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明日への日記

一般的な価値観を嫌い感性を大事にしています。

先日、面談をしていて「公務員は採用フローがわかりやすいので、安心します(なので、公務員志望です)」という話をされた人がいました。

このような話をされる方(思考を持った方)は、たまにいるのですが、以下の自分の考えを話します。

ます、就職活動という「点」で考えてしまうと、就職した後に何十年と従事する組織、仕事が自分に合っていなかったら、勿体ないです。

例え、求人数が少なくても、法務職に行きたいのなら、応募を続けるべきでしょう。

100社でも1000社でも応募する覚悟と開き直りが必要だったりします。

それと、もう一つお伝えするのが、「フローがわかりやすい選択肢を選ぶ」という思考自体がよろしくないです。

複雑な世の中になってきている昨今、自分で情報を収集し、ある程度、情報が集まったら、見切りをつけ(これが大事)、自分の頭で決断し、行動できることが重要です。

常に人にアドバイスを求め、

見切り無くウェブサイトに結論を求め、

わかりもしないリスクの大小を調査し、

結局は、他人に用意されたレールに乗っかってしまうのは、非常によろしくないです。

自分で選んだ道を自分で確固たるものにできる方が、自分にあった人生を得られるのではないでしょうか。

そのために必要な能力、スキルは、自分で道を選んでいる人にしかわかりません(人それぞれ違うから)。


リスクを取って、リターンを取るというよりも、リスクを取って、そのリスクを最小にしながら、リターンを得るという行動が今後は必要になると思います。

本日は司法試験の合格発表日でした。

例年、発表会場に伺っていたのですが、今回は伺わず、明日以降の相談、セミナーの準備に時間を費やしました。

セミナーに参加いただいた方に少しでも突破口を見出していただけるように尽力することが、自分の使命だと考えています。

発表後からセミナーの申込みや以前に相談を受けた方々からの結果報告をいただいております。

不合格だった方の中には「これからの自分の変化を楽しんでいきたい」という素晴らしいメッセージをくれた人もいました。

長い人生の中で努力が報われないことが多々あると思います。

そんな逆境のなかで、自分を信じて、自分を進化をすることができるなら、未来は明るいです。

幸いにも日本の企業は、世界の最先端で戦っています。

企業で活躍できる人材になれれば、社会に役立つ人材になれます。

自分の思考に埋もれてはいけません。

社会のなかで、進化をしていきましょう。


何をしたいのかわからない。

最近多い質問です。

法曹を目指して勉強してきた自分がこれから何を目指せば良いのか、わからない。

初めて自分の前にレールが敷かれていない状況になった時、その状況に戸惑うのか、ワクワクするのか、大きな違いです。

自分のやりたいことを考えるのは結構ですが、まず、仕事ができる人にならなくてはなりません。

自己分析ばかりして、理想の働き方を求めても、それが高いスキルが必要であったり、競争率が高かったり、ビジネスとして成立しなかったり(そんな仕事ない)、であるなら、未経験で入り込む余地は少ないでしょう。

・短くても意図が伝わるメール

・多数の利害関係者の調整

・自分よりも立場強い方との折衝

・未経験の仕事に対しての取り組み方

・上司との関係づくり


上記のような基礎的なスキルをしっかりと身に付けないと(経験しないと)、自分の理想にいつまで経っても近づくことができません。


そして、脳内やインターネットの検索を右往左往して、自分のやりたいことを探すという壮大な冒険に出てしまっている人は、一日でも早く実社会にて行動をすべきです。

社会との接点なしに、やりたことを探すというのは無謀でしょう。


『社会と接点をどうやって持てば良いのですか?』


もし、そんな質問をしようと思ったことがある人は、しっかりと考えてほしい。

自分の前にレールはない。

どんな方法(行動)が最適なんて誰もわからない。

正解はない。


自分に必要な行動は自分自身で考えて、トライ&エラーを繰り返す必要があります。

そのトライ&エラー自体が意味をなす時代になりました。

なので、ストレートに他者から教えてもらった行動(作業)をこなす場合、その価値(経験値)は半分以下です。


面接で「なぜ、〇〇〇をされたんですか」という質問の意図もよくわかるでしょう。

しっかりとした手続きがないと前に進むことを躊躇する方がたまにいます。

多くを把握してから実行したいという気持ちはわからなくはないですが(私もかつてそうだったので)、

この思考は、多くの情報を提供しているオプションしか取れない、という逆に行動を縛っていることになります。

また、そのようなオプションは、大多数の方が取り得るオプションであるため、レア度が低く、貴重な経験とならない可能性も高いです。

就職活動においても、応募資格が「法科大学院卒業生歓迎」や求人サイトやロースクールからの紹介される求人だけに絞っている人は、大多数の人と同じ手続きに乗ることになります。


