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日本のアイデンティティ

 初めて、日本がパワーポリティクスという意味での外交を意識するときがきたのではないかと思います。時の政権の情けなさにはほとほと呆れますが、そもそも"反権力"という以上の何かの無いアマチュア集団と思われ、これからもこういうことは頻発するでしょう。


今回のメディアの役割は極めて重要です。外交に対して国民の意識を高めるまたとない機会です。


 私にとって、お金にクリーンであるとか、為替がどうとか、成長戦略がどうとか、税制がどうとか、根本的にあまり政治に期待をしていません。

ただ、外交だけは話は別です。抽象論や、具体性を全く欠いたフレームワークを振りかざしても意味は無いし、またよく見られるような失言というものも許されないでしょう。それなのに、未だかつて選挙や政党選択で外交が重要視されたことはほとんど無い気がします。一度くらい、対立軸をその一点において、国民の意識を高めて、国の目指すディレクションを明確にして欲しいです。


 そういえば、小沢一郎はどうなるのかな。ここ数年の彼の行動と発言は、かつてのイメージから少し逸脱している気がするのですが、、やっぱり私にとって小沢一郎以上に名実共にプロ意識の高い政治家はいないのではないかと今でも思っているのですが...。


政治とは?国家とは?

ケネディさんには失礼ですが、ここは一つ原点に戻って、

「国が貴方のために何をしてくれるか?」

を再考してみるとよいのではないかと思いました。


我々や税金を収めます。

その税金は国が我々国民の福利厚生のために使います(使われることになっています、きっと)。

じゃあその福利厚生として何を望みますか?っていうことですね。

いっそのこと、ポイント制にして、納税額に応じて好きなものに使えるようにするっていうのを試してみたらよいのかもしれません。

でもそのときに結局国民の多数がもっとも望んでいることが

 "これ以上無いくらいの所得の再分配"

であったら、それを実行することは正しいことなのでしょうか?

一体、そのときに国民のどの程度が治安、国防などにポイントを充当することを望むでしょうか?

突き詰めると、本当に国民の直接的な総意が国家の意見となるべきなんでしょうか?

自分は政治のことはサッパリ素人ですが、最近、"民意を反映した..."というコトバを短期間に多く聞いたせいか、よくこういうことを考えるようになりました。



 それにしても、小沢一郎には絶大なる期待を寄せていたのですが、一体何がどうなってしまったのでしょうか?実は昔からあんな人だったのだろうか...。圧倒的な知識とビジョンでありとあらゆる論客を論破した小沢一郎を見ていたのは幻覚だったのだろうか...(実際に随分昔の話であることには違いありませんが)。


2010年

気が付いたら放置してました...。


2009年は、"下がれば買えば良い"という信念を貫いた人は勝てた相場でしたね。

もっともその信念を貫いた人は恐らく2008年はヤラレている可能性が高いわけですが、それでもきっちり拾っておけば、2008年の負けは相殺できるくらいはイケたのではないかと思います。


さて、2010年はどうなるでしょうか?

今少しポイントにきているかなぁという感じですが、DJIAもNK225もそれほど強く突っ込んできている訳じゃないので、買うにしてもチマチマでしょうか。

スプレッドコスト(3)

実は逆指値にはもう一つの恐怖があります。それは"スリップ(スリッページ)"です。


売り:501、1000株

買い:500、500株


な状況で、

"499円になったら成り行きで売る"

というロスカット注文を入れていたとしましょう。

しかし、ご存知の通り、これは499円で売れることを何ら確約していません。498円かもしれないし、ヘタをすれば497円になることもあるかもしれません。

ということで、上記の例で、一つ板がスリップすると更に0.2%のコスト発生です。


***

ということで、以上を総合すると、一般的な逆指値エントリ+逆指値ロスカットというトレード手法には、以下のコストが潜在的に存在しています。


1)買いを入れるときのスプレッドコスト

2)損失を限定するためのスプレッドコスト

3)売り/買い時に発生するかもしれないスリッページコスト

4)証券会社の取引コスト


テクニカルトレード手法のかっこいい名前、ローソク足に絡む綺麗な移動平均、バックテストの損益曲線、それらよりもっと以前に、上記のコストが発生していることを認識し、そして上記のコストに見合うだけの"何か"がそのトレードの背景に無いとそのコストはペイできないであろうことという、ごく当たり前の考えを基点として持つべきではないかなと思う訳です。

ましてや、デイトレードというのは上記4つのコストをひたすら払うことになりかねないのですから。



極めてシンプルな原則:

