安室奈美恵の昨年のツアーを収めたBlu-ray作品をレビューします。このツアーは昨年リリースされたバラードベスト「Ballada」発表後のツアーという事もあり、どんなツアーになるのかと思っていたのですが、基本的にはダンスナンバーを中心に、いつもの安室ワールドが炸裂するライブになってました。それにしても安室さん、全く変わらない。ここ数年のライブビデオを続けてみても、いつのライブかパッと見ただけではわからない。ただ、表現力は年々増してるなあと思います。でも、全体的にとても楽しそうに歌っているのが、すごくいい。表情もいいし、歌い終わりに笑い声交じりの歌声になったり。生で見るとハコが大きすぎてわからない細かいニュアンスも映像で見るとそれがよく伝わる。ちなみに豪華盤はボーナストラックまで入れると40曲になるボリューム。どのパフォーマンスもいいけど、ダンサーと椅子取りゲームしながらパフォーマンスする「FUNKY TOWN」、平井堅とのコラボチューンを今回はソロで聴かせる「グロテスク」、客席との一体感の「Contrail」、ちょっとサイケなサウンドがカッコいい「SWEET KISSES」、しっとり聴かせる「The Meaning Of Us」、「Love Story」、リリース当時とは違い、穏やかに歌う姿が印象的な「SWEET19 BLUES」あたりがおススメ。さらに、本編後半からラストにかけての駆け抜けるような疾走感と逞しさもいいし。
そして特典映像では公演ごとに日替わりで披露されたバラードを収録してます。こちらは「HimAWArI」、「think of me」、「I WILL」、「Four Seasons」など、ちょっと懐かしい曲も聴けてお得。
ダンスナンバーとは違い、詞の世界も堪能できるし。個人的には「Dreaming I was dreaming」が
聞けたことがうれしかったです。