ワールドオブ・へっぽこ・クラフト

なかなかタイミングが合わずで公開期限ギリギリになりましたが、映画観てきました。

以下ネタバレあります。

大まかな感想でいうと「すごくお金と時間をかけて丁寧に作ったファンムービー」だと思いました。

以前wikiや世界設定などで仕入れた記憶と照らし合わせた所、登場人物とその人たちが何をしたかは大体合っている気がしますが、所々違っている気がします。

一番違っていたのは、オークがアゼロスに侵攻した発端です。
もともとはグルダンが魔王サージェラスにそそのかされて、オークたちに大悪魔マヌロスの血を飲ませて好戦的になった所で、敵を求めてアゼロスに侵攻するという流れでした。
ちなみにサージェラスはメディヴの中にいて、アゼロス側のポータルを開ける役をしていました。

少し勘違いしていましたが、ダークポータルが開けられたのは一度だけと思っていましたが、最初がブラックモラスという沼にある比較的小さめのポータルで最初のアゼロス侵攻が始まった事（WC1）、二回目がそれを元にもっとデカイポータルを開けたので２回目（WC2）でした。ちなみに今はブラステッドランドと呼ばれる赤い土地にポータルが残っています。

二回目のポータル解放の時に、カドガーたちがポータルの向こう側（オークの故郷星）に行って、無理やりポータルを閉じたので、その余波でアウトランドが崩壊したという設定でした。
ポータルを閉じた英雄たちは今でもSW城の入り口に石像がありますのでご覧ください。
（映画では中央広場にメディヴの彫像があって笑いました）

その他の相違点は
スラルのパパのドゥロタンはオーク全体の指導者でしたが、彼を邪魔に思ったグルダンがガロナを雇って暗殺し、放浪していたオーグリムがそれに怒ってブラックハンドをヌッコロしたというのが本来の話でした。
映画のグルダン強すぎだし、ブラックハンドもオークとしては意外にいい奴だった。

面白かったのは、ガロッシュのパパ、グロム・ヘルズスクリームがチョコチョコと画面内に現れていた事。ポニテに片側肩パットの出で立ちは彼だと思います。
一応ワーソング士族の長なのに名前すら呼ばれず、非常にMOBい扱いでしたが、知っている人は笑えたかと思います。

映画冒頭でドラエノアたちが檻に捕まっていて助けを求めていたシーンですが、ガロナだけが通訳できたのは、彼女がドラエノアとオークとのハーフオークだったからです。
後で人間の言葉をすぐ覚えたのは、彼女の才能だったのかも知れません。
映画の展開を今後正史にするなら、ウォーチーフ不在のLegion以降のHordeでガロナが指導者になる流れもありそうですが、どうなる事か。

あとは色々細かい部分ですが、カドガーはなぜあんなにポッチャリさんだったのか。
今までゲーム内ではあまり触れられなかった過去のガーディアンが、ダラランのモノリスの中にいたのが見れたのは嬉しかったです。てっきりメディヴのママ、先代の鬼強いアエグゥインさんかと思ったら違うようですが。
カドガーがグリフォンに乗ってSWの発着場に飛び込んだり、ローサーを見張っていた兵士をsheepにしたり、ゲームを遊んでいるとニヤけるシーンも多々ありました。
ライン王が最後の戦いに赴く時に「お前が母や家族を守るのだ」と言われた髪の長い男の子は、現在のSWのヴァリアン王だと思います。


他にも色々あったかもしれませんが、ひとまずこんな感じです。
映画としてはサブ主役かと思ったドゥロタンがグルダンにあっさり吸い取られて死んだり、ライン王が殺されたらローサーがおっとりと駆けつけたりで、知らない人が観たらナンジャコリャという展開だったと思います。

日本ではもともと知名度の無いWarcraftですが、今回の映画はもともと三部作の予定だそうで、このあとどこまでを作るのか楽しみにしております。

ゲーム中のスポイラー動画がちょいちょい上がっている様ですが、前作Mist of Pandariaでも思ったのですが、結構良い感じでクォリティが上がっている気がします。



特にOrcの表情がふてぶてしく表情豊かになっており、以下の『Siege of Orgrimmar』のワロッシュの表情や動きはちゃちさはなく、cata以前のものと比べて格段に良くなっていると思います。



MMO champに色々スポイラー動画が上がっていて、中にはアレっと思う重要なものも有る様なのでこれを見るだけでもまたAzerothに行ってみたい気がしております。

We will never be slave！


今年はこれか～・・・『Grommloc』とな。
少し悩みますね。

もしかしてPCだけじゃなくて、マーキーもモデリング強化されてますかね？