自称イクメン社長 サイボウズ青野のブログ

自称イクメン社長 サイボウズ青野のブログ

育児と、サイボウズでの出来事を書いていきます。

Amebaでブログを始めよう!
オンプレミスで運用を続ける企業と、
クラウド(cybozu.comを導入した企業と、
悩みの種は違うようです。

オンプレミスのお客様の悩みは、
大量に増えたデータのバックアップ時間だったり、
土日に作業するバージョンアップ作業だったり、
サーバーOS のセキュリティパッチだったり、
運用にかかわることが多いです。

クラウドを導入されたお客様の悩みは、
さらに利用度を高めるためのルール作りだったり、
組織横断で使うための施策だったり、
まだ共有度が低い情報の共有化のことだったり、
活用に関わることが多いです。

また、クラウドの場合は、他にも、
イントラネットとクラウドのユーザー情報一元化や、
基幹システムとの有機的な連携、
企業間でのワークフロー構築など、
今までとは違うシステムインテグレーションが多いです。

ここに、未来の情報システムの在り方を感じます。

システムの運用から、クラウドサービスの活用へ。

クラウド時代には、
新しい形の情報システム部門や、
システムインテグレーションが求められていると思います。
サイボウズの自社メディア「サイボウズ式」で、

 プロモーションで戦車を使うための裏話

が話題になっています。

私が「勢いが足りない」と言ったのが、
戦車を使うことになった一因とのことですが、

その結果、
私はスギちゃんのコスプレをする羽目になり、
「余計なこと言うんじゃなかった」と後悔する毎日です。

 記事:スギちゃんがワイルドに乗ったぜぇ
 クラウド版サイボウズ1000社利用で六本木に戦車が出現


そんなサイボウズの仕掛け人(おすぎさん)が、
今、取り組んでいるのが、

 cybozu.com カンファレンス II
 (9/26 東京ドームホテル)

です。

今度のゲストは、
燃える闘魂「アントニオ猪木」氏。

私は実は古くからのプロレスファンで、
ハンセンとホーガンが組んで(今考えると、すごいタッグ)、
新日のタッグリーグ戦に出ていたときから、
ほぼずっと見ています。

で、みんなで闘魂ポーズを決めた

 カンファレンス・タイムテーブル

ところまではよかったのですが、
なんと私が闘魂注入を受けるとのこと。

痛そう! でも、うれしい!

この複雑な気持ちのまま、
本番を迎えることになりそうです。

残席が少なくなってきましたので、
お申し込みはお早めに。


では、今からアメリカ出張です。

世界で戦えるクラウドサービス

 kintone on cybozu.com

を、
来年、アメリカでサービス開始すべく、
事前調査のために、
MSG もといシリコンバレーに乗り込みます。

Google Apps とか、SFDC とか、
確かにすごいのかも知れませんが、

「一番すごいのは cybozu.com なんだよ」

という強い気持ちを持って、
事業に取り組んでまいります。
最近思うことを文にしてみます。

それは、組織における、
「IT利用スキル」と「IT活用スキル」の差。


「IT利用スキル」が高い人というのは、
パソコンやスマートフォンの機能に詳しく、
たくさんのアプリを使っているような人。

匿名で Twitter や Blog を書いている人も多い。

この人に、「ITは得意ですか?」と聞くと、
「はい、使いこなしています」と答える。


しかし、組織における
「IT活用スキル」はまた別のスキルだ。

組織において、「情報」をどう扱うべきかを考え、
それに沿って IT を使う。

組織で何を共有すべきか、何を公開すべきか、
組織内/組織外に何を発信すべきか、どの情報が大切なのか。

この人に、「ITは得意ですか?」と聞くと、
「苦手です」と答える人が意外と多い。


カンブリア宮殿でも取り上げられた、
東海バネ工業さんや万協製薬さんは、
日本を代表する超優良な中小企業であり、
サイボウズ製品のユーザー様でもある。

そして、社長を含め、
社員のみなさんの「IT活用スキル」が極めて高い。


先日、発売された万協製薬の松浦社長の本には、

人に必要とされる会社をつくる/日本能率協会マネジメントセンター

¥1,575
Amazon.co.jp

このように書かれてある。

「上司も部下も社長も、情報はすべてイントラネット上にオープンにするのが万協製薬のルールだ。
「もちろん社員の方も私のスケジュールを知りたければ、いつだって確認することは可能だから、私はこの会社にいる限り、何か都合の悪いことが起こっても雲隠れすることはできない。」
「また、社員は日報もイントラネットで公開することを義務づけられている。」

そう、「すべて公開」が原則なのである。

個人メールや個人スケジュールのように、
個人のフォルダに隠れてしまうところに情報を置くのではなく、
社内掲示板のように、全社に貼り出されるところに情報を置く。

大きなトラブルを起こした隠ぺい体質の大企業と比較すると、
企業が本来、ITをどう「活用」すべきか、
ヒントがあるように思います。
今朝の日経新聞にファーストサーバ社のデータ消失の件について、コメントを出させていただきました。

私たちとしては、ソフトウェアメーカーとして責任を果たすとともに、自社クラウドである cybozu.com のデータ保全については、さらに投資をしていく所存です。
今日は水曜日、育休デー。

