1月ぶりのライヴ。自主企画です。
1月同様、直前になって緊急事態宣言が出ることになり「またかぁ…」と思っていたのですが、奇跡的に今日はその期間に入らず、無事に開催となりました。
それでも例の「まん防」の影響で時間が前倒しになったりで、色々と対応が大変でした。
まぁとりあえず開催出来て一安心ですが、まだまだこんな状況が続くかと思うと憂鬱ですね。
今回は、誤差 & "blurred+body" という二本立て。
密を避ける為に出演者を増やさない(今回私を入れて3人のみ)というのもありますが、久しぶりの爆音が出せるライヴだし、自分のやりたい事だけやろう!という事で、このような演目になりました。
結果、私は出突っ張り。企画者でもあるので演奏以外の部分で気にしないといけない事も多く、完全に「進揚一郎耐久DAY」となりました。
結果から言うと疲労困憊です。
soupで演奏するのもPLUGDEADレコ発ライヴ以来なので、7〜8年振りくらい?もっとかな?忘れてしまうくらい久しぶりって事です。
まずは誤差から。
今回初挑戦で譜面無しのインプロヴィゼーション。
とは言っても、大楠氏には制限を設けて、その中で取捨選択をしながらやってもらうという感じ。
今までの誤差っぽさもありつつ爆音Ver.の演奏という感じでしょうか。
サウンドチェックの段階でも色々と注文をつけて、大変だったとは思いますが、何とか対応してもらいました。
私もいつも以上にリズムパターンを叩いてみて、どうなるかの実験です。
まだまだお互いに噛み合わない部分もあったりはしましたが、こういうライヴハウスではこの路線でも良いのかなぁ…と思ったり。
今回は正直リハビリ的な意味合いもありましたし、ライヴハウスでの誤差がどうなるか経験出来て良かったです。
ここから反省点も含め、もっと演奏を研ぎ澄ましてブラッシュアップしていければと考えております。
そして"blurred+body"。
当初は1月にやった"un/Focus"の再演を…と考えていたのですが、諸事情により新作の発表となりました。
新作とは言いつつも、今回のパフォーマーの岡さんとは一度リハに入ったことがあり、その時の構想と"un/Focus"をミックスした作品になります。
毎度言っておりますが、パフォーマンス系の作品は完成形というものが無く、ワークインプログレス的に発展して徐々に理想に近づけていくという感じでやっているので、今回岡さんとは初めてのライヴという事もあって、手探りな感じだったかもしれません。
パフォーマンス自体のざっくりとした構成はあったのですが、その他の部分は即興の要素が強めで、まだまだ初期の実験段階でのお披露目になりました。
ここから見えてきたものも多々あり、反省すべき部分は改善して、細かい部分をもっと詰めて少しづつ形が見えてくれば良いかなぁと思っています。
私自身の演奏&映像操作も基本的な所だけしか決めておらず、ほぼその場で対応していたので、想像以上に大変でした。
いやまぁそれはそれで楽しいんですけど、余りにも余裕が無さすぎたので、こちらももう少し構成とともに固めたいなぁと。
ライヴ感は失いたくはないので、その辺りのバランスも上手くとって、進化していければと思っております。
とにかく現状では実際の現場でやれる機会が貴重なので、どちらもゆっくりではありますが、面白くしていけるように1回1回のライヴを大切にしていきたいと思います。
持ち込み機材はほぼ"blurred+body"のもの。誤差用にベースとシンセ。
ドラム機材はスティックと小さいスポークス&シンバルのみ。
とりあえずドラムセット一式は借りて、それ以外の借りられないもの全てを持ち込んだという感じです。
(※毎回書いている機材リストですが、今回は色々細かいものも多くて面倒臭いので書きません。)
写真撮り忘れましたが、こちらはこの日の為にリハスタで個人練習した時の写真。このセッティングと本番も同じです。
実際は右手側のシンバルもありません。非常にシンプルなセットではありますね。
とりあえずペダルすら持ち込まないというのは、ちゃんと音楽活動してから初めてなんじゃないかくらい珍しい事態です。
とにかく今回の2つの演目を成立させる為には、ドラム機材を諦めなければいけないという状況だったので、そこはスパッと切り替えて臨みました。
シンセ・ベース・電鍵と3つ有りますが、一つ一つの役割は決めていたので、今回はあまり操作にテンパるという事はありませんでしたね。
ドラム自体はよくあるライヴハウスのドラムセットの状態だったので、これは想定内。自分のキットと比べてはいけない…と自分に言い聞かせていたので(笑)
バスドラが踏んでるとどんどん前に離れてしまうという現象がここでも!
まぁこれも自分がちゃんとチェックしていなかったのが悪いんだ…と念じつつ何とか対応。(ホントは対応出来てなかったけど)
全て割り切って今回は比較的演奏に集中出来た方かと思います。
単純に久しぶりに爆音出せてドラムが思いっきり叩けるのが楽しかったと言うのもありますが、まぁそれだけじゃダメなので。
"blurred+body"の方は音はシンプルにMacのみ。映像はいつもの機材。
とりあえず全て問題なく動いてくれたので一安心でした。
始まる直前にケーブルに足を引っ掛けてプロジェクターを落としてしまって焦りましたが、今日はツイているのか壊れませんでした。
「お客さんがケーブル引っ掛けないでくれ」とか始まる前は思っていたのですが、まさか自分で引っ掛けるとは…。あまりの間抜けさに自分が嫌になりました。
誤差もそうですが、とにかくここは低音が気持ちよく出る。しかも爆音で。
感覚が掴めず、ちょっと出過ぎてビビってしまい音量を下げたくらい。低音で体が振動するという感覚は久しぶりでした。
Mac(Logic)のオシレーターでこれくらい出るなら、持っていくのを諦めた古いNationalのオシレーターならどんな音が出るのだろう…と、次回は絶対持っていくぞと心に決めたのでした。
soupは白壁(というか白い防音材が貼ってある壁)なので、映像もまぁ良い感じで写せたのは良かったです。白壁ライヴハウスは本当に貴重です。
お客さんにも言われましたが、今回はメトロノームが奇跡の終わり方をしたので、やはりメトロノームは神(懸かっている)と再確認しましたね。
まぁどちらも完璧な機材でやりたいという気持ちはあるのですが、現状ではそうも言ってはいられないので、今回のギリギリ電車で運べるラインでも何とか形にはなるという事は分かったので、もっとスペースに関しては幅を広げられたらなぁと思っています。
特に"blurred+body"の方は「場」にも影響を受けるので、色々なスペースでやってみたいと改めて思いました。
でもぶっちゃけこの機材量でも運ぶのかなり辛いので、あまり頻繁にはやりたくないですね(笑)
まぁ今回はドラム演奏とパフォーマンス両方だったので、どちらか一方だけならいけるかな…とか今一瞬思ったのですが、減ればその分諦めた機材を持って行きたくなるので、結局荷物の量は変わらないんじゃないか?と気づきました。
因みにいつも使っているドラムシューズも持っていけなかったので、この為に外履き兼用のスニーカーを買いました。
ドラム用はギチギチにキツいサイズがやり易いので、いつも履いているものより小さめ(足にピッタリ隙間無し)を選ぶのですが、演奏中は良いとして機材担いで歩くには辛い事を初めて知りました。
何か全てに於いて丁度良いものって存在しないんだなぁと改めて思い知らされた気がします。
本日の大失敗は写真が全く撮れなかったこと、そして"blurred+body"の動画が撮れていなかったこと!
これにはかなり凹んでいます。
さて、次にライヴが出来るのはいつになるのでしょうか???