日陰のインドア日記

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シン・エヴァンゲリオン 劇場版

序でTVから続いたシリーズと若干の違いを見せ、

破で全く違う話を見せ、ミサトさんに唆されて、うっかりサードインパクトを起こしたシンちゃんが

お前が悪いと理不尽な扱いを受け、ボッコボコに怒られ逃げ出して、ニセ綾波と仲良くしようとして、結局ホモの道に入ってしまい、

最後にアスカ(28歳)と、ニセ綾波と旅にでるというわけのわからない終わり方をしたQ。

その後「いやーコロナがねー」という庵野監督の言葉を信じ、待ちに待った最後のエヴァが、とうとう公開されました。

思えばTVシリーズの「おめでとう」、劇場版の実写シーン(壮大な庵野のグチ)と、物議を醸すネタをぶち込み続けてきたエヴァンゲリオンシリーズがとうとう最終回(ネタバレにつき隠蔽。この程度も駄目だとか)になるということで、ぶっちゃけ大して期待はしていないが、もはやこの時代を生きていたオタクの義務という謎の理由見てきました。

見る前の頒布物から「ネタバレ注意」と念を押される厳戒態勢。

ネット界隈も絶対にネタバレするな、したら殺すと脅される本作品の感想を、ネタバレぶっこみで書きなぐります。

さすがに、本当に、うっかり見たくもない人が見ることを考慮して、文字は反転になってますので、読む人は自己責任で。

 

では感想です。

 

 

 

 

 

あー。まずね。

「ネタバレ注意」ってーと、相当な大どんでん返しがあって、それを秘密にしてると思うじゃないですか?

セブンセンシズ的な。

ぜーんぜん、そんな事はありませんでした。

ようするに、先に公開して売れた鬼滅と比べられると、あまりにも一見様お断りな内容でエンタメ的にアレなんで、見た感想でグダグダ本当の事を書かれると興行収入落ちるから書くんじゃねぇぞアニオタどもという、放映側からの脅迫です。

まぁだから、はじめにここまでのエヴァの内容の総括みたいな物をちょろっと流したんでしょうね。

せめてもの良心で。

 

前半のサードインパクト(実際はサードではなくニア・サードと呼ばれるもの)で、ぐっちゃぐちゃになった世界の中、それでも協力しあって生き延び生活する旧友、トウジ、ケンスケ、委員長。

大人になった彼らが、それぞれ仕事をしながら自立し生活しているのを見ると、ほっこりする。

貴重な委員長の授乳シーンとか。(トウジと結婚して一子誕生)

再生していく世界。

しかし、碇ゲンドウの人類保管計画は、最終段階を迎えていた。

まぁそうでしょう、前回諸々なし崩しになってるけど、何にも解決しちゃいなかったし、全部ゲンドウの手のひらの上だし。

全部僕がワルインダーと同じみ引き篭もりモードのシンジに、おかんむりのアスカ(28歳)

いやもう、相変わらずのクソっぷり。

それでも、暖かく受け入れる、トウジやケンスケ達。

お前はがんばったよと。イイヤツだわー。何が起きたか、分かってないからだろうけど。

結局立ち直って親父と正面対決を覚悟するシンジだけど、結構唐突だよね。
ニセ綾波が優しくしてくれて、泣いてスッキリしましたとか。
まぁウダウダやってたって、どーしようもないんだけどさ。
 
その後、親父との対決で結局、ゲンドウの弱さとか、成長したシンジとか、その他の伏線回収、裏設定の公開になるんだけど。
ちょーっと説明くさいかな?
広げた風呂敷たたむのに、一気にやった感じ。
ただ、闇の月とかリリンとか相変わらず専門用語の羅列なんで、スッと頭に入ってこない。
それでも、それぞれ主要なキャラクター達にスポットを当てて、謎の部分に触れていったのは、まぁファン向けの演出としてはよかったのかもしれない。
ある程度、漫画のシリーズとか見てると分からなくはないけど。
マリーとか、実際何者なのかってのは、今回の写真一枚じゃーよく分からないんじゃないかな?
漫画の方が詳しいし。
カヲル君とか、結局何者なのか、最後の一言を聞き逃すと、ちょっとよく分からないだろう。
最後の使途というだけじゃなく、ループするシンジ中心の世界の中で、どういう立場なのかとか。
 
