誕生日プレゼントとしてホームからブンレツグランマ一時帰還。ヘルパーの人たちとの食事会が催された。口数がめっきり減ったグランマ。大体において目も閉じている。体力が落ちて疲れやすく、見たり喋ったりが億劫なようだ。ブンレツさん手製の梅ゼリーを食べている時だけ元気だった。聞かれたことにだけ返答するグランマがおもむろに口を開いた。「ここで一句」何を言うのか皆が固唾を飲み「雷鳴りて梅雨明けんとす」。不定型詩だった。