イエモン復活に浮き足立って未だに地に足がつかない人は自分だけではあるまい。なんなら年内には空中浮遊を身につけそうな勢いである。

生中継されたツアーの1曲目&2曲目、そして新曲ALRIGHTについて今にして思うことがあるので書いておきたい。




1996年12月28日、日本武道館で行われた「メカラ・ウロコ 7」の最後に披露されたのが「楽園」。
レーベルをコロムビアからファンハウスへ移籍する前の最後のライブで、「楽園」は後に移籍第一弾シングルとしてリリースされる。
それから実に18年後の2014年12月28日、ソロとして日本武道館のステージに立った吉井和哉は、この日の最後に当時リリース前の新曲だった「ボンボヤージ」を披露した。実はこの日のライブはレーベルをソロで在籍したEMIから古巣・コロムビアに移籍する前の最後のライブだったのである。

吉井和哉にとってはいずれも「新たな旅立ち」「出航」といった意味合いを持つ曲になった。

2015年、7thアルバム「STARLIGHT」リリース、そしてそれに伴うツアー、さらにはファン投票を反映させたベスト的選曲で臨んだ恒例12月28日の日本武道館「Beginning & The End」。この日のライブは「吉井和哉、ここに極まれり。」といわんばかりのパーフェクトな内容で、これ以上があるのか、いや超えていくのだろう、ととにかく期待が高まったのをよく覚えている。

こうした具合にソロとしての活動が(そしてソロのバンドも)年々充実してゆくことが手に取るようにわかった近年。
ここに来てのTHE YELLOW MONKEY再集結には相当な衝撃を受けた。

解散後とはいえ2012年にはメンバーが一同に会し、立会の元デビューシングルを新たにミックスした「Romantist Taste 2012」をリリース。リリースパーティーにはヒーセとエマが飛び入り参加。翌2013年にはファン投票ベストをリリース。
アニバーサリーイヤーということもあり、この間には過去の映像作品の完全版もリリースされ、メンバーも好意的にこのお祭ムードを楽しんだ。
再結成に向けての機運が高まっていることはそれとなく感じていた。

とはいえ、それとは裏腹に充実・成熟してゆくソロの音楽。
「Beginning & The End」は、観た後で再結成はもう無いだろうと確信したほどだった。それほどの完成度と成長性。だからこそ衝撃は大きかった。


再集結・全国ツアー開催に次いで発表された新曲「ALRIGHT」、ビートに起伏のないアメリカ的なロックにシフトしていったラストアルバム「8」とは異なり、まるで「SICKS」の頃のような跳ねた泥臭さと色気を持った楽曲となっていた。イントロのオルガンの感じなど聴けば一発でそれとわかる。アグレッシブなタイトル、再集結のスタートを切るにあたっての新曲なのだから、もっと明るかったりパワフルな曲を持ってくるのかと思いきや相当な濃いめの味付け。

歌詞を読めば「準備 ALRIGHT」と、「準備が出来た」と歌っている。即ち、ここからガンガン攻めていくぜ、という前口上と解釈できる。
そして「再結成」という表現を避け「再集結」と記載しそれとなくぼかし続けるスタッフサイドの立ち回りを尻目に、「何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ」というフレーズに一過
性のお祭り的な再結成ではないことを匂わせた。

吉井和哉のソロ活動も追いかけてきた身としては「ALRIGHT」というフレーズにも熱いものを感じる。
2006年に行われたツアー「THANK YOU YOSHII KAZUYA」は、大々的にバンド時代の楽曲をライブで披露しはじめたツアーだった。「楽園」「SPARK」「太陽が燃えている」「LOVE LOVE SHOW」と代表曲のオンパレードで、最終日には弾き語りで「JAM」も披露された。

バンド解散からの鬱屈した時期を抜け出し、派手なメイクも復活、まさに殻を破った新生・吉井和哉の姿がそこにはあった。
このツアーのハイライトは、バンド時代の楽曲群を差し置いて「BLACK COCK'S HORSE」だったと思う。原曲とはまるで別物と化したハードロックアレンジで、サビに至っては歌詞をごっそり削ぎ落とし「ALRIGHT!ALRIGHT!」と会場一体となって叫んでいた。曲の最後に吉井が叫んだ「もう俺はALRIGHTだぜ!」という言葉は、吉井和哉完全復活宣言にほかならない。

その模様を観てからというもの、「ALRIGHT!」と高らかに口にする吉井和哉にもう恐れるものはないのだ、無敵なのだ、と、そう思っている。だからこそ新曲「ALRIGHT」はよりリリカルに響いてくる。
なによりバンド自体、吉井和哉が主導しているものだということもある。