結局「エヴァンゲリオン」は、全部合わせての作品なんだろうね。
まぁ賛否はありそうだけど、TVも漫画も全部合わせての。
でないと、全貌を理解するのは無理だし。
深いところは、頭の良い方々が、多少強引な事をしながら深読みして解説してくれるだろうから、それを見てもう一度反芻してかみ締めるけど。
とりあえずは、無事に終わって良かったかなと思います。
 
評価:☆☆☆★★
やっぱり、これ一本としては成立しないからなぁ。
凄い意外な終わり方ってわけでもないし。
あ、ひとつだけ意外といえば、シンちゃん争奪戦の最終勝者は意外でしたwww
まぁそこは見てニヤっとしてください。
エヴァシリーズ自体は、文句無しの評価:☆☆☆☆☆です。
文句も無い訳じゃありませんが、とりあえずは壮大なシリーズの完結、ご苦労さまでした。
 

バクラウ 地図から消された村

バクラウ 地図から消された村

小さな田舎の村バクラウ。
村の村長、カルメリータという老婆が亡くなり、医療物質などの運搬をしているテレサは葬式に参列することに。
村長カルメリータの死を悼む村人たちに混じり、魔女だと罵る村唯一の医者の白人の女性。

翌日何事もなかったように、昨日取り乱したと謝る医者。

一方、村外れの牧場が何者かに殺され、村は緊迫した状況に。

村の運命は?

ってことで、ネタバレ含めた感想。



































非常に難解というか。
大筋は単純明快。
思う様に事が運べない村に業を煮やした市長が、ならず者達を集め村を襲撃させた。
それを、村を守る為にゲリラとして戦っている若者達が村に戻り、ならず者達を迎撃した。
清々しい程の勧善懲悪。
なんだけどねぇ……。

この村に蔓延する麻薬。
ゲリラの若者達の獰猛さ。
最後に見せた、ならず者のボスが仲間を撃ち始める狂気と、そこに現れる(たぶん)カルメリータの幻覚。
博物館の呪術めいた歴史、首狩りの習慣。
並べられた、ならず者達の生首。

この村を守る何とも言えない黒い力が、そういった単純明快な「悪者を倒してハッピーエンド」に見えない理由だと思う。
医者の婆さんが死んだ村長を魔女と罵り、翌日には普通に村長の死を悼んでいたのは、この辺りに何かあるんだろう。
もっといえば、市長がこの村を丸ごと消そうとした理由にも。

時代が近代なのは、ならず者達がドローン(UFO型)を使って村を監視していたりするのでわかる。
その現代から離れ自分達のコミニティーを作って生きるアンバランスな姿は、現実のブラジルを模している。

 

途中で現れるUFO型のドローンはズルイわ。
あれ、別にUFO型である必要はないし、絶対見てる人を第四種接触と勘違いさせるネタだろ。


評価
☆☆☆★★
 

ペット・セメタリー

ホラーの帝王スティーブン・キング原作。

 

ルイス(医者)と、妻レイチェル、娘のエリー(9歳)、息子ゲージ(幼児)、猫のチャーチの家族は、都会の喧騒から離れて生活がしたいという定番(笑)の理由で、田舎町のメーン州ルドローの一軒家に引っ越してきた。

 

引っ越した家の敷地の中には森も含まれていて、地元の人たちはそこにペットの墓地を作っていた。

 

ハロウィンの日。ペットのチャーチは車に轢かれて死んでしまう。

 

チャーチを可愛がっていたエリーを悲しませたくない近所の老人ジャドは、ルイスに森の奥にある沼地を越えた場所の墓地を教える。

 

その墓地には、遺体を埋めると蘇らせる力があった。

 

程なくして、チャーチは蘇って家に戻ってくる。

 

しかし、チャーチは凶暴な猫と化していた。

 

家にチャーチを置いておけない事を悟ったルイスは、チャーチを森の奥に置き去りにし捨てる。

 

エリーには「逃げた」と説明して。

 

悲嘆にくれるエリー。

 

ところが、チャーチは戻ってきた。

 

喜んでチャーチに駆け寄るエリー。

 

