源氏物語情報その②です。
源氏物語の頃(1000年くらい)
十二単は女房装束でした。
今でいうスーツですかね。
唐衣はショートジャケットだよね。
偉い人の日常着は袿(うちき)。
ちょっと改まった時は小袿(こうちき)という
ちょっと丈の短い袿を着ました。
十二単は時代を経るごとに仕様が変化しています。
現代は女性皇族の方々は即位儀礼と
結婚の際にお召しになるようです。
マンガ部分を担当してます。
こっちもヨロシク!
マンガと図解で身につく『よくわかる源氏物語』発売中です。
文章パートではあらすじや時代背景の説明などが詳しく載ってますよ。
私は漫画部分を担当しております。
こちらも参考に→日本服飾史
直衣といっても資料によって微妙に違うんですよ…。
絵巻物は一番古いのでも『源氏物語』が書かれた時代から
100年位は経ってるので、リアルタイムとは微妙に違うんでしょうね~。
映像作品も参考に見てみました。
作られた時代の流行りが結構大きくてびっくり!
あたりまえだけど、衣装担当の方や監督の考えによって
違いますよね~。素材の進化もあるし。
それぞれ特徴があって面白かったです。
そして今回の『よくわかる源氏物語』では
監修の先生がたくさんいらっしゃって
いろいろ詳しく教えて頂きました。
そして直衣は襟元が詰まってる形を採用しています。
平安時代は部屋に畳は敷かず、偉い人だけ畳の上に乗ってました。
絵巻物を見ていると時代が下るに連れて、
部屋に畳が敷いてある絵が多くなってきます。
江戸時代になると、かなりフリーダムな感じになってます。
写真や映像のない昔って、時代考証をどうやってたんでしょうね?
ということでご参考まで!
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