再集結にあたって「一度きり」では無さそうだという雰囲気、まさに復活の狼煙たる「ALRIGHT」、ファンの興奮は並のものではなかったに違いない。事実、自分がそうだ。

そして開幕したツアー初日では活動を続けることを宣言、吉井和哉の会員制サイトのブログには「もう解散しない」「生涯イエローモンキー」と明記された。


予想企画と多数のメディアによる全国生中継が実施されたリユニオンツアーの「1曲目」。
自分の予想は「プライマル。」であった。東京ドームでのライブを最後に活動休止となったバンドが、その少し後にリリースした実質のラストシングルである。
まるで解散をテーマにしたかのような卒業ソングで、実際その後バンドは解散という結末を迎えている。歌詞にイエローモンキーのフレーズを引用し、当時のマネージャーがファンであることを公言しているアイドルグループ「BiS」は解散にあたりこの楽曲をカバー、披露している。ファンにとって解散ソングとしての印象がかなり強い曲なのではないかと思う。

マイナスを掛け合せるとプラスになるように、卒業の卒業で再出発の初弾とするのではないか。なによりこの曲は当然ながら一度もライブで披露されたことがない曲である。ここからはじめる意味合いは大きくあるのではないかと思い、1曲目に予想した。

実際の思惑がどうかはわからないが、生中継された1曲目は予想が見事的中。オリジナルアーティストによる「プライマル。」の初パフォーマンスを全国に見せつけた。

当日はチケットが取れなかったためテレビでその模様を観ていたが、演奏からはまさにイエローモンキー!という音像と同時に、表情や音からも緊張が感じ取れた。
ラストのサビでようやく紗幕が降ろされると、歓声と共に露になるメンバー、スクリーンには4人の姿が同時に映し出される。ようやく互いの顔が見えたからか、それまでのパートとは打って変わって無邪気な笑顔を見せるアニーがとても印象的だった。

開演から8分ほど生中継される旨が新聞でも告知されていた。わずかに余った放送枠を使い、サプライズで2曲目でも中継が続いた。
1コーラスほどではあったが、流れた曲は「楽園」。

ここで冒頭の話と繋がるのだが、卒業の卒業でリスタートのオープニングを飾った「プライマル。」、そしてこのバンドで新たな地平へと旅立とうとする意思表示にも思える「楽園」からツアーは始まった。

吉井自身「第二期」と銘打ったTHE YELLOW MONKEY、僅かに観た初日の模様から、これからツアーを通して蘇ってゆくバンドのグルーヴに加え、新曲、アルバムへの期待が高まってゆく。
唯一チケットが取れた名古屋が楽しみで仕方がない。

そしてもちろん忘れてはいけない、今年の12月28日。何かあると思わずにはいられない。
書き忘れたがこの日は吉井和哉がシンガーとして初めてステージに立った日。バンド時代もソロになってからも、この日をメモリアルデーとして幾度となく伝説的なライブが行われてきた。
まだまだ興奮の種は絶えそうにもない。
ゆるめるモ!のしふぉん(ソロ名義・ササキシホ)が11月18日に誕生日を迎えた。これを記念し、改めて彼女の紹介と出逢いから9ヶ月を経て見えてきたその魅力について個人的な視点からではあるがお伝えしたい。
文中人名は敬称略である点と、文量を稼ごうとするあまりすっ頓狂なことを書いているかもしれない点はご容赦頂きたい。

■基本(とそうでもない)情報
名前:しふぉん(Chiffon)
別名義:ササキシホ
愛称:さささ、しほ(スタッフ間でも使われ、チェキ券にはこの表記も多い)、しほちゃん(あのから)、ささき(ちーぼう・ようなぴから)、くまちゃん(もねから)、さささん(けちょんから)
好きな呼ばれ方:さささ
所属:ゆるめるモ!
担当色:赤
誕生日:1993年11月18日
ファンの呼称:しふぉん主義
性格・特徴:真面目、小柄、熱血、部活精神
好きな食べ物:米
苦手な食べ物:甘いもの
好きなアーティスト:Avril Lavigne、藍坊主、Mr.Children、GLAY、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学などなどなど
神推し:百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
家族:母、妹、おもち(オッドアイの猫)
ご近所:深夜にOne Directionを爆音で流す外国人
赤か緑か:緑のたぬき派
オススメの貯金法:100円玉貯金、定額預金
ゆるめるモ!で好きな曲:難、眠たいCITY vs 読書日記、私へ、などなどなど
落ちサビのある曲:アーメン、よいよい、私へ、など
Bメロのコール:しーふぉん!さささ!
ダイブの仕方:お布団に寝転がるように
ライブ中行方不明になったら:客席にいます


