ヤマザキナビスコカップ第6節
6月8日(日)15:00キックオフ(国立競技場)
それでは、また
一応、幕引きのご挨拶を。
前半をリードで折り返していればとか、後半開始直後の失点が痛かったとか、個々の選手のパフォーマンスなど、ポイントで語ることにあまり意味を見出せない。
ざっくり言って、力負け。
それはダービー3連敗にそのまんま当てはまる。
ただ、平山相太にハットトリックを食らったこと。
前回書いたように僕の記憶力は怪しいものだが、これだけは絶対に一生忘れない。
ちょっとやそっとでは拭い去れないインパクトだった。
試合後はスタンドでひと悶着あった模様。
事情を聞くところによると、暴力を行使したその人を僕は見知っており、何度か話したときのことを憶えている。
ヴェルディ側のひとりとして、被害に遭われた方々には申し訳なく思います。
この言葉には色を付けていない。
その一方、FC東京のゴール裏から聞こえる与太ソングを盛大に浴び、「うっせー、はよ帰れ」と思っていたのも事実だ。
だがしかし、僕のスタンスでは、ダービーの敗者はこういったことも堪えねばならない。
さらに細かく描写すると、帰り道は大人から子どもまで悔しさで噛み締めた唇から多少の出血が見られるのが理想的だ。
ダービーで負けた日のキスは、血の味がしたなんてのもいい。
「どうしたの? 唇がこんなに腫れちゃって」
「おまえこそ、ぷっくりタラコみたいだよ」
やめよう。
こんなふうにイマジネーションの翼を広げるのは、むなしい。
個々のパーソナリティや感覚に左右され、全体の共通理解を作るのは困難だろうが、トラブルが続くと運営サイドは神経を尖らせ、さらなる統制が避けられなくなる。
これの終着駅は、プレミアリーグのような全席指定化だ。
お互い窮屈なのはいやだろう。
さて、次の東京ダービーは8月23日。
僕は何度でもやり直す。
以上、退場の言葉でございます。
ライター海江田でした。
夜明け
ほとんど朝になってしまった。
ライター海江田です。
オマーン×日本、スイス×チェコを見て、そして今日は東京ダービー。
サッカーに彩られた週末だ。
思えば、FC東京戦は勝利から遠ざかって久しい。
どれくらい久しいかというと、03年4月5日の1stステージ第2節以来。
あの試合は、ラモンと飯尾一慶がゴールを決め、2-1で勝ったのだった。
そのシーズン、新人王に輝いたのが那須大亮(当時、横浜FM)。
ベストイレブンに福西崇史(同、磐田)が選出されている。
ついでに、MVPは浦和のエメルソン。現日本代表監督の岡田武史が横浜FMの指揮官として、優勝監督賞&最優秀監督賞を受賞した。
あれから5年という歳月が流れ、僕は当時の断片的な記憶しか持たない。
本当のところ、ダービーに勝った味もすっかり忘れてしまった。
思い出そうと努力してみるのだが、頭の中がモヤモヤするばかり。
人と話しているとき、僕は訳知り顔でいるけれど、あれはテキトーに話を合わせているだけだ。
「最高だったね、あのダービーは」と言いつつ、内心、深く聞かないでほしいと願っている。
この機会に、どれほど気分がスカッとするのか、ぜひとも確かめたい。
もう知ったかぶりを続けるのはいやなんだ。
最後の手段
こんばんは、ライター海江田です。
今日のランドは、あいにくの雨降りだった。
キャプテンの服部年宏に訊いた。
週末の東京ダービー、どのようなテーマを設定しているのだろうか。
「内容に関しては、これまでと同様にサッカーの質を高めていくこと。一方、正直なところ今回は状況的に難しさがあると思う。チームのモチベーションを高く保つには、FC東京を易々と上に行かせるものか、という意気込みもその一つかな。それに、同じ相手に何度も負けるのは情けない。試合までにケツを叩いていきますよ」
FC東京は、勝点3の上積みで予選リーグ突破濃厚。
引き分けでは、おそらく足りないだろう。
とにかく、手ごろな踏み台として利用されてはかなわない。
今季、過去2回の対戦では、あらん限りのゲンを担いだ。
が、すべて通じなかった。
勝つためには、もっと画期的な試みが求められるのではないか。
ふだんはけっして手を出さないような、禁断の魔手が。
そこで、身の回りを見渡し、ぱっと目に付いたのがコレ。
以前、父親から突然送られてきた代物だ。
開封一番、「な、なんや、これは・・・」と絶句した。
画像では分かりにくいかもしれないが、リストバンドである。
すぐに実家へ電話し、「うちはレイソルやないけんね!」と言っておいたが、きちんと意味が通じたかどうか不明である。
もちろん、これを使ったことはない。
冗談みたいなデザイン。そして、完全なる色違い。
実に救いようがない。
親子の情愛をもってしても越えられない壁がそこにはある。
もし、これを手首に巻いている人を見かけたら、あなたはどうするか。
僕は、最低3メートルは距離をとる。
しかし、追い詰められたいま、ついに出番なのか。
根拠はない。
それらしきは、毒をもって、毒を制す発想。
熟慮を重ね、慎重に判断したい。
それはそれ、これはこれ
また、ひっそりと参上しました。
ライター海江田です。
8日、今季3度目の東京ダービー。
ナビスコカップはすでに過去のものとなったが、それはそれ、これはこれである。
どんな状況だろうと、相手がどこであれ、メンバーがどうなっても、チームが90分間やり切ること。
勝っても先がないのだから簡単ではない。