手続(流)は自分で作るものです。

社会人でも『定年まで食っていけるように稼ぐには』というテーマに対して

自分の頭で考えることなく、同じようなテーマを設定した書籍やセミナーに出席するだけの方がいます。

自分の軸にあわない投資や自己啓発を教えられたところで、続かないでしょう。


自分の軸に関わるテーマこそ、自分で考えなくてはならないのです。

手続(流れ)のない抽象的なテーマに対して、自信で何をすべきか行動を決めれる思考が必要とされています。

東進ハイスクールの数学講師の志田晶先生の有名な言葉に

やったことがある問題を解けるってのは数学じゃない

というのがあります。

う~ん。的確な言葉ですね。


社会人の方でも未経験なケースにチャレンジを回避する方がいますが、これはいけません。

短い人生のなかで経験済みのことを繰り返し淡々と経験してしまうことの危険性を認識すべきです。

ポータブルスキル(他の組織においても発揮できるスキル)、という言葉がありますが、まさに未経験の事案を処理できる人は、このポータブルスキルが多く備わっている方でしょう。

このスキルは、様々なケースを経験することで固まっていくのではないかと思います。

私も前職において『(こういうケースでの)対応方法は聞いておりませんでしたので、できませんでした』と面と向かって言われたことがあります。

ゲームのプログラムじゃないんだから、全てのケースをあなたにお伝えすることはできないよ、と伝えました。


面接でも想定外の質問(未経験の質問)をされることを恐れている人がいますが、この思考もいけません。

そもそも今から入ろうとしている社会(=企業)は、想定外の事しか起きないわけですから、面接が想定内で終わるわけがありません。

むしろ、想定外の質問に対して、自分の判断軸を示し、考えを提示することで、採用される理由になるのです。


身の回りに仕事できるなぁと思う方がいれば、「なぜ、そのように考えたのですか」「なぜ、そのような選択をされたのですか」と聞いてみてください。

判断する軸、基になる情報の凄さを感じることができます。

著名な方のブログや書籍を読む際に、結論よりもその判断軸に注目すると、より面白く、より勉強になります。



数か月前にあるショートメッセージサービスを経由して、とある外国人から日本語でメールをいただきました。

はじめました。ダニエルです。

う~ん。おしい。。。

しかし、自分の最大限の知識を使って、トライしたダニエルは立派です。


最近、就職や転職相談に来られる方に、少し考えが甘いところ、考えきれていないところを指摘すると

「まだ就職活動を始めたばかりなので、考え切れていなくて・・」

ということをおっしゃる方が多いですが、あまり良い表現ではないです。


まず、自分の考え切れていない甘さを素直に認めましょう。

本来的な私だったら(時間があれば)、考えられていたことですが、とでも言いたいような返答ですが、あまり印象はよくないです。


もう少し時間があれば・・・

事前に教えてもらえれば・・・

心の準備ができていれば・・・


などの言い訳をしてしまう志向性はよくないです。

社会は、あなたの準備を待ってくれません。

ビジネスでは、あなたの状況を察してくれません。

仕事はスピードが命です。後からであれば・・などというのは許されません。


自分が置かれた状況でベストを尽くすことが必要です。

基本書をしっかり読んでから問題に取り組むと考え、問題から逃げてしまってはいけません。


わからないなりに、知らないなりに、その場で考えること重要で、思考を放棄してはいけません。

常に目の前の課題に向き合い、どんどん答えを出していくことが重要です。

そのような方が面接に通り、どんどん仕事を前に進めていくのではないかと思います。




最近、外国人旅行者と話をする機会が増えています。

みなさん、「OH!!Cool!」を連発して、帰国されていきます。

ただ、人によってツボは違っており、カラオケ、浅草、銀座、たこ焼き、居酒屋、など多岐にわたります。

日本の文化にも興味津々で、店員のお辞儀や家族関係など、いろいろ質問をされて面白いです。

よく言われるのが、「日本人は働き過ぎだ」です。

労働環境について、いろいろ聞いていると、「日本人は真面目だから働きすぎ」という単純なものではなさそうです。


マレーシア人は、「自国では、年収が低く、スキルの無い人間ほど、長時間労働になっている」と言っていました。

労働者が提供する業務の価値が低ければ、業務時間を増やすことで給与を確保しなければなりません。

日本においてもそのような状況になっている人は増えていると思われます。


最近、ブラック企業に関する話題が多く取り沙汰されています。

過度な就業時間が問題になっており、体調を崩したり、うつになったりと社会復帰に長期の時間を要するケースも多々あるようで深刻です。

企業にフォーカスすれば労働法違反や倫理の無い企業は、改善もしくは市場から撤退すべきですが、

個人にフォーカスすれば、そのような会社に働き続けるしかないという深い問題があります。


就職や転職相談をしていると、会社を辞めたら、2度と正社員になれないという認識を持たれている方に多く会います。

この感覚は、会社に対して正社員という保証を求めている時点で、よくないです。

正社員だとしてもその仕事を続けて、スキルが付かないのであれば、社外でスキルを付けて転職すべきです。