「どうしても売りたい人から買って、どうしても買いたい人に売る。未来が誰にも分からないのならば、そのことの持つ有利さは必ず存在している筈。」


つまり、原則論だけに従えば、底値の確認をするべきでは無いし、支持線の確認をするべきでも無いし、損切りをするべきでも無いのです。一方で、ほとんどの株やトレードの教科書では、この原則と反対のことを書いているのが実に興味深いのですが。






スプレッドコスト(2)

売り:501、1000株

買い:500、500株


な状況で、色々な人が色々な理由で501円に買いを入れるのですが、その中の一つが、"ブレイクアウト"です。

何でも良いのですが、何らかの目安となる価格、例えば前日の高値、当日の高値、直近の持ち合い、...要するにこの節目をポンと越えるとその方向に更なる力が働くと"信じている"人たちが、この501円に買いを入れていきます。例えばこういう力が局所的に強く働くと、3分くらいの間に凄い陽線が立ったりする訳です。


こういうブレイクアウトトレーダも、少なからず

 「価格が501円になったら500円に買い注文」

という、ちょっと控えめな買い注文も試してみたりするのですが、そのまま上に価格が抜けて500円の買い注文が置き去りになっていくことを何度か経験すると、やっぱり501円に買い注文を入れることになります。


さて、一般にトレーディングでは

「損切りは不可欠なテクニック。損切りを覚えるまでは負け組み。」

というコトバが聞かれ、これはあたかも普遍の真実のように語られています。

よってもって、何らかの支持価格、例えば直近の安値割れとか、持合の下放れとか、こういうのが発生すると、ブレイクアウトでの仕掛けと同じように、今度は下の板に売り注文をぶつけます。

この場合も買いの場合と同じで、スプレッドコストの悔しさに負けて一つ上に売り指値を入れたりもしてみますが、あれよあれよという間に2%くらい価格が下がり、自分の売り注文が放置されることを経験したらもうだめです。惜しみなく、成り行きに近い状態で売り注文を入れるようになります。



このように、とあるトレーダの行動パターンは

「逆指値で仕掛けで、逆指値で損切りする」(☆)

ということをやります。つまり、往復でスプレッドコストを払うわけです。

例に出した価格帯だと、この往復のスプレッドコストだけで0.4%です。

つまり、

 勝つ日:0.2%のスプレッドコスト

 負ける日:0.4%のスプレッドコスト

を支払います。このトレーダの勝率が5割だったとしましょう。すると、年間200日のトレードを実行すると、このトレーダは、0.3%*200=60%のスプレッドコストを支払うことになります。

毎日毎日、"どうしても買いたい/どうしても売りたい"ということを繰り返すと、スプレッドコストだけでこれだけのハンデを負います。


もちろん、それでも素晴らしい戦略/野生の勘を持っている人はトータルで勝つと思うので、これを以って、"☆のようなトレードはダメ"と言える訳ではないのですが、そのブレイクアウト戦略なるもののウラに、このスプレッドコストに見合うだけの何かが無いと、"板を食う"という行為は割に合わないと私は考えています。

(次回へ)


スプレッドコスト(1)


久しぶりに、また株のことを書こうと思います。

しばらくは、テクニカル投資みたいなもの、について思うところを。

最初は、スプレッドコストの恐怖と値動きの本質について、という感じで。


とある銘柄の、とある瞬間の板を見ると、例えばこんな風になっていたとします。


売り:501、1000株

買い:500、500株


ここで、"この株が欲しい"と思う人にとって、2つの選択肢が存在します。

それぞれの選択肢と、そこから発生する未来を併せて書いておきます。


(1)501円に買い注文をぶつける=>501円で株を入手出来る

(2)500円に指値注文を入れる=>500円で株を入手出来るかもしれない(出来ないかもしれない)


ここで、(1)の方法と(2)の方法とそれぞれで入手した人を比較してみると、実は1円分、率にして0.2%の差が発生しています。このことを別の見方をしてみると、


「0.2%のコストを払ってゲームに参加している」


と言えると思います。

さて、0.2%のコストってどんなものでしょうか?頻繁にトレードをしない人から見ると大きく見えないかもしれませんが、例えばデイトレードをしている人にはこのコストは絶大です。

このコストに見合うためには、このコストを払ってあまりあるくらい、"近い未来に株価が上昇する"ということが約束されていないといけません。

果たして、そんな夢みたいな話があるのでしょうか?

(次回に続く)


訳が分からない...

 あまり政治のこと書いても仕方ないですが...。


 自民党は"汚い大人"に見えましたが、民主党は"無邪気な子供"に見えます。

民主党には官僚改革以外のことは何も期待していないのだが、...、っていうか、官僚改革も大丈夫なのだろうか..。どうもそこで成し遂げてもらえることより、それ以外の痛手のほうが大きい気が早くもしてきた。


 ただ、その素晴らしい金融大臣のおかげか、金融株が突っ込んできてくれてますね。また、素晴らしい財務大臣のおかげか、為替も激しく動いています。この1,2週間くらいの間に、勝負どころがあるかもしれません。

対等な関係?

