私の記憶違いかも知れませんが、
俳優の吉岡秀隆さんは ずっと俳優を辞めたくて辞めたくて
しょうがなかったみたいですね。
子役からずっと仕事をされていらっしゃるし
そういうイメージではなかったので 驚きました。
『 近いうちに辞めるんだ!』・・・っと思っている人に限って
意外と長く俳優を 続けてしまうものらしいです。
勿論 仕事は一人では出来ないし
色々なご縁や 思いがけない事が起こって モノは進んでいくものらしい。
・・・人生 振り向いたら続いていた、
或いは 途中で諦めて辞めた、
或いは 途中で辞めたけど またやっている・・・という感じですかね。
忘れもしない去年のクリスマスの日に
素晴らしいフランスのジャズボーカルのアルバムと出会ってしまいまして、
『 うわ-!こんな音楽の世界があったんだ! 』っと
100点満点200点のアルバムに心酔してしまいました。
私は 可也のハードリスナーな方だと思いますが、
その私が そう思えるアルバムと出会えるのは
10年ぶり以上の 事だと思います。
本当に 全く予期していませんでした。
でも ひとたびそういう音を聴いてしまうと、
自分でもやってみたくなるのが 私のサガで御座います。
アルバムの一曲目の日本語歌詞をひとつ書いたところで、
急に冷静になりました。
もし万が一 私がアルバム全12曲の歌詞を書きあげられたとしても
許諾の申請後 先方からのOKを貰えなければ
一歩も先には 進めない事に気が付きました。
慌ててアルバムを歌っているシンガーに
フェイスブック経由で その旨を伝えて
作曲者たちに 頼んで頂く事にしました。
こういうことが出来るインターネットは 本当に凄いと思います。
駄目でもOKでも 直ぐにそれが判るということは余計な時間の無駄がないから
本当に素晴らしいです。
大学生時代に 音楽の仕事をするようになって
当時 学生にしては破格のギャラを頂きましたが、
あまりにも高額だったので
『 こんな事は いつまでも続くわけはない 』っと思っていた私です。
また両親からは 音楽を反対されていて
「 お前はカブキモノだぁぁぁ~」と常に軽蔑され 非難されていたので
『 自分がやっている事(音楽の仕事)は 虚業である 』という思想が 頭の半分を支配していました。
そういう迷いがあった為に 俳優の吉岡秀隆さんみたいに
「 きっと直ぐに辞めるんだ 」っという気持ちが 常にありました。
誰が何と言おうと私が正しい!っと思えていたら
私の人生は 可也変わったと思います。
フェアーチャイルドのyouさんが まだ有名ではなかった頃の話、
小さなライブスポットのコンサートに出演する時、
ご家族が観に来てくれて いつも応援の意味で1万円をくれたそうです。
そういうご家族がいると いいですよねぇ。^^
現在の私は 65歳です。
途中 長いブランクもありましたが、
50代で再び録音をすることになり、
そういう意味では 意外に長続きしていますよねぇ。
60代になって 大病も経験したし
でもその後アルバム「 蓬莱 」もリリース出来たので
私がやりたい事は 遣り尽くしたかなっと思っていたのですが・・・。
去年の暮れに出会ってしまった凄いアルバムのせいで
またアルバムを 作ろうと思っています。
今朝 全曲の許諾がおりました。^^
・・・ただし いつも私のやっている事は ふとした思い付きであり
あくまでも 気分でやっている事です。
今回は いつも以上に、計画的に どうのこうのという事でもなく
成り行き任せで あるがまま なすがパパですが、
兎に角 やれる所まで 頑張ってみようと思っています。