ソロでのアイドル活動を経てオーディションにより選ばれたゆるめるモ!の第二期メンバー。同期にあの、ようなぴ、ちーぼう、ゆいざらす(2014年8月卒業)。
卒業した結成メンバー・のんちゃんの跡を継ぎ担当色は赤。持ち色に恥じぬ熱いライブパフォーマンスに定評がある。


■ライブを盛り上げるエンジン
言うなればゆるめるモ!のロックスター。ライブでは率先してフロアを煽るアッパーサイド。曲にカチッとハマる煽りのフェイクは曲が持つ熱量を倍増させる。
スタイリッシュな盛り上げ方をするしふぉんと本能的なパフォーマンスをするあのは共に激しいながら対極を成す。しかしこれがぶつかり合うことなくむしろ跳ね馬とそれを手繰る騎士のようなコンビネーションを発揮するから面白い。

もちろん彼女の魅力は歌だけではない。言ってしまえば子供のような体格だが、そこから繰り出されるダンスのキレは抜群。
ダンサーには同じくらい上手くとも、人を惹きつけるダンスを踊る人とそうでない人がいる。しふぉんは間違いなく前者だ。動く度に関節から炎が出ているかのような熱いパフォーマンスに痺れたファンも多いだろう。
また、Hamidasumo!ではヴォコーダーを通したコール&レスポンスをしたり、非常階段とのコラボではベース演奏を披露するなど見せ場は多い。

ダイブはもちろん、コールや合いの手を入れるタイミングで起点を示したり、時にはオタクが入れるコールやヲタ芸を自らする場合もある。細かくレスを返し、またサイリウムやペンライトを観客から借りて振ることも。(その後必ずタイミングを見つけて律儀に返しに行くのがしふぉんらしい) さらにイベントによっては自ら客席の後ろまで乗り込むなど、フロア全体への気配りを忘れないのも彼女の特徴だ。
血液担当を名乗るしふぉんだが、ライブに熱を加える立ち回りはさながら体中に血液を送り出す心臓のようである。

基本、神対応
不安そうにしている新規のファンにも積極的に声をかけ、認知も非常に早い。楽曲に難しさを感じる観客も少なくないゆるめるモ!において、その間口を広げてとっつきやすくポップにしている要素の一つがしふぉんのパフォーマンスや立ち回りであることは間違いないだろう。
驚くべきことに、ファンからのリプライだけでなく日常的なツイートやオタク同士の会話もチェックしているらしい。ちょっと凹んだことをつぶやいたらそのことについて彼女のほうから話題にし励ましてくれたこともあった。目配り気配り心配りのスキルは一級品である。



(恥ずかしいふぁぼられ)

自他共に認めるお堅い真面目キャラだが、人を笑わせることも好きなようでとても茶目っ気がある。メンバー内では屈指のいじられキャラだ。
メンバー中もっとも親しみやすく、またよく喋り、特典会でも積極的に話題を振ってくれる。初接触でも話題に事欠かず楽しめるだろう。

■綺麗な歌声
煽りや神対応については枚挙に暇がないが、いまの彼女を語る上で欠かせないのが「声」だ。
アニメの少年のような、それでいて暖かみのある低音ボイスが持ち味である。剣道の経験からか発声は非常に芯があり力強い。個人的には声優の素質があると思っているのだがいかがだろうか。
音楽経験としてロックを通っているのでがなるような激しい歌い方もカッコいい。ライブではその側面がよく目立つが、ここ数ヶ月で会得したしなやかに強かに伸びる高音の美しさにも注目してほしい。

6月30日にササキシホ名義でソロ出演した「あっこゴリラ生誕祭」では、ハシダカズマ(Gt.)、福山タク(Sax.)を率いてアコースティックセットで登場した。「逃げろ!!」「1!2!かんふー!」「OO(ラブ)」「さよならばかちゃん」といった名曲の数々をしっとりと歌い上げるその歌声は、決してようなぴのような通る声質ではないものの、寄り添うような温もりがある。
アコースティックゆえにその歌声をじっくり堪能できるライブではあったのだが、残念ながらその映像や音源は公開されていない。(同公演のダイジェスト映像には唯一オケで披露した「manual of 東京 girl 現代史」が一部収録されているのみ)