在宅勤務デーではなく、
会社の仕事をしない日です。

3月の下旬からスタートし、
9月までは続けるつもりですので、

ざっくり数えると、
25日くらい休むことになります。

社長という重責を担うものが、
そんなに休んでていいのか。

顧客のため、社員のため、社会のため、
もっと粉骨砕身働くべきではないか。

自分の中で葛藤は続いています。

心の支えは、

私が育児休暇を取ることで
社員が休みやすくなるのではないか。

多様な人材を受け入れやすくなり、
アイデアと活気があふれる会社になるのではないか。

少子高齢化の問題に立ち向かう
一つの解を提示できるのではないか。

こんな考えです。

育児休暇デーといっても、
会社の仕事を休むのであって、
家庭の仕事、子育ての仕事はフル出勤日です。

会社の仕事以上に大切な、
この子育てという仕事を
もっと高く評価する社会になれば、
日本は変わるのではないかと考えています。

Android携帯からの投稿
引き続きたくさんのコメントをありがとうございます。

いただいたご意見を元に、弊社内でも議論が進んでおります。


本質的にお客様は何を求めているのか?

時間がかかっても「すべてのデータを戻せる」のがよいのか?

早急に戻すべきデータは何なのか?

データの保全性の高さとコストのバランスはどうあるべきか?



クラウド時代でデータの総量が増加する中、

システムのあるべき姿を模索してまいります。



また、ファーストサーバ社のトラブルの件では、
引き続き被害に遭われたお客様からのフィードバックをお待ちしております。

お役に立てそうなことがあれば、何でも遠慮なくご相談いただけましたら幸いです。

http://cs.cybozu.co.jp/information/20120622biz01.php
だんだんファーストサーバ社と関係が薄くなってきましたが、
データ保全について、私の知っている情報を共有します。

クラウド先進国であるアメリカでは、
データ保全についても先進的です。

訴訟に敏感ですから、
保証に関しては厳しい条項が入っているそうです。

こちらのブログが大変参考になります。

 Amazonの障害と利用規約による免責 ― ウェブサービス利用規約の「日本流」と「米国流」を比較してみる
http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52261475.html

その反面、アメリカでは、お金を払ってデータの保全性を高める、
「Data escrow」というサービスが存在するようです。

 Wikipedia(英語)「Software as a service」
http://en.wikipedia.org/wiki/Software_as_a_service#Data_escrow

今後は日本でも同様のサービスが発達してくるかも知れません。
ドタバタの中でも昨日、イベントを開催してきました。

今回のイベントのために用意した、
特別仕様の戦車。

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千社導入と戦車をかけてます。

場所は六本木ヒルズアリーナ。

自称イクメン社長 サイボウズ青野のブログ

たくさんの方に集まっていただきました。

そして、サイボウズLiveユーザーの
アイドルグループ AeLL. さん。

自称イクメン社長 サイボウズ青野のブログ

ブログにも書いていただきました。

http://ameblo.jp/aell-aell/entry-11291003014.html

http://ameblo.jp/aell-aell/entry-11290742097.html

http://ameblo.jp/aell-aell/entry-11290716519.html

長年のサイボウズ Office ユーザーであり、
現在は cybozu.com のユーザーでおられる、
おちまさとさん。

おちさんもブログに書いていただきました。
http://ameblo.jp/ochimasato/entry-11290663408.html

そして、今一番ワイルドな芸人さんをお呼びし、
盛大なイベントとなりました。

ご参加いただきました皆様、
本当にありがとうございました。

まだまだスタートしたばかりのサービスではございますが、
おかげさまで、導入される企業様は急拡大しております。

引き続きサービスの拡充・改善を進めてまいりますので、
どうぞ今後とも "cybozu.com" をよろしくお願いいたします。
ファーストサーバ社のトラブルの件、続報です。

先日のブログで書きましたように、今回問題になったサービスについては、私たちはソフトウェアをパーツとして提供する業者の一つに過ぎず、顧客情報を保有しているのはファーストサーバ社です。

ぜひともできるだけの支援をさせていただきたいのですが、被害に遭われたお客様は、あくまでもファーストサーバ社のお客様であり、私たちの直接のお客様ではありません。

私たちに直接ご要望をいただかない限り、ご支援することが難しい状況であることをご理解ください。

問い合わせ窓口などの情報はこちらにございます。

 公式情報のページ
 http://cs.cybozu.co.jp/information/20120622biz01.php

正直なところ、問い合わせていただいても、お客様の役に立たない可能性は高いと感じています。

私たちはお客様のデータを保管していたハードディスクに触れる立場ではなく、できることは極めて限られているからです。

しかしながら、いただいたご意見をファーストサーバ社に伝えていくことはできますし、もしかすると他にもお役にたてることがあるかも知れません。

どうぞ遠慮なくご相談ください。
ファーストサーバ社の件とは直接的な関係はないのですが、

昨年秋にリリースしたサイボウズの自社クラウドサービス「cybozu.com」では、

遠隔地へのバックアップデータ転送を無料サービスとして提供しております。

 cybozu.com のデータ管理
 https://www.cybozu.com/jp/service/slo/data_management.html

これだけクラウドサービスが普及し、大容量のデータが扱われる時代になると、

お客様に「自分でローカルにバックアップを取っておいてくださいね」というのは、

無理があると感じており、このようなシステムにしました。

今後も改善を続けてまいります。


また、明日は、cybozu.com の 1,000 社導入を記念したイベントを開催します。

今回の一件で、開催を控えることも考えたのですが、

別のサービスであることをはっきりさせる意味でも、

cybozu.com のデータ保全に気を配り、日々運用を続けているメンバーのためにも、

予定通り開催させていただくことにしました。

ご批判もあるかと思いますが、なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。