東京ダービーというスペシャルな舞台設定に期待したいところだが、チームにとっての位置づけは前回0-3で敗れた試合で深く理解した。
あんな空虚なサッカーは、ダービー史上初だ。
僕は恥ずかしかった。
結果ではなく、どんな状況でもやり切れるんだという過程の充実を得ること。
いまのヴェルディにとって最も有益なのは、それなのだと思う。
それでは
・・・がっくり。
ライター海江田です。
東京ダービー2連敗、およびナビスコカップ予選リーグ敗退。
攻撃の流れというか、形というか、チームで向かっていくものがまるで出せなかった。
いまの気分で、あれこれ書き連ねても、言葉が虚ろになりそう。
とりあえず、本日をもって一時このブログから撤退です。
次の機会に、また。
試合のポイント
最悪や。
あ、ライター海江田です。
昨晩のダービーイベント、FC東京側のライター後藤勝さんが来られなかった。
彼にとって身体の一部でもあるサングラスが、どこを探しても見つからないとのこと。
それならしょうがないねと一同納得した。
トークショー不成立の難局に際し、主催者側はエルゴラッソで健筆をふるう、いしかわごうさん(東京V担当)、馬場康平さん(FC東京担当)という若い力を投入。
おかげで、なんとか乗り切った。
事情が事情とはいえ、社会人たるもの準備にぬかりがあってはならんとの意を強くした僕だったが、今日のランド取材で大寝坊。
がばっと起きたら、昼すぎだった。
練習は10時スタートだ。
もうどうにもならない。
ダービー直前情報を書くと予告しておきながら、どうもすみません。
ったく、人のことをどうこう言えた義理じゃない。
そこで、FC東京の情報をまじえた明日の展望を。
ご存知のとおり、あちらは今野泰幸、長友佑都、梶山陽平の3選手が代表に招集され、不在。
中盤の底には、ブルーノ・クアドロスが入るようである。
サイドのやり繰りは、本来右サイドバックの徳永悠平が左に回り、ユース出身のルーキー椋原健太を右に。
聞くところによると、椋原は身体能力が高く、その守備力はけっこうな高評価が与えられているらしい。
東京Vの攻撃は左から作ることが多いため、ポイントはここか。
あとは、FC東京が中盤におけるディエゴをどう抑えにかかるのか気になる。
おそらくタイトにくるだろうが、ある程度ボールを持たせても構わないとするなら、ディエゴを支点に福西崇史、大野敏隆とのパス回しでリズムを作れるだろう。
こちらはベストメンバーで臨む見込み。
負けられん。
それでは。
アウェーの地に
まいど、ライター海江田です。
完全に当ブログを占有しているが、これでいいのだろうか。
今日の夜は、明大前にあるLIVRE(リブリ)というスポーツバーに行く。
FC東京サイドのその店と、東京VサイドのCraque(クラッキ)の共同イベントのお手伝い。
何が悲しゅうて、試合を目前に青と赤の巣窟に行かなければならないのか。
約束だからだ。
それ以外、ない。
向こうは向こうで「こういう機会でもなきゃ、あんたらと同じ空気すら吸いたくない」と面と向かって言ってくるわけだから、お互いさま。
おうよ、言われなくたってこっちもそのつもりと遠慮なく返せる。
こうやって、互いに相容れない理由を言い合えるのは一種の爽快感すら覚える。
子どもじみているが、シンプルでいい。
一般的な大人社会ではただ口をつぐみ接触を回避すれば済む話で、わざわざ火種をまくバカはいない。
疲れるし、むだな労力を捻出しなければならないからだ。
これが仕事となると話はまた別で、自分の感情が全体の利益に優先しないことくらいは知っているから、なんとかしてコミュニケーションを取る方法を探る。
えーなんの話だっけか。
とにかく、いったん自分の主義主張は置いといて、新しい試みをやってみるのは悪くない。
なんかしら意識的に仕掛けることで、見えてくるものがきっとある。
つまんないなと思えば、貸し借りなしのときに辞退すればいいんだし。
いまのとこ新発見がちらほらあって、ダービーに勝ちたい気持ちも大きくなっているから、ギリありだと思っている。
今日はここまで。
明日はランド直送の直前情報を。
それでは。
宅急便の中身
どうも、ライター海江田です。
お昼を食べていたら、玄関からピンポンの音。
宅急便が届いた。
小さな荷物を開けてみると、中にはTシャツが一枚きり。
そのほか、紙切れひとつ入っていない。
送り主は分かっている。
4月のダービーで、「REAL TOKYO」のでかいダンマクを出した首謀者からだ。
25日はこれを着なさい、ということか。
過日、別の人を通じて小耳にはさんだ話では極秘プロジェクトだそうだから、デザインなどの詳細は伏せる。
もっとも、ポルトガル語でどうのこうの書いてある部分は、さっぱり理解できなかった。
また、当日はどでかいのを用意していると聞く。
どのように仕掛けるのか楽しみだ。
こういった取り組みに対する僕の率直な感想。
「さすが、気合いの入り方が違う!」であるとか、
「ダービーを盛り上げるために、えらいな」というものでもなく、
「チームの後押しとなるだろう」といった型どおりの展望でもない。
Tシャツを広げ、「この子ら……アホやな」と立ち尽くす。
彼らが行動する源には、損得勘定がない。
ただ、FC東京に勝ちたいがため、ダービーに向けてせっせと準備を励む。
そんな人間がほかに何人もいるのだろう。
いよいよ、あと二日だ。
今日はここまで。
それでは。