競馬ブック 栗東編集便り

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栗東編集局周辺のあんなことこんなこと

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 先々週から、我が社にもフレッシュな新入が入社。覚えることだらけで、まだあたふたしているようにも映るが、日を追うごとに馴染んではきたか。研修期間を終えると美浦に転勤する人間もいるが、今回は一気に4人もの採用。私の次の世代で5人というケースがあったが、これだけ多く採るのはやや珍しい。個人的には毎年ひとりずつという形の方が早く独り立ちできていいようにも思うのだが、これは上の人が決めることで……。



 ほんの4年前くらいまでは私も独身寮に居た(長く居過ぎた。失敗)ため、これまでの新人さんはオフの時間もちょくちょく接する機会があったが、退寮した今は会社内で接するのみ。私が社内ではあまり積極的に会話をするタイプではないので、まだ4人の個性については掴みかねるところ。ただ、実名は挙げないでおくが、新人集団の大きな特徴はひとりだけ結構いい年齢の子がいることだろう。確か、30歳くらいとか…。さすがに私と比べれば明らかに下だが、年下の先輩もそこそこいるので、その点は結構、難しい面もあるかも。まあ、そこのところは本人も割り切ってるだろうし、見た目に大らかそうな感じなので心配は無用かな。



 練習がてらに書いてもらった原稿を添削。修正の赤ペンだらけになってしまったが、これは誰もが通る道。私も昔は威勢のいいデスク(既に退社)に心が折れるほど直された。訂正した箇所の説明などで何人かとは多少の会話もしたが、そりゃまあ今の段階では素直にハイハイと聞き入れてくれるだけに、まだ本当のところの性格はハッキリしない。来週から交代でひとりずつ坂路調教に同行してもらうことになったので、ちょっとは突っ込んだ会話なんかもできるかも知れないが。とはいえ、やや高齢君を除けばあとは息子といっても過言ではないほどの年齢差。意気投合してプライベートでも遊んだり、なんてのはさすがにないかな。しかし、気だけは異常に若いのがトラックマンの特徴。私も意外と多趣味だったりするので、あんな事やこんな事で世代を超えた交流ができたら、それはそれで楽しそう。



 趣味を仕事にするというのは多くの人が憧れると思いますが、大好きなことが仕事になってしまった瞬間、急激に情熱が冷めてしまうケースがあります。実際、私もそういう時期は存在しました。ただ、その時期を乗り越えれば仕事として接する競馬でも十分ワクワク感は味わえるし、しんどいキツイと言いながらも、夏になると楽しみな出張があったりで、いくつになっても1年経つのが本当に早く感じるのが、この仕事の魅力的なところ。縁あって入った会社だし、是非とも長く務めて欲しいものです。