しりとり多事争論
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#6:サラリーマンの休息→「口を開けずに歌う歌」

【ライター:タマオ

君が代でチャンバは走らない



2006年上半期のテレビ界に颯爽と現れた大型リアクション新人といえば、日本代表に決まった巻選手のお父さんだろう。
本当の素でなければできないであろう、あの素晴らしく大きなリアクション。
近い将来、巻選手のお父さんは出川哲朗と共演するような気がしてならない。

さて、サッカー中継を見ていて誰もが一度は気になるのが「君が代斉唱時の選手の反応」ではないだろうか。
選手の反応は下記の5つに大まかに分類できる。

(1)君が代問題を熟考した上で、個人的な信念を持って歌っている。
(2)君が代問題を熟考した上で、個人的な信念を持って歌わない。
(3)君が代問題を考えたことがなく、なんとなく歌っている。
(4)君が代問題を考えたことがなく、面倒なので歌わない。
(5)その他、政治的な理由で歌っている(または歌わない)。

姿勢としては(3)(4)(5)が嘆かわしく、中でも(5)は論外だ。
まぁ、おそらくスタンドのサポーターも含めて(3)(4)にあてはまる人が一番多いのだろう。

数々のブログを眺めても「なんで歌わないの?」「日本人としてみっともない」「試合前に心をひとつにできないのか?」などといった感情的な意見のなんと多いことか。すべて(3)の人だ。
確かに小学校では「お歌は口を大きく開けて大きな声で歌いましょう」と習ったが、必ずしもそれがすべての場面で無条件にいいとは限らないということを、知識を得てよく理解して欲しいものだ。
口を閉じたまま歌った方がいい歌も世の中にはあるのだ。

選手達はすでに「サッカーを愛すること」で心を一つにしているはずだ。そこに「天皇を賛美する歌」は必要ない。いっそのこと、蝶々サンバやジグザグサンバを皆で歌った方があいつの噂でチャンバも走っていいんじゃないだろうか。
「格好悪い」「士気が下がる」と言うのも自由。
「君が代は曲として名曲とは言い難い」と思うのも自由。
「君が代を歌うことが民族としての誇りを取り戻すことにはならない」と思うのも自由。
その代わり、歌う人のことをとやかく言ってはいけないし、逆に歌わない人のことも批判してはいけない。批判すべきなのは何が問題かを知らずに時を過ごしている人たちだ。


日本代表がカッコよく君が代に立ち向かう方法



いわゆる君が代問題については関連リンクを参考に個々で考えてもらうことにし、ここではサッカー代表はどういう行動をとればカッコいいのかを考えてみたい。

もちろん、サッカーに真剣に取り組むことで名声を得た日本代表選手であるから、君が代問題にも信念をもって対処しなければカッコ悪い。
信念を持って「歌う!」と決めた選手には、ぜひとも堂々と高らかに歌って欲しい。ポーズはこちらのページなどが参考になるだろう。
目立ちたがり屋の選手は、ちょっと捻りを加えてフェントンの「君が代」第3の君が代を覚えて歌ってみるのもいいだろう(リンク先でMIDIファイルが聴ける)。

かたや、信念を持って「歌わない!」と決めた選手には少々悩ましい事態が待っている。
君が代斉唱の間、手持ち無沙汰になってしまうのだ。
「愛国心は静寂で表す」「静寂の中で集中したい」と言っている選手もいるが、動的な行動の方が端からの理解を受けやすいのが現実。
そんな選手には、あえて「逆位相の君が代を高らかに歌う」という方法を提案したい。
高速道路の騒音を消す装置や、ノイズキャンセルヘッドホンに使われているあの原理である。
逆位相の発声法をマスターするのは少々大変かもしれないが、日本代表になれるくらいの努力家であれば不可能ではないだろう。
動的に「逆位相の君が代」を歌うことによって、口をつぐんでいる時よりもさらなる静寂を手に入れることができるというわけだ。
自分のサポーターたちにも「逆位相君が代」を推奨すれば、「5万人の観衆が全員君が代を歌っているのになぜか無音」という面白い現象もやがて起きるだろう。
逆位相側の音声が大きくなった時、君が代はその役割を終えるのかもしれない。


国歌君が代の歴史は7年にも満たない




君が代は「国歌と制定されてからわずか7年弱」、「作曲されてからも125年」という歴史の浅い曲である。このことを知れば、君が代は民族の誇りというよりも軍国主義の象徴として過ごした時間の方が長いのだということが自然と理解できる。

