塾・学習塾・家庭教師BLOG

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塾講師のブラックバイトが話題になっています。テレビや新聞に記事がでることも多くなりました。今後は週刊誌などでよりリアルな舞台裏が紹介されることも増えると思われます。

今回の「塾講師ブラックバイト」の騒動の中心にいるのが、個別指導塾ユニオンという労働組合だそうです。個別指導塾ユニオンはブラックバイトユニオンやNPO法人POSSEの関係団体のようで、個別指導塾ユニオンの代表者はNPO法人POSSEの人です。

個別指導塾ユニオンが発足後すぐに団体交渉を申し入れたのは、明光義塾と代々木個別指導学院でした。過去にブラック企業認定を受けた会社の多くは、イメージの悪化から、収益が大幅ダウン・人材が集まらない(→店舗を閉めざるをえない)という状況に陥っています。今回申し入れを受けた2社は、講師集めが今後困難になるかもしれません。

2社への申し入れだけに留まらず、個別指導塾ユニオンは今後も複数社に申し入れを行う予定だそうです。ニュース記事には、8~10社という具体的数字が出ていますので、候補の塾は既に決まっていると思われます。POSSE代表者の投稿した記事には、個別指導塾大手として「スクールIE」「東京個別指導学院」「TOMAS」の名前があげられていましたが、それらの塾に申し入れを行うのでしょうか?

又、POSSE代表者の投稿した記事には、「生徒には講師1人に対して生徒3人の個別指導と言いながら実際には(儲けの為に)9人指導することもあった」という実例を紹介し、今後は消費者問題としても個別指導塾問題をとりあげていくというような記載がありました。

個別指導塾ユニオン及びNPO法人POSSEの動きに要注目です。


個別指導塾で深刻な講師不足がが続いているようです。「すきや」や「和民」などの外食産業で人材不足が深刻化しているニュースは頻繁に流れていましたが、塾業界でも先生不足は春頃から続いています。

大手の個別指導塾の中には、春から夏休みの講師を囲い込む塾まで現れました。

個別指導塾での講師不足の主な原因は

・少子化による大学生人口の減少
・バイトよりもインターンなどを行うキャリア志向大学生の増加
・個別指導塾の教室数の増加

などがあげられます。

少子化で生徒数も減っているはずですが、フランチャイズ・直営ともに個別指導塾の教室数は年々増加し続けています。


ネットで検索すると、多数の「塾講師バイト」の専門求人サイトが見つかります。これらのサイトの主な収益は、「成果報酬課金」です。求人サイトの閲覧者が塾に塾講師バイトの登録を行い、塾が採用を決めると、塾からサイト運営会社に数万円の報酬が支払われるというビジネスモデルです。

成果報酬課金の場合、「採用したことをごまかす」塾がでないように、バイトとして採用された大学生などにはサイトから「祝い金」が出される仕組みとなっています。

塾講師バイトの求人サイトが乱立している背景には、個別指導塾の教室数の急速な拡大があります。フランチャイズを中心に個別指導塾が増えているため、「塾講師が足りない」状況が続いているのです。




「家庭教師のトライ」で有名なトライが運営する個別指導塾がここ1年間に教室数・生徒数ともに急拡大中です。個別指導塾分野では後発だった同塾ですが、直営教室の生徒数としては、個別指導塾分野で国内最多となったようです。売上も大幅に伸びており、年間100億円を超えるのも時間の問題であると思われます。

個別教室のトライが、多数の生徒を獲得できた理由としては、

・「家庭教師のトライ」の個別指導分野(家庭教師・個別指導塾)での圧倒的な知名度
・「家庭教師のトライ」に加えて「個別教室のトライ」のCM放映による相乗効果
・生徒2~3対先生1の個別指導塾が多い中で生徒1対先生1となっており、その点が生徒保護者の支持を集めた(同社FCのトライプラスは2対1)
・全国に「家庭教師のトライ」として拠点が設置されているため、教室の展開・先生の確保がスムーズに行えた

などが予想されます。家庭教師 では寡占状態にある同社ですが、個別指導塾でトライがどこまで伸びるかが注目されます。


関連サイト:家庭教師のトライ口コミ・評判[掲示板]
家庭教師のトライに関する口コミ・評判の掲示板です。家庭教師のトライの料金やアルバイトなどテーマ別のスレッドが用意されています。



学習塾各社のHPを見ると、料金表の記載がない塾が多いですし、公開されていても「夏期講習などを含めたトータル料金がいくらになるか」が分からないケースが多く見られます。

