久しぶりのブログです。
今後はこちらもFacebook連動でうまく活用していければと思います。

さて、表題のオフィス移転ですが、12月からいろいろと動いておりましたが、なんとか形に
なりまして、本日2月1日より正式に新オフィス稼働となりました。以前の渋谷オフィスから
歩いて3分ほどのところでして、渋谷駅から徒歩8分、表参道からも徒歩10分と非常に好立地
です。六本木通りからすぐのところにある黒川紀章氏設計のデザインマンションです。

<新住所>

〒150‐0011
東京都渋谷区東1-3-1 常盤松ロイアルハイツ701
TEL:03-5843-9328
FAX:03-6418-5322
info@fullthrottle.co.jp
http://www.fullthrottle.co.jp/company/


$Mr.Fullthrottleの全力投球|株式会社フルスロットル|中小企業ブランディング



皆様、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
どうぞ引き続き宜しくお願い致します。



フルスロットル林です。


大変ご無沙汰しています。
便りがないのは元気な証拠、、という言い訳とともに久しぶりのアップ。
3月の地震以来、繁華街も閑散として、経済活動も減退気味、、、なんて話もちらほら。

しかし、私の周りの元気な方々に共通しているのは、「元気な者が率先して元気に動いていかないと!」
というアグレッシブな方ばかり。とても参考になります!


さて、フルスロットルはと言いますと、ブランディング活動推進の一翼を担う優秀なメンバーが
新しく参画し、システム面で非常に大きな戦力となってくれることでしょう。小さな企業の小さな
一歩ですが、生み出す力や成果はとても大きなものにすることもできます。すべてはやり方。
メンバーともども、クライアント企業の価値創造に貢献してまいります。


4月は桜・新緑の季節。
出会いと別れ。
弊社にとっては第2期の後半戦、Q3の開始月。
気合が入ります。


毎月の関西出張。
毎回大きな収穫。
お客様のニーズに全力でお応えしたい。その一心です。
まずはフェーズ1から。順番に新しい枠組みを作ってまいりましょう。
Mさま、Iさま、毎度毎度ありがとうございます。


6月のイベントに向けたC社の日々のブランディングアクション。
初出展とはいえ、やること満載、準備も佳境に。
焦らず漏れのないよう、ひとつひとつ進めてまいりましょう。
すべてのアクションが明日の会社、3年後・5年後・10年後の企業像の礎となります。
創業当初からの重要なクライアントでもありますので、これまた全力で取り組ませて頂きます。
U社長、A取締役、O様、O様、O様(すごい!全員イニシャルO!)皆様、宜しくお願いします。


それから、4月は「経営者通信」という中小中堅・ベンチャー経営者向けの雑誌に、弊社クライ
アントである三愛の和田社長との対談が掲載されました。創業65年の老舗アパレル企業の個
別ブランド及びCI/VIの再構築とインナーブランディング構築のプロジェクトについての対談です。
中小企業に特化したブランド構築専門コンサルである弊社の強みが最も活かすことのできたプ
ロジェクトのひとつです。大企業にはない、中小企業ならではの課題や組織中枢の闇、独特の
組織構造と独特の時間の流れ。これらのグレーな要素を洗い出しながら、関係者と1時間でも
多くのコミュニケーションをとることがプロジェクト成功の秘訣。「企業は人なり」を再確認させて
頂きました。詳細はこちらに掲載されていますので、ぜひご覧下さい。


また、最後になりましたが、4月の末ごろには新しい命もさずかり、更に仕事に精を出さねばい
けません!まさにイベント目白押しの4月でした。


5月はGWをはさみつつも、また新しい動きが各所で発生しそうです。
日々の気になる情報の発信もさることながら、弊社の新しい動きなどを継続発信していければ
と思いますので、どうぞ引き続き宜しくお願い致します。



Q3(第2期後半戦)も、そりゃもう全力投球!しかないでしょw





Mr.Fullthrottleの全力投球|株式会社フルスロットル|中小企業ブランディング



震災から17日。

日々のニュースで今回の被害の大きさを痛感しています。また原子力発電所の障害も絡んで、まさに国難というべき事態です。日本国内外の経済活動においても 自粛ムードが蔓延し、日経平均の続落に始まり、計画停電の影響もあり大手メーカーも操業停止。飲食サービス業は軒並み影響をくらい、テレビCMは??な AC(公共広告機構)のCMばかり。

しかし、我々は生きていかなくてはいけません!