※1:54~

作品リリースの度に目覚ましい成長が感じられるしふぉんの成果が顕著に現れているパフォーマンスだったためこのライブの模様がお蔵入りしてしまうのは実に残念なことなのだが、替わりにニューアルバム「YOU ARE THE WORLD」で1stフルアルバム「Unforgettable Final Odyssey」から格段にレベルアップした歌声を堪能することができる。
新曲「よいよい」「私へ」では落ちサビを担当しており、特に感涙号泣不可避の大名曲「私へ」は推しならずとも必聴だ。また「KAWAIIハードコア銀河」ではパワフルな煽りが痛快だし、「不意打て!!」ではまさかの30代以上でなければ馴染みが薄いであろうモノマネを披露し真面目系いじられキャラの面目躍如といったところ。後者については製作を担当したPOLYSICSハヤシから直々に指名があったという。
このようにしふぉんは新曲の中での活躍が目覚しいので、ぜひそこにも注目しながらアルバムを聴いてみてほしい。


■元気娘?
熱血キャラではあるのだが、「元気」というのとはまた違う印象がある。いわゆるはっちゃけたバカ明るいという感じではない。
ネガティブであることを公言している彼女、明るいとは言い難い人生を送ってきたことが発言の随所から伺い知れるが、そんな弱い者の気持ちを知った彼女だからこそその暖かさには深みがあるし、心の深いところをしっかりと掴んでくれるのだ。

負のエネルギーというのは非常に強力なもので、1人が負であると10人の明るさを喰ってしまうという。つまり負から生に向かうエネルギーは非常に大きく、0から100に向かうエネルギーと-100から0に向かうエネルギーでは後者のほうが数字以上に膨大なエネルギーを要するのである。
ゆえに彼女の明るさには非常に巨大なエネルギーが詰まっているといえるだろう。会うと元気が出るのは自然現象ですらある。推しならずとも1度は話してみてほしい。

根が暗い人間が作った明るい曲には、深遠な熱量と共に包容力、そして優しさとセクシーさが宿る。THE YELLOW MONKEY「太陽が燃えている」などはその代表例だろう。



彼女の明るさ、優しさもまた同じような質感の軽々しくない熱量がある。そこが推せるのだ。


■笑顔のためには……
そんなしふぉんをずっと笑顔でいさせたいと思うのは赤推しとしては自然な感情だろう。しかしどうすればそれができるだろうか。
人の気持ちに絶対はない。しかし、傾向はある。
ということで、統計学の結晶とも言える占いに頼ってみた。使えるものはなんでも使っとけ。

今回使うのは十姓名という姓名判断だ。名前の音から0~9のタイプに分け、さらに男性的か女性的かで二つに分ける。
本名「ささきしほ」で占ってみたところ、「-3」というタイプであることがわかった。

以下、http://www.kengoueda.com/html/sitemap_5.htmlからの引用である。

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強がっていてもホントは子供みたいに無邪気でかわいい人。
おだてに弱い単純なところも。難しい会話はNG。常に明るく楽しく接してあげよう。相手にはとことん尽くしてしまうタイプです。

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本心は、お姫様のようにちやほやされていたい-3女性。お世辞がすべて通用してしまう単純な人。
気難しい話はしないように。自分よりもどこか優れている、尊敬できる人を好みます。固い雰囲気を出すことなく、とにかく明るく楽しく振る舞うこと。
意外と子供っぽく、肝心なところで怖気づいてしまうため、最後はやさしく包んであげましょう。

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……当っている気がしないだろうか?
ちなみについ最近彼女は「褒められると伸びる、怒られると塞がる」とのツイートを残している。
つまり、これに従い明るく楽しく振舞ってひたすら褒めちぎれば笑顔にできるということらしい。まぁそれがほいほいできたら誰でも笑顔にできそうではあるというのは置いといて。
統計学的なものではあるが占いは占い。当たるも八卦、当たらぬも八卦。信じるかどうかはあなた次第だ。


■成長性Sランク、今後にさらに期待
2014年のソロオリジナル曲「ロードランナー」初披露時の映像を観たとき、まぁ正直、「歌下手だな……」と思った。しかしそれから約4ヶ月後の恵比寿Baticaで披露された際の歌唱は格段に上達しており驚かされたのをよく覚えている。
その後もライブを重ねるごとにスキルアップを重ねてゆき、その成果は先にも書いた通りアルバムで確認できるはずだ。

そして来る11月23日(月・祝)、満を持してしふぉん生誕祭「ささたん!」が開催される。待望のソロライブだ。
この日はスペシャルゲストも登場するとのこと。初めての方もそうでない方も、推しの方も推しでない方も、ぜひ当日は会場に足を運んで盛大に彼女の誕生日を祝おう。絶え間なく成長を続ける彼女の勇姿をダイレクトにチェックできるチャンスでもあるのでぜひ見届けてほしいと思う。

ちなみに一昔前にブームを起こしたひらがな四文字とエクスクラメーションマークの組み合わせだが、本人曰く牛たんが食べたいかららしい。ハロウィンで牛たんを求めるツイートもしており、よほど牛たんに執着があるようだ。うん、ツアー仙台で食べれるよ。


