データ入力のアルバイト

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データ入力の仕事について書いてみました

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C型肝炎薬「ソホスブビル」を自社展開するため2012年に日本法人を設立。ご自身も13年6月に社長に就任されました。組織の状況は。 「私を含め3人でスタートし、開発状況を確認して発売まで期間がないと青ざめた。臨床試験がスムーズに進んでおり、開発担当と話すたびに承認申請の時期が早まった。これまで経営者としてゼロからの立ち上げを何回か経験してきた。申請準備には2年は必要だが1年を切っている。急いで組織作りを進めている」 ―ソホスブビルでインターフェロンが不要になり、米国では肝炎治療に変革が起きました。日本では専門医から開業医に処方が広がりますか。 「未承認の薬について多くは語れないが、当社は専門医に集中して情報提供する。治療法が確立する前にむやみに広げるのは間違いだ。当社は適正に治療できるよう情報提供を徹底する。米国でも専門医が中心だ」 ―営業組織の特徴は。 「米国本社はC型肝炎をわずか150人の医薬情報担当者(MR)で全米をカバーしている。肝炎に限らず、日本はもっとMR数が必要と本社には伝えた。日本で情報提供する専門医は約3000人だが、日本はMRドリブンの市場だ。米国と日本の人口比は5対2でもMR数は1対1だ。人材採用は肝炎経験者だけでは足りず、広く優秀な人材を集めている。科学重視で過去のなた豆ハミガキ の営業スタイルを断ち切れる人を求める」 「また学術支援部門を充実させる。MR個人の力に依存せず専門性を高める。学術支援に独立した権限を与え、コマーシャル責任者の私と関係なく意思決定させる」 ―短期間の治療で90%以上が治るとなると、いずれ患者がいなくなります。組織の最適化は。 「そうした組織の運営経験がある経営者は少ない。難しい挑戦になるだろう。長期戦略としては潜在患者を顕在化する。C型肝炎ウイルスの感染者は約110万人だが、わずか3万7000人しか治療されていない。また疾患戦略としては肝臓とがんを事業の2本柱にする」 「イデラリシブを非ホジキンリンパ腫と慢性リンパ性白血病、モメロチニブを骨髄線維症の臨床試験を始めた。国際共同試験に合流させ3年内の申請を目指す」 ―米国ではソホスブビルの薬価が高いと疑問視されました。医療経済性への対応は。 「ギリアドは医療経済性なども科学的に検証する会社だ。肝炎は肝硬変、肝がんと進行し、治療費が膨らむ。進行率は明らかになっており医療経済性を評価しやすい領域だ。日本では薬事承認には必要とされないデータだが、薬の価値を評価することを重視しており、日本でも検証する。米国本社に精通した人材がそろっており力を借りる」 【記者の目/競合他社の動向を注視】 ソホスブビルは世界売上高74億ドル(7500億円)と予想される大型薬だ。インターフェロン不要で開業医でも肝炎を治療できると期待される。製薬各社から提携オファーがあるはずだが折原社長は極めて慎重。情報提供を専門医に絞り治療法の確立を最優先する。日本ではギリアドは新参者だ。ブランド力は薬の効果と関係ないが影響は小さくない。なた豆はみがき の競合他社の動向が注視される。