会社に将来を預けてはいけません。

ブラック企業は、あなたのスキルを上げることを目的に業務を提供しませんので、企業が必要とするスキルを正しく認識し、自らの意思で動かないといけません。

報酬を時間で稼ぐのか、価値で稼ぐのか、決めるのは自分自身です。

自分が目指すべき方向で、企業(世の中)がどのような価値を求めているのか、把握することから始まります。



昨日、山田二郎法律事務所の澤井弁護士をお招きして、司法試験合格発表までの就職活動についてお話をいただきました。

講演形式ではなく、当日の参加者からその場で、質問を受けて、その場で答えるという形式で実施いただいたため、抽象的で答えづらい質問にも多く答えていただきました。

その後の懇親会も多くの話をしてもらい、とても有意義なイベントとなりました。


講演最後の方で

『就職活動が上手くいく人、いかない人の違いは何でしょうか』

という質問に対して、「必要な情報に対して自らアプローチできる人」と回答されました。


澤井弁護士はあらゆる人脈や機会を利用して、就業先を探されました(企業、公務員、法律事務所)。

講演では、その内容をいろいろお話いただきましたが、それは何かウェブサイト上の情報をクリックして探されるようなものではありません。

司法試験を学ぶと、既に存在するプロセスを探しに行く傾向にあります。

おそらく手続法の勉強がそのような志向性になっているのでしょう。

「どのようにして求人情報を探すのでしょうか」

「効率的な求人情報を探す方法はないでしょうか」

この質問をしたくなる気持ちはわかりますが、そのプロセスを自分で作るという発想が欲しいところです。


これは仕事においては、とても重要です。

会社が用意したプロセスを淡々とこなすだけの人間は長く会社に必要とされません。

そのような仕事はシステム化されるか、キャリアの浅い人間に任されるからです。

ゴール(目的)のために自らプロセスを設定し、トライ&エラーを人よりも早くできる人が会社および事務所から必要とされます。


Web上でクリックしただけで道が開けると思ってはいけません。

手続に乗ってしまうと一般的かつ大多数の波に埋もれるだけです。

自らプロセスを創れるものが、膨大な可能性にアクセスできるのです。


あと、セミナー申込んで連絡もしないで欠席するのは社会人としてアウトです。

昨日、数人そのような方がいたので、ここに記しておきます(個別に連絡しても良いのですが)。



元採用担当者によりセミナーです。

めちゃくちゃ得るものが多いセミナーですので、是非参加ください。

6/17(月) 書類作成編~元採用担当が語る優れた応募書類とは~(書類講評あり)


シアターイメージフォーラムでワン・ビン監督の最新作である三姉妹を見てきました。

中国で最も貧しいと言われる雲南省の山中の三姉妹の生活模様を淡々と撮ったドキュメンタリーです。


父親が出稼ぎのために妹2人を連れて出た後、1人村に残った長女が一人でジャガイモをかじるシーンがあります。

暗い部屋で黙々と茹でたジャガイモを口にします。

光も音楽も一緒に食事する人もいません。

ただ、暗闇でジャガイモをかじります。

「食べる」という基本行動が淡々と目に入ってきます。


荒涼とした高原を歩きます。

強い風が吹く中、まつぼっくりや肥料用の家畜の糞を拾います。

この歩くシーンは、この地域の不確定な将来を暗示しているようでした。


作品で撮影された村は、全村移住の政策が既に決まっているとのことです。

三姉妹は、きっとどんな変化にも対応していくのではないかとおもいます。


人間としての尊厳、必要な活力を改めて見つめ直す良い映画でした。


27日(月)28日(火)と合計60名近い方に就職セミナーに参加いただきました。

試験直後ですが、皆さん高い意識をもって参加いただき、頼もしいです。

セミナー中も10名以上の方が質問をしてくれて、とても良い雰囲気で実施することができました。

6月以降も開催していきます。

先日、某大手商社の人事部門で長く働かれていた方から

「実際、面接なんて最初の雰囲気や話し方で決めてしまうことが多々あった」

というお話をしていただきました。

私も個別面談をするにあたり、最初の雰囲気で「ああ、就職活動を長引きそうだなぁ」と感じることがあります。

その場合は、具体的に何を意識(経験)していただければ、その雰囲気が好転するのかをお話しするように努力します。

いろいろな提案があるのですが、そのうちの一つを紹介すると


「相手がそれなりに気合を入れて話をしていたら、感想や意見を言う」


です。

ロースクール卒業生の中には、聞かれた質問だけを答える、という試験場の慣れが残っている方がたまにいます。

そのような方は、私がいろいろな話をしてもメモしたら、軽くうなずくだけです。

恐らく自分のなかでは消化しているでしょうが、それが相手に伝わっていないのは勿体ないです。

話を聞いて、どう思ったのか、自分の経験則から共感したこと、違うなと思ったことなど臆せず言ってほしいものです。

そうすることで表情が豊かになり、「この方なら社内外の方とコミュニケーション取って、仕事を進めてくれる」という結論(内定)になるでしょう。


★席を5名追加しました。
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