動ける人間が建設的な生産活動を行うことが、被災者の方々への一番の支援になるのではないかと思います。無駄な買占めをしない、デマに踊らされない、不要 な電気は消す、、できることからはじめながら、普段の生活をすればよいと思います。一日も早く「あのときは大変だったね」と笑って話ができるような日が来 ることを祈るばかりです。


さて、皆さん、上向いて、前向いて、頑張っていきましょう!!







林です。

いま、ちょうど計画停電の時間に入りました。(3グループ地域にいます)
皆が事前に知ったうえでの停電というのはまた町の様子が違います。
当たり前ですが、どこか必要以上に落ち着いているというか、人の体温を感じるというか、、

日を追うごとに震災の被害の凄まじさを目の当たりにし、原発という人類が生み出した文明
の産物に逆に足元をすくわれようとしているこの瞬間、いま個人でできることは何か、また
会社を通じてできることは何か、それをずっと考えながらここ数日活動しています。

微々たる額ではありますが、義援金も送らせて頂きました。
被災地の皆様に一刻も早く安堵の日が訪れることを心よりお祈りするばかりです。



さて、世の中暗いニュースばかりではなく、明るいご報告もたまには!


先日、予想もしない方からの問合せを頂戴しました。
送り主は某大学ビジネススクールの方で、弊社の概要、ビジネス内容について研究を
されたい、とのこと。最初は??でしたが、本日改めてメールを頂戴して分かりました。

なんと、「電通鬼十則」の作者であり、早稲田大学大学院アジア太平洋研究センター講師、
清水エスパルスアドバイザーで広告革新塾主宰の 植田 正也  先生からでした。

最初は自分の目を疑いましたが、こちらによると確か です。

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広告マンと広告会社の未来のヒント
広告マンと広告会社が、混沌としている。千路に乱れている。不安にさいなまれている。
それは、「広告の時代は、終わった」のに終わったと思えないことに原因がある。

(ただ、広告の時代が終わったというのには、多少の説明が要る。あくまで
 広告ビジネスが、儲かる時代ではなくなったという意味である。広告は未来永劫
  なくならない。)

広告マンと広告会社は、ビジネスを広告でするためには変わらないと生きていけない。
広告マンと広告会社の不安の多くと混沌は、この迷いから来るのである。
特にその戦機が、見えないことが大きい。目に見えない変化による不安であるのだ。

この広告マンと広告会社の先行きに対する不安を解決するヒントを紹介しよう。
それは次の会社を研究することだ。

1.WAG (伊藤美恵社長)
2.CIA (シ・ユー・チェン社長)
3.サムライ (佐藤可士和社長)
4.インテクレイト (藤田泰人社長)
5.フルスロットル (林寛樹社長)
6.777interactive (福田敏也社長)
7.projectior (田中耕一郎社長)
8.rhizomatiks (斉藤精一、真鍋大度、千葉秀憲)

(植田正也)

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植田先生は自身のブログにて広告業界の行く末を案じておられました。
私も弊社立ち上げ直後からブログは拝読しておりました。

元IT業界にいた身からすると、おっしゃっている内容は至極当たり前のことのように最初は感じ
ましたが、それができていないIT企業はことごとく今厳しい状況に追いやられています。それは
広告業界も同じことのようです。要は、決まりきった商材を決まった価格で数捌くビジネスの形
は終焉を迎えている、言い換えれば大量生産大量消費の時代は終わっているということ。そし
て今はクライアントニーズに応じた「価値ある唯一のソリューション」を提供できる企業こそが生
き残れる時代。ダニエルピンク氏、大前研一氏の言葉を借りれば「感性の時代(ハイコンセプト
エイジ)」に突入しています。同じサービスを提供したとしても他よりも付加価値が感じられなけ
ればそのサービスは消費者には受け入れられない、クライアントには認知してもらえません。
消費者(B2C)またはクライアント(B2B)が「今この瞬間に」「何を望み」「何をすることで」「いつ
までに」「どうなりたいのか」そして、最後の味付けとしての「現状とのギャップ差(身の丈)」を
認知した上で、十分に練られ提供されるソリューションはもっともお客様にとって「うまい料理」
となるのです。そのどこよりも「うまい料理」を作り上げるのが「ブランディング」という作業です。

