先日NintendoDS版が発売されたSFC『星のカービィ スーパーデラックス』です。

こちらも地味にバージョン違いがあります。


こちらは大量に配布されたバージョン。

右下にはスーパーファミコン本体を安く買えるクーポン券の告知が記載されています。


こちらは レアバージョン。


一目でわかるのは定価の箇所です。

当初は9800円で発売が予定されていたことがわかります。

また、クーポンの記載も無く、そのスペースにはゲームの説明が書かれています。

その他にも掲載されているゲーム画面など細かい違いが幾つかあります。


星のカービィ スーパーデラックス
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続いてのミニ特集はバージョン違いです。

タイトルによっては配布時期によってチラシのデザインが違うものが幾つかあります。

例えばファミコンの『スーパーマリオブラザーズ2』など。

SUPER NINTEN BROS.さんのページに詳しくまとめてありますが、バージョンは3つあります。


『スーパーマリオブラザーズ2』はオークションでも値段が付かないくらい配布数が多いのですが(※)、

ちゃんと3枚持っている方はそんなに多くないと思います。

※一時期、ディスクシステム本体やファミコン本体にプロモーションの為に封入されていたからだと思います。


今回はあまり有名じゃないけど実はバージョン違いがあるというチラシを紹介。

よく見えるようにいつもよりサイズも大きめにしました。


こちらは一般に配布されたチラシ。

違和感を感じる部分は全くありません。



そして、こちらがレアなバージョン。

注目は左下の写真。

キラーが製品版と違いますし、背景の空の色も違います。


こんなびみょ~な相違点はコレクター泣かせと言えますね~(^^;


スーパーマリオワールド
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ゲームキューブ版『どうぶつの森+』で使用する事が出来る「あいことば(パスワード)』が掲載されたカードです。

当時は、まだトレカバブルが残っていた時流でして、こういったカード商品が多数発売されました。

たしか、ファミ通にも「とたけけ」のプロモーションカードが付いていた気がします。


カードの裏面に掲載された「あいことば」をゲーム中で入力すると

ゲーム内で手紙をもらえたりアイテムを手に入れることが出来ました。

カード販売という手法を使ってデータを売るというのはひとつの錬金術的な(ゲフンゲフン)。


『どうぶつの森』が飛ぶ鳥を落とす勢いだったこともあり、このカードも売れた記憶があります。

第2弾も発売されましたが、こういった商品の常というか、2弾ではその勢いは衰えていました。


ちなみに裏面では……



Nintendo64版『どうぶつの森』で作ったデータをゲームキューブ版に移行してくれる

「お引っ越しサービス」の広告になっています。

わたしは利用しませんでしたが、こういったきめ細やかなサービスはさすが任天堂と言うところです。



Nintendo64版の『どうぶつの森』が発売された同年12月に発売されたキューブ版『どうぶつの森+』です。

その急なスケジュールからも察しがつくとおり、任天堂にとっても予定外(のはず)のソフトでした。

タイトルが『どうぶつの森2』でないことにも注目。

その名の通り、『どうぶつの森』をベースに追加要素を付加した内容となっております。

このことからもNintendo64版が予想外のヒットを飛ばしたことで、急ピッチに開発が進められたことが伺えます。


「ロクヨンで評判だったソフトがキューブで出るらしい。」


という煽り文句を受けて発売された本作は、『スマブラ』と並んでハードを牽引しました。

いや、当時の記憶では『スマブラ』以上に期待されていた印象です。


コミュニケーションをベースにした作品ですので、プレイヤーが増えれば、その分面白さが伝播するのも早い。

次々とユーザーを獲得して、わたしの周りでも次々と購入者が現れました。

本作をもって『どうぶつの森』ブランドは完全に定着しました。


どうぶつの森+
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今週はWii『街へいこうよ どうぶつの森』が発売されるので『どうぶつの森』のミニ特集です。


今回紹介するのはNintendo64で発売された『どうぶつの森』です。

発売されたのは2001年。

PlayStation2が発売されたのが2000年3月なので、まさにプレステ2旋風の真っ直中で発売されたタイトルです。

任天堂陣営としてはその勢いを食い止めるべくゲームキューブという次世代機を準備していました。

すでにゲームキューブが発表されている中で、ひっそりと発売されたタイトル。

それがNintendo64版の『どうぶつの森』です。


わたしは「ハード末期の名作は入手が難しくなる。」という過去の経験から、

大して検討もしないままに発売日に購入しました。

ほとんど期待していなかったのですが実際に遊んでみると面白い。

これは布教せねばと思い、周りの友人に買わせた覚えがあります。


と言っても、ハード末期と言うこともあって出荷本数が少なかったため、

薦められた友達もゲームを購入するのに苦労してました。

わたしと同じように布教活動に熱心だった方も多く、あっという間に市場在庫が無くなってしまったからです。

長らく再販が掛からなかったことから、秋葉原の中古ショップでは定価で買い取っていたお店もありました。


ゲームキューブの準備に力を注いでいた任天堂でしたが、最終的には市場の渇望感を受けて再販されました。


このタイトルと同じ位置づけの印象を受けた『エコーデルタ 』というタイトルもありますが、こちらは発売されず。

幻のタイトルとなってしまいました。

『エコーデルタ』に関してはチラシは存在していないと思います。

(任天堂のイベントで配布されたカタログに記事を見ることはできます。)


どうぶつの森
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セガサターンユーザーの期待を一身に背負って発売されたRPG『グランディア』。

