ごきげんよう!
事務所のインスタグラムを更新しました!
ブログの方にアップするのを、すっかり忘れておりました!笑
おかげさまで無事に舞台の幕が上がり、本日は5日目の公演です!
連日、たくさんのお客さまにご来場いただき、感謝感激でございます。
14日までの短い公演ですので、ぜひ、この機会に遊びにいらしてくださいませ!
ご予約はコチラから!
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それでは、遅ればせながら、今日もインスタ文章をブログの方にもアップしてまいります!笑
レッツ、インスタグラム♪
(ぜったい流行らない言葉)
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こんにちは、平埜生成です。
ヒラノキナリ、と読みます。
気軽に「きなりん」と呼んでください。
舞台「兵卒タナカ」が無事に開幕しました!
吉祥寺シアターにて、14日まで上演中です!
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2月3日~14日
オフィスコットーネプロデュース
「兵卒タナカ」
吉祥寺シアター
上演時間
2時間50分(途中休憩は2回あります)
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実は、舞台「兵卒タナカ」の話は、2年前(2022年)の10月にオファーをいただいたんです。演出家、プロデューサーとオンラインミーティングをして、その熱い想いに胸を打たれ、お引き受けした作品です。
しかし、その5日後にプロデューサーの綿貫凛さんは、天国に旅立たれてしまいました。言葉を失う経験でした。
当時、キナリは別の舞台の稽古中だったので、目の前の舞台に集中しようと、頭の中から「兵卒タナカ」を追い出そうとしていました。
でも、心の奥底では「タナカの話、なくなっちゃうの……?」という本音がムクムクと顔を出していた。
「大変な状況の時に、こんなことを思ってしまうなんて……、自分は、極悪人なんじゃないか?」と自分で自分のことを罵倒したのですが、こう思ってしまうのは役者のサガなのかもしれません。
それからスグに「『兵卒タナカ』は進める方向みたいです」との連絡を受けましたが、状況が状況だったこともあり、しばらく半信半疑で過ごしていました。「そうは言っても、ムズカシイだろうなぁ」とね。
「運」と「ご縁」の世界で生きてるわけですから、こればっかりは仕方ありません。
理想と現実とのギャップに直面し、下唇を噛みしめていました。
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ところが、ある日、突然「詳細が決定しました!」という連絡が届いたんです。そこには心強い共演者、スタッフの名前がズラリと並んでいました。全身の筋肉がゆるみ、ふっと息が抜けていきました。夢のような気分でした。
仕事を引き継いだスタッフさんによる獅子奮迅の働きで、公演が正式に決まり、今、こうして「舞台」を上演することができているんです!
心から、感謝の気持ちしかありません!
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稽古が始まり、キャスト・スタッフと顔を合わせ、クリエイションを重ねていく中で、ずーっと、あの日の綿貫さんとの会話が頭の中を駆け巡っておりました。
「演劇だからこそ語れることがある」
なぜ演劇なのか。
映画じゃダメなのか。
ドラマじゃダメなのか。
本じゃダメなのか。
どうして演劇なんだ。
演劇にはなにがあるんだ。
演劇にはなにができるんだ。
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本番が始まった今でも考えます。正直なところ、明確な答えは見つかっていないのですが。でも、帰り道に、フと思ってしまうんです。
「ボクたちが語っていることは、なんなんだ?」
街を歩き、電車に揺られ、人の中を泳いでいると、ポツリポツリと言葉が浮かんできます。一瞬、答えが見つかったと思いきや、スグに反論も思いついてしまう。そうして言葉は泡のようにパチンと消えていく。こんなことの繰り返しです。
ずっと探し続けなければならないのかもしれませんね。
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さて。
今日も本番です。
今日はどんな発見があるのか。
一回一回を大切に、探していこうと思います!
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
「兵卒タナカ」は、14日まで。吉祥寺シアターにて上演中です!
ぜひ、遊びに来てください!
では、また!
平埜生成
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「兵卒タナカ」HP
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