弊社フルスロットルはまさに、現在のクライアントニーズ(特に中小企業)に迎合したソリュー
ション、アウトプットをご提供できる唯一の会社であると自負しています。まだ、創業1年足らず
の会社が大見得をきっていますが、本当にそう思っています。表面上似たようなサービスを提
供している企業は数あれど、実質成果を出せているところは皆無に等しいのではないでしょう
か。とはいえ、弊社もまだまだ手探り状態です。というのも、新時代にはまだ突入したばかりで
あり、ユーザーサイドもまだそれに移行しきっていません。ビジネスを進めていく中で、ユーザ
ーに理解・認知して頂ける実績とノウハウを積み上げつつ、平行してユーザーへの報知、浸透、
育成もしていかなければなりません。大袈裟な言い方をすればまさに「布教活動」そのものです。

最近、何かに触れて方向性を見失わなぬよう、モチベーションを失わぬよう、意識して努めて
きました。なぜなら自分が信じて進もうとしている道が正しいかどうか分からないから。しかし、
壁にぶち当たったときに勇気を下さったのが、植田先生のブログ記事でした。


新しい何かを生み出す、自分の信じる道を貫くことは並大抵のことではできません。
しかし、近いうちに植田先生とお会いさせて頂くことで、それを実現するための答えではなく、
大きな「推進力」を頂けるのではないかと思います。



久しぶりに長文を書いてしまいました。
不思議と自然に手が動くんです。
人間というのは、本当に感性の生き物ですね。
改めて再認識しました。


しかるべき日が来るのがとても待ち遠しくもあり、身が引き締まります。
その日はひとつの通過点でしかありませんが、そういう経験を積み重ねて、成熟した企業体と
して、イチ経営者として、新時代のプランナーとして大成できるよう努力を続けていけたらと思い
ます。(半ば、青年の主張のようですね、、w)


では、来るべき日を楽しみに待ちたいと思います。


日本を揺るがす災害にも負けず、今日も全力投球!



いや、しかし世間は真っ暗ですw

ホントに真っ暗です




3月11日(金)2時46分に発生しました「東北地方太平洋沖地震」
の被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。


Mr.Fullthrottleの全力投球|株式会社フルスロットル|中小企業ブランディング

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Mr.Fullthrottleの全力投球|株式会社フルスロットル|中小企業ブランディング


私自身も阪神大震災を経験しておりますので、被災者の皆様のご不安、ご心労など察するに
あまりあるものかと思います。折りしも、同じ趣味、趣向を持って当ブログをご覧頂いている皆
様と少しでも被災地の皆様のお役に立てる動きができればと思います。

私自身もTwitter(@fullthrottle_jp)にて、地震発生当日の自社オフィスの開放と最新情報の発
信をしてまいりました。

こちらでも、被災状況・官邸等各省庁の動き、災害伝言ダイヤル、各種交通機関の動きなどが
確認できます。
http://www.google.com/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

メインはTwitterになるかと思いますが、引き続き皆様とともに「正しい」情報の発信に努められ
ればと思います。(一部、「拡散希望」としてデマ情報も流れているようですのでお気をつけくだ
さい。一次発信元が不明なものはそれに当たる可能性が高いです。)



それでは、ひとりでも多くの方の命が助かることと、一日も早い事態の収拾を祈っております。







林です。

一昨日から提案書書いてます。
良い提案書の秘訣は「ロジックに裏付けられたストーリー性」があること。

ざっと流して作り、少し寝かせてまた追記したり削ったり、、


クライアントの要求はクリアできているか?

自己満足の内容になっていないか?

強引なストーリーになっていないか?

スジは通っているか?

固有名詞・技術説明など誤った内容になっていないか?

誤字脱字はないか?

