28歳からのNY留学
留学を決めてから帰国後まで、
どんな苦労をしたか、
どんなことを思ったか、
そして、何が変わったかを綴っていく予定。

自分自身の日記としてだけでなく、
留学中の方はもちろん、
留学準備中の方、留学に興味のある方、
そして、留学気分を味わってみたい方にも読んで頂ければ幸いです。

思い出したことがあれば、過去の分も書き足していく予定。
ご質問、コメントはお気軽にどうぞ。

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サービスってなんぞや?

ディナーに入ったマレーシアレストランにて。


ロティ(マレーシア風クレープ)とトムヤムスープヌードルをオーダーしたところ、
数分後にウェイトレスが戻ってきて、
「ロティ & シーフードヌードルだよね?」
とオーダーの確認。
「そうだよ」
と答えたものの、嫌な予感がしていたら、
ロティ の後に出てきたのは何と、
炒めたシーフードヌードル(マレーシア風焼きうどん)!!

フードを運んできたボーイに、
「コレじゃなくてスープに入ったトムヤムヌードルをオーダーした。」と伝えたところ、
「これもトムヤムヌードルだよ。」との答え。
「ともかく、私がオーダーしたのはスープに入ってるやつだから。」
と言うと、ボーイはすごすごと下がっていったのだが、
入れ替わりに、先ほどのウェイトレスがすごい剣幕でやってきて、
「あなたが頼んだのはコレでしょ??」と。
「トムヤムスープヌードルと言ったよ!」と返すと、メニューを広げ、
「ノー!!あなた、9番(メニューにふってある番号)って言ったじゃない!」と、
顔を真っ赤にして怒鳴られる。


は?

何、その番号?
初めて聞いたんすけど??

しかも、さっきのボーイ、これもトムヤムヌードルと言ったけど、
メニューのシーフードヌードルの欄には一言もトムヤムと書いてないやん!
ふざけんなっ!!

かなり頭にきたので、
「番号のことなんて絶対に一言も言ってない!!!!!
 私が食べたいのはトムヤムスープヌードルだ!!!!!」

と、言い切る。
その後も2,3回粘られたがこっちに落ち度はないので、
最終的に希望通りのトムヤムスープヌードルを持ってきてもらう。


っていうか、おかしくない???
そもそも、そんな紛らわしいメニューがあるなら、
オーダーを確認する際に、
「Seafood Noodle, WITHOUT soup, right??」とか、
「You mean FRIED Seafood Noodle」というふうに、
違いが分かるように確認しないと意味ないでしょ。
「これもトムヤムヌードルだ」と言ってごまかそうとした態度にも腹が立つし、
何よりも、たとえ120%客が悪かったとしても、
客に対して怒鳴るなんて、尋常とは思えない。
出てきたトムヤムスープヌードルを美味しいと思えなかったことは、言うまでもない。


人種も、言葉も、文化も、宗教も多様なNY。
サービスに対する価値観も十人十色で、
感じのよいウェイトレスだってもちろん大勢いるけれど、
日本のような『お客様は神様』精神はほぼ0。
残念なことに、銀行もスーパーも郵便局もいつも長蛇の列で、
「客?それが何??」いう態度のサービスが多すぎる。

ただし、そんなアメリカ流のやり方にも一つだけいい点がある。
それは、客がチップの額をコントロールできることだ。
NYのレストランでは通常15%~20%のチップが通例で、
税金額(8.875%)の約2倍を置けば問題ないと言われている。
ただし、サービスが悪かった場合はこの限りではなく、
ほとんどチップを払わないことも可能なのだ。

今回はあまりにも腹が立ったので10%もチップを置かなかったけれど、
チップの習慣のない日本人は比較的チップ金額が少ないらしく、
それゆえに、サーバーから舐められることが多いそうな。
旅行でNYにいらっしゃる方、住み始めたばかりの方、
このあたり、是非注意していただきたいものです。


主張すべき所はしっかり主張しないと、
満足なサービスも受けられないタフな街、NY。
日本人はコミュニケーション力や文化的背景もあってか、
「あれ??」と思うことがあっても強く主張せず、
なされるがまま、押し切られるケースも決して少なくない。
かくいう私だって一年前だったらきっと、
ウェイトレスの剣幕に負けて「じゃあ、これでいいよ。」
とあきらめていたに違いない。


そう思うと多少はたくましくなったのかな、私(笑)?