しかし、そこに悲劇は待っていた。

 

以下、ネタバレを含む感想。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁね。
 
チャーチが蘇った時点で、オチまで予想はつきましたよ(笑)
 
そもそも、パッケージが完全にネタバレだしね。
 
結局死んだエリーも蘇って凶暴化し、両親を襲ってくるまでは予想した上で、後はどうエリーを始末するのか?ってとこだけが見所なんだけど。
 
親父のルイスがとにかく色々駄目すぎる。
 
目の離せない年頃の子供がいる家庭が、あんな庭先すぐ目の前を大型トレーラーがガンガン通るような場所に引っ越したら駄目だろ。
 
チャーチの蘇った姿を見りゃ、エリーを埋めりゃどうなるか想像つくじゃん。
 
「蘇った怖い子供」のシチュエーション作りの為に、色々露骨すぎるなぁ。
 
原作を読んでないんで、ひょっとしたらもっと深い意図があったのかもしれないけど、映画の中だけみると、学生が死んだ事とか、レイチェルの姉の件とか……。
 
アレ、いる?(´・ω・`)
 
主軸の死者が蘇る墓地と、ほぼ無関係。
 
レイチェルが死に対して敏感な理由付けって意図があったとしても、普通は誰でも死ぬのは怖いよ。
 
それと、死んだ学生と会話始めたり、ルイスの危機を察知したりする幼児ゲージ。
 
何なの?超能力者?シャイニングのダニー?
 
ちょっと余計な事多かったかな?ってのが感想。
 
全体のストーリー自体は、キング作品なんでそりゃ申し分ないんだけど。
 
「怖い雰囲気を作るための、ストーリー上あまり必要ない脚本」が、ちょっと鬱陶しい。
 
そんなん入れるのだったら、DVDの中の特典映像の「テイミーの秘密」とか話に組み込んだ方が良かったんじゃね?と思う。
 
特典映像でついでに。
 
「もうひとつのエンディング」の方が、個人的には好き。
 
悲しい家族愛ですね。
 
こういうのがあるから、ネット配信の映画よりレンタルDVDの方が良いんだよな。
 
評価:☆☆☆★★

キサラギ

自殺したマイナーアイドル「如月ミキ」の追悼一周忌に集まった、ファンサイトの常連5人。

 

その中の一人、ハンドルネーム「オダ・ユウジ」が、如月ミキは自殺ではなく殺人だと言い始める。

 

自分は、その犯人を捕まえる為に、この会を企画したのだと。


マネージャーは、如月ミキがストーカー被害にあっていると訴えたが、警察はまともに捜査もしない。

 

結果、殺された。

 

警察は自分達のミスを隠蔽する為に殺人を自殺と断定し捜査を打ち切ったのだ。

 

その証拠もある。

 

そして、集まった5人の一人「いちご娘」(ネカマのおっさん)こそがストーカーであり、犯人であると。

 

 

二転三転していく物語。

 

参加者達の意外な正体。

 

果たして、犯人は誰か?

 

以下、ネタバレを含みながらの感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久々のDVD感想。

 

別件の事情もあって推理物の映画を見漁ってる事もあり、キラサギはずっと見たかった一本。

 

ツタヤのお勧めの作品として紹介され、そのうち観られるだろうと行くたびにチェックはしていたんですが、

 

ずーっと借りられっぱなしで、今日ようやく観る事が出来ました。

 

 

率直な感想。

 

 

めっちゃ面白かった。(´∀`)

 

 

香川 照之演じる「いちご娘」に疑いが掛かかるが、どうやら犯人ではなさそうだ。

 

では犯人は?

 

いちご娘の証言をよく聞いていると如月ミキの彼氏らしき人物が、一緒に部屋に入ったところを目撃していた。

 

死の直前に会っていたのは、この男らしい。
 
では、この彼氏が如月ミキを殺したのか?
 