最後に、クライアントの笑顔が見えるか?



今日ももう少し、見直しをかけます。

そして、魂をこめた提案書作成のお供はコレ。
「PELTOR製防爆イヤーパッド」
※F1エンジニア・ジェットエンジン整備士・発破職人愛用の品
※世界最高レベルの音量低減率30db


Mr.Fullthrottleの全力投球|株式会社フルスロットル|中小企業ブランディング


最近、気がついたんですが、集中するときの雑音の種類として生活雑音の中でも
意外と「パソコンのキーパンチ音」が意外と雑音レベルが高く、集中力を削ぎ、一瞬の
ヒラメキをスルーさせてしまう大きな要因になっているように思います。

クリエイティブな作業、提案ロジックを組む作業のときにオススメです。


一度、お試しください。
Webサイトで検索すれば買えます。
1本7770円なり。


しかし、良い製品はデザインも良いです。
これぞ、機能美なり。


防爆イヤーパッドつけて、今日も全力投球!






林です。


土曜ですが、今日は事務所でゴソゴソ。
掃除したり、花の水かえたり、本棚整理したり、普段座らぬイスに腰掛けてみたり、、


そうこうしてるうちに


「来たっ!」




Mr.Fullthrottleの全力投球|株式会社フルスロットル|中小企業ブランディング




さて、やりますか~



弊社、ブランディングエージェンシーですが、たまに箱モノも扱いますw


サーバー機にも全力投球!





林です。


今日は、

花金ですが、

花金とはいわねーし、

ま、いいとして、

事務所で提案書、、

3ヵ月後、

そして、半年後の仕込みのために

頑張ります。


小腹がすいたので、晩ゴハンはいつものケンタッキーw


Mr.Fullthrottleの全力投球|株式会社フルスロットル|中小企業ブランディング


ひとりで、プチ・チキンフェスティバルです。

いまは残念ながらスペシャルチキンないんですね、、

オリジナルのみでガマンです。

でも、うまいからいいんです。

これで頑張れます。

今日のチキンは鹿児島の契約農場だそうですw


さて、もうひと頑張り!

やるぞー!

おー!



以上、全力投球さんでした。





奥山清行氏、インタビュー記事より
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イタリアで12年仕事をした。
イタリアは少量生産の世界だ。
それまで居たGMやポルシェなど大量生産の世界とは全くの別物だ。

そんなイタリアで学んだことは、とても多い。
その一つは、ブランドづくり。
私は、イタリアのブランドづくりこそ、日本の進むべき方向だと思っている。
フェラーリは、エンツォ・フェラーリという創業55周年の記念限定車を創った。
生産台数は399台。
これは、「需要よりも一台少なく作る」という創業者の考えに拠るものだ。
結果、オーダーが殺到した。
オーダー数は、生産台数の10倍に上った。
フェラーリは、実車を生産する前に、車両価格の半額以上をデポジットとして預かり、
顧客名簿を手に入れた。
このリスクフリービジネスの源は、完成予定図だ。
モノ(商品)のデザインがビジネスに与えるインパクトは、極めて大きい。

フェラーリは、モデナにある従業員三千人の中小企業だ。
レースをやるために作られた会社で、F1に60年間参戦し、従業員の二割がF1に携わっている。
フェラーリがあるモデナは、東部のボローニャ地方を筆頭に機械産業が盛んな地域だ。
フェラーリも、この地域特性を継承している。
この地域に生まれた人の内、幼い頃からフェラーリの企業哲学に触れ、「将来フェラーリで働きたい!」
と思う人は少なくない。フェラーリに入社するのがそういう人達であるため、入社してから彼らに企業
哲学を教示する必要は無い。
これこそ、地域文化と企業アイデンティティの共存共栄だ。

ブランドとは、物語性だ。
フェラーリよりも優れたハードを持つ車は、他にもある。
が、それらの車には、フェラーリが持つ物語性は無い
例えば、フェラーリの赤。
フェラーリの赤は、何を表しているか。
フェラーリの赤は、フェラーリを創って死んでいった多くの人間の血と、人間が生来持つ
暴力性を表している。