胸を張って大きな声で君が代を歌っている選手やサポーターたちのことを批判するつもりはない。
ただ、テレビのブラウン管を通してそれがお茶の間に流れた時、胸に複雑な感情が渦巻く人たちが日本や世界には何人もいるのだということを自覚して欲しい。

  • 戦争で肉親を失い、戦後の教育転換を苦々しい思いで見てきた人たち。
  • 「お国のために」と信じながら戦場や収容所で極限の日々を過ごした人たち。
  • なぜか今でも「君が代」を歌えるアジアの人たち。


「君が代問題」をろくに知らず、スタンドでただ君が代を歌い、武者震いをし、涙を流している人もいるだろう。そんな姿はある種の人にとっては滑稽にしか映らない。
自分が滑稽に映っているかどうかくらいは勉強しておこうではありませんか(字を読むのが面倒な人はチャップリンの『独裁者』を見てください)。


おわりに



前回話題になった朝型度テストをやってみた。
結果は「43点:中間型」。以前の僕を知っている人にとっては驚きの結果だろう。

僕はかつては完全な夜型人間で、朝にはまるで弱かった。
高校時代には学校一の遅刻記録(年間百数十回)を樹立し、バイトや仕事も夜勤ばかりやっていたくらいである。
しかし、いざ決まった時間に出勤しなくてもいい生活になってみると、なぜか朝きちんと起きて仕事をするようになっている。不思議なものだ。

そんな僕が遅刻をしまくったK高校は君が代問題で有名である。
K高校出身のサッカー選手は明神智和、酒井直樹など。
熱烈なサッカーファンではありませんが応援してますよ!

→また長くなってしまった。筆者自身の君が代体験や関連リンク集などはこちらをどうぞ。

#5:レーサー→「サラリーマンの休息」

【ライター:コースケ】




 GWという口実のもと1週間、休みが終わってからもプラスすることさらに1週間、更新が遅くなってしまった。相方もさぞかし激怒していることであろう、、、ということで連絡を取ってない今日このごろ。反省してます、ごめんなしゃい。




 いや~、GWはどのようにお過ごしでしたか。おいらはといえば、四国にキャンプに行って自然を満喫してきましたよ。


日が落ちるまでに焚き木を集めて、火をおこす。腹を満たして暗くなれば眠る。朝明るくなれば起きる。これですよ、これ。こういう生活こそが人間の本来の姿なんですよ。そう言い切れるのが何故なのかといれば、万年夜型人間だったおいらが、たったの4泊5日ですっかり朝型人間になっちゃったからなのだ。




 東京に帰ってきてからというもの、夜更かしがツライ。おいらの業界は、昼からゴソゴソ動き始めて深夜まで原稿を書いたり、人と会ったりというのが通常(締切日除く)。そんなわけで、ひとりで朝型化しようったってどうにもならない。夜にヘバってしまう。いま、まさにそんな状況なのだ。人と飲んでいても夜11時を過ぎると意識が朦朧としてきて仕事になりゃしない。朝だって早く目が覚めていたのに、夜眠くなっちゃ困ると思って無理に(そんなに無理でもないけど・笑)朝寝する始末。




 最近また、朝型生活の効能が注目されている。心身ともに活発に働くという朝の時間帯を活用するとの触れ込みで7時から英会話を学べる「ジオス早朝英語レッスン」
 は朝7時から。フィットネスクラブもこんな
に早朝営業しているところがある。 朝5時からってすごいな。




 まずは自分が朝型なのか夜型なのか知る必要があるだろう。お誂え向けの診断サイト
があったのでやってみた。



 さっそく診断をやってみたら「39点・ほぼ夜型」という結果だった。あれま。おいらでも「ほぼ」なのか。ほっとするような、しないような。まだまだツワモノがいるとは逆に恐ろしい。前出のそのページでは、朝型夜型のメリットデメリットを以下のように挙げている。




【「朝型」の特徴】

就寝・起床時刻がほぼ一定

1日の体温変化にメリハリがある

平熱で基礎代謝量が多く筋肉質

入眠がスムーズ

眠りが深い

成長ホルモンの分泌が良い

熟睡感、疲労回復感が高い

朝から食欲がわく

始業時から仕事がはかどる

夜の仕事効率やシフト勤務への適応力が低く、時差ボケに弱い





【「夜型」の特徴】

就寝・起床時刻が日によってバラバラ

1日の体温変化にメリハリが少ない

低体温で基礎代謝量が低く太りやすい

寝つくまで時間がかかる

眠りが浅い

成長ホルモンの分泌が悪い

熟睡感、疲労回復感を得にくい

朝に食欲がわきにくい

午前中の作業効率が低い

夜の仕事効率やシフト勤務への適応力が高く、時差ボケに強い




 おう、時差ボケには夜型のほうがいいということではないか。でもなあ。あんまり時差のあるところに行かないから関係ねーや。それ以外のデメリットのほうがはるかに多いぞ。最近のダルさはこのせいだな。疲労回復感を得にくいってのは困るな。朝型にしたくなってきた。


