アカデミー賞受賞というので映画「オッペンハイマー」観てきました。
上映時間は3時間の超大作。
オッペンハイマーといっても当初はアメリカの天才科学者で原爆開発の父というくらいの知識でしたが、戦後の赤狩り、追放を経ての最後に再評価されるまでの長い評伝。お勉強になりました。
45年7月のトリニティ原爆実験が成功し、ボンゴを叩いて浮かれる科学者たちのシーンは結構衝撃的でした。そして翌月にはもう実際に使用しているというわけで知ってはいてもなんだか腹立つわ。
オッピー、マンハッタン計画という国家プロジェクトのトップとして原爆を製造しておいて「予想していたより被害が大きかった」
本人が実際に見ていないからと広島長崎は16時間後に結果を知るというシーンのみ、あとは幻想的に服が燃える人間の映像がイメージとして挟まれること数度、「縞模様の服を着た人は縞模様に火傷をおった」という報告など、曖昧で間接的な表現にとどまり、日本人としてはそこら辺が残念でした。
ラスト近くなってご贔屓のラミ・マレックが出てきたのでよかったです。