◎公演情報◎
しふぉん生誕祭
「ささたん!」

11月23日(月・祝)
会場:新宿ACBホール
開場18:30/開演19:00
前売3,500円/当日4,000円(1ドリンク600円別)

チケット:イープラスで発売中!!
https://t.co/QnPg7ixpi2

先行物販:17:00~18:00
・ささたん!限定チェキ券(※サイン有無未定)
・しふぉんデザイン新作オリジナルパーカー 5,000円
・amberくずゆデザイントートバッグ(缶バッチ付) 2,000円

※チェキ会は終演後。ささたん!限定チェキ券でのみ参加可能。
※プレゼントは物販横に設置されるプレゼントBOXに入れる形でお渡し可能。
※会場ロッカーが15個しかないため、駅や周辺でのロッカー利用推奨。
電波も電波だったし時間も時間だったので、ツイキャスでさささからされた質問にじっくりがっつり答えてみようと思います。
推しへの私信ブログですからねこれ……ハイパーメディア厄介キメてます。

目次
・さささ推しになった理由
・運営やりはじめた理由
・田家さんどう?


Q.なんでさささ推しになったの?
《Road to しふぉん主義》
そもそもでヲタであった

夏の魔物('14)でのピンキーとあのちゃんの2ショ写メを見る

ゆるめるモ!を知る

あのちゃんとモ!公式をフォロー

スキヤキのMVが公開されたので1度だけ観る、たった一度ながら心になにか引っ掛かる

アルバム「Unforgettable Final Odyssey」が出たので引っ掛かったものを頼りに買う(ジャケ買いでもあった)

クラウトロックを全く聴いたことがなかったため衝撃を受け、ラストの「たびのしたく」では「アイドルでこれやるのか!」と高まり、気になりだす

特典のトレカがしふぉん、なにがしかの縁を感じてフォロー(した気がする)

ナタリーのリキッドワンマンレポート記事を読みさらにモ!が気になり出す

公式垢などで活動の様子をチェックする日々

ミニアルバム「SUImin CIty DEstroyer」リリース、中毒性のあまり部屋でヘビロテ

某グループの代々木某所公演会場近くでしふぉんがビラ配りするよとツイート(しかしすぐにツイ消し)

検索でゆるヲタのツイートから情報を得て上下真っ赤なしふぉんを発見、第一印象は「写真で見るよりかわいい」

写メを撮ってもらう

すぐ後くらいにササキシホソロ出演があったので観に行く

諸々の事情でなつおん1曲しか観れず、その後初物販

列先頭にいたらしふぉん登場、最初に言われたのが
「覚えてるよピンキー推しの人でしょ?」
「(その日発売のソロT)1番乗りじゃん!」
だったのを覚えてる

認知があると思ってなかったので落ちる(認知厨)

大学の卒業式の夜に恵比寿Baticaでのソロ参戦、熱いライブに唸る

箪笥ホールでのHamidasumo!予約会に参加、初めてのゆるめるモ!現場となり、メンバーとオタクの自由さに戸惑いながらも面白くてしかたなくなる

その日のチェキ会でしふぉんが言った「ゆるヲタはいい人ばっかりで悪い人いないんだよ」って言葉とそれを言うときの満面の笑みで完全にノックアウト、推しが確定する

こういったいきさつでした。

実は写メ撮ったときスマホの電池が少なく、そのせいか撮った写真のデータが即時破損、コンビニ充電器を買ってしばらく充電し、図々しくももう1回撮らせてもらったのが今のTwitterのヘッダー。
しかし今のスマホ使ってて写真データが壊れたのはこのときだけ…

ソロ初現場の日はB'zのアルバム発売日で、プロモーション用にサンプリングされてた真っ赤な風船とチェキ撮りました。
この日のチェキには「スキヤキ♡」と書いてあって、後で調べたらこの日の1曲目は「スキヤキ」で、自分が最初に聴いたモ!曲も「スキヤキ」ということで一番想い入れのある曲となったという余談も添えておきます。

ちなみに推しになった当時にしふぉん紹介記事も書いています!3月あたりのブログを見てみてください!