 そこでこのページ。

「朝型エンジニアは本当に幸せなのか!?」


 図を見ると、相当に労働時間が減ってるんですがね? 業界が違いすぎて構造がわからんのですが、エンジニアのみなさんは、そんなに働く時間が減って収入は大丈夫なんですの? 収入に影響がないのならば、相当にうらやましい。




 調べれば調べるほと、おいらたちの業界は仕事の能率も悪くなり、健康にもよくないことばかりしているという事実ばかりが浮かび上がる。こんなんじゃ、いい死に方できんなあ。週2~3回は朝まで飲んでるしなあ。ガクブルですよ。




 ところで、健康雑誌の編集部はどんな感じなんですかね。すごく気になる。知ってる人教えてください。

#4:ツンデレ→「レーサー」

【ライター:タマオ

自分の死因と命日を予測する



ある程度の年齢に達した人であれば、誰しも「自分はどうやって死ぬのだろうか」と一度は考えたことがあるはずだ。


中島らも氏は、著書の『しりとりえっせい』(本ブログと同様にテーマをしりとりで綴ったエッセイ集)の中で自分の死因をいくつか予測している。
P.199の「野たれ死に」をテーマにした文章の中で、自分の死因候補として以下の3つを挙げているのだ。

  • 車にはねられる

  • ヤクザに刺される

  • 階段を踏み外す


2004年7月に、らも氏は階段から落ちて亡くなったため、結果的に3番目が見事的中となってしまった。
以前に読んだこのエッセイのことが頭に残っていた僕は、ニュースを聞いた時には少々複雑な気分になったものだ。

まぁ、考えてみれば人間の死に方には数種類しかない。主要なものをいくつか執筆しておけば「自分の死に方」をある程度言い当てることは可能なのかもしれない。
らも氏は自他ともに認める大酒飲みだったのだから、階段を踏み外すことも予想の範疇だったろう。


今日5月1日はアイルトン・セナの命日である。
F1レーサーだったセナも、自分の死因を予測しやすい人間のうちの1人と言ってよいだろう。
しかしセナはその日、前日事故死した他のドライバーをレース後に哀悼するつもりだったらしく、まさか5月1日が自分の命日になってしまうとは予測していなかったようだ。

誰しも自分の誕生日を気にすることはあっても、普段から命日を自覚して生活することはできない。
しかし、亡くなった人物の経歴にはたいてい誕生日と命日が併記されている。
人間に第六感があるのだとすれば、「なぜだか分からないけれど1年のうちでなんとはなしに気になる日」……その日こそがあなたの命日かもしれない。

※ちなみに僕の自己死因予想は「熱中症、凍傷、蓄膿症」、
 誕生日以外でなんとはなしに気になる日は「5月17日」である。


まだ見ぬ結婚相手の名前を今すぐ叫ぶ



死因予想と同様に、恋人の独身男性が将来の結婚相手の名前を叫ぶといったことも実は簡単なのだ。
本当かどうかは知らないがこちらのページによると「日本人の人名は約1万種。女性の名はそのうち十数パーセント」なのだそうだ。
1500個の名前を叫んでおけば、その中に自分の将来のお相手の名前はほぼ含まれているわけだ。
早く自分の将来のお相手の名前を呼んでみたいという「萌え」男性諸君は、1500個の名前朗読にチャレンジしてみてはいかがだろうか(国際結婚をしたい人にはもうちょっと苦労してもらわなければいけないが)。

ちなみに、昨日も話題になったオタク用語「萌え~」が流行したせいで、女の子の名前「萌」の人気はガタ落ちらしい(2005年には前年の10位から72位に下降)。
1年早く生まれてしまった大勢の「萌」ちゃんたちには、ぜひとも幸せになってもらいたいものだ。

  • 2005年名前ランキング

  • ※個人的に「流行の名前を名付ける親」という存在がよく理解できない。
     愛する我が子には流行に左右されない独自の名前を付けてあげたいと思いませんか?