Day trip to DC

私の人生で初めての海外旅行は、ちょうど10年前。
妹と一緒に、彼女がホームステイしていたNew Jerseyのホストファミリーを訪ね、
最後にNew Yorkに足を伸ばすという、一週間ほどの滞在。

人生初の海外旅行は誰にとっても衝撃的であろう。
しかしながら、小さな田舎町で20年間を過ごし、
新しい世界への欲求と好奇心にあふれた私にとって、
その衝撃と刺激は、想像を絶するものだった。
私がNYにやってくる大きなきっかけとなったのは、言うまでもない。

旅行中、ホストファミリーが連れて行ってくれた、Washington DC。
ちょうど桜が満開で、本当に美しかったのだが、
10年という節目の記念に、花見も兼ねてDCを訪れることに。


NYからDCへは、飛行機、電車、バスという交通手段があり、
予算の都合もあって、今回はバスを利用。
Bolt busMegabusチャイナバス のサイトから料金とスケジュールをチェック。

片道$1というビックリ価格の設定もあるそうだが、
今回はギリギリの購入ということもあり、往復$30のMegabusが最安値。
直線距離で360km、日本なら東京-京都間に相当する距離なので、これでも十分安い!!


6:40にPenn Stationを出発し、
途中で別のバスに乗り換えるというハプニングがあったものの、
11:30頃、DCに到着。


朝焼けに浮かぶ、マンハッタンのシルエット。

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バス停近くのチャイナタウン。
どこに行っても思うけど、中国人のパワーはすごい。

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かなり近代的な地下鉄の駅。

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これが券売機。

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NYと違って、距離によって運賃が変わるのだけど、
日本のように運賃を選ぶボタンはなく、
運賃表から目的地までの運賃を調べ、自分で運賃を入力するしくみ。
しかも、$20.00に初期設定された運賃から+か-のボタンを押して、
自分の希望金額になるまで調整するという、百害あって一利なしのシステム(笑)
せめて、金額を直接入力できるようにしたら?


で、こちらが切符。

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DC郊外の動物園にパンダがいるので、
マスコット的に使われてます。
パンダはどこの国でも人気ですね。


NYではLラインでしか見ない、
次の電車の到着予定を知らせる電光掲示板と、
無駄にかっこいい間接照明。

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こちらは、電車の中のピクトグラム。
一番右の人が読んでるのは、もしかして iPad?

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地下鉄で向かった先は、ポトマック川の向こう岸。
バージニア州アーリントンにある、米軍の戦没者を祀る国立墓地。
延べ30万以上のお墓があるそう。

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左がジョン・F・ケネディ元大統領のお墓で、
右がジャクリーン・ケネディ・オナシスのお墓。
見えづらいけれど、奥にはエターナルフレームと呼ばれる、消えない炎が。

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こちらは、ケネディ大統領の弟で、
大統領候補指名選の途中に暗殺された、
ロバート・F・ケネディ元司法長官のお墓。

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墓地の隣にある、硫黄島記念碑。
『父親たちの星条旗』で有名なので、ご存知の方も多いはず。

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川を渡りDC側に移動して、本日のメインイベントの花見へ。



と、


あれ??

肝心の桜は、すでに散っているではないですか・・・(涙)。

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本来なら、タイダル・ベイスンと呼ばれるこの池の周囲は、
ぐるっと薄桃色に染まるのですが・・・。

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4月1日に満開だと聞いていたのに、
こんなに早く散ってしまうとは・・・。


でも、それもそのはず。
この日のDCの気温は、30℃近く!
日陰も少ないので、本当に暑いのなんの。
しかも、川沿いなので風が強い!

毎年恒例の『さくらまつり』の係の方に聞いたところ、
やはり、この暑さのせいで先週水曜の満開からたった2,3日で、
ほぼ全部散ってしまったのだそう。
日本は花冷えのお陰で開花期間が例年より長いそうだけど、
DCはまさにその逆でした。

日本から贈られた繊細な桜の木々も、
寒暖の差が激しくドライなアメリカの気候に耐えてがんばっているのだ。
私達、滞米日本人も見習っていかなくては、ですね。


遅咲きの桜がまだ咲いているので、
川沿いを回る無料のシャトルバスに乗ってみたら?とのご提案を頂き、
そのお陰でちょこっとだけお花見ができました。

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枝垂桜はちょうど満開。

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こちらは、約100年前に日本から送られた一本目の桜。

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そして、フランクリン・D・ルーズベルト元大統領の銅像にも10年ぶりの再会!
ちょっと感激。

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そんなこんなで、気付いたらバスの発車時刻が近づく。
ホワイトハウスの横を通って、バス停へと向かう。
オバマ大統領が部下のために自ら買いに来たというハンバーガー店、
『FIVE GUYS』で軽く腹ごしらえをして、NYへ4時間の旅。


ひたすら歩き回って疲れた上に、
桜が満開のタイミングも見逃したけれど、
初めてアメリカを訪れたときの新鮮な気持ちを思い出すことができ、
なかなか感慨深い旅になったのでした。



* * *


ちなみに、ルーズベルト像の近くで会ったおじさまに教えてもらったのですが、
DCの桜の開花状況を載せているサイトがあったそうな。
Cherry Bloosom Festival : Bloom Schedule

完全にリサーチ不足でした・・・。

Census, again...?