Q.運営をやりはじめた理由は?
元々は話の流れというか人前で「踊ってみた」をやりたい、みたいな話があり、簡単なイベント運営ならできるよみたいな話をしたのが最初だったと思います。
卒業制作で作ったという「踊ってみた」DVDと自分で考えたというサインを見せてもらって強い個性とアイドル性から素質を感じたので、もしその気があるのであれば~とカマをかけながら(本人が本気でなきゃ自分が空回りしてつまらないまま終わるので、、)少しずついろいろなことを提案してみました。すると本人も本気でそういことをやってみたい気持ちがあったようで、こちらの提案にかなり乗り気だったのでじゃあやろうと。

諸々の理由ではじめた直後に頓挫したのですが、少し時間をかけて改めて再始動。今に至ります。

と、いういきさつはあれど、結局のところ自分自身が何かそういうことをやりたい気持ちが強くあったのは確かで。「きっかけが降りてきた!」という感じです。
活動5ヶ月目、やりたいことのビジョンもしっかりとできてきて、これから面白いことをいろいろ仕掛けていく予定ですのでどうぞお楽しみに。



Q.田家さんのことどう思う?
ゆるめるモ!に興味を持つ過程でやはりそのコンセプトに惹かれたというのがあります。「辛いときは逃げていい」というメッセージ、かつてやっていた演劇での過酷なスタッフ経験やその後の大きな挫折から自分は自力でその思想に辿り着いていたので、ゆるめるモ!と出会った時点でまずコンセプトに共感しました。

あまりにも枠に捕われない活動スタイル、幅広い音楽の取り入れ方、その発想力はすごいなと。どれも面白い。初現場が箪笥ホールだったというのもありますかねやはり。
ゆるめるモ!が枠を壊したことで後続のアイドル達も自由度が増しているそうです。カルチャーを拓けるのは本当にすごい。憧れる。

ゆるめるモ!現場の魅力のひとつは「危険/迷惑行為は全くといっていいほど無いのにとにかく自由」という、言ってしまえばかなり奇妙な現場環境で、それをなし得ているのも突き詰めれば田家さんの手腕や人柄なのかなと。
もちろんロックのツボをちゃんと押さえたサウンドディレクションにより楽曲の質は手放しで信用できるし。そもそも楽曲派なんですぼかぁ。

元々ライターだったこともあってか文章のセンスとかも好きで。文章とか言葉のセンスがいい人には魅力を感じます。小林愛さんの歌詞も本当に好きだし、そもそもどんなアーティストであれ歌詞が陳腐だと音が良くても耳が受け付けなかったりする。

ただ新グループについてはどうなのやら、というところで。絶対面白いだろうしものすごく興味はあるけれど。
モ!メンバーもあまり反応しないし、ツアーやZeppワンマンを控えてる今からやるのって大丈夫?とか心配になってしまいます。
ほぼほぼ憶測にはなってしまうんですが、事務所の立ち上げすらもせず完全無所属でやってるのってやっぱり上のステージでは良い扱いをされないんじゃないかなあと。
モ!は地下ドルの最前線として妄キャリ、バンもん!、ベルハーあたりとポストでんぱを狙う先頭集団にいると思ってるんですが、やはり事務所の力があるところに大事な局面で先を越されてしまうような気はするんです。これらのグループとは違う土俵で違うポジションを目指す形にはなっていくと思うんですけれども。

ゆるめるモ!にまだ田家さんの力が必要なのは確かです。田家さんが離れたゆるめるモ!がどうなってしまうか…… でんぱ組.incはもふくちゃんがプロデューサー降りてから面白味が薄れてしまいましたね。
メンバー個々人も面白いしがんばっていますが、コンセプター・プロデューサーである田家さんのディレクションがゆるめるモ!という存在を確立する上でものすごく大きいのもまた事実。

新グループは「ゆるめるモ!プロデュースチーム」が手掛けるとのことなので田家さんがつきっきりにならない可能性ももちろんあるんですが、とにかくせっかくここまで育て上げたゆるめるモ!を今後も大切にしていってほしいなと思います。


ちなみに姓名判断をしたら田家さんと同じタイプだったのが運営としての自身です笑

負けずにカルチャー切り拓いてくからな!!
土曜のサンリオピューロランド、男一人で遊び回っていた筆者は初めて見るファンタジックな空間に、頭のお堅い部分をことごとく麻痺させられていた。

当然、20大半ばの男が一人ではしゃぐような場所ではない。周りを見渡せば、親子連れやロリータ衣装に身を包んだ女の子達ばかりである。
しかしながら肩身の狭さならいっぱい、夢見ることならめいっぱい、といった具合で童心への戻りが筆者の心の円グラフ上でにわかに勝利を収めた。ぶっちゃけ楽しい。KIRIMIちゃんと写真撮ったし顔にはシナモンのペイントシールが貼られている。はしゃぎである。

そもそもなぜ男一人でサンリオピューロランドなのか。
答えはシンプルだ。7月15日に誕生日を迎えるゆるめるモ!のメンバー、ようなぴの生誕祭がピューロランドで行われる。それを見るためだけにこの場違い極まる夢空間に足を踏み入れたわけだ。
とはいっても演劇の末端をかじっていた筆者、その当時濃いめの顔とやや良さげなガタイながら、ふざけてつけた衣裳備品の猫耳が「ないほうが違和感あるくらい自然」との評判を呼んだ男である。意外とメルヘンとの親和性はあるのかもしれない。

