QOL ~Quality of Life~

QOL ~Quality of Life~

日々のいろいろ、仕事、乳がん。
でも、より良い人生のために。
毎日笑って、生きていこう。

                   ブログでたくさんの元気をもらっています。

                      コメントありがとうございます。

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夏真っ盛り。

お正月からずいぶん経ってしまったけれど、わたしは元気です。

 

収まらないコロナ、戦争、経済不安、物価高、悲しいニュース。

穏やかではない日常を生きていくのは大変だ。

多くを望んではいないから、穏やかにささやかに生きていかせてほしい。

なかなかその願いも叶わず、50歳にして転職することに。

 

定年の60歳、もしくは嘱託になって65歳。

ほんの少し前までしっかり今後のイメージができていたこの春。

異動、理不尽な出来事、どうしても許せない事柄の数々。

そうか、辞めるということも一つの選択肢なのだな。

そう思ったらその考えが正しい。

わたしの人生にとって、心身の健康のためにその選択がベストだ。

その考えが萎むことはなく、まさかの転職に。

 

ああ、でも神さまは本当になかなかわたしに平穏をくれないなー。

そう思いながら、ネットを駆使したいまどきの転職活動へ。

 

5月末、内定、

7月末退職。

そして2ヶ月弱の有給休暇のはじまり。

人生初の長い長い夏休み。

 

今年前半のいくつかのこと。

 

年明け。

娘のデザインしたパッケージのプリンがお店に並びました。

もう見つけたらあるだけ絶対買う。

冷蔵庫も冷凍庫もプリンプリンプリン笑

 

あすちゃんの言葉を思い出す。

人生はチャラ。

 

売り場で見つけるたび感動し言葉にならなかった。

ASDで取得した障がい者手帳は今年更新しなかった。

娘の場合は、それが娘の助けになることはないとふたりで話して決めた。

(娘の場合は、です)

子供は社会からの預かりもの。

誇らしくずっとこの喜びを記憶を忘れないで社会へ出てほしい。

 

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なんて、感慨深くいつも泣きそうになっているのはわたしだけで、

副賞で贈られた記念品もいらんからパパにあげると言っていた笑

いいよいいよ、あなたはあなたらしく。

あなたは唯一無二の人間なのだから。

 

卒業、入学。

節目の春。

ルーティンが変わるので少し心配でしたが、

頑張っていつの間にかちゃんと大学生になっていました。

えらいえらい。

 

転職までのしんどかった毎日。

ある日の空。

青い空に描かれたスマイルマーク。

わらわらと外へ出てきた人、立ち止まって空を見上げる人。

みんなと一緒にわたしも見上げる。

平和を願う気持ちはみんなおんなじなのだなと思うことが嬉しかった。

 

 

そして有休消化。

京都へ。
初めての3日間ひとり旅。
ひとりでどこまで楽しめるかな、という思いと、
京都を気の向くままひとりで好きなように過ごしたいという気持ちで出発。
行きたい場所、行きたいカフェ、お店。
四条のホテルから、東山ぶらぶら、カフェでのんびり、大好きな錦市場も。
歩くだけで楽しい京都。
3日間で行ったお寺は東寺、三十三間堂、六波羅蜜寺だけ。
いくら眺めても飽きない仏像の数々を心ゆくまで堪能しました。
空也上人の前で涙がこぼれる。
なんの欲もなくわたしも日々感謝して生きていきたい。
それがわたしの欲だ。
(なんのこっちゃ)
 
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というしみじみひとり旅が2日目に一転、

姉が合流、四条通りをぶらぶらお買い物して、夜は初川床へ。

姉妹でプチ旅行も本当に幸せに思いました。

次の仕事も頑張ってまた一緒に旅行できたら嬉しい。

また現地集合解散でいいからさ笑

 

まだまだ行くよ。

沖縄へ。

 

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30年ぶりの沖縄本島。

なんてきれいなんだろう。

空の青、海の青。

青い国。

夜、砂浜から星空を眺めました。

 

 

海がこんな色をしている。

まだまだ知らない景色も見たい景色もこんなにあるんだな。

新しい世界に飛び込むことにも少し不安がやわらぐ。

こんな経験をまたしたいから、

50歳の新しい挑戦もまた頑張ろうと思う。

 

