カナダ在住から日本に戻った者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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ニュースでやっていたトイレの順番待ち問題。

トイレ待ちで子どもに順番を譲らなかったことで賛否両論あるようですが…

 

https://ameblo.jp/drippingofpoison/entry-12848607109.html

 

そう言えば、日本に比べて、カナダの方が、順番交渉をしてくる人が多かった気がします。

そしてカナダの方が、順番を譲ってくれる人が多かった印象です。

 

レジで並んでいると「アナタ、その一品だけ?じゃ、先に行きなさい」という感じ。

ポイントは、割り込ませるのではなく、自分の順番と交換する点ですね。

これだと後続の人に影響はないので。

 

そして、たまに順番待ちが大変そうな人がいると、「ねえ、みんな、この人を先に行かせてあげていい?」って訊いてきたり。

全員賛成なら割り込み可能、そうでないなら、声をかけた人の順番と交換、という具合に、臨機応変でした。

 

日本ではレジで先に行くように声をかけてもらったことはないのですが、これは日本人が冷たいのではなく、日本のレジの人が優秀なので列が早く進むからだと思うんですよね。

カナダのレジって、進まない!

そして混んでいようと時間が来たら休憩に入るのが当たり前(日本もこれくらい徹底した方がいいのかも)。

込んでいるのにレジ担当が一人だけだったり、混んでいても隣のレジの人とおしゃべりしていたり。

カナダ、あるある。

 

たまにめちゃくちゃ早い人がいて、常連客は列が長くても彼女の列に並んでました。

明らかに早い!

でも、これで時給が他の人と同じだと、辛いかも。

商品のスキャン数が他の人より、圧倒的に多いと思うんですよね。

 

セルフレジも多いのですが、私が行っていたスーパーは導入していませんでした。多分、治安の悪いエリアだったので、万引きが多すぎたんじゃないでしょうか。

 

『興味深いなあ』と思ったのが、実際に連れていない子どもをダシにして順番を譲ってくれって頼む人は、皆、断ってました。

例えば、「外に子どもを待たせているから早く済ませたいの。だからレジを先に行かせて」という具合。

小さい子どもなら一人にさせちゃいけないし、一人にさせてもいい年齢なら待たせても平気なことから、「この人は嘘をついているな」と推測しているからだと思います。

 

総じて「先に入らせてくれ!」という利己的な態度が見える人には塩対応なのに、そうでない人には親切に声をかけてくれる人が多い印象でした。

なので、自分も急いでない時は、後ろの人が数品だけだったりとかだったら「先に行っていいよー」と声をかけてました。