不倫という名の恋をして

不倫という名の恋をして

本来ならば、誠心誠意、子育てに没頭すべき時、いい母親になることをいつも自分に誓っていた時、なぜか毎日を息苦しく感じていました。そんなときのインターネットでの彼との出会い。誰にも言えなかった彼とのこれまでのことを、ここに綴っていきたいと思います。

8月18日。術後14日目。

痛み止めは食前3回を継続。扁桃腺が腫れている時と同じような喉の痛みは続いている。少しずつ痛みの度合いは良くなっているが、唾を飲む時の引っ掛かる痛みは消えない。

「起床時の痛み」の恐怖から、術後12日までは寝る前の痛み止めの坐薬を使用してきた。坐薬をして寝ると、起床時の痛みが殆どなくて快適だったので。

試しに13日目の夜に坐薬を使わずに眠ると次の日の朝はやっぱり喉も耳も痛くて💦もう暫くは坐薬のお世話になることを誓う。

食べ物は、そうめんや冷麦、うどんなどの麺類、お粥を中心にしている。蕎麦は大好きなのに、食べた後の喉の疲労感と鈍い痛みが続いたので暫く我慢。蕎麦特有の喉越し?がまだ早かったようだ。薬味のネギは沁みるので我慢。

煮物や炒め物な味付けは、通常通りでもあまり沁みなくなり、成長?を感じる。


〈睡眠時無呼吸症候群といびきについて〉

自分ではあまり自覚がなかった。

ただ、風邪気味の時や扁桃腺炎の後に続く咳で夜中眠れずにウトウトした時に、たまに息ができなくて目が覚めてしまうことは20歳ぐらいからあったのは覚えている。

その時は、睡眠時無呼吸とは全く思わず、むしろオカルト的な金縛りの感覚であった。意識は覚醒していて息を吸いたいのだが、身体が眠っていて思うように動かせず、半分うつらうつらの状態。体の金縛りが解けて息が吸えるようになると、飛び起きるようにして慌てて息を吸う…そんな感じだ。

今回の手術前に機械を付けて、実際の無呼吸の回数を記録したが、それによると自分が気が付かないうちに息が止まっていることが結構何回もあることを知り、とても驚いたのを覚えてる。


そして、睡眠時無呼吸症候群に付き物の「いびき」について。


自分ではあまり気にしてこなかったが、実は中学や高校の修学旅行の時は必ず指摘されていた

優しい友達は「疲れてると仕様がないよ」と言ってくれていたし、自分では大したレベルではないと思っていた。

そう言えば、父もいびきがとても大きくてうるさく、時々、ピタッと止まってまたイビキの繰り返しだったっけ。

結婚していた時には、元旦那からも「イビキ凄いよ。でも、もう慣れた。」と言われていた。

1号や2号も、そういうものだと思っていたようで、私と一緒にいつもスヤスヤ寝ていた。

そう言えば、卓にも「ひらりのイビキは凄いから、一緒に暮らしたら同じ部屋には寝られない💦」と言われたことがあったなあ(笑)。

このいびきが、扁桃腺摘出後にどうなるかは、ひと月ぐらいしないとわからないそうだ。(全ての腫れが引くまで)


今回の手術で無呼吸もいびきもなくなってるのか…?

まだ、わからないが、そうであったらいいなと心から願っている。





8月10〜13日。術後7〜9日目。

手術後の分厚い白い瘡蓋が剥がれ始める。喉がヒリヒリ。食べ物が沁みて辛い。

瘡蓋は自然に剥がれて無意識に飲み込んでる方が多いと思う。だが、たまに喉奥で何かが引っ掛かってベタっとひっついている時があり(おそらく瘡蓋)、喉に力を入れて吐き出したい(ガーッ!ペッ!)気持ちになるが、出血の怖さから我慢する。