なぜ、成功者はフェラーリを買うか。
成功者は、成功のために少なからず過去を捨てている。
成功者がフェラーリを買うのは、フェラーリという歴史あるブランドを入手し、捨てた過去を
もう一度手に入れたいと思うからだ。
ピニンファリーナに在籍し、エンツォ・フェラーリのデザインを手がけた時のこと。
フェラーリからアイデアを求められたものの、創業55周年の限定機種ということで、私をはじめ
スタッフもみな保守的になってしまった。
私自身それは気づいていたし、彼らも気づいていた。
心の中で「やり直したい」と思っていたが、できなかった。
プレゼン当日、フェラーリの社長であるモンテゼーモロは、我々が提出したアイデアにNGを出し、
すぐさま帰ろうとした。
上司は彼を引き止めた。
そして、「彼がサンドイッチを食べている15分の間に別のアイデアを準備しろ」と私に言った。
15分後、私は、別のアイデアをフェラーリのモンテゼーモロ社長に見せた。

彼はこのアイデアを受け入れ、エンツォ・フェラーリが生まれた。
このアイデアは、予め準備していたものだった。
来るか来ないかわからない15分のために、プロとして私は準備していたのだ。

同じ中小企業でも、イタリアと日本では全く違う。
その最たるものは、自社商品の有無。
イタリアの中小企業は、独自の企業哲学に基づく自社商品を持っている。
が、日本の中小企業は、大企業の下請けが主で、自社商品を持っていない。
このことは、市場とダイレクトにつながっていないこと、ひいては、商品開発力の弱体化や
社員のモチベーションダウンを意味する。
市場から商品のフィードバックが得られない以上、これは当然。

日本が生き残っていく唯一の道。
それは、価格競争ではなく価値競争を志向することだ。
価値競争とは、(最終)顧客にとって有用な新しい価値を追求することだ。
顧客は、必要なモノは価格で買うが、欲しくて仕方ないモノは価格では買わない。
人にとって本当に必要なモノは、「欲しくて仕方ない非必需品」だ。

私の場合、それは時計。
私は、機械式の時計が好きだ。
ひとつ車をデザインする毎に、機械式の時計をひとつ買ってきた。
今日してきたのは、ポルシェ911をデザインした時に買ったものだ。
機械式なので、腕にしていないと、止まってしまう。
山形の家へ戻った朝は、時計を振るのが日課だ。(笑)
たしかに、機械式は不便だ。
が、私にとっての時計は、当時へ戻るタイムマシーンだ。
当時どんな仲間とどんな仕事をしていたか。
過去を振り返り、現在にインスピレーションを与えてくれる。
私にとって時計は、時間を知るためのものではない。
日本酒もワインも、モノとしては共に優れている。
が、商業的成功を収めているのはワインだけ。
なぜ、ワインは商業的成功を収めているか。
それは、顧客自身が原料や製法を学ぶことで、舌の上に感じる小さい
違いを価値(喜び)として認知できるからだ。自己教育を行い、自分
自身が変化することで、それまで認知できなかった価値が認知できる
ようになる。
価値競争のビジネスを成功させる上で、これはキーだ。

日本のモノづくりには弱点がある。

一つ目。
それは、モノを通じて顧客へ提供するベネフィットを予め明らかにして創っていないことだ。
顧客がモノにアイデンティティを感じない、モノに期待を抱かないのは当然。
顧客は、予め抱いていた期待と現実との間にネガティブな差分を感じた時、批判をする。
モノが売れた後顧客から批判が出ないのは、そもそも顧客が期待を抱いていなかった(←創り
手&売り手が明確な期待を抱かせなかった)から。

二つ目。
それは、顧客の声を安直に聞くこと。
10年先のことは、誰もわからない。
わかっていると言えば、それはウソ。
マーケティング調査は、保険に過ぎない。
大切な人へプレゼントをする時、予め何が欲しいかを聞くことはない。
モノづくりは、大切な人へのプレゼント探し。

三つ目。
本当のクライアントを見過ごしてしまうこと。
本当のクライアントとは、実際にモノを買い、使ってくれる人のこと。
目の前のクライアントとは異なり、見えない。
目の前のクライアントが、必ずしも本当のクライアントをよく知っているとは限らない。
本当のクライアントについて、目の前のクライアントと十分議論しなければいけない。

