皆さんご無沙汰です。

色々と自身の中で格闘をしていましたが、7月下旬から8月にかけて被災地(岩手県)での復興支援業務に従事してきました。もちろん支援業務は現在進行形ですし長い目で見たら何年…いや何十年というスパンになることも十分に予想されます。

一時期のブームではなく、社会人・企業人として長い目で支援が出来るようなスキームを作れたら良いと思っております。

で、今回のタイトルについてですが…

昨日の余震で思い出したのが震災当日から数日間の行動とかを思いだすと、どうしてもカラーではなく鉛色のようなモノクローム写真のような光景になるんですよね。


計画停電の中の帰宅、混雑する電車、物資不足による買出し、余震と原発事故の中での業務 etc…


元来、メンタル部分に自信が無いのもあってか終わりの無い恐怖との戦いには弱い部分があるからかもしれませんね。まあそれでも復興に携わる仕事やら何やらで忙殺されるようになり、物資がある程度行き届くようになってからの記憶からは段々と「色」が戻ってきたので、多分精神的な余裕とリンクしているのかもしれませんね。

まだまだ東北3県の状況を自身の目で見たら落ち着いたなんて言えませんし、原発事故は収束なんて正直まだ言えない状況ですが、関東地方に住んでいる私が必要以上に落ち込んでも何もなりませんよね。

少しでも前を向いて歩いていきたいです。


取り急ぎ近況報告まで。

もうちょとだけ、自分の置かれた状況について、冷静に考えてみました。
というかいまさらながら。香山リカ先生のコラムを見て思うところがあったので備忘録的に書き記しておこうと思いました。

【被災していない人にも「共感疲労」という苦しみがある】
http://diamond.jp/articles/-/11844

>>何も支援できなくて申し訳ないという考えです。自分は何も行動していない。そんな人が、誰かに強制されたわけでもないのに、自分を責めてしまう。こんなことで心を痛めている人がいるというのは、本当に不幸なことです。

う~ん、現在はここの状態ですね。ましてや専門職で派遣が何度も流されているので、自ら被災位置に入れずに悶々としてストレスが溜まっているのは事実です。

でも一方で、

>>今回の大震災でも、被災地の取材から帰ったテレビのレポーターが、周囲がものを食べたり飲んだりしている姿を受け入れられず、自分がいたもとの世界に戻れなくなったという話を聞きました。ジャーナリストが抱く心理としては不思議ではありませんが、一般の人にまでその傾向が表れている点が今回の特徴です。

こっちのリスクも怖いです。というか元々「人の死」とか「悲惨な現実」と直面するとパニックとまでは言わないが精神的に参る傾向にあるので、初期段階で現地派遣されていたら、間違いなく外傷後ストレス障害と向き合う事になりそうな予感もするなぁ。


結局の所はどっちにも進めないのかなぁ~と、更に落ち込んでいたところ…


【復興の役に立てないからといって、あなたの価値が下がったわけではない】
http://diamond.jp/articles/-/12286

>>「被災地で苦しんでいる人がいるのに、自分はこんな仕事をしていていいのか」「自分がやってきた仕事は、いったい何だったのか」「これほどの大災害が起こったあと、自分は何をしていけばいいのか」エンターテインメント、ファッション、健康。被災者支援とはまったく関係のないそうした仕事をしていることが虚しいと言うのです。いま、アイデンティティが揺らいでいる人が非常に多くなっています。

>>震災前の日常に生活を取り戻した人が、いまは復興支援に役立っていないと思えたとしても、決してその人の価値が下がったわけではないのです。


長い引用になってしまいましたが、職業意識が強すぎて「何でも出来る」「役に立つ筈」という思い上がりが心のバランスが崩れてしまったのかなぁ~と思います。で最近は「どうせ復興支援には縁が無くなった訳だし」と意図的に避けるようにしたらモチベーションが下がってしまい、日常生活に戻った数があのテンションの高さを基準にしたら「燃え尽き感」に苛まれた…といった所なのかなぁ。

どちらにしても、あまり精神的にはよろしくないなぁ~と思う次第です。

でもこうやって指摘しているセンセイもいる訳ですから、同じような状態の人って多いのだろうなぁ~と思います。とりあえず現地に派遣されなくても、いずれ何らか形で貢献するチャンスは必ず訪れると思うので、すぐには心の切り替えは出来ないですが「普通でいいじゃん」と1日でも早く戻れるよう、前向きに頑張ろう。
そういえば東日本大震災前の更新で止まっていたので、その後の近況を…。

結果から言いますと、医者から指示された体重(70Kg前後)をキープし続けています。チョキ

とはいっても現状維持というのは難しいもので、

・震災直前はリバウンド気味で72Kg近くまで急上昇 orz
・本業が通信関係の技術職なので震災と原発事故のダブルパンチで復旧作業のサポート業務で一気に5キロ近く落ちてしまった…。
・そこから目標体重の69kg~71kgを行ったり来たりして現在に至る。

こんな感じで何とかノルマ継続中です。ここで「何故70Kg?」と思う方もいらっしゃいますが、医者曰くBMI値(私の場合は22)通りまで一気に持っていくと体力的に落ちるのと、落とすことに一生懸命になりすぎてしまい、メンタル的にも悪影響(拒食症とかそういう方面)を及ぼすため、太り気味にならない範囲内で収めれば良い…という方針なのだそうです。

まあ、亭的手に血液検査をしていますが血糖値、肝機能値、コレステロール値、中世脂肪値すべて正常値に収まっており、かつ高血圧一家(遺伝)でずっと140~150/85~90台というだったのもの正常範囲内に下がっているので(ただし降圧剤併用ですけどね…)なので、当面は大病のリスクは減ったかなぁ~と。

ということで、減量日記は定期検査とかで何か変動があったら備忘録的にアップするようにします。