時代が移り変われば、考え方や価値観は変わる。
変化は大概、良くも悪くも刺激をともなうから、
歓迎する人もいれば、拒絶する人もいる。
いずれにせよ、
戸惑いや違和感は味わざるを得ないし、
そういった感情の揺らぎが、
後押しとなったり、
モチベーションとなったりするわけで。
社会といった大きな世界にて、
これまでの仕組みや枠組み、ルールや流行は変わる。
個人といった小さな世界にて、
同様に、いろいろなことが変わっていく。
ある程度の年月を経たあとで振り返ると、
そうした【変化】は、
当然のように起きて、
当然のように拡大し、拡散し、
いつしか当たり前になっていき、
スタンダードになっていく。
とはいえ、
そうした時代の変化という【うねり】の、
渦中にいる人、渦中にいる時、
そんな大局を眺めるような、俯瞰するような、
そうした心持ちではいられない。
冷静に落ち着いて構えていられるタイミングでは、
一時的に、そうした高い視点(視座)で
観察することは可能だし、
可能であるなら、
そんな観察タイムを今後も取ろうと試みるだろう。
けれども、
基本的には、
【そんな悟ったかのような考え&心持ちを維持しつつ日常を送る】
なんてことは難しいものです。
無理ゲーです。
変化の兆しが垣間見えたなら、
戸惑います。違和感を覚えます。
これまでとは違う何かを感じます。
私達の人生において、
就職や結婚などの、
転機となるようなイベントごとでさえ、
いろいろと気持ちがうごめくのです。
私達個人という単位ではなく、
時代という単位で訪れるのならば、
それはもう、お手上げです。
これまでと同じ考えでは、
何かと不都合が生まれるでしょう。
私達自身も、少なからず変わらねばなりませんから、
そこには葛藤も、不快感も、憂鬱さも生まれます。
そしてそれは、
もちろんあなただけのものではなく、
誰にとっても訪れます。
私は…
揺らぎ、葛藤し、
時に歓迎する変化はあるけど、
拒否したいほどの事柄だってあるかもしれない。
あなたは…
揺らぎ、葛藤し、
時に歓迎する変化はあるけど、
拒否したいほどの事柄だってあるかもしれない。
見知らぬ誰かも…
揺らぎ、葛藤し、
時に歓迎する変化はあるけど、
拒否したいほどの事柄だってあるかもしれない。
みんながみんな、
変化のうねりに巻き込まれる。
時代という大きな単位での変化は、
つまり、そういうことです。
ただ、そこには【グラデーション】があります。
揺らぐ度合いと、
揺らぐ方向性のグラデーション。
要は、
どのように感じ、
どれくらい感じるのか。
大小さまざまな波があって、
それらが目の前に起こるタイミング。
要は、
変化の兆しはいつあって、
変化を促されるのはいつなのか。
それらは人それぞれなのでしょう。
早めの変化を促される人もいれば、
大多数とともに変わる人もいれば、
遅めの人もいるでしょう。
そして、
時代の大きな変革の時期が、
そろそろ訪れる、あるいは、すでに訪れている。
今は、そういうタイミングと言えます。
変化と聞いて、
ポジティブよりもネガティブに
捉えてしまう人が多いのは、
生命の維持を根幹とする
我々人類として当たり前のことかもしれません。
ただ、「変化が起きやすい」ことと「怖い」ということは、イコールではありません。
結果的にそう感じる、
という繋がりはあるでしょうが、
全部が全部、そうではありません。
見通しを立てにくい変化は怖いものです。
未知というのも怖いものです。
けれど、これまでの人生、
そうした恐怖は、程度はどうあれ、
日常的にあったはずです。
私達は成長する存在です。
成長とは、変化をともなっています。
時代の大きな変革であっても、
私達は、これまでと同様に、
少しずつ、たまには2段飛びで、
進んでいくわけです。
- 新しい器 -
変わりたい!
変えたい!
と願っても、
なかなか進まなかった過去があったとして、
この度のタイミングでは。
時代という大きな波が、
後押ししてくれる、とも捉えられます。
これまで通り、いえ、これまで以上に、
安定を求める動きであるならば、
時代に尻を叩かれるような、
そんなことも起こるかもしれません。
けれど、変化の流れに乗るならば、
大きなサポートがあるようにも思いませんか?
戸惑い、違和感を覚え、
最初は拒絶したくなる。
けれど、心を落ち着ける時間にて、
少しずつ受け入れていく。
すべてを拒絶することなく、
すべてを受け入れる必要もなく、
揺らぎつつ、少しずつ少しずつ、
選択していく。
あなたの近くにいる人も。
見知らぬ誰かも。
そうした揺らぎの中にいて、
うねりの中にいます。
だから、
自分以外の人も、ある程度、大目に見てあげてください。
そして、
自分自身をも、大目に見てあげてください。
【変化しなければいけない時期】
ではなく、
【変化しやすい、後押ししてくれる時期】
と捉え、
変化そのものを
味方につけていきたいですね☆