日本のモノづくりは狩猟型だ。
これは、縦割り組織の弊害。
農耕型へ変わらなくてはいけない。
モノづくりには、種を植える人が欠かせない。

モノづくりには、外圧(プレッシャー)が欠かせない。
外圧が無いと、いいモノは創れない。
長い間打席に立っていない人は、ついホームランを狙ってしまう。
これは間違い。
まずは、三割バッターを目指す。
モノを10個創り、ヒットを3個目指す。
モノづくりに欠かせないのは、独断と偏見。
組織の誰かが、独断と偏見に基づいて、既成の枠を破ることが大事。
その際、目標の視覚化や共有化は有効。
職人は知識労働者だ。
というのも、職人の匠(技術)は知識であるからだ。
知識である以上、職人の匠は後進へ伝承しなければいけない。
匠は、二種類ある。
Aクラスの匠とBクラスの匠だ。
後者はわかり易く伝承され易いが、前者はわかり難く伝承され難い。
前者を伝承するには、当事者の横で学ばせるしかない。
匠の伝承を切らさないことも、私の仕事だ。
なぜ、一般人は、芸能人の持ち物を買うのか。
それは、その芸能人の暮らしぶりに憧れているからだ。
本来モノとは、持ち主の暮らしぶりを表すものだ。
持ち帰っても真似できないもの。
これこそがアイデンティティ。

(ブランドの)物語は、創っただけではダメ。
伝えて初めて物語になる。
こう言うと、多くの人から、「(奥山さんは)いいですね。有名でメディアが取り上げてくれる
(ので創った物語が伝えられる)から」と言われるが、それは違う。
有名だからメディアが取り上げるのではない。
(メディアが取り上げるであろう)企画を散々創り、(メディアへ)足繁く通ったからだ。

デザインをビジネスにするのではない。
ビジネスをデザインするのだ。
(=デザインビジネスから、ビジネスデザインへ。)

昨今、車が売れなくなっている。
それは、「車が魅力的でなくなったから」だと言われているが、当然のこと。
いくらフェラーリでも、渋滞の中では映えない。
ハードばかり創って、それを使う全体の環境をデザインしなかった顛末だ。

アイデアでプロフェッショナルを凌駕するアマチュアは少なくない。
もはや、プロだからといって、必ずしもアマに勝てない。
プロとして必ずアマに勝つには、アマの一万倍努力すること。

なぜ、私は車を創るのか。
それは、車が好きだからだ。
車を創ることが、リスクの高いビジネスであることは承知している。
だが、自分の夢を素直に表現すること、そして、それをビジネスとして構築することこそ、
顧客が欲しくて仕方ないモノを創ることに繋がる、と私は思っている。



フルスロットル林です。


非常に大きな勇気をいただきました。

都知事選出馬表明をした元ワタミ会長の渡邉美樹氏。

出馬会見の席上ではっきりと明言されていました。

「経営はブランディングだ」



と。


経営者として一番大事な仕事は「理念を伝えること」。

ビジネスはすべて「伝える作業」。

会社として最も大事にしていること、そして目指すべき先にあるものを


・お客さまに伝える

・社員スタッフに伝える

・関係会社に伝える

・パートナー/ベンダーに伝える

・そして社会に伝える


すべてのステークホルダーの方々と企業理念や思いを共有する。

それを続けていくことで、人が集まる。


ビジネスは、コンセプトやサービスも重要ですが、最も大事なのは「人」。


人は理念に共鳴する。

理念は伝え続ける事で伝わる。

その、伝え続ける作業こそ「ブランディング」なのです。

ブランディングはいろんな形に姿を変えて企業経営の随所に現れます。


さて、あなたの会社にいま一番必要なブランディングは何ですか?

それを一緒にさがしてみませんか?

そして、企業ブランドを一緒に形作っていきませんか?



私たちは企業ブランド構築のプロフェッショナルです。

株式会社フルスロットル



改めて宜しくお願い致します。



日々、企業ブランド構築に全力投球!