「儲けはもっとふえる」栗本唯
儲けはもっとふえる―月の粗利が300万円アップする「ネット販促大作戦」/栗本 唯
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「儲けはもっとふえる」栗本唯(著)
あさ出版/定価:本体1400円+税
2004年03月12日第1刷発行

面白度:200円


 中古で購入。

 企業の販売をネットを使って増やそうって話です。

内容的にはかなり物足りないですね。
初心者に役に立つ点もあるので面白度を200円としましたが、中古で買って、読み終わったら売る程度で良いと感じました。

 書かれたのが6年前って点を勘案すると仕方がない点もあるかも知れませんが、すでに状況が変わっているものもあると思います。

それ以上に、内容的に(面白くなくは無いのだが)情報量が薄いのが残念でした。

この本を読んで自力でネット販促を頑張ってみようと思っても、なかなか難しいでしょう。著者のようなコンサルタントに依頼しないと難しい点も多いと思います。

あと、比較的真摯に書いているとは思いますが、いくつかのポイントで「過去にネットで○○の手法を使った」と、マナー的に問題があるのでは?と思われる行為を堂々と出版物に書いている点には驚きました。

この点を先達の失敗例として、学んで欲しいとの事例でしょうが、自身が行った事と表明する必要性は感じませんでした。それがなければまだ安心して読める初心者向けの読本とも思えたのですが。

 それでも、基本的な点を抑えていて、無関係の検索サイトに載せるのは無駄だとか、メールアドレスにやたらとメールを送っても効果がなく、ピンポイントで必要とする顧客に送るべきって点を繰り返し書いているのは、良いと思います。

この点すら分からずに、ネットのアクセスを増やそう、ネット通販の申し込みを増やそうと無駄な努力を未だにしている人も多いでしょうから、「無駄なことは無駄」として最初から行わないで済むのはありがたいです。
「現金は24日におろせ!」小宮一慶
現金は24日におろせ!/小宮 一慶
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「現金は24日におろせ!」小宮一慶(著)
KKベストセラーズ/定価:本体1300円+税
2009年06月05日初版第1刷発行

面白度:500円(中古で買って、読み終わったら売る程度で良い)


 中古で購入。

 典型的な「タイトルで惹きつけるビジネス書」ですね。

内容的には、タイトルの印象とはちょっとだけ違いますが、もっとトータルに人生設計上のマネーをどう考えるか?って点に焦点があります。

特に、まだ20代30代の人にとって、長い目で見て結婚・子供・マイホームをどのイベント発生がどの時点でくるか?のタイムテーブルをよく考えながら、収入や貯金などを考えていくって点が重視されています。

そこでタイトルに戻りますが、このタイトルが意味する事を気づく事によって、もっと「お金」の意味合いの深さを普段から考えておくって事が重要のようです。

その意味で、社会人になったばかり、まだ結婚する前の人、結婚してすぐの人などが読めば、人生の指針のひとつとなるのでは?と思います。

一方で、雇用がなかなか上がらず、高校・大学卒の就職率が低い中、フリーターや派遣が増えている現状では、なかなかこのような人生設計すらままならず、日々の生活がギリギリって人の方が多いのでは?と思います。
「なぜ、あのひとだけが採用されるのか?」佐藤文男
なぜ、あの人だけが採用されるのか?―失業しても、すぐ仕事に就ける法 (リュウ・ブックス アステ新書)/佐藤 文男
¥840
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「なぜ、あのひとだけが採用されるのか?」佐藤文男(著)
経済界/リュウ・ブックスアステ新書/定価:本体800円+税
2010年02月03日初版第1刷発行

面白度:500円(非常に読みやすいが、中古で購入して十分)

 新刊。新品で購入。

 「採用」とのテーマであり、リストラや企業倒産などで失業した場合に、どう「転職・再就職」を見据えるのか?を描いた本です。
まず、非常に読みやすい本であり、一気に読める点は良かったと思います。

ただ、内容的には非常にシンプルであり、どちらかと言えば「気持ちの持ちよう」を書いている部分がメインとなっています。ですから、実際に「リストラ」や「失業」に遭ってしまった人が、現在読む本としては非常に具体性に欠ける部分があります。

例えば、履歴書や職務経歴書の書き方、面接の受け方などは大まかな流れは書いていますが、具体的な記入例や回答・問答例が載っているわけではありません。
ですから、それらをお求めの方は別の本を買った方が良いと思います。その点で面白度は500円程度かな?と。

ただ、逆に現在就業中の人が、将来のリストラや失業に不安を持っている場合、或いは実際に失業した後であっても初期段階であれば、「自分がどういう心の持ちようであるべきか?」を考える際に非常に役にたつ本だと思います。

いわば、上手なセミナーの会話を聞いたような心地よさと言いますか。

その面では、著者の人柄なり心の持ちようが感じられて、好感が持てる本でした。厳しい状況は「厳しい」とはっきり述べている面も、単に安心させるだけではなくて良かったと思います。