……冗談はさておき、この日はピューロランドのパスポート付きのチケットであった。せっかくならば遊ばなければ損!とはしゃいでみたらまあ楽しかったなというお話で、そうこうしてるうちに時計の針は回り、やがて開場直前。同じようにようなぴを祝うべく訪れた、目測でおよそ300人ほどのゆるヲタが会場となるフェアリーランドシアターのゲート前に集められた。

ライブハウスのドカタ感ある誘導とは違い、エンターテインメント施設のプロフェッショナルによる誘導にそこはかとなく唸りつつ、場内に流れる楽曲を聴きながら開場を待つ。選曲はようなぴのソロ現場ではお馴染みのSUPERCAR「cream soda」や装置メガネ「キテキテ☆キッス」「メガネジェネレーション」、さらには大ファンであると公言しているでんぱ組.inc夢眠ねむのソロ楽曲「コズミックメロンソーダマジックラブ」のアカペラver.までもが流れる。「コズミック~」は音源自体が入手困難な代物で、所持しているだけで好きの程度が折り紙つきだとわかるレベルだ。

開場時間になると、なんとゲートの脇から本日の主役・ようなぴが早速登場。一本締めを捩った“ようなぴ締め”がソロ現場では定番となっているが、ここでは“ようなぴ開け”を敢行。すると木の壁のような門が動き出し、会場への入口が現れた!
初っ端からファンタジー全開な演出に沸いたゆるヲタ達が三々五々足を踏み入れると、場内にもまた妖精の森のような妖しくも可愛らしい幻想的な空間が広がっていた。


灯りが落ち、およそこの景色とは結びつかないノイジーなテクノサウンドが流れ出す。しかしゆるヲタ達が声を張り上げると、照明のマジックとあいまって一気に空間が“ゆるめるモ!”と紐付けられる。この登場曲「ゆるトロ(slo-モ!)」ではいつもしふぉんが煽りを担当するのだが、この日はようなぴがその役を務めた。

続く「波のない日」のAメロではお決まりのコール(「真夏のような日」に合わせて「ようなぴー!」とゆるヲタが叫ぶ)がキマり、間髪入れずの「ゆるめるモん」で会場はさらにヒートアップ。
「Hamidasumo!」でしふぉんがコール&レスポンスのパートを「ようなぴおめでとう!」「なぴちゃんおめでとう!」と変えて煽ると、ようなぴの顔からは戸惑いつつも嬉しそうな笑顔がこぼれた。
他にも自分の名前がコールされる箇所でこっちこっち!とようなぴを指差したり、「場viewer」で「オイ!オイ!」とゆるヲタを煽る部分を「よう!なぴ!」にアレンジしたりと、煽り担当のしふぉんが率先してようなぴお祝いムードを作り上げにゆく様子が見受けられた。

次の「manual of 東京 girl 現代史」の冒頭だけ歌って突如いなくなったようなぴ、そのまま3人で曲を終えると、けちょんが「次はソロコーナーです!」と宣言。
メンバーが捌けると、なんとステージ上に聳え立つ人面樹が喋り出した。ストーリー調の語りが終わると幻想的なサウンドが流れだし、続けて下手側の大きな花のつぼみが開く。すると中からファンシーなドレスに身を包んだようなぴが現れた。
メルヘンチックな演出にゆるヲタが酔いしれる中、夜想的なテクノサウンドに乗せて歌いだしたのは、この日の最後、秋に発売されることが発表されたようなぴソロの新曲だ。作曲はじゅね、作詞はゆるめるモ!でお馴染みの小林愛が手掛けたとのこと。

曲が終わると、突然客席からハッピーバースデーの大合唱、そしてケーキや数々のプレゼントが贈られた。
思いがけぬサプライズにようなぴが顔をほころばせていると、これまた突然しふぉんが登場。かつてコラボレーションシングルをリリースし、また親友でもある苺りなはむからの手紙を読み上げた。BiSを脱退した頃の出逢いの話にはじまり、自信の活動が思うようにゆかず心が折れそうになっていた日々の中でようなぴがその支えであり続けたこと、そして今のりなはむが在るのはようなぴのおかげであると、感謝と祝福の気持ちがめいっぱい詰め込まれた手紙に、聴いているゆるヲタも胸が熱くなったはずだ。
そして当日はライブがあって来れなかったという苺りなはむとのコラボレーション楽曲「きらめきらりりかる」をシナモンを呼び込み共に披露。シナモンと寄り添い幸せそうな表情を浮かべるようなぴを見て果てしなく心が和んだのは筆者だけではないだろう。
ようなぴがシナモンと共にステージ前方に躍り出ると、後席への配慮からか前方のゆるヲタ達は座り込みながら白い光を捧げた。