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そしてようやく連休ができた娘と金沢旅行。

コロナで修学旅行もお出かけもままならなかった娘と久しぶりのふたり旅。

行きたいところ、食べたいもの、

したいこと全部させてあげたい娘孝行の2日間。

新幹線の中で朝のお弁当のあと、嬉しそうにおやつを食べる娘。

変わらないな。

見かけもかなり幼いまま。

でもできるようになったことは本当にたくさんある。

日々頑張っているのがわかるから。

たくさんしたいことしようねという気持ちで出かけた2日間。

旅行は非日常だから娘は少し判断や適応に時間がかかる場面もあるかなと思ったけれど、

別行動も楽しんだよう。

別行動から横断歩道を小走りに戻ってくる娘を見て、

どれだけ成長してもどれだけ大きくなっても、

いつもこうしてわたしは同じ気持ちで娘を見ているのだろうな、などと思う。

 

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近江町市場で海鮮丼、

ひがし茶屋街でかき氷とお薄。

2日間たくさん食べたー。

 

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大学でデザインを学ぶ娘がいちばんきたかった21世紀美術館。

企画展示は前衛的すぎて唸ってしまった。

うー。

 

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でも建物や展示は素晴らしく、

かなりの時間をここで費やした。

本当にすごい美術館。

娘も堪能したよう。

来れてよかった。

 

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昨年、長いこと悩まされてきた症状が、

びまん性食道痙攣とわかった。

主な症状は、嚥下困難。

この10年ほど、年に数回食事を喉に詰まらせ、

その度に白目を剥き、

嫌だこんなんで死にたくないよー!と悶絶することがあった。

気が遠くなりながらも、こんなんで死んでたまるか、

わたしにはまだまだやりたいことがあるんだ、ムキーっとあちら側にゆかずに済んだけれど、

窒息は本当に苦しい。

ようやく診断がついてほっとしたものの、

有効な治療法はさほどなく、

おにぎりを大きな口でほおばる、なんてことはもってのほかで、

一口を小さくゆっくり食べる、ということぐらいしかないらしい。

 

それでも今年50歳になって、

見えない、疲れる、足浮腫む、固有名詞出てこない、というような、

年相応のいろいろはあるけれど、

疲れたよーとブーブー言いつつ、

こうして元気で過ごせていること、感謝しかない。

 

今年、子宮摘出後の定期検診時、

ある項目に引っかかった。

人生何度目かの晴天の霹靂。

わたしそんな病気になってるかもしれないの?

というような検査をいくつか受け、結果が出るまでの一週間。

娘のこと、今後の生活のこと。

ふっとした瞬間に胸が締め付けられるような思いで過ごした。

それと同時に、

ああ、こういう気持ちになるの久しぶりだな。

ずいぶん過去のことになっていたのだなと思う。

乳がんの告知と治療開始から今年で12年目。

 

健康でいられていること。

四季の移ろいを感じられること。

足るを知り、小さな喜びを幸せに思うこと。

 

辛い環境が続き、良くないニュースばかりが続く。

平和は誰かがもたらしてくれるものではない。

かつてないほどそう危機感を感じる。

当たり前が当たり前でなくなり、

否が応でも変化を受け入れていかなければいけないけれど、

でも、平和は自分のこころのなかにある。

誰がくれるものではなく、自分のなかの小さな平和。

 

平和はそのまま幸せにも置き換わる。

幸せは誰かがもたらしてくれるものではない。

 

手に持てるだけのものを持てばいい。

多くを望むことなく、

起こっていないことは恐れない。

それで満たされる人生ならなんて幸せなのだろうと思う。

そんな人生を目指して。

 

お坊さんの法話みたいになってしまった笑

でも日々そんなことを考え、心を鎮めている。

 

婦人科の検査は全て陰性となり、

疑いが晴れた。

深く深く安堵した。

 

ブログはいつもこころのなかにあるのだけれど、

日々のいろいろに時間を食われ、なかなかここまでやってこれない。

いままでもじゅうぶん不定期だったけれど、

これからは区切りを作らず、

本当の不定期で更新していけたらいいなと思う。

QOLの12年目。

 

ここで関わってくださった人、経験に、

少なからずわたしという人間が作られている。

それに深く感謝するとともに、

すべての人の幸せをこころから願っています。

 

長い長い夏休み最後の日に。