その②からの続き

 

16時間は何も食べないというダイエット法「オートファジー」を始めて数日。折角ならば揚げ物や炭水化物の量は控えようと決めた僕は、僕は作曲の散歩をしながら、いつ何時も讃岐うどん及びその周辺のことを考えてました。

 

 

讃岐うどん。かしわ天。ごぼう天。ちくわ天。だし汁。甘く煮た豚肉。メロディ。讃岐うどん。かしわ天。ごぼう天。ちくわ天。だし汁。甘く煮た豚肉。温泉卵。メロディ。

 

 

 

(あああああ、集中できない!)

 

 

 

こればかりはもうどうしようもない。スマホで検索して一番近くにある某有名うどんチェーン店に入ってみました。そして結果それが正解でした。たまたまその店舗の揚げ物の油が古く、正直あまり美味しくありませんでした。いや、もしかしたらプチ断食のおかけで味覚が超敏感になっていたのかも知れません。

 

(あれ、ずっと食べたかった揚げ物ってこの程度か。これならよほど美味しい店以外では食べないで良いかも。)

 

 

にしても、食べたいだけ食べて、ダイエットする、って一体何なんだろう。ひいては、生きるってなんだろう。つんく♂作のBerryz工房の「1億3千万総ダイエット王国」って曲のことを以前作家の朝井リョウさんが話してたけど、身に沁みるよ。とっても。

 

 

食べた後は走っとこ

食べる為に走っとこ

健康の為走っとこ

走った分だけ食べとこ

 

(中略)

 

割り勘だし元とろう

割り勘だし元とろう

食べるんだったらうまいもん

食べるんだったらうまいもん

 

生きてる意味が知りたい

愛する意味を知りたい

私の本当の意味を知りたい

優しい人になりたい

この世の為になりたい

お願い お願い お願い お願い

お願い お願い お願い お願い

お願い お願い お願い お願い お願い お願い ねぇ

(©️つんく♂)

 

 

 

その日を境に、食事に対する執着がある程度収まり、すんなり16時間は断食体制に突入した僕。ダイエットにももちろん効果はあったのですが、それより遥かに嬉しい効能がありました。それは……

 

 

 

集中力が持つ

 

 

 

致命的に足りないと思い諦めていた集中力が異様にもつのです。それは食事に費やしてる時間が絶対的に少ないのと、それに伴い血液が食べたものの消化に使う時間も少ないため、当然といえば当然なのですが、僕からしたら目から鱗でした。

 

 

ボク、デキル

ダイスケ、キット、ゼンブデキル

デキルキガスル……

(感情と集中力をインストールされたロボット)

 

 

 

竹原ピストルさん、応援ありがとう!

どーん!とやってくる、ダイスケ!

(※もちろん僕ではない別のダイスケさんに歌われてる歌です)

 

 

あの冬……

 

ボクは、どんなふうに、あんな毎日を、あんな瞬間を駆け抜けたのか、ちゃんとは覚えてないんだ……(坂口健太郎さんとか宮沢氷魚さんみたいな透明感あるイメージでお願いします)

 

けどね、これだけは伝えたいんだ……

 

いつも由紀さおりさんのリハーサルの前日、なんなら当日の朝にギリギリで譜面が完成して「皆の能力ならその場で対応できる!大丈夫!」とメンバーに対して口八丁で乗り切って来たのに、クリスマス8年目にして、はじめて1週間前に譜面が完成したんだ……

 

そして、例の和紗ちゃんの譜面も……まさかのリハーサルの10日前に完成したんだ……その後「うわ、これ譜面めっちゃ間違ってる、わ、1オクターブくらい間違えてる!」って前日に2曲くらいダイナミックに直したり、ギタリストの大江和基くんに「ここ2小節足りません」って指摘されて「他は大丈夫だった?本当に?」と人に責任転嫁する余裕まであったんだ……(そろそろいつも通りの川口のイメージで大丈夫です)

 

って、こんな3回に渡って下準備の話とか16時間食べなかった話など、どうでも良いのです!大切なのは本番だから!

 

……今年のライブはどれもこれも本気で良かった!!!

 

由紀さおりさんのツアーファイナル

 

 

Don't Ever Touch Your 股間、Daisuke!!!!! Never!!!!!

 

 

和紗ちゃんのライブの初回打ち合わせ in 京都

 

 

「円相」のステージ

 

 

「島風光」のメンバー

 

 

由紀さおりさんのオーケストラライブ in 岩手

 

 

和紗ちゃんのクリスマスコンサート

 

 

 

その間に僕の誕生日もあって、JUJUが僕をあの手この手で死ぬほど甘やかしてくれたり

 

 

 

ひとりでドライブして淡路島に行って島の南端で偶然美味しいピザ屋さんを発見したり

 

 

 

 

 

岩手のオーケストラライブを観に来てくれた友人達と延泊して平泉で星空見上げたり


 

 

コリオグラファーのYOSHIKOさんの誕生日イベントに2日連続で参加したり……

 

Creepy Nutsの横アリ超満員観たり、佐久間宣行さんのオールナイトニッポンのイベント参加したり……

 

あれ、集中力の風みたいになって爽やかに仕事しまくってたような気分でブログ書いてましたが、思い出してみたらそこそこ遊んでる……。イメージと違った……。

 

 

 

そして年末は参加作品のリリースもありました。

 

まずはSEKAI NO OWARIの「Diary」で、木管の編曲で参加してます。Fukaseさんの歌声が、Saoriさんの作詞作曲が、Nakajinさんのアレンジが…本気で凄いですよね、セカオワ。中盤のSAORIさんのピアノソロが壮大で感動するのでチェックしてみて下さい!

 

 

 

 

松下洸平さんの「彼方」は作曲で。松下さんの歌声はダイナミックな太字を描く2Bの鉛筆と楷書を書くHの鉛筆の利点を兼ね備えた歌声みたいな印象。今年の冬は勝手にウィンターチューンのような扱いでこの曲を聴いています。

 

 

 

 

BREATHEの「合鍵」は作曲で、「Queen B」は作曲と編曲で。解散は余りに惜しいと思っていたおふたりが再結成する日が来るなんて!「合鍵」は今回再録されたバージョン、「Queen B」は解散前に録音されたバージョンになります。再結成、本気でおめでとうございます!

 

 

 

 

そんな首の皮一枚で乗り切ったエキサイティングな年末を経て、仕事終わりの翌々日、僕は晴れて念願の沖縄に向かいました。主目的は年始に多和田えみちゃんとライブを行うため。あの時はコロナも落ち着いててね。けど、だけどね、まさかその後ね、オミクロン株がね。はは、あはははははははははは。(続きは後日)