなりに賑わったように思えます。




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さらに歩いて所木。駅は脇道にそれた一角にあり、ホームの先端部分から入る構造。ここはもともと駅舎はなかったようで、とてもシンプルな造りです。




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どんどん行きます。次の信木は、並行する道路から見下ろす場所に位置し、ホームからは江の川が望めます。ここもかつて「極旅」のロケで訪れたので、とても懐かしいですね。




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こんな感じで線路は続きます。できれば列車を使って移動したいところですが、今の時間、列車は上下共に一本もないので。



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式敷に着きました。ここは上下列車の行き違いができる駅で、ログハウス風の駅舎もあり、駅前に商店も見受けられます。これまでのうら寂れた駅に比べると、相変わらず人は少ないものの、明るいイメージが漂います。




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さらに歩いて辿り着いた次の香淀も、ログハウス風の駅舎を有する洒落た感じの駅です。なおここまでの一区間は、線路はぐるりと大きく迂回していますが、トンネルでぶち抜いた一直線に結ぶ新しい道路があり、そこを通ると線路沿いの道より半分以上短縮されます。




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やがて午後の列車がやって来る時間になったので、香淀からは列車に乗り込むことに。持参の「18きっぷ」には今日の日付が入っていることでもあり、やはり列車が使える時はできるだけ活用したいですね。




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4時間振りにやって来た列車は、まだそこそこ混んでいるものの、一本前の列車に比べるとまさに天と地ほどの差が。なお、今春のダイヤ改定から、それまでの口羽止まりが、江津まで延長されています。



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この先の口羽で列車がすれ違うことを見越して、二つ目の江平で列車から降ります。他にも降りる人が随分いるな、と思ったら、同じようにそのまま折り返す人が大半でした。




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程なくして口羽方面からやって来た三次行の列車に乗り、降り返す形で一駅、作木口で降ります。これでひとまず「三江南線」に当たる駅は、全駅再訪となりました。なお、口羽の駅は、この前の「大人の修学旅行」の際に降りているので今回はもういいかと。




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2時間余りの大休止の後、再び口羽方面へと降り返します、今日の駅巡りはここまでとし、このまま江津まで抜けることにします。




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車窓右手には悠々と流れる江の川。すっかり見慣れた景色ですが、しっかりと眺め、記憶の底に焼き付けておきたいものです。



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途中の宇都井では、すっかり「お約束」となった色めき立つ乗客の数々。



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ほとんど陽の暮れた浜原では20分少々の大休止。立派な駅舎があるものの、駅前はひっそりとしていて人影もまばら。でもこういったインターバルは、ローカル線の旅では嬉しいものです。




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石見川本でも30分余りの大休止。昼間はかなりの賑わいを見せる要となる駅ですが、さすがにこの時間はもうひっそりとしていて、哀愁を感じさせます。




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カウントダウンを表示する看板も、いよいよ「あと9日」となりました。



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駅舎正面は、イルミレーションで彩られ、ついつい見とれてしまう程の鮮やかさ。でもそれが却って切なさを際立たせているようにも思え、切なくなってしまいます。



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江津へと向かう最終列車はご覧の通りのがら空きぶり。とても廃止直前の光景とは思えなくなりますが、これが三江線本来の姿なのでしょう。
今日はこのまま江津駅前のホテルに泊まり、明日の駅巡りの続きに備えます。朝から結構な距離を歩き回り、日頃の運動不足も手伝って疲労感はハンパないけれど、随分と充実した一日になりました。

昨年も確か今頃、「鉄子の旅」15周年記念イベント、と称して大々的なイベントを行ったけど、今度は通算100旅達成ということで、今年も渋谷の「東京カルチャーカルチャー」においてトークイベントを行うことに。

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オープニングは、スーパーベルズの「車掌DJ」こと野月貴弘氏が、アニメ「鉄子の旅」の主題歌「なんかアリかもね」の生歌を披露。彼には公私共にいろいろとお世話になっております。




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ということで、懐かしのメンバーがここに集結。何だか以前とちっとも変っていないように見えますが、美樹ちゃんはご懐妊が決まるなど、確実に時は流れているようです。



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今回のイベントの目玉として、「横見氏をカッコよく若返らせよう」をテーマに、1万円の予算で美樹ちゃんが服装をコーディネートしてくれました。実はこの時までボクはそのことを知らず、プレゼントを受けた時は、思わず面食らってしまいました。



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さっそくみんなにお披露目、という流れになり、裏の楽屋に一旦引き上げ、着替えてくることに。果たしてどんな「変身」を遂げるのか。カウントダウンの始まりです。


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やがて楽屋裏から颯爽と登場する自分。斬新なジャケット姿に会場からは「イケてる」だの「カッコイイ」だの大絶賛の嵐だったけど、ホントか~? 俺にはギャクにしか思えなかったんだが…
 


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これまでの旅を振り返り、メンバーによる一連のトークに続き、ゲスト陣からもコメントいただきます。当時はまだぎこちなかった真澄ちゃんも、今はすっかり「ママ鉄」としての貫禄が漂い、その活躍振りは本当に頼もしい限りです。



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他にも、カゲリくんやタクさん、北日本新聞の堀井さん、カメラマンの眼目さん、トミーテックの鈴木さん、タイトーの佐藤さんからもコメントをいただき、随分とたくさんの人が関わっていたことを改めて実感した次第。いや~、実に感激。




