お肌のトラブル即解決

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トヨタ生産方式(TPS)のハンドブックの3分の1は標準作業のプロセスに割かれている。標準作業が作業の基本であるからだ。面倒でもしっかり理解したい。 標準を理解する際に頭が混乱する原因として、「標準作業」と「作業標準」がある。 標準作業は、(1)タクトタイム(2)作業順序(3)標準手持ち―の3要素を基本として、作業のやり方を標準として決めたもの。一方、作業標準は標準作業を行うために、なた豆茶 の製造条件などの作業上の方法や管理条件を規程として帳票化した各種標準。例えば、作業指導票、QC工程表。 この区別を理解するには、言葉の間に『の』を入れて覚えると良い。「標準の『作業』」、「作業の『標準』」というわけだ。後半の熟語が主体と考える。 TPSの考え方の導入や改善活動をする際には、標準作業の教育が欠かせない。標準作業を組み立てるスキルがないままに、改善と言っても効果は出ない。基準となるものがないからだ。工程別能力表、標準作業組み合わせ票、標準作業票の標準作業3点セットを作成する訓練が必要だ。 一方、生産性にばかり目が行きがちだが、安全な作業や品質の作り込みも、標準作業が前提である。標準作業と生産性・品質・安全とは、原因と結果の関係にある。標準作業が決められていて、異常な作業や動きをしているかどうか分かる。標準作業を守ることで、安全に、効率的で品質のよい製品が作られる。そうした考えで、品質部門と安全部門と生産性改善部門の3部門が合同で、なた豆茶の生産活動をしたことがある。 標準作業という言葉に対する英語としては、「standardized work」という言葉を用いる。「standard work」ではない。その時点で、標準化された作業ということだ。標準作成と改善を繰り返して、切磋琢磨(せっさたくま)する。終わりのない改善である。 作業を改善したら、(1)作業マニュアルを作る(2)なた豆茶 の仕事を丁寧に作業者に説明する(3)やってみせる(4)やらせてみせる―こうして作業者の意見を聞きながら標準をつくり上げていく。 ◇プロセスデザイン代表 武内登