新しい民主党政権について言いたいことは山ほどありますが...、ミスター円こと、榊原氏のコメントを見てあまりに気になったので、ちょっと。


"アメリカと対等の関係を"というコトバを胸を張って言っている人がいますが、そのことを9条改正の話を一切無く言うというのは、ちょっと信じられません...。


 私はタカでもハトでもないと思いますが、本気で米国と対等な関係を望むならば、日本も軍事的に独立するしかないと思います。そりゃ、国家論を一切抜きにすれば、個人的感情として、軍隊が好きな人も、戦争が好きな人もほとんどいないでしょう。なので、軍備以外の方法で国民の安全保障が保たれるならばそういうオプションを取りたいと思います。が、そこは机上論と現実論とのギャップがどうしてもある訳で、

 "隣国が攻め込んできて自分に(家族に)銃を突きつけられても決して抵抗はしない。話せば分かってもらえる。"

みたいなことは、到底思えないのですよ。



ということで、

・米国に従属し安全保障を委ねる

・米国から独立して自らの国で安全保障を勝ち取る努力をする

という背反する選択肢があるとすると、双方のpros/consについては一生悩み続けると思いますが、両方の良いところ取りみたいな話がどうして簡単に出てくるのか、どうも理解に苦しみます。


#そういえば、"話せば分かってもらえる"と心から思っている人が大臣になりそうな感じですが...

8月も終わり、そして選挙

 株価は相変わらず強く、過熱感もそれほどなく上がっている感じで、なんとも不思議ですね。それだけ見るとまだまだ上がりそうと思うのですが、"年金の4-6月の運用が過去最高であった"、というニュースもあったくらいで、つまり4半期ベースで見ると誰でも勝てる相場だったという意味から、ま、今年はもうそれほど無理をしないでいるのが賢明かなと思う次第です。


さて、いよいよ選挙なのですが、とにかく入れる政党が無いので困ります。もっと困るのが、小選挙区で投票する人がいないこと...。

"一度は自民党にお灸を据えないと"と多くの人が思っていることでしょうが、二大政党などという方向が出来てしまったことで、その受け皿が全て安易に民主党になるのはどうかと思う訳です。小沢一郎が大志を抱いていることは恐らく間違いないのですが、どうも、その大志が民主党の支持基盤と合致しているとは思えず、普通に考えればよくないことが起きると思います。ま、皆さんの思惑通り、それまでの期間に駄目な自民党が淘汰されて、信頼される自民党に生まれ変わっていればそれで良しという見方もあるのでしょうが...、何しろ時の政権や首相は外交などに傷跡を作っていく訳でして...。


で、選挙と相場との関連という意味では、この上昇相場は本当に民主党政権を織り込んでいるのか?というところなのでしょうね。もっぱら外部要因で株価が動いているという感じは否めない昨今ですが、この政権交代がそんな簡単に株価に織り込むことが出来るとはちょっと思いにくいと思ったりもします。

6月も終わり

やはりNK225は10,000円から上は流石にぐいぐいと上がる訳にはいかないですね。

そりゃそうで、何しろ底値から40%くらい上がってしまっている訳で、流石に幾らなんでもというところでしょうか。



 ところで、私がちょっと前まで保有していた銘柄でシイエムシイ(2185)というのがあるんですが、まぁ割安な株を普段から探している人なら大体知ってますよね。で、この銘柄、驚くことに、あっという間に3倍くらいになったんですよね。そしてここ数日でも、まだこの銘柄を買っている人が沢山います。

 随分昔のニュースを今見ると"材料株"って書いてあるんだけど、本当か??

他にも色々と理由があるかもしれないけど、いずれにせよ、株価が1,000円を割っていた時代に、株価が3倍近くになるのと同じくらいのダウンサイドリスクがこの銘柄にあったとはあまり思えません...。

してみると、このような銘柄をうまく買い下がるという方法は、相当うまい投資方法なのかもしれないと思った次第です。カタリストとなるべきものがあったからという言い分もあるんでしょうが、こういう個別事例を見ると、どうも"相場が効率的である"とは言えない状況があるんじゃないかなと、久しぶりに思った次第です。バリュー投資家みたいな人はウハウハな訳ですね。

(もちろん、指数が短期間で強烈な上昇をしている中で発生している出来事である、ということは割り引いて考える必要はあるんですけど)


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