シナモンがステージを後にすると、再びメンバーを呼び込みゆるめるモ!の楽曲の中でもアッパーな、それでいてようなぴの見せ場が多いセレクトで畳み掛ける。
「たびのしたく」の終盤からは再びシナモンが登場。最後の曲「逃げろ!!」まで共にパフォーマンスし、キュートに生誕祭のクライマックスを盛り上げた。
もちろん、毎回担当が変わる「逃げろ!!」の落ちサビを務めたのはようなぴだ。この日最多量となる、これでもかと言わんばかりの無数の白いサイリウムの発光がようなぴを包み込んだ。

ライブ後にはシナモンを交えての記念撮影が行われ、さらには前述の新曲リリース、夏にイラスト個展開催、そしてようなぴイラストのLINEスタンプの発売が発表された。LINEスタンプは既に買うことができるという。穏やかな優しさと瑞々しさのあるようなぴのイラストスタンプ、推しならずとも要チェックだ。もちろん新曲と個展も!

最後は“ようなぴ締め”で幕を下ろしたこの日のライブ。
ようなぴ推しのゆるヲタ達の優しくそして暖かい愛情が白い光と共にじんわりと拡散し、メルヘンチックな空間と溶け合うその光景は、多幸感満ち溢れるまさにドリームワールドであった。
幅広く多彩な活動を展開するようなぴから今後も目が離せない。これからの1年もそのひとつひとつが実り多く、輝きのあるものになるよう願いを込めてこの言葉でレポートを締めくくりたい。

「おめでとうなぴ!」





☆ ☆ ☆

ようなぴ生誕祭2015
「ようなぴドリームワールド2」
7月12日(日)
サンリオピューロランド内
フェアリーランドシアター

セットリスト

1.ゆるトロ(slo-モ!)
2.波のない日
3.ゆるめるモん
4.Hamidasumo!
5.manual of 東京 girl 現代史
6.ソロ新曲
7.きらきめきらりりかる with シナモン
8.場viewer
9.聞こえる
10.1!2!かんふー!
11.たびのしたく with シナモン
12.逃げろ!! with シナモン

※もね、ちーぼうはお休み

※記事初出時、新曲のクレジットに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
運営というよりはあくまで個人ブログってスタンスで書いていきたいと思ってます。


るなっち✩ほしというソロアイドルの運営さんを始めました。プロデューサーとかマネージャーとかカッコイイ横文字の呼称もいろいろありますが、とりあえず今のところ全部やってたりして概念がごちゃってるのと、なんだか気恥ずかしくて運営と名乗ってます。

るなっち✩ほしとその運営チーム、ひっくるめて「cosmic_fireball」というカッコツケネームをつけてます。
ビッグバンで生まれたばかりの宇宙「火の玉宇宙」をそのまま訳したもので、なんにもないところから突如アイドルをはじめた我々にとってとても気乗りする名前なんじゃないかなと思ってこのワードを選びました。
個人的に「コズミック」という言葉には、絵本、空想、ファンタジー的な意味での宇宙というイメージがあります。科学的なほうは「スペース」で。実際の意味とか知らないです。そう、感覚を大事にしたい人間。そしてそうありたい人間。こと俺。
るなっち✩ほしにはこの「コズミック」のイメージがあるんです。そんなところもあっての名付けです。あとアグレッシブな、前のめり感、あるいは熱量のあるワードを盛り込みたかったのもあり「cosmic_fireball」。

漠然と「やりたいなあ」とか、「こんなことできたらなあ」という妄想、あるいは目標。そんなものを内に秘めたまんまとっ散らかし、その汚い部屋を隠しながら日々を消費していた人達がたまたま出逢い、口に出し、かき集めてみた夢とかいろいろを積み上げて、それを燃料にしてガタガタな車輪ながら走り出してみたのが我々です。

今やアイドル戦国時代もある程度落ち着き、江戸時代感あるような気すらする昨今。アメリカ人だけで結成されたグループが日本の地下アイドル界に殴り込んできたらどうしよう。とりあえずそんなことになったらミカバンドの「黒船」をアルバムごとカバーしますね。

とにもかくにも、星の数ほどいるアイドルの中から、早くもるなっち✩ほしを見つけて下さったみなさま、ありがとうございます。
ちょっと変わった色のついた星だと思うので、気にしといて頂けると嬉しいです。