    #3:リンかつ→「ツンデレ」

    【ライター:コースケ】

     キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!
     「ツンデレ」っていう言葉を初めて聞いたのが2か月ほど前。それは遅い方なんだろう。それからあちこちで聞く。そのたびに気になってる。ツンデレってなーに、という極めてマットーな方はウィキでも見てください。
     ほい。http://ja.wikipedia.org/wiki/ツンデレ  改めて説明するのはけっこう面倒な言葉だよね。
     だいたいさ、萌え属性って何よ。普通に使ってもらっちゃ困るよチミ~。説明してくれてる親切な頁もあるけれども。http://d.hatena.ne.jp/keyword/萌え属性  つまり、「ツンデレがいい」ということはイコール「キャラ設定するなら俺はこんな娘がいい」という前提に基づいたハナシなんだよな。おまえは創造主か、と突っ込みたくなる。

    「ツンデレ萌え~」とか発言しちゃった時点で、もうあちら側の住民だろう。南無~
     しかもだよ、「ツンデレ」に関していうならば、そんなやつ現実社会にはいないというのは明らかでしょ。いねーって。そんな女。あと思うのは、昔の吉野家コピペじゃないけれども「『ツンデレ』って言いたいだけちゃうんか」と。言いたいだけだろ! まったく主体性のない、、、最近の若いもんは、、、


     ……とかいってるうち、なんか論破する自信なくなってきた。そういう娘いたら、ちょっといいかもな。いや、いいよな。

     えー、我こそは「ツンデレ」だ、という女子はあとで一報するように! 今日はここまで!

    #2:リステリン→「リンかつ」

    【ライター:タマオ】

    はじめまして。もう一人の書き手、タマオです。
    IT系のライターをしてます……と一応ここでは書いておきますが、他にもショートッショート小説やマンガ、イラストを書いてます(くわしくはホームページを見てみてください)。
    本職ノンフィクションライターのコースケ氏とは違い、どちらかといえばフィクション系のことばかりを夢想して過ごしているので、そういった目線で時事を語れたらと思ってます。

       *   *

    ここから文体チェンジ。
    いきなり「ン」? しかもまたお題は「り」!?
    ……と驚きつつコースケ氏の第一回を読ませていただいた(やらせなしなので、本当にこの文章は読んですぐに書いているのだ)。

    「あるある探検隊」でおなじみのお笑い芸人レギュラー松本は、生まれてから一度も歯を磨いたことがないそうだ。
    だが、彼の唾液は特殊な成分でできているため、虫歯にはならず、口臭もまったくないという(歯科医のお墨付きもあるとのこと)。
    歯ブラシ&歯磨き粉代+歯磨き時間分の賃金を生涯にわたって得しているわけで、なんとも羨ましい限りだ。
    昨日話題になった彼女も、もし虫歯になっていないのであれば上記分の金額を得していることになる。もしかしたらとても節約家でいい奥さんになるのかもしれない。

    本人にとっては当たり前のことが、他人から見ると信じられない生活習慣になっているといったことは他にもある。
    小学校の頃には「髪をまったく洗わない女の子」が、どの学校にも1人はいたんじゃないかと思う。
    宗教上の理由があるのかもしれないが、適度な洗髪をしなければ頭皮が痛んでしまうのは事実。
    彼女の頭が今どうなっているのか心配だ。



    さて、試合中に相手のパンチでカツラがめくれつつもなんとか勝利したボクサー小口雅之が、25日、かつらボクサーカミングアウト後第1戦を行った。
    ※今日のお題の「リンかつ」とは「リングにかつら」の略。右は名作マンガ「リンかけ」
    http://www.sanspo.com/fight/top/f200604/f2006042501.html
    http://www.nikkansports.com/battle/p-bt-tp0-20060425-23340.html

    前回の試合後、相手の柴田大地選手が再戦を熱望したそうだが、もっともだ。
    真剣にパンチを繰り出すたびに相手の頭皮がベロンベロンとめくれたのでは、気が散って仕方がない。きっと100%の力を出し切ることはできなかったに違いない。

    小口選手が長髪のカツラを被って登場し、入場シーンは大いに盛り上がった。
    ハイライトはリング上の小口選手がその20万円の特注カツラを客席に投げ入れたシーン。
    太っ腹だなぁ~と思っていたら、何のことはない。後で回収に行ったのだそうだ。
    まぁ、キャッチした男性も特に禿げていたわけではなかったので、もらっても困っただろうからいいだろう。

    どうせなら、ハゲの男性だけを集めて小口選手の試合をやったらもっと盛り上がると思うがどうだろうか。
    小口選手の入場を、大声援と輝くハゲ頭で迎える超満員の観客。
    リングから投げ入れられたカツラは、客席のハゲおじさんが見事に頭でキャッチ。もちろんそのままお持ち帰りいただく。
    対戦相手はフサフサ剛毛の地毛を持ったボクサー。彼は何にも悪いことをしていないのに(それどころか、真面目にボクシングに取り組んで生きてきたというのに)観客全員から生理的な敵意を持った眼差しで見られてしまうのだ。これ以上アウェーな状況はないんじゃないだろうか。
    照明代も普段の70%程度で済むだろうし、映像的にも映えるのでテレビ取材が今以上に殺到することは間違いない。
    やってくれないかなぁ。実現したら僕も見に行きますよ!(……ん?)