月謝は月々3万円程度なので「年間50万円程度」を予算と考えて入塾したら、実際には「その倍の費用がかかった」というようなケースも少なくありません。

一般的に、高校受験塾(中3)が年間70~100万円程度、中学受験塾(小6)が年間100~130万円程度かかるといわれています。

以下は、週刊ダイヤモンド2月25日号「最強の塾&予備校」に記載されていた中学受験三大塾(サピックス・日能研・四谷大塚)の小学6年の年間費用の一覧です。(一部編集部の推定が含まれているようです)

しし座日能研
・週の授業時間の目安
週4回14時間
・入会金
21000円
・月謝
39690円
・講習会(春夏冬計)
約280000円
・模試・定例テスト
年間約150000円
・その他費用
教材費年間約64000円
・選択講座
日特(半期)67000円程度
<年間約105万円>


しし座四谷大塚
・週の授業時間の目安
週4回15時間
・入会金
21000円
・月謝
50400円
・講習会(春夏冬計)
約300000円
・模試・定例テスト
月謝に含む
・その他費用
月会費1575円
・選択講座
特訓コース(年)100000円程度
<年間約100万円>


しし座サピックス(SAPIX)小学部
・週の授業時間の目安
週3回13時間
・入会金
31500円
・月謝
52500円
・講習会(春夏冬計)
約300000円
・模試・定例テスト
年間3~5万円程度
・その他費用
月謝に含む
・選択講座
SS特訓(半期)120000円程度
<年間約120万円>

以下は上場している学習塾を運営している企業のうち、売上100億円以上の企業の経営状況のデータです。尚、「塾」よりも「予備校」が主体であるナガセ・城南予備校はリストから除外しています。

学習塾明光義塾(明光ネットワークジャパン)
・時価総額 197億円
・純利益 19億円
・過去5年間の生徒数増減率 50%増

学習塾トーマス(リソー教育)
・時価総額 197億円
・純利益 14億円
・過去5年間の生徒数増減率 27%増

学習塾栄光ゼミナール(栄光ホールディングス)
・時価総額 83億円
・純利益 9億円
・過去5年間の生徒数増減率 9%増

学習塾東京個別指導学院
・時価総額 64億円
・純利益 2億円
・過去5年間の生徒数増減率 20%減

学習塾早稲田アカデミー
・時価総額 49億円
・純利益 2億円
・過去5年間の生徒数増減率 28%増

学習塾第一ゼミナール(ウィザス)
・時価総額 25億円
・純利益 2億円
・過去5年間の生徒数増減率 18%増

学習塾市進学院(市進ホールディングス)
・時価総額 25億円
・純利益 2億円
・過去5年間の生徒数増減率 3%減

学習塾秀英予備校
・時価総額 21億円
・純利益 -212億円
・過去5年間の生徒数増減率 35%減

学習塾能開センター・AXIS(ワオ・コーポレーション)
・時価総額 10億円
・純利益 -4億円
・過去5年間の生徒数増減率 1%増

学習塾京進
・時価総額 10億円
・純利益 0億円
・過去5年間の生徒数増減率 1%増

少子化の影響が予備校業界に続いてこれから数年間のうちにやってくると言われている学習塾業界ですが、すでに10年前に1兆円市場だった市場が9000億円ほどに縮小しています。そんな中でも生徒数を大幅に増加させている明光・早稲アカ・トーマス・第一ゼミは、今後予想される業界再編の中でも注目される学習塾となるでしょう。
市場が飽和状態になったと思われていた個別指導塾・家庭教師センターの市場がここ数年再び拡大傾向にあるようです。個別指導塾・家庭教師センターの両者に共通するのが、先生が主に大学生であるという点です。各塾・各家庭教師センターともに大学生講師集めに注力しています。

以前は、従来からある総合型のアルバイト求人サイトで先生を募集している塾・センターが多かったのですが、最近は専門サイトでの求人が中心となっています。

■塾講師の求人サイト
・塾講師JAPAN:週刊ダイヤモンドなどでも紹介された塾講師専門サイトで最大級の求人サイトです

■家庭教師バイトの求人サイト
家庭教師アルバイト一括登録ナビ :家庭教師バイトの一括登録サイト。家庭教師のトライ・学研の家庭教師など大手がほぼ掲載している家庭教師専門の求人サイトです。



夏休みが始まり、多くの学習塾や家庭教師業者による生徒争奪戦も一段落した今日この頃です。今回は「家庭教師」について記載します。学校の補習・テスト対策・受験対策に学校以外の学習方法を考える際に候補となるのが、学習塾と家庭教師です。一般的には学習塾を選ぶケースが多いと思われますが、家庭教師を家庭教師センターに頼んで派遣してもらうご家庭も増えているようです。又、中学受験塾や高校受験の進学塾のフォローの為に家庭教師をつけているご家庭も少なくないようです。

