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桜塚やっくんとのお気に入りの一枚

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桜塚やっくんの逝去を知ったのは昨晩でした。

その時、僕は外に出ており、ネットを見ることもままならない環境で、「嘘だろう?」という狐につままれた思いで、まったく実感がありませんでした。

いえ、今でも実感がありません。

だって、やっくん!
今度、ベイコートで食事する約束だったよね?
そんなやり取りしたの、つい4、5日前だよね?

嘘だろう?
世紀の大誤報であって欲しい。

初対面の時からなぜか気が合い、僕は図々しくもやっくんのマンションに泊まりました。
その日からやっくんとの付き合いが始まりました。


僕が、一番親しくしていた友人でした。
いえ、今後、もっともっと親しくなるはずでした。
二人とも、同じ夢を追いかけていたので。

ポール・マッカトニーのコンサート、やっくんを誘うつもりだったのに・・・。
そして、朝までやっくんの家で、音楽を語り合いたかった・・・。

僕は、冥界を信じます。

やっくんは、一足先に冥界に旅立ちました。

冥界でも、思う存分女装をして、ガンガンに音楽をやってください。

やっくんのご冥福をお祈りいたします。

写真は、僕の小説、『無限ループ』を持って嬉しそうに微笑むやっくんと、彼をふざけて抱きしめる僕です。
やっくんとの写真はたくさんありますが、一番大好きな写真を選びました。

                         作家 大村あつし
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