息子の彼女が定期的に我が家に遊びに来ていた。
まだまだ若い二人のささやかなひとときだ。
晩御飯や家でやるBBQにも来たことがあり、
よく食べよく笑い、とても健康的な素敵な子だった。
彼女には夢がある。
その目的のために今年遠くの学校へ行くらしい。
一方息子の夢は、早く結婚して家族となり、子供をもうけて若いパパになるのが夢だそうだ。
つまり、お互いの夢が交差している状態。
彼女は考えに考えた末、息子を放流することにした。
つまり、二人に別れがやってきたのだ。
彼女は律儀に菓子折りをもって来てた。
若いながらに、きっちりしているなぁと感心した。
夕方私が車を使うため、息子の部屋をノックしたときに、
彼女が涙をながしていたため悟った。
ああ。一つの恋が終わるのだなと。
青春だなぁ....。
お互いの想いとは別に、各々の人生は続き、別れざるを得ない時もあるわけで。
それは時に切なく残酷な面もあるわけだ。
映画LALALANDを思い出した。
彼女は息子の夢と、彼女自身の夢を天秤にかけた。
結果夢を選んだわけで、それはそれで正しい。
人生時に捨てなければならいものもある。
人生はバランスによって支配されている。
一時の思い出はおじさん忘れませんよ。
今まで息子をありがとうね。
彼女の今後の人生に幸あれ。