非常に不快だが我慢。咳がやけに多かったが、異物を出そうとする働きなのかも。

何とも気持ち悪いがとにかく我慢。

13日の夜に喉を鏡で見ると、分厚い瘡蓋の大半がなくなって、患部が薄い白い膜に覆われている。舌👅の痺れも少し軽快。

鎮痛剤1日食前3回。就寝前鎮痛剤坐薬。

食事は苦痛。会話すると喉が疲れる。

午後〜夕方は耳がボーっと痛いが、鎮痛剤を飲まなくても我慢できる範囲。


⭐️⭐️手術までのこと⭐️⭐️

幼い頃から疲れて風邪っぽくなると、すぐに上顎が痒くなった。程なくして熱が出て、喉が痛くなると唾を飲み込むのも痛い…を繰り返してきた。


小児科に行くと、いつもDr.から

扁桃腺大きいね!

抗生剤出すから飲んでね!

と言われる。幼い私は『ヘントウセン』は『インフルエンザ』と同じ病名で、『コウセイザイ』という病院の薬を飲まないと治らないと理解していた。

小児科のDr.は巨大な綿棒の先っぽにイソジン?の源液をたっぷり浸し、私の扁桃腺に直接グリグリ塗った。オエッとなりながらその処置に耐えるのはいつものこと。そうしてもらうとその夜から少しずつ症状が軽快していった。


小学校2年の時に、いつものヘントウセンだと思っていたら『猩紅熱〜ショウコウネツ(現在の溶連菌感染症)』と診断されて、市内の病院🏥に隔離入院させられた。正確な日数は覚えてないが、多分1週間〜10日ぐらい。母が面会に来ても、面会室の小窓から僅かに顔が見えるだけで、触れることも近寄ることもできなくてとても心細かったのを覚えてる。私の自宅には保健所から防護服のような物を着た人達が来て、家中に消毒剤のような粉をまいていったと後で聞いた。今と違って溶連菌に対して有効な薬がまだなくて、発症者は隔離入院が基本だったらしい。


それからも何度も『ヘントウセン』を繰り返し、中学の時に内科のDr.に「慢性扁桃腺肥大」とカルテに書かれ、別の病気でかかった耳鼻科のDr.にも「うわっ!扁桃腺大きいね!」と言われたが、自分にとって『ヘントウセン』は慣れ親しんだことだったので、特段気にせず生活していた。


その後大人になってからも「喉が痒い→発熱→ヘントウセン→気管支炎」のフルコースが自分の風邪の定番だったが、体力があり痛みにも強かったので大事に至らずに済んできた。その中で、1年に1〜3回は『溶連菌』に感染していたが抗生剤をもらえば治ることもわかっていたので別に気にしてこなかった。


歳を取るにつれて『ヘントウセン』になっても、若い時のように高熱が出ることは少なくなりダラダラと微熱が続くようになっていった。抗生剤がすぐに効かないことも多くなり、気付くと種類を変えながらひと月近く飲み続けていることも増えていた。


そうしているうちに、2020年からコロナが始まった。マスクと消毒のおかげか風邪をひかなくなり、喉を腫らすことも殆どなくなった。何度か溶連菌らしい症状(喉が真っ赤・舌のブツブツ)も出てきたが、熱があると簡単に病院で診察を受けられないので、抗生剤は手に入らず、市販の風邪薬とイソジンのうがいで乗り切った。とにかく体力を落とさないように気を付けた。


コロナが落ち着いた2022年年末、久しぶりに高い熱を出し、ヘントウセンを腫らした。おせちも殆ど食べずに正月を過ごし、正月明けの熱が下がったタイミングで、引越し先の初めての耳鼻科クリニックを受診。すぐの検査で溶連菌と判明。薬を飲んで一旦落ち着くが、またその月末に発熱。同じく溶連菌で抗生剤を処方。なかなか37度台の熱が引かず、何度か受診して薬を替えていた。


その際に、喉が腫れてるからか窒息しそうになって夜中に目が何度も覚めて怖いとクリニックのDr.に伝えると、Dr.は鼻からスコープを入れて喉の様子を確認し、睡眠時無呼吸症候群の検査を勧めてきた。