■家庭教師の費用
家庭教師は1対1の個別指導で、かつ、自宅での指導が前提となりますので当然費用も学習塾に比べて高くなります。個人の先生と直接契約した場合は1時間当たり2000円~3000円(大学生の場合)が料金相場となります。家庭教師センターを通した場合は1時間3000円~5000円程度かかり、それ以外に入会金や月々の費用がかかる場合もあります。

■家庭教師の先生の探し方
家庭教師を探す方法としては以下のような方法があります。
・知人に頼む
・大学の学生課などに依頼して紹介してもらう
・ネット上の「家庭教師の個人契約」サイトで先生を探す
・家庭教師センターに依頼して派遣してもらう

最も一般的な方法は「家庭教師センター」の利用です。色々な家庭教師センターがありますので、下記のような「家庭教師センターの資料請求サイト」を利用して先ずは複数社の資料を請求し、比較・検討することをお薦めします。

家庭教師 一括資料請求:全国の主な家庭教師センターに一括で資料請求ができます。(無料)
家庭教師の総合情報:家庭教師派遣会社の比較・家庭教師バイトの求人・家庭教師個人契約など

■家庭教師のアルバイトの探し方
家庭教師のバイト・アルバイトを探す方法としては以下のような方法があります。
・大学の学生課などに登録して斡旋してもらう
・ネット上の「家庭教師の個人契約」サイトで先生を探す
・家庭教師センターに登録する

最も一般的な方法は「家庭教師センター」へのアルバイト登録です。登録しても倍率が高く生徒を紹介してもらえない場合の方が多いので、一括登録サイトを利用して登録する人が多いようです。



今回は「学習塾 業界動向」についてです。学習塾 業界動向として注目されるのは、ここ数年、学習塾・予備校業界のM&Aや業務提携の動きです。以下にここ数年の学習塾業界動向・学習塾業界の再編の動きをまとめてみました。

主なプレイヤーは、四谷大塚を傘下におさめた東進運営の「ナガセ」、お茶の水ゼミナール・TKG・鉄緑会を傘下に収めた「ベネッセ」、地方の中堅学習塾を次々に買収した「学研」、栄光ゼミナール・市進・第一ゼミナールなどと資本提携した「Z会」の4つです。特にZ会は栄光ゼミナール・市進・第一ゼミナールなどの運営会社の株式を取得し、「資本」・「業務」提携すると同時に、全国の大手学習塾と資本関係を結ばない緩やかな提携をしている点が注目されます。

少子化・大学全入時代に生き残る学習塾グループはどこか、注目されます。

学習塾 業界動向

■栄光ゼミナール
・1997年、中学受験・高校受験の学習塾「TAP進学教室」を買収
・2010年、英会話スクール運営のシェーンコーポレーションを買収
・2011年、進学会の持分法適用会社に

■進学会
・2011年、さなるより栄光株を取得し、栄光を持分法適用会社に

■リソー教育(個別指導塾「TOMAS」を運営)
・2002年、小学校受験塾「伸芽会」を買収

■ナガセ(予備校の東進を運営)
・2006年、中学受験の老舗学習塾である「四谷大塚」を買収
・2010年、早稲田アカデミーの筆頭株主に

■早稲田アカデミー
・2005年、医歯薬系の老舗予備校「野田クルゼ」を運営する野田学園を買収
・2008年、埼玉の学習塾「サイシン」を運営する秀文社の株式を売却
・2010年、個別指導塾「明光義塾」を運営する明光ネットワークジャパンと業務提携

■ベネッセコーポレーション・ベネッセホールディングス
・2001年、英会話スクール運営のベルリッツを買収
・2007年、東京都内の予備校「お茶の水ゼミナール」を買収
・2007年、個別指導塾を運営する「東京個別指導学院」を買収
・2007年、個別指導塾の「明光義塾」を運営会社の株式を大量取得
・2007年、難関大受験の専門学習塾「鉄緑会」を買収
・2010年、パソコン教室を運営する「アビバ」を売却
・2010年、「明光義塾」を運営する明光ネットワークジャパンの株式を売却