    リングからの投げ入れといえば、リングから客席にツバを飛ばすことで有名なプロレスラー・永源遥が先月引退した。
    http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/photo/200603/23/a03/p15.html

    筆者自身プロレス会場には何度も足を運んでいるが、永源のツバをうまくキャッチし小ビンに詰めて大切に持ち帰る客……というのは聞いたことがない。
    しかし、観客思いの永源は、おそらく毎日の歯磨きを欠かさなかったのではないだろうか。

    #1:しりとり→「リステリン」

    【ライター:コースケ】


     みなさーん。はじめまして。おまたせしましたブログ「しりとり多事争論」をスタートします! このブログはふたりのライターが交代で執筆しますが、なんのことはない。タイトルの末尾をしりとりで続けるという単純明快なルールがあるだけの他愛もないブログですー。ただ末尾が「ん」で終わるタイトルの場合は「ん」のひとつ前の文字を拾うことにしたいと思ってます。書けるネタが限られるから。それ以外はタブーなく、なんでもヤリ玉にあげていきたいと思ってます。一応、社会派ブログ(微妙)……とはいえまあ、そんなにキツく縛りあげることなくゆる~い感じでいきたいと思いますので、ゆる~い感じで読んでくださいまし。




     まずは自己紹介。まず自分は某週刊誌の記者をしているコースケと申します。いずれこぼれネタとか仕事上のヘンな体験なんかも織り交ぜていければいいなと思ってます。ま、すべてはタイトルがうまいこと、しりとりでつながればの話ですがー。


     さーて、まず最初のキーワードは「しりとり」の「り」からというリクエストなんで、第一回のお題は「リステリン」から行きましょう! (ここでいうリステリンとは一般名詞の洗口剤ってことでヨロシクっす)


     おいらの友達の彼女で、ぜーんぜん歯を磨かないってのがいるんです。見た目はふつうにキレイな子なんですが(伊東美咲似、まじかわいい)、なぜか磨かない。そうすると当然ながら口臭が出てくる。さらに当然のことながら、どーなってんの、と思うわけです。ところが彼氏に聞いてもナゼ磨かないのかわからないし、聞けないというんです。それとなく食べてないと知ったうえで「ニンニク食った?」なんていってはみてるらしいけど、本人も全然気づかないし、なかなかはっきり言えない。それ以外はかわいいし料理も上手ないい娘で、別れたくはない。だから気を悪くさせられない、というんですね。

     価値観はそれぞれですけど、口臭ってどうですかね。おいらはけっこうキツイな。ましてや女の子ですもの。女の子としては逆にどうなんだろ。言われたほうが楽なのか、言われたら死にたくなって別れたくなっちまうのか。男子永遠の悩みであります。だけどなー。想像してみよう。……どんなにカワイイ子でも、エッチとか萎えると思う、俺様は。好きな方には堪らないんだろうけどなあ。もったいない。たしかに言えないよ、おまえ口が臭いって。男同士でも言えない。みんなどうよ。しかしまあ、ここまでは磨けば済むハナシ。歯糞を取ればおおかた解決するんだろう。




     ここでお題の「リステリン」だけれども、一時流行った本「買ってはいけない」にも登場。プロピレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸塩、高濃度アルコール、エデト酸塩、タール色素なんていう、口腔内に取り入れたら発ガン性があるとまでいわれる物質が含まれているんだそうですよ。おまいら、やばいよ。「おまえ口がクセーよ。リステリンしろ」とかいって相手が口腔ガンにでもなったら、訴えられるかもしれない。口腔内、とくに舌下の粘膜は吸収力がヒジョーに高いらしい。

     ガンになるかもしれないんだったら、考えようによっては人間は臭いくらいほうがいいのかもしれない。匂いフェチの人もいるし(臭いフェチとは違うんだろな)。そして歯は水で磨くべきなのかもな。


     さーてここで登場、びっくりアメリカ人!(推定)。おそるべし! リステリン(大ボトル)をイッキ飲み! こりゃ死ぬわ。http://www.muchosucko.com/video-listerinechug.html


    ということで、次のお題はまた「り」です!


    みなさんよろしくね。




    以上、文責:コースケでした。