家で検査を行い、検査結果は中度。寝ていて窒息しかかって目覚めるのは風邪の時はほぼ毎回。ソファーに座って上を向いて居眠りしている時もたまにあった。そのこともDr.に伝えると、Dr.は何かを考えながらカルテに書いた後、こう言った。

扁桃腺取りましょうか。

この大きさなら取った方がよいと思います。総合病院に紹介状を書きますから。

こうして、私は「睡眠時無呼吸症候群の病状改善の為」という理由で、長年一緒に暮らしてきた『ヘントウセン』の摘出手術に踏み切ることになった。


実は2021年4月から異動で職場が変わり、大変な状況が毎日続いていた。毎日ヘトヘトで、夕方になるとデスクでついコックリコックリと居眠りをしてしまうことが増えていて、同僚や上司からは「大変そうだからね〜」「毎日、すごい疲れてるけど大丈夫???」と、よく声をかけられていた。確かに午後になると尋常じゃない眠気に襲われていたし、時には車の運転中にウトウトしてヒヤッとすることもたまにあった。それは全部、年齢と仕事がキツくなったせいだと思い込んでいたけど、実は睡眠時無呼吸症候群の症状の現れだったのかもしれない。

クリニックでもらった紹介状を持って総合病院に行くと、副院長でもある耳鼻科の一番偉いDr.が診察して検査をしてくれた。

そして、

①奥の気道に扁桃腺が張り出している。

②この年齢でこの大きさはあり得ない。

③年齢と共に舌の筋肉が衰えてきて、寝ている間に気道に落ち込みやすくなる。元々大きい扁桃腺と一緒にそれが気道を塞いで無呼吸になっている。

④手術をすれば、今悩んでることの100%全てが改善するとは保証できないが、必ず何らかの改善がある。

と説明してくれてすぐに手術日を決めた。

仕事に穴をそんなに空けられないので、お盆休みに合わせ、ひと月半後の手術日を予約した。

これが、私の今回の扁桃腺摘出手術に至るまでの経緯である。

8月12日。退院後。術後8日目。


明日から、日々の様子に加えて手術や入院の時のことを、少しずつ詳しく記録していこうとおもいます。


自分が手術を決めてから入院するまで、そして手術が終わって療養している間も、同じ体験をした方のブログを読んだり動画を見たりすることは、とても励みになりました。

そして、痛さが常に付きまとう自分の状況を冷静に見る上でとても役に立ちました。

なので、自分の体験も誰かの何かの役に立つのではないかと思い、今回、このブログで記録を残しています。


症状も治療の進み方も人それぞれなので、全員に当てはまらないことも、きっとたくさんあると思います。


手術前の不安や術後の痛みと戦っている最中の皆さんの気持ちが少しでも柔ぎますように。


毎日の更新は難しいかもしれませんが、やってみますね!


8月10日。術後6日目。

濡れマスクと寝る前の坐薬で

目覚めた時の痛みは少ない。

寝る前にかなり咳き込んでるので

心配になり、鏡の前で喉を見るが

変化はない。

看護師さんがやって来る。

「今日、退院ですねー。血は出てないですか?ちょっと喉見せてくださいねー」


退院に向けてのタイムスケジュールなどを聞いてから朝ごはん。

これが病院での最後の食事。

最早薄味とも何も感じなくなっている。

ヤクルトも沁み具合が少なくなった。

成長した(?)自分を感じる。


朝食の後の歯磨きとうがいをしていると

女医Dr.👩‍⚕️が来てくれて、喉をチェック。

退院後の注意として…

①煎餅🍘やスナック菓子は硬いので瘡蓋を引っ掛けて剥がしてしまうので控える。

②パンやご飯はよく噛んで柔らかくして。丸呑みはしない。(瘡蓋対策)

③辛い物、酸っぱい物、炭酸飲料、お酒など刺激物は、沁みるうちは治りが遅くなるからやめる。

などの説明を受け、次回の診察日の確認をしてお別れをした。

お世話になりました!