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最後は石巻から、今野奈保子さん・莉希くん親子。莉希くんに初めて会った時はまだ5歳だったのに、早いもので4月からもう中学生になるとのこと。将来の夢は新幹線の運転士だそうで、鉄道への想いはますます磨きがかかっているようです。今後がますます楽しみになりますね。



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そんなわけで、終わってみれば全席完売という大盛況振りに、こんなにも多くのファンに支えられている幸せを実感。「鉄子の旅」シリーズは、これからもまだまだずっと続けて行ければ幸いです。引き続き、応援よろしくお願いします。今日は有難うございました。
(写真は最後の一枚を除き、カメラマンの近藤俊哉さんよりいただきました。ご協力感謝です。)

北陸本線から三セク化された、あいの風とやま鉄道にも一昨日新駅が開業。ということで、今日は金沢から行動開始。


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新駅の「高岡やぶなみ」駅は、西高岡駅と高岡駅の間にあり、金沢からは、同じく三セク化された、IRいしかわ鉄道と直通していて、金沢からは40分足らずで到着。上下別々のホームを持つ複線の駅で、無人駅ながら東口西口それぞれ立派な駅舎を有する規模の大きな造りに驚いてしまいます。周囲はまだガランとしていますが、この先どんどん開発されて行くのでしょう。


とりあえずこれでまた一旦全駅乗下車のタイトルは奪回した形になりました。しかし来月早々栃木県にまた一つ新駅が開業するので束の間のタイトル保持となるのでしょう。追いかけっこはいろいろと大変だけど、案外それも楽しかったりして。

今春もダイヤ改定を契機に各地で新駅開業が相次ぎ、早めに片付けてしまおうと、さっそく行動開始。


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最初に訪れたのは、伊賀鉄道に昨日開業した「四十九」駅。桑町と猪田道の間にできた新駅で、「しじゅく」と読みます。ホーム一本の小さな無人駅ですが、踏切付近にある駅の入口からホームまではスロープで繋がるバリヤフリー構造となっています。周囲は住宅街で利用者はそれなりに多そう。ちなみにこの路線は近鉄伊賀線時代に訪れたきりで、伊賀鉄道に変わってからは初めての訪問となります。


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続いて訪れたのは、JRおおさか東線に同じく昨日開業した
「依摺加美北」駅。「きすりかみきた」と読みます。おおさか東線自体まだ新しく、ついこの前乗りに来たばかりのような気がしていましたが、旅客営業を開始してからもう10年も経つのですね。
駅前にはコンビニもあり、何だかずっと以前から駅があったかのよう。利便性は高そうで、早くも多くの人が当たり前のような顔をして乗り降りしているように感じられました。



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さらにもう一つ、JR京都線の摂津富田ー茨木間に、これまた昨日開業した「JR総持寺」駅にも行ってみます。こちらはまだよそ行きといった出で立ちで物珍しさで訪れた人が多そうですが、駅舎は立派で駅前開発も急ピッチで進み、いずれはベッドタウンの駅として様変わりするのでしょう。
それにしても、JR京都・神戸線内だけでも、ここしばらくの間に随分と駅が増えましたね。


今日の新駅巡りはここまでで、この後は夜の列車で金沢へ移動。続きは明日。

さて今日はもう東京まで帰るだけ。でも基本は鈍行移動なので一日がかりです。


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昨夜はかなり遅い到着だったこともあり、朝食は遅めに取ることに。今日はもう帰るだけで列車の時刻も臨機応変に変えられるので、のんびり行こうとの算段です。バイキングの朝食はメニューも豊富でとっても豪華。やっぱり食事は余裕を持ってゆっくりいただきたいですね。



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そんなわけで、みんな揃って「いただきます」。女性陣はメイク前ということで、写真はNGだとか。



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出発まではまだ時間があり、ゆるゆると過ごすこんなひと時こそ、最も幸せな時間かもしれません。どうやらメイクは終わったようですが、それにしても、キミたちチト無防備過ぎやしないかい(笑)



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ホテルを出て、駅へと向かう一コマ。雨にならなかったのは幸いでした。



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というわけで、「18きっぷ」にて帰路へと向かいます。この辺は鈍行でも転換クロスシートが基本なので、とても快適です。



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何度も乗り継ぎを繰り返し、ゆっくり先を目指します。こうして適度に外の空気が吸えるので、気分転換にはもってこいです。



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特に姫路ー米原間の新快速は、編成も長く速度も速く、かなり乗りドクと言えますね。



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まだ十分東京まで帰れる時間だったけど、明日は早いということで、他のみんなは途中の名古屋から新幹線ワープを選択し、ここからは独りで帰路へ。なおそのことを見越して切符の日付スタンプは、僕だけ別に押してあるのでこうした途中離脱も可能です。今回は、三江線に別れを告げる切ない旅ではあったけど、しっかりと記憶の底には刻み込まれたのでは。さあ次はどこへ行きますか?


なお、今回の旅の模様は、「鉄音アワー」にて、3回に分けて公開されました。
https://www.youtube.com/watch?v=Sfm97VynANw
https://www.youtube.com/watch?v=9yI08NFSG1M
https://www.youtube.com/watch?v=KnBeJPSarVo
ご参考までに。