物語は二転三転しながらも、基本的には、怪しい人物→証拠→怪しい人物のアリバイ証言→証言を裏付ける証拠がファングッズの中に→証言から新しい怪しい人物(5人の一人)の繰り返しで、ストーリーを追い易い。
 
かつ、その中で複線を上手く散らばせてあり、特にメモなど取らなくても「あれ?さっきの話だと・・・・・・あ!そうか!」と気づく事も多く
 
観ながら次の展開を楽しめる。
 
推理している気分に浸れる。
 
そして、明かされていく5人の意外な正体。
 
まぁ途中から大体気がつきますが(笑)
 
物語が進むにつれて浮き彫りになっていく、如月ミキという女の子の人柄。
 
そして切ない最終的な結論。
 
殺人という重いテーマを使ってはいますが、全体的にはコメディータッチで細部をあまり気にしなくても十分推理気分に浸れます。

評価:☆☆☆☆★

 
推理物を見てると、伏線の複雑さに頭が痛くなってくる人、展開についていけなくなって眠くなる人。
 
お勧めです。

ソロモンの偽証 前編(事件)・後編(裁判)

雪の降る日に学校から飛び降り自殺をした少年 柏木

 

偶然、彼の死体を発見してしまった藤野と野田

 

学校と警察(藤野パパ)の元に届く告白状

 

「柏木は自殺じゃない。大出他2名のいじめっ子達に殺されました(意訳)」

 

柏木は本当に自殺だったのか?

 

殺されたのなら犯人は?

 

警察は自殺と断定。

 

嘘だ! 信じられない!

 

よーし……

 

学校で裁判だ!(・∀・;)ハイ?

 

 

前編・後編ぶっ続けで4時間見た、率直な感想です。

 

 

以下ネタバレめっちゃ含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いやね。

 
前後合わせて4時間ぶっ続けで観れたわけで、面白いかツマンネーかって言えば、面白かったんですわ。
 
子供裁判と馬鹿にしている大人とか、ただのイベント感覚で参加してふざける傍聴人のガキ共とか、
 
まぁーこうなるよねってのを、一生懸命進行させようとする判事とか、笑っちゃうくらいリアルで。
 
でも裁判自体は、子供裁判じゃなく、証拠と証人を集めてキッチリと進める。
 
流石に科学的根拠は全くないんだけどw
 
それどころか、結局のところ証人喚問が全てで物的証拠が一切無いから裁判として非常に危うい(実際、虚偽の発言者がいる)
 
これに5日掛ける必要なくね?とか。
 
ツッコミ処は、まぁ色々。
 
裁判を起こした真相も意外といえば意外なんだけど。
 
何が不満て……ねぇ。
 
観た人は、みんなそう思うみたいだけど。
 

自殺した栢木がキモイよ(´・ω・`;)

 

ぶっちゃけ、自殺の理由が中二病拗らせた構ってちゃんが、最後の砦のお友達も「世の中腐ってるから死んだ方がマシだよね?」ってしょーもない価値観に共感してくれなかったからって。

 

どうなのよ?

 

申し訳ないが、しょーも無さ過ぎて一切共感が持てねーわ

 

で、裁判を起こさせた理由も「最後に共感してあげられず、面倒になって死ねって言ったら死んじゃったから、僕は悪い奴なんで裁いて」

 

(ノ∀`)

 

これを「純粋」とでも?

 

少なくとも、前編は結構面白かったんですわ

 

裁判を起こそうとする藤野ちゃんの、真っ正面から大人のずるさを否定して、真相を明らかにしたいって姿とか。

 

チョロチョロ見えてた「嫌みで嫌な奴柏木」の本当の悩みとか苦しみとか、何かがあれば、もっと腑に落ちたんだろうけど。

 

ただの構ってちゃんでした。

 

知らんわ、勝手に死んでくれ。

 

感想見ると、「嘘の告白状書いた子に、罪を擦り付けられた上に事故で死んだ松子ちゃん可哀想」って意見多いけど。
 
俺は崇拝に近い依存でベッタリだった上に、結局利用されただけだったと暴走して唐突に轢かれて死んじゃう松子ちゃんより被害者なのは、こんなの飛び出して轢いちゃったワゴンの運転手だと思う。
 
この時代にドライブレコーダー無いから、前方不注意の上に相手死亡。
 
前方不注意の過失致死で逮捕だろ。
 
 
ってわけで、飽きずに観ることは出来たけど、物語が解決に向かうにつれて残念感が募る作品でした。
 
評価:☆☆☆★★
 
本格ミステリーと思って期待したんだけどなぁ・・・・・・