■学研(学習研究社・学研ホールディングス)
・2006年、幼稚園受験・小学校受験の塾「桐杏学園」を買収
・2006年、宮城県の学習塾「あすなろ学院」を買収
・2007年、「家庭教師のタートル先生」を運営するタートルスタディスタッフを買収
・2007年、兵庫県の学習塾「ホットライン」を買収
・2007年、福岡県の学習塾「照和学館」を買収
・2008年、埼玉の学習塾「サイシン」を運営する秀文社を買収
・2009年、熊本県の学習塾運営「早稲田スクール」を買収
・2009年、兵庫県の学習塾運営「創造学園」を買収

■市進(市進学院)
2011年、幼児向け学習塾の「桐杏学園」を買収

■代々木ゼミナール(学校法人高宮学園)
・2009年、学習塾「SAPIX中学部・高校部」の運営会社を買収
・2010年、学習塾「SAPIX小学部」の運営会社を買収

■さなる(佐鳴予備校)
・2007年、福岡の学習塾「九大進学ゼミ」を買収
・2009年、中学受験・大学受験の学習塾「啓明舎」を買収
・2010年、学習塾「栄光ゼミナール」の運営会社の株式を大量取得
・2011年、学習塾「名進研」を運営する教育企画を買収
・2011年、栄光の株式を進学会に売却

■Z会(増進会出版社)
・2008年、学習塾「ena」を運営する学究社と業務提携
・2008年、福岡の学習塾「英進館」と業務提携
・2008年、学習塾「第一ゼミナール」を運営するウィザスと資本・業務提携
・2008年、学習塾「市進学院」を運営する市進と資本・業務提携
・2009年、学習塾「北大学力増進会」を運営する進学会と業務提携
・2009年、学習塾「栄光ゼミナール」の運営会社と資本・業務提携
・2010年、学習塾「栄光ゼミナール」の運営会社の筆頭株主に

■学究社(学習塾「ena」を運営)
・2007年、学習塾「進学舎」を買収

■英進館
・早稲田アカデミーの株式を大量取得

学習塾の売上ランキングです。少子化が進む中で、学習塾の間での競争が激化しています。学習塾の売上上位33社の内、半数近くの15社が、最近のM&Aや提携(こちらに記載しています)に関連しています。2400億円以上の売上の教育業界のガリバー「ベネッセ」を含め、学習塾の合従連衡・大手寡占が今後も進むことが予測されます。

■学習塾の売上ランキング

1位:公文教育研究会(公文式教室) 東京 697億円
2位:河合塾 愛知 460億円
3位:栄光(栄光ゼミナール) 埼玉 413億円
4位:ナガセ(東進ハイスクール) 東京 354億円
5位:市進(市進学院) 千葉県 199億円
6位:ワオ・コーポレーション(能開センター) 大阪 170億円
7位:早稲田アカデミー 東京都 168億円
8位:リソー教育(TOMAS) 東京 163億円
9位:学習研究社(学習塾部門のみ) 東京 160億円
10位:東京個別指導学院 東京 156億円
11位:さなる(佐鳴予備校) 静岡→東京 144億円
12位:ウィザス(第一ゼミナール) 大阪 138億円
13位:秀英予備校 静岡 137億円
14位:京進 京都 117億円
15位:日能研 神奈川 116億円
16位:明光ネットワークジャパン(明光) 東京 112億円
17位:ブレーンバンク(四谷学院) 東京 103億円
18位:トライグループ(家庭教師のトライ) 東京 101億円
19位:KATEKYOグループ(KATEKYO学院) 長野 100億円
20位:臨海セミナー 神奈川 86億円
21位:日能研関東(日能研) 神奈川 84億円
22位:ティエラコム(能力開発センター) 兵庫 83億円
23位:アップ(アップ教育企画) 兵庫 82億円
24位:進学会(北大学力増進会) 北海道 73億円
25位:英進館 福岡 72億円
26位:学究社(ena) 東京 70億円
27位:ステップ 神奈川 68億円
28位:鴎州コーポレーション(鴎州塾) 広島 66億円
29位:中萬学院 神奈川 64億円
30位:拓人(IEスクエア) 東京 59億円
31位:ウィルウェイ(馬淵教室) 大阪 57億円
32位:成学社(開成教育セミナー) 大阪 51億円
33位:城南進学研究社(城南予備校) 神奈川 49億円

※参考データ:2009年11月日経MJ新聞などから当サイトが推計
※()内は該当が会社が運営する主な学習塾
※学習塾により決算期の対象年度のずれがあります


■学習塾の教室数ランキング
1位:公文教育研究会 25100教室
2位:明光ネットワークジャパン 1800教室
3位:ナガセ 891教室
4位:IEスクエア 650教室
5位:栄光 376教室

※フランチャイズ含む
※公文は海外教室も含む




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