ファイナルファンタジーもドラゴンクエストもPlayStation陣営に行ってしまったあとで、

サターンユーザーの最後の希望が、この『グランディア』でした。


涙無しにはプレイできない感動的なストーリー。

印象的なBGM。

練り込まれたバトルシステム。

魅力的なキャラクター。

全てに於いて、セガサターンを、いや90年代を代表するRPGと言っても過言ではありません。


今回掲載したチラシは、ソフトの予約を促す為に配布された珍しいチラシです。

予約すると、特性CDや布製のワールドマップをもらうことが出来ました。

(この当時は、CDを全員にプレゼントするというキャンペーンはかなりのプレミアム感がありました。)


デザインに目を移すと、紙面の上半分を使ってゲーム中のハイライトシーンを掲載しています。

冒険活劇という言葉がピッタリの内容で、多くのイベントシーンやイベントムービーが印象に残っています。

その中でもチラシの右下、夕焼けの崖のシーンは名場面ですね。


ちなみに、ポスターも2枚組でセガサターンのゲームの中でも1,2を争う格好良さです。


グランディア
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ゲームボーイポケットはゲームボーイの薄型として発売されたハードです。

初代ゲームボーイに比べて薄くなり、さらに液晶が見やすくなっての登場でした。

この段階でもモノクロ液晶なのですが、エッジの効いた画調はかなり好感触でした。

ハードの薄さ&軽さと相まって初めて手にしたときは感動がありました。


先代のゲームボーイでも好評だったカラーバリエーション展開は、ゲームボーイポケットでももちろん展開。

ゲームボーイポケット発売から約一年で発売されたのがこの『ゲームボーイポケット ピンク』です。

カラバリという戦略自体、幅広い層に売るための戦略だったのですが、

ここまでハッキリと「女性向け」というメッセージを発信したのはこれが初めてだったのでは?


チラシには「女の子だって、ゲームボーイ」というキャッチコピーがデカデカと。

そして任天堂のゲームの中で最も有名な女性キャラクター ピーチ姫が描かれています。

1950年代アメリカのポップアートをイメージさせるようなポップなテイストは今見ても古さを感じさせません。

先日紹介した『MOTHER2』のチラシと並んでわたしが好きなチラシの一枚です。


ちなみに、ゲームボーイポケットは出荷時期によってバッテリーランプがあるものと無いものがあります。

ゲームボーイポケット発売から約一年後に配布されたこのチラシではバッテリーランプが描かれているので、

ランプ無しは実質一年間程度出荷されたのかもしれません。


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いまから15年前の1993年に発売されたスーパーファミコン用周辺器機『スーパースコープ』。

その特徴的なフォルム(大きさ)から記憶に残っている人も多くいると思います。

最近では『スマブラ』シリーズのアイテムとしても登場していますね。

が!そんなゲーム自体の説明よりも前に……。


「誰だよ?!お前!!」


と突っ込んでいる人の声が聞こえてきます。

そう、このチラシに誇らしげに登場している二人はハリウッド映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』に

登場した実写版のマリオとルイージです。


ヒゲ面にずんぐりむっくりのマリオはわかりますが、ルイージは普通の好青年になってます。

このスーパースコープは映画本編の中でも登場しています。

そんなわけで本製品の広告に実写版マリオとルイージが登場しているんですね。


周辺器機としての寿命ですが、日本国内ではあまりウケが良くない光線銃。

スーパースコープもその呪縛からは逃れることが出来ず、対応ソフトは全5本(同梱ソフト含む)に留まりました。

日本の家庭事情を考えると、光線銃でゲームを楽しむにはリビングが狭すぎるんですよね。

ポケモンピンボール


ポケモン人気が不動な中で次々と投入された関連作品。

その中のひとつがこの『ポケモンピンボール』です。

商品名に「ポケモン」という略称が使われていることからも、どれだけブランドが定着していたかわかります。

ゲームボーイカラーの中でもかなり過渡期に発売されたという印象が強い本作ですが、

手堅い作りで、なかなかのヒットとなった記憶があります。

後年にはゲームボーイアドバンス対応の続編もリリースされ、こちらも好評でした。


チラシに目を向けてみると、かなりの変わり種のチラシです。

通常のチラシの場合はA4サイズの定型フォーマットなのですが、

このチラシはキャラクターの形に断裁されています。

(上の画像だと背景も白く“ヌケ”てしまっているのでわかりづらいですが、

ピカチュウ、タイトルロゴ、モンスターボールの形に切られているのがおわかりになりますでしょうか?)


大きさ自体もかなり小さく、NintendoDSのソフトのケースくらいのサイズでした。

わたしの周りのお店では、専用のラックにチラシを差し込んで配布しているお店がほとんどだったので

こういうイレギュラーな形のチラシは、ともすれば見落としてしまってもおかしくなかったです。


ポケモンピンボール
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MOTHER2


まーざーつー、まーざつー。


今まさに、芸能界の頂点に駆け上ろうとしていたキムタクをTVCMに起用。

当時、この商品の知名度は相当なモンだったと思います。

まさに“大人も子供も、おねーさんも”知っていたと言っても過言ではないソフト。

それがこの『MOTHER2』です。


そんなキムタクがチラシに登場していないのは、恐らく契約上の問題(推測)。

ジャニタレはチラシなどに登場しないのが当時の(今でも?)常識でした。

しかしながら、結果的にはチラシ史上、最高にカッコイイデザインのチラシが出来上がっちゃったんだから

何がどう転ぶかわらない。


コピーライターの糸井重里氏が手掛けたタイトルだけに、

印刷物などのクオリティも、当時の他のゲームタイトルに比べてまさに次元が違う完成度でした。

「チラシってカッコイイでしょ!」って胸を張って言える一枚です。


MOTHER2 ギーグの逆襲
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