家に帰って郵便受けを除くと、見覚えのある封筒が。
先日投函したはずのCensusが戻ってきた?

と、よく見ると、新しいものが再送されてきた様子。
中には、こんな紙が。



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内容は、

  Censusへの回答は連邦法で義務付けられている。
  2、3週間前に送ったCensusがまだ回答されてないので、至急送ってくれ。
  このメールが調査員が訪問する前の最後のチャンスだ。

  各世帯ごとに一度だけ回答することが重要なので、
  もしすでに回答しているなら、もう結構。と。



は!?

2、3日前に投函した、とかならまだしも、
10日以上前に回答してるけど、
ちゃんとチェックしてくれてるんだろうか・・・?
しかも、重複して回答されたら困るのなら、
質問&解答用紙をこんなにばら撒かないほうがいいのでは?
ほんと、アメリカって仕事の進め方が雑(笑)


何度か督促をしてもCensusが返送されない場合、
各世帯に調査員が訪問するそうだが、
この人件費が毎回かなりの額になるそう。

そもそも、NYにはスムーズに回答が得られなさそうな人が多い。
ジェットセッターやビジネスマンは1ヶ月以上家を空けることもあるし、
富裕層が所有しているセカンドハウス、サードハウスもたくさんある。
記名式なので、不法滞在者や犯罪者は回答を拒むかもしれないし、
英語を話せない移民だって、相当多いのではないか。

だからせめて、私ぐらいは余計なコストが掛からないようにしよう、と思っていたけれど、
期日内に返送した回答すら、まともにカウントできてないとは。



Censusの結果の信憑性を疑いたくなるのは、私だけ・・・?


Cycling to Brooklyn

アッパーウエストからブルックリンに引越す友達から、
自転車を運ぶのを手伝って欲しい、とのオファー。

地下鉄で運んでくれればいいと言われたのだけど、
最高に気持ちのよい天気なので、自分で乗っていくことに。
96St.の自転車屋で空気を入れて、ブロードウェイをひたすら南へ。

ちょうどイースター休暇&Spring Break(春休み)ということもあり、
タイムズスクエア付近はおびただしい数の人、人、人。
訴訟大国アメリカで、事故だけは起こしたくないので、自転車を降りてのんびり進む。

ヘラルドスクエアを過ぎたあたりからスムーズに走れるようになり、
ユニオンスクエア、SOHO、チャイナタウンを抜けて、マンハッタンブリッジへ。



マンハッタンブリッジから、ウィリアムズバーグブリッジ方面を望む。
イーストリバー、汚いなぁ・・・。

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自転車&歩行者専用レーン。
真横を地下鉄が通ってます。

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歩いて渡るなら景色のよいブルックリンブリッジがオススメだけど、
ただ川を渡りたいならマンハッタンブリッジのほうが早いです。


橋を渡ってブルックリンに入ると、車のスピードが全然違う(笑)。
大通りは特に、トラックやバスも猛スピードなので、結構怖い。
10分ほどで、パトラの新居に到着。
トータル1時間ちょっとの快適な旅。
通ったことのない道は、新鮮で楽しかったー!


彼女の家の近くは、こんな感じの素敵な街並み。

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Fort Greeneと呼ばれるこのエリアは、
基本的に住居ばかりだけど、
近くには雰囲気のいいカフェやレストランも結構あるそう。
私の家からだと、30分くらいで来れるので、
またサイクリングも兼ねて遊びにきてみようかなー♪

新年度

アメリカでは通常、新年度は秋にスタートだけど、
生命力あふれる季節に新年度がスタートする日本のシステム、
自然の摂理にかなっているようで、私は大好き。

春の匂いがするたびに、
大学に入学したての頃や、
社会人になりたての頃の、
甘酸っぱい記憶がよみがえる。
(中学・高校は遠すぎて記憶が・・・。)


4年前の転職から、留学中の現在も含め、
4月1日が大して意味のある日ではなくなってしまったけど、
元旦に切替えたはずの気持ちもそろそろ緩んでくる頃なので、
この辺で気を引き締めていかねば。と思う。

ここ最近、先に繋がりそうな可能性がぼんやりと見えてきたので、
これからはもっと具体的に、もっともっと積極的に動くつもりです。



小学校、保育園に通い始める友人の子供達も、
仕事復帰で3足のわらじのママ達も、
就職、転職、異動、上司、新人等々、
職場環境の変わる友人達も、
何にも変わらないけどコツコツ頑張ってる友人達も、
みんなみんな、がんばれ!!
遠い海の向こうから、応援してるよ!!


そうそう、全然関係ないのですが、
NYをブラブラして撮った写真を適当にUPしてるので、
時間のあるときにでも見てみてくださいな。

http://newyorkdailysnap.blogspot.com

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