ありがとう!ドクター🙇‍♀️


そして無事退院✨✨✨

外がとっても暑いことを改めて実感。

荷物が重いのでタクシーで帰ろうと思っていたのだが、タクシーが捕まらず💦

暑い中、駅まで10分ほどを歩き、地下鉄に乗って無事家に辿り着いた。

こうして、あんなに怖がっていた私の入院生活は、あっという間に終わった。




8月9日。術後5日目。

目覚めた時「よく寝た」と思えた。

昨日より目覚め時の痛みが少ない。

起き上がっていると、少しずつ喉と耳の痛みが増してくる。

それでも「よく寝た」感のせいか、体が軽く感じた。

外来の前に担当の女医Dr.👩‍⚕️が部屋に来て、喉を見る。問題ないらしい。

「今日これからとか、明日の朝とか急に出血することもあるんですが、何もなければ明日退院です!」と言われる。思わず「まだこんなに痛くても退院なんですね…」と口にすると

痛いのは仕方ないんで👩‍⚕️

とキッパリ言われた。


お約束のロキソニンを飲んで朝ごはん↓

ヤクルトを飲む時は、まだほんの少し構えがいるが、ちびちび飲みもだいぶ慣れてきた。


朝の吸入(ステロイド)をしてウトウトしていると、また耳の奥が急にボワンボワンして何とも言えない締め付けるような痛みに襲われる。

喉の痛みは、喉を動かさず何も飲み込まなければ感じないけど、耳の痛みは黙っていても痛いから結構辛い。

看護師さんからカロナールをもらって飲む。

昨日に比べて咳が多く出て苦しい。

一度咳が出始めると、痰を出そうとしてるのか激しい咳が続くので、出血🩸しないかヒヤヒヤしてしまう。

乾燥?なのかな?

とにかく咳がなるべく出ないように濡れマスクをしてじっとして過ごす。

昼ごはん↓


カロナールのおかげで耳の痛みは良くなっていた。

ステロイドの吸入をしているとイケメン薬剤師さん👨‍💼が退院後の薬を持ってきた。

入院中と同じように、ロキソニン、胃薬、痛み止めの坐薬、カロナール、と大量の鎮痛剤の袋。

袋を受け取った私が「痛み止めしかないんですね…」と言うと、

今は、痛い時期なんで。

痛み止め飲んで食べて

傷を治すしかないです!👨‍💼

と励まされた。


シャワーを浴びてスッキリしてiPadで前から気になっていた映画を観る。

これ↓A24配給

映画「ラム」

……セリフが少なかったので、ベッドで観るにはちょうどいいが、内容的には…入院中はあまり勧めないかな💦


そうこうしているうちにもう夜ご飯

全粥300gが結構キツい💦

でも、頑張っておかずは完食!

夜ご飯の後から咳が更にひどくなってきた。出血🩸のことが頭にあり、痰は必ずティッシュに出して確認するが、今のところは大丈夫だ。

咳の合間をぬって、歯磨きとイソジンうがいをするが(今日からガラガラうがい解禁)、喉の奥から結構、食べかすのようなものが出てくるので(汚くてすみません💦)、傷跡の上にできている白い瘡蓋に結構引っかかるのかなーと思った。 


口の中の瘡蓋イメージ↓

(自分の口の中が上手く撮影できないので似た画像です。怪我や細胞の画像が苦手な人は閲覧注意!)


私の場合は、左側の方がもっと白い範囲が広く、のどちんこが腫れ上がってほぼ周りの壁と一体化している。

実は私、のどちんこも一緒に切除されたと思い込んでいたのだが、女医Dr.👩‍⚕️が今朝

まだのどちんこ張り付いて苦しいよね?

腫れが取れてないから。

と話していたので、残っていることを初めて知った(笑)。


明日は退院。 

どうか病院でも家でも出血🩸しませんように。

病室の窓